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公開番号2020179695
公報種別公開特許公報(A)
公開日20201105
出願番号2019081767
出願日20190423
発明の名称運転補助装置
出願人個人
代理人個人
主分類B60T 7/04 20060101AFI20201009BHJP(車両一般)
要約【課題】オートマチック車において、ブレーキペダルとアクセルペダルの踏み間違いを未然に防止する。
【解決手段】運転補助装置1は、ブレーキペダルステー21に対して車両進行方向に向かって運転席前床面1000で左側に配置され、運転者の足で踏み込み及び踏み戻し可能とされる足踏ペダル14を有する。また、足踏ペダル14とブレーキペダルステー21とを機械的に連結させて足踏ペダル14の動きに連動させてブレーキペダルステー21を操作する第1L字部材22及び第2L字部材25を有する。足踏ペダル14は、ブレーキペダルステー21に対して任意の位置に配置可能とされている。第1L字部材22及び第2L字部材25は、ブレーキペダルステー21と足踏ペダル14との間で伸縮可能とされかつ伸縮後の伸縮状態を維持可能とされブレーキペダルステー21と足踏ペダル14とを連結する伸縮構造を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
オートマチック車運転席前床面の運転者足下に配置され、操作されて制動力を発生させる制動力発生手段に対して車両進行方向に向かって運転席前床面で左側に配置され、運転者の足で踏み込み及び踏み戻し可能とされる足踏ペダルと、
前記足踏ペダルと前記制動力発生手段とを機械的に連結させて前記足踏ペダルの踏み込み及び踏み戻しの動きに連動させて前記制動力発生手段を操作する連動手段と、を有し、
前記足踏ペダルは、前記制動力発生手段に対して任意の位置に配置可能とされ、
前記連動手段は、前記制動力発生手段と前記足踏ペダルとの間で伸縮可能とされかつ伸縮後の伸縮状態を維持可能とされ前記制動力発生手段と前記足踏ペダルとを連結する伸縮構造を有することを特徴とする運転補助装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記伸縮構造は、車両前後方向、車両横方向及び上下方向の3軸方向の少なくとも何れかで伸縮することを特徴とする請求項1に記載の運転補助装置。
【請求項3】
前記伸縮構造は、前記制動力発生手段に取り付けられ当該制動力発生手段に対して上下方向で伸縮する上下方向伸縮部、前記足踏ペダルの踏み込み及び踏み戻しの動きに連動する連動部材、及び車両横方向に沿って配置され車両横方向で伸縮し前記上下方向伸縮部と前記連動部材とを繋ぐ横方向伸縮部を有する請求項1又は2に記載の運転補助装置。
【請求項4】
前記伸縮構造は、前記制動力発生手段に取り付けられ当該制動力発生手段に対して上下方向で伸縮する上下方向伸縮部、前記足踏ペダルとの車両前後方向の距離が調整可能にされ前記足踏ペダルの踏み込み及び踏み戻しの動きに連動する連動部材、及び車両横方向に沿って配置され車両横方向で伸縮し前記上下方向伸縮部と前記連動部材とを繋ぐ横方向伸縮部を有する請求項1乃至3の何れか1項に記載の運転補助装置。
【請求項5】
前記伸縮構造は、板状又は棒状で略L字状をなす第1及び第2L字部材1対を有しており、前記第1L字部材の一辺の部位が前記制動力発生手段に直接的又は間接的に取り付けられ当該制動力発生手段に対して上下方向で伸縮し、前記第2L字部材の一辺の部位が前記足踏ペダルの踏み込み及び踏み戻しの動きと連動し、前記第1L字部材の他の一辺の部位と前記第2L字部材の他の一辺の部位とが車両横方向に沿って配置され互いに連結自在とされる請求項1乃至4の何れか1項に記載の運転補助装置。
【請求項6】
前記足踏ペダルは、転席前床面に回動可能に取り付けられてオルガンペダルになっており、
前記第2L字部材の一辺は、前記足踏ペダルの裏面に転がり接触構造により接触しており、
前記第1L字部材及び第2L字部材は、前記足踏ペダルが踏み込み及び踏み戻しされると、前記第2L字部材の一辺が転がり接触構造により前記足踏ペダルの裏面に対して相対移動することで前記第1L字部材及び第2L字部材全体で相対移動し前記足踏ペダルの踏み込み及び踏み戻しの動きに連動させて前記制動力発生手段を操作する請求項5に記載の運転補助装置。
【請求項7】
前記第2L字部材の一辺の部位には、前記足踏ペダルとの車両前後方向の距離を調整可能にする距離調整手段をさらに有する請求項5又は6に記載の運転補助装置。
【請求項8】
前記伸縮構造は、前記制動力発生手段に取り付けられ当該制動力発生手段に対して車両前後方向に伸縮する前後方向伸縮部、前記前後方向伸縮部に取り付けられ当該前後方向伸縮部に対して上下方向で伸縮する上下方向伸縮部、前記足踏ペダルの踏み込み及び踏み戻しの動きに連動する連動部材、及び車両横方向に沿って配置され車両横方向で伸縮し前記上下方向伸縮部と前記連動部材とを繋ぐ横方向伸縮部を有する請求項1乃至3の何れか1項に記載の運転補助装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、運転補助装置に関する。
続きを表示(約 9,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、運転補助装置として、足踏ブレーキペダルの左方に第2の足踏ブレーキペダルを併設することにより、急発進事故を防止しようとするものが提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開平1−74957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、オートマチック車において、ブレーキペダルとアクセルペダルの踏み間違いを防止することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、オートマチック車運転席前床面の運転者足下に配置され、操作されて制動力を発生させる制動力発生手段に対して車両進行方向に向かって運転席前床面で左側に配置され、運転者の足で踏み込み及び踏み戻し可能とされる足踏ペダルと、前記足踏ペダルと前記制動力発生手段とを機械的に連結させて前記足踏ペダルの踏み込み及び踏み戻しの動きに連動させて前記制動力発生手段を操作する連動手段と、を有し、前記足踏ペダルは、前記制動力発生手段に対して任意の位置に配置可能とされ、前記連動手段は、前記制動力発生手段と前記足踏ペダルとの間で伸縮可能とされかつ伸縮後の伸縮状態を維持可能とされ前記制動力発生手段と前記足踏ペダルとを連結する伸縮構造を有することを特徴とする運転補助装置である。
【0006】
本発明の第2の態様では、前記伸縮構造は、車両前後方向、車両横方向及び上下方向の3軸方向の少なくとも何れかで伸縮することが好ましい。
【0007】
本発明の第3の態様では、前記伸縮構造は、前記制動力発生手段に取り付けられ当該制動力発生手段に対して上下方向で伸縮する上下方向伸縮部、前記足踏ペダルの踏み込み及び踏み戻しの動きに連動する連動部材、及び車両横方向に沿って配置され車両横方向で伸縮し前記上下方向伸縮部と前記連動部材とを繋ぐ横方向伸縮部を有することが好ましい。
【0008】
本発明の第4の態様では、前記伸縮構造は、前記制動力発生手段に取り付けられ当該制動力発生手段に対して上下方向で伸縮する上下方向伸縮部、前記足踏ペダルとの車両前後方向の距離が調整可能にされ前記足踏ペダルの踏み込み及び踏み戻しの動きに連動する連動部材、及び車両横方向に沿って配置され車両横方向で伸縮し前記上下方向伸縮部と前記連動部材とを繋ぐ横方向伸縮部を有することが好ましい。
【0009】
本発明の第5の態様では、前記伸縮構造は、板状又は棒状で略L字状をなす第1及び第2L字部材1対を有しており、前記第1L字部材の一辺の部位が前記制動力発生手段に直接的又は間接的に取り付けられ当該制動力発生手段に対して上下方向で伸縮し、前記第2L字部材の一辺の部位が前記足踏ペダルの踏み込み及び踏み戻しの動きと連動し、前記第1L字部材の他の一辺の部位と前記第2L字部材の他の一辺の部位とが車両横方向に沿って配置され互いに連結自在とされることが好ましい。
【0010】
本発明の第6の態様では、前記足踏ペダルは、転席前床面に回動可能に取り付けられてオルガンペダルになっており、前記第2L字部材の一辺は、前記足踏ペダルの裏面に転がり接触構造により接触しており、前記第1L字部材及び第2L字部材は、前記足踏ペダルが踏み込み及び踏み戻しされると、前記第2L字部材の一辺が転がり接触構造により前記足踏ペダルの裏面に対して相対移動することで前記第1L字部材及び第2L字部材全体で相対移動し前記足踏ペダルの踏み込み及び踏み戻しの動きに連動させて前記制動力発生手段を操作することが好ましい。
【0011】
本発明の第7の態様では、前記第2L字部材の一辺の部位には、前記足踏ペダルとの車両前後方向の距離を調整可能にする距離調整手段をさらに有することが好ましい。
【0012】
本発明の第8の態様では、前記伸縮構造は、前記制動力発生手段に取り付けられ当該制動力発生手段に対して車両前後方向に伸縮する前後方向伸縮部、前記前後方向伸縮部に取り付けられ当該前後方向伸縮部に対して上下方向で伸縮する上下方向伸縮部、前記足踏ペダルの踏み込み及び踏み戻しの動きに連動する連動部材、及び車両横方向に沿って配置され車両横方向で伸縮し前記上下方向伸縮部と前記連動部材とを繋ぐ横方向伸縮部を有することが好ましい。
【発明の効果】
【0013】
本発明の前記第1の態様によれば、運転補助装置は、オートマチック車において、ブレーキペダルとアクセルペダルの踏み間違いを防止できる。
【0014】
本発明の前記第2の態様によれば、運転補助装置は、連動手段の伸縮構造が車両前後方向、車両横方向及び上下方向の3軸方向の少なくとも何れかで伸縮するため、足踏ペダルの配置位置の自由度を高めることができる。
【0015】
本発明の前記第3の態様によれば、運転補助装置は、連動手段の伸縮構造が上下方向にも車両横方向にも伸縮可能であるため、これらの2方向において足踏ペダルを任意の位置に配置できる。
【0016】
本発明の前記第4の態様によれば、運転補助装置は、連動手段の伸縮構造が車両前後方向にも上下方向にも車両横方向にも伸縮可能、又は制動力発生手段と足踏ペダルとの位置関係を調整できるようになっているため、運転者足下の3次元空間で足踏ペダルを任意の位置に配置できる。
【0017】
本発明の前記第5の態様によれば、運転補助装置は、連動手段の伸縮構造が第1及び第2L字部材から構成されるため、この伸縮構造、ひいては運転補助装置全体を簡素かつ低廉に実現できる。
【0018】
本発明の前記第6の態様によれば、運転補助装置は、足踏ペダルがオルガンペダルであっても、その足踏ペダルの踏み込み及び踏み戻しの動きが円滑に制動力発生手段に伝わるので、作動性を確保できる。
【0019】
本発明の前記第7の態様によれば、運転補助装置は、制動力発生手段と足踏ペダルとの車両前後方向の位置関係を調整でき、運転者足下の3次元空間で足踏ペダルを任意の位置に配置できる。
【0020】
本発明の前記第8の態様によれば、運転補助装置は、連動手段の伸縮構造が車両前後方向にも上下方向にも車両横方向にも伸縮可能又は距離が調整可能であるため、運転者足下の3次元空間で足踏ペダルを任意の位置に配置できる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1は、第1の実施形態に係る運転補助装置の全体を示す斜視図である。
図2は、運転補助装置の制動用ペダル装置の斜視図である。
図3は、運転補助装置の制動用ペダル装置の正面図である。
図4は、運転補助装置の制動用ペダル装置の側面図である。
図5は、運転補助装置の制動用ペダル装置の分解斜視図である。
図6は、運転補助装置のアクセルペダル装置の側面図である。
図7は、第2の実施形態に係る運転補助装置の制動用ペダル装置の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
【0023】
(第1の実施形態)
先ず、第1の実施形態を説明する。第1の実施形態では、運転補助装置を挙げている。
【0024】
図1は、第1の実施形態に係る運転補助装置の全体を示す斜視図である。図2は、運転補助装置の制動用ペダル装置の斜視図である。図3は、運転補助装置の制動用ペダル装置の正面図である。図4は、運転補助装置の制動用ペダル装置の側面図である。図5は、運転補助装置の制動用ペダル装置の分解斜視図である。図6は、運転補助装置のアクセルペダル装置の側面図である。
【0025】
(構成)
図1に示すように、運転補助装置1は、制動用ペダル装置10及びアクセルペダル装置40を有している。
【0026】
図1乃至図5に示すように、制動用ペダル装置10は、ペダル本体部100及び操作伝達部200を有している。ペダル本体部100は、運転席前床面1000の運転者足下の左側にねじ12で固定されるプレート11を有している。ペダル本体部100では、プレート11上に、蝶番13を介して足踏ペダル14が、蝶番13の軸心を中心として円弧状に所定の角度範囲内で矢印P、Q方向(図4参照)に回動可能に取り付けられている。これにより、足踏ペダル14は、いわゆるオルガン式ペダルとして構成されている。足踏ペダル14は、車両横方向における両端部に下方向(当該足踏ペダル14の裏面側)に突出した壁を有して略コ字形状に形成されている。蝶番13には、コイルスプリング15が、足踏ペダル14を常に矢印Q方向(足踏ペダル14が踏み戻される方向)に弾性的に付勢するように取り付けられている。
【0027】
ペダル本体部100は、足踏ペダル14が操作伝達部200を介して当該足踏ペダル14の車両右方向に位置する略板状のブレーキペダルステー21と繋がっている。操作伝達部200は、足踏ペダル14とブレーキペダルステー21とを機械的に連結させて足踏ペダル14の踏み込み及び踏み戻しの動きに連動させてブレーキペダルステー21を操作する。そのため、操作伝達部200は、第1L字部材22、第2L字部材25、及び楕円板部材27を有している。例えば、第1L字部材22、第2L字部材25、及び楕円板部材27は、ステンレス等の金属製である。操作伝達部200は、第1L字部材22が、ブレーキペダルステー21に取り付けられている。
【0028】
ブレーキペダルステー21は、常に車両後方向に弾性的に付勢された状態で配置されている。ブレーキペダルステー21の先端には、図2中に二点鎖線で示すように、本来のブレーキペダル20が元々取り付けられていたが、図1に示すように、取り除かれている。
【0029】
第1L字部材22は、ブレーキペダルステー21の左側面に取り付けられている。第1L字部材22は、板状で略L字状をなしており、上下方向に延びてブレーキペダルステー21に取り付けられている一辺の部位22cと、車両横方向(図2中に示す矢印Y方向、車幅方向)に延びる他の一辺の部位22dとを有している。
【0030】
第1L字部材22は、ブレーキペダルステー21の上下方向(図2中に示す矢印Z方向)の任意の位置(高さ)に設置された状態でボルト締結によって取り付けられている。ここで、ブレーキペダルステー21には、図5に示すように、2つの円形のボルト孔21aが上下方向に並んで形成されており、第1L字部材22の一辺の部位22cに係止溝22aが上下方向(当該一辺の部位22cの長辺方向)に沿って形成されている。そして、ブレーキペダルステー21に第1L字部材22の一辺の部位22cを所定の高さで宛がった状態で、2本のボルト23を第1L字部材22の係止溝22a及びブレーキペダルステー21の2つのボルト孔21aに挿通して2つのナット33を締め付けることにより、ブレーキペダルステー21に対して第1L字部材22が所定の高さで固定された状態になっている。
【0031】
第1L字部材22には、第2L字部材25が取り付けられている。第2L字部材25は、板状で略L字状をなしており、上下方向に延び足踏ペダル14と繋がっている一辺の部位25cと車両横方向に延びる他の一辺の部位25dとを有している。
【0032】
第2L字部材25は、車両横方向の任意の位置(左右位置)に設置された状態でボルト締結によって第1L字部材22の他の一辺の部位22dに取り付けられている。ここで、第1L字部材22は、他の一辺の部位22dに長孔22bが車両横方向(当該他の一辺の部位22dの長辺方向)に沿って形成されている。一方、第2L字部材25は、他の一辺の部位25dに係止溝25aが車両横方向(当該他の一辺の部位25dの長辺方向)に沿って形成されている。そして、第1L字部材22の他の一辺の部位22dの下側面に第2L字部材25の他の一辺の部位25dを所定の左右位置で宛がった状態で、2本のボルト24を第1L字部材22の長孔22b及び第2L字部材25の係止溝25aに挿通して2つのナット34を締め付けることにより、第1L字部材22に対して第2L字部材25が所定の左右位置で固定された状態になっている。
【0033】
第2L字部材25には、略楕円形板状の楕円板部材27が取り付けられている。楕円板部材27は、その先端部27dを車両前後方向(図2中に示す矢印X方向)の任意の位置(前後位置)に設置した状態でボルト締結によって取り付けられている。ここで、第2L字部材25は、一辺の部位25cに係止溝25bが上下方向(当該一辺の部位25cの長辺方向)に沿って形成されている。一方、楕円板部材27は、先端部27dとは反対側の部位となる基部27cに略U字形のボルト孔27a及び円形のボルト孔27bが形成されている。ボルト孔27aは、基部27cの外周に沿うように略U字形に形成されており、ボルト孔27bは、ボルト孔27aの下方で基部27cの外周に近い部位に形成されている。そして、第2L字部材25の一辺の部位25cの左側面に楕円板部材27を所定の角度にして宛がった状態で、2本のボルト26をボルト孔27a、27b及び第2L字部材25の係止溝25bに挿通して2つのナット36を締め付けることにより、第2L字部材25に対して基部27cが固定されて先端部27dが所定の前後位置に位置決めされた状態になっている。さらに、この楕円板部材27の先端部27dには、足踏ペダル14の裏面側に位置されるベアリング28が取り付けられている。ベアリング28は、その回転軸が車両横方向に平行になるように楕円板部材27の先端部27dに取り付けられている。ベアリング28の外輪は、足踏ペダル14の裏面の略中央部分(上下左右方向における略中央部分)に接触している。
【0034】
また、図1、図6に示すように、アクセルペダル装置40は、ペダル本体部400及びブロック49を有している。ペダル本体部400は、運転席前床面1000の運転者足下の右側にねじ42で固定されるプレート41を有している。プレート41上には、蝶番43を介して足踏ペダル44が、蝶番43の軸心を中心として円弧状に所定の角度範囲内で矢印M、N方向に回動可能に取り付けられている。これにより、足踏ペダル44は、いわゆるオルガン式ペダルとして構成されている。足踏ペダル44は、足踏ペダル14と同様な形状をしている。すなわち、足踏ペダル44は、車両横方向における両端部に下方向(当該足踏ペダル44の裏面側)に突出した壁を有して略コ字形状に形成されている。蝶番43には、コイルスプリング45が、足踏ペダル44を常に矢印N方向(踏ペダル44が踏み戻される方向)に弾性的に付勢するように取り付けられている。足踏ペダル44の裏面には、ステー46を介してベアリング47が回転可能に装着されている。ベアリング47は、その回転軸が車両横方向に平行になるように取り付けられている。一方、足踏ペダル44の車両前方向には、アクセルペダルステー48が配置されている。
【0035】
アクセルペダルステー48は、常に車両後方向に弾性的に付勢された状態で吊り下げられて配置されている。アクセルペダルステー48の先端には、本来のアクセルペダルが元々取り付けられていたが取り除かれている。アクセルペダルステー48の先端には、直方体状のブロック49がロックねじ50で止め付けられている。ブロック49の車両後方向に向く面にベアリング47の外輪が接触している。
【0036】
図1に示すように、アクセルペダル装置40の足踏ペダル44は、制動用ペダル装置10の足踏ペダル14の右方に所定の距離D1だけ離れた位置に配置されている。距離D1は、本来のブレーキペダル20と足踏ペダル44との距離より大きい。
【0037】
(動作、作用等)
次に、運転補助装置1の動作、及びその作用等の一例について説明する。
【0038】
最初に、オートマチック車の運転席前床面1000のへの運転補助装置1の取り付け作業を説明する。
【0039】
先ず、作業者は、車両から本来のアクセルペダル、ブレーキペダル20を取り除く。その後、作業者は、運転席前床面1000への制動用ペダル装置10のペダル本体部100及びアクセルペダル装置40のペダル本体部400の設置位置を決定する。その際、例えば、作業者は、運転席の足元の空間、運転操作性、運転者の運転姿勢、運転者の体格等を考慮し、設置位置を決定する。
【0040】
作業者は、設置位置を決めた後、制動用ペダル装置10及びアクセルペダル装置40を運転席前床面1000に取り付ける。このとき、制動用ペダル装置10の取り付けについては、作業者は、ブレーキペダルステー21と制動用ペダル装置10のペダル本体部100の設置位置との位置関係を基に、ブレーキペダルステー21が操作伝達部200を介してペダル本体部100の足踏ペダル14に繋がるように操作伝達部200の各部を調整する。
【0041】
このとき、作業者は、ブレーキペダルステー21とペダル本体部100の設置位置との上下方向の位置関係から、ブレーキペダルステー21に第1L字部材22の一辺の部位22cを宛がう位置を調整する。そして、作業者は、ブレーキペダルステー21が操作伝達部200を介してペダル本体部100の足踏ペダル14に繋がる適切な位置になったとき、ボルト23及びナット33によってブレーキペダルステー21に対して第1L字部材22を固定する。
【0042】
また、作業者は、ブレーキペダルステー21とペダル本体部100の設置位置との車両横方向の位置関係から、第1L字部材22の他の一辺の部位22dと第2L字部材25の他の一辺の部位25dとの車両横方向における取り付け位置を調整する。このとき、例えば、位置の調整は、楕円板部材27に取り付けられているベアリング28が足踏ペダル14の裏面で車両横方向における略中央に位置するように行う。そして、作業者は、ブレーキペダルステー21が操作伝達部200を介してペダル本体部100の足踏ペダル14に繋がる適切な位置になったとき、ボルト24及びナット34によって第1L字部材22の他の一辺の部位22dと第2L字部材25の他の一辺の部位25dとを固定する。
【0043】
さらに、作業者は、ブレーキペダルステー21とペダル本体部100の設置位置との車両前後方向の位置関係から、第2L字部材25の一辺の部位25cに楕円板部材27を宛がう位置を調整する。このとき、作業者は、ベアリング28の外輪が足踏ペダル14の裏面の略中央部分に接触するように、円形のボルト孔27bで高さ位置を調整しつつ、U字形のボルト孔27aで前後方向の位置を調整する。そして、作業者は、ブレーキペダルステー21が操作伝達部200を介してペダル本体部100の足踏ペダル14に繋がる適切な位置になったとき、ボルト26及びナット36によって第2L字部材25の一辺の部位25cに楕円板部材27を固定する。
【0044】
このように、操作伝達部200をなす第1L字部材22、第2L字部材25、楕円板部材27及びベアリング28は、ブレーキペダルステー21と足踏ペダル14との間で伸縮可能とされている。そして、操作伝達部200をなす第1L字部材22、第2L字部材25、楕円板部材27及びベアリング28は、ボルト締結によって固定されて伸縮後の伸縮状態を維持可能とされている。
【0045】
一方、アクセルペダル装置40の取り付けについては、作業者は、アクセルペダルステー48とアクセルペダル装置40のペダル本体部400の設置位置との上下方向の位置関係から、アクセルペダルステー48にブロック49を取り付ける位置を調整する。このとき、作業者は、足踏ペダル44の裏面に取り付けられているベアリング47の外輪がブロック49の車両後方向に向く面に接触するように、ロックねじ50によってアクセルペダルステー48に対してブロック49を固定する。
【0046】
車両への運転補助装置1の取り付け作業後、以下に述べるとおり、運転者は、車両運転時に、加速時と減速時とで右足と左足を適宜使い分けて制動用ペダル装置10及びアクセルペダル装置40を操作する。
【0047】
先ず、車両を加速させるときには、運転者は、右足でアクセルペダル装置40の足踏ペダル44を踏み込む。すると、図6に示すように、足踏ペダル44が蝶番43の軸心を中心として矢印M方向に回動する。この足踏ペダル44の動きに連動してベアリング47が車両前方向に押されて移動し、それに伴ってブロック49が車両前方向に押されて移動する。その結果、アクセルペダルステー48が車両前方向に移動するため、車両が加速する。
【0048】
このとき、ブロック49は、足踏ペダル44の裏面に転がり接触構造により接触しているので、足踏ペダル44が操作されて矢印M方向に回動しても、ブロック49は支障なく車両前方向に移動する。したがって、車両の加速は円滑に行われる。
【0049】
一方、車両を減速させるときには、運転者は、それまで右足で踏み込んでいたアクセルペダル装置40の足踏ペダル44を踏み戻すとともに、左足で制動用ペダル装置10の足踏ペダル14を踏み込む。すると、足踏ペダル44の踏み戻しに伴って、足踏ペダル44がコイルスプリング45の弾性力により元に戻る。そのため、アクセルペダルステー48が車両後方向に移動し、車両の加速が中止される。また、足踏ペダル14の踏み込みに伴って、図1乃至図4に示すように、足踏ペダル14が蝶番13の軸心を中心として矢印P方向に回動する。この足踏ペダル14の動きに連動してベアリング28が車両前方向に押されて移動し、それに伴って操作伝達部200の全体が車両前方向に移動する。すなわち、操作伝達部200が、足踏ペダル14の裏面でのベアリング28の転がり接触により、足踏ペダル14に対して相対的に移動しつつ、車両前方向に移動する。その結果、ブレーキペダルステー21が車両前方向に押されて移動するため、車両が制動力を受けて減速する。
【0050】
このとき、楕円板部材27は、ベアリング28を介して足踏ペダル14の裏面に転がり接触構造により接触しているので、足踏ペダル14が操作されて矢印P方向に回動しても、操作伝達部200は支障なく車両前方向に押されて移動する。したがって、車両の減速は円滑に行われる。
(【0051】以降は省略されています)

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