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公開番号2020173079
公報種別公開特許公報(A)
公開日20201022
出願番号2019076556
出願日20190412
発明の名称ダクト
出願人株式会社デンソー
代理人特許業務法人ゆうあい特許事務所
主分類F27D 1/04 20060101AFI20200925BHJP(炉,キルン,窯;レトルト)
要約【課題】熱風が起因する熱応力による損傷の発生を抑えるようにした中間ダクト部32を提供する。
【解決手段】中間ダクト部32は、熱風の主流方向に直交する断面においてダクト分割部材40、41、42、43を囲むように配置されてダクト分割部材40、41、42、43を支える支持部材44、45を備える。熱風ダクト30に熱風が流通することが停止されたとき、ダクト分割部材40、41の間には、隙間32bが形成され、ダクト分割部材41、42の間には、隙間32cが形成され、ダクト分割部材42、43の間には、隙間32dが形成され、ダクト分割部材40、43の間には、隙間32eが形成されている。熱風ダクト30に熱風が流通するときに、ダクト分割部材40、41、42、43が熱膨張して隣り合う2つのダクト分割部材の間の隙間32b、32c、32d、32eが閉塞される。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
熱風を流通させる空気流路(32a)を形成するダクト(30)であって、
前記熱風の主流方向に直交する断面において前記空気流路を囲むように並べられて前記空気流路を形成する複数のダクト分割部材(40、41、42、43)と、
前記熱風の主流方向に直交する断面において前記複数のダクト分割部材を囲むように配置されて前記複数の分割部材を支える支持部材(44、45)と、を備え、
前記複数のダクト分割部材が並ぶ方向を並び方向としたとき、前記熱風の流通の停止時に、前記複数のダクト分割部材のうち前記並び方向にて隣り合う2つのダクト分割部材の間には、隙間(32b、32c、32d、32e)が形成されており、
前記熱風の流通時に、前記熱風によって前記複数のダクト分割部材が熱膨張して前記隣り合う2つのダクト分割部材の間の前記隙間が閉塞されるダクト。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記複数のダクト分割部材が熱膨張することにより前記隣り合う2つのダクト分割部材が干渉して弾性変形した状態で前記隙間が閉塞される請求項1に記載のダクト。
【請求項3】
前記複数のダクト分割部材は、それぞれ、前記主流方向に直交する幅方向に亘って前記主流方向に延びるように形成されており、
前記熱風の流通の停止時に、前記隣り合う2つのダクト分割部材は、互いの前記幅方向の端部の間に、前記隙間が形成される請求項1または2に記載のダクト。
【請求項4】
前記複数のダクト分割部材は、それぞれ、前記主流方向に直交する幅方向に亘って前記主流方向に延びるように形成されている内壁(40c、41c、42c、43c)を有し、
前記隣り合う2つのダクト分割部材のうち一方のダクト分割部材の前記幅方向の端部と他方のダクト分割部材の前記内壁との間に、前記隙間が形成される請求項1ないし3のいずれか1つに記載のダクト。
【請求項5】
熱風を流通させる空気流路を形成するダクト(30)であって、
前記熱風の主流方向に直交する断面において前記空気流路を囲むように並べられて前記空気流路を形成する複数のダクト分割部材(40、41、42、43)と、
前記複数のダクト分割部材が並ぶ方向を並び方向としたとき、前記熱風の主流方向に直交する断面において前記複数のダクト分割部材のうち前記並び方向にて隣り合う2つのダクト分割部材を連結する複数の弾性部材(50、51、52、53)と、
前記熱風の流通の停止時に、前記複数の弾性部材が延びた状態で、前記複数のダクト分割部材のうち前記並び方向にて隣り合う前記2つのダクト分割部材の間には、隙間(32b、32c、32d、32e)が形成されており、
前記熱風の流通時に、前記複数の弾性部材が縮んだ状態で、前記熱風によって前記複数のダクト分割部材が熱膨張して前記隣り合う2つのダクト分割部材の間の前記隙間が閉塞されるダクト
【請求項6】
前記複数のダクト分割部材が熱膨張することにより前記隣り合う2つのダクト分割部材が干渉して弾性変形した状態で前記隙間が閉塞される請求項5に記載のダクト。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ダクトに関するものである。
続きを表示(約 4,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、加熱炉において、長手方向端部に備える第1、第2の蓋とともに被熱部を収容する加熱室を形成する筒状の内壁と、内壁を包囲して内壁との間に気体流路を形成する外壁と、外壁と内壁との間に蛇腹リングとを備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このものにおいては、気体流路に熱風を循環流として流通させるための送風機とヒータとを備える。このため、蛇腹リングは、熱風により外壁と内壁とが膨張した際に、外壁と内壁との間の熱膨張差を吸収する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003−207272号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者等は、上述の特許文献1の加熱炉を参考にして、熱交換機のろう付け用の熱風加熱炉について検討した。
【0006】
この熱風加熱炉では、熱交換コアのワークをろう付けするために熱風を炉内に送風するために熱風ダクトが用いられる。熱風ダクトとしては、複数枚の板金をボルトによる締結して一体化したり、複数枚の板金を溶接して一体化したりすることにより製作することが考えられる。
【0007】
本発明者等の検討によれば、熱風加熱炉を急速に立ち上げる場合においては、熱風ダクト内の熱風の流通によって、熱風ダクトに短時間で温度上昇が生じるとともに、熱風ダクトの温度分布にて局所的なバラつきが生じ易い(図10参照)。
【0008】
このため、上述した複数枚の板金を一体化した熱風ダクトを用いる場合には、熱風ダクトには、熱風ダクトにおいて過大な熱応力が局所的に発生する。このため、熱風ダクトにおいて熱応力が起因して損傷の発生を招くおそれがある。
【0009】
本発明は上記点に鑑みて、熱風が起因する熱応力による損傷の発生を抑えるようにしたダクトを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、熱風を流通させる空気流路(32a)を形成するダクト(30)であって、
熱風の主流方向に直交する断面において空気流路を囲むように並べられて空気流路を形成する複数のダクト分割部材(40、41、42、43)と、
熱風の主流方向に直交する断面において複数のダクト分割部材を囲むように配置されて複数の分割部材を支える支持部材(44、45)と、を備え、
複数のダクト分割部材が並ぶ方向を並び方向としたとき、熱風の流通の停止時に、複数のダクト分割部材のうち並び方向にて隣り合う2つのダクト分割部材の間には、隙間(32b、32c、32d、32e)が形成されており、
熱風の流通時に、熱風によって複数のダクト分割部材が熱膨張して隣り合う2つのダクト分割部材の間の隙間が閉塞される。
【0011】
請求項1に記載の発明によれば、隣り合う2つのダクト分割部材の間に隙間を設けることにより、隣り合う2つのダクト分割部材が熱膨張するときに隣り合う2つのダクト分割部材の間で発生する応力を小さくすることができる。このため、熱風が起因する熱応力によってダクト分割部材に損傷が発生することを抑えることができる。
【0012】
したがって、熱風が起因する熱応力による損傷の発生を抑えるようにしたダクトを提供することができる。
【0013】
請求項5に記載の発明では、熱風を流通させる空気流路を形成するダクト(30)であって、
熱風の主流方向に直交する断面において空気流路を囲むように並べられて空気流路を形成する複数のダクト分割部材(40、41、42、43)と、
複数のダクト分割部材が並ぶ方向を並び方向としたとき、熱風の主流方向に直交する断面において複数のダクト分割部材のうち並び方向にて隣り合う2つのダクト分割部材を連結する複数の弾性部材(50、51、52、53)と、
熱風の流通の停止時に、複数の弾性部材が延びた状態で、複数のダクト分割部材のうち並び方向にて隣り合う2つのダクト分割部材の間には、隙間(32b、32c、32d、32e)が形成されており、
熱風の流通時に、複数の弾性部材が縮んだ状態で、熱風によって複数のダクト分割部材が熱膨張して隣り合う2つのダクト分割部材の間の隙間が閉塞される。
【0014】
請求項5に記載の発明によれば、隣り合う2つのダクト分割部材の間に隙間を設けることにより、隣り合う2つのダクト分割部材が熱膨張するときに隣り合う2つのダクト分割部材の間で発生する応力を小さくすることができる。このため、熱風が起因する熱応力によってダクト分割部材に損傷が発生することを抑えることができる。
【0015】
したがって、熱風が起因する熱応力による損傷の発生を抑えるようにしたダクトを提供することができる。
【0016】
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0017】
本発明の第1実施形態における熱風加熱炉の内部構造を示す模式図である。
図1中の熱風ダクトの側面図である。
図2中の熱風ダクトを図2中右側から視た図である。
本実施形態の熱風ダクトの中間部の斜視図である。
図4の熱風ダクトの中間部の出口側を図4中右側から視た図であり、熱風の流通開始前のダクト分割部材を示す図である。
図4の熱風ダクトの中間部の出口側を図4中右側から視た図であり、間隔の寸法の説明を補助するための図である。
図4の熱風ダクトの中間部の出口側を図4中右側から視た図であり、熱風が流通して間隔が閉じた状態のダクト分割部材を示す図である。
対比例である熱風ダクトの中間部の斜視図である。
本発明の第2実施形態における熱風ダクトの中間部の出口側を示す図であり、熱風の流通開始前のダクト分割部材を示す図である。
第2実施形態における熱風ダクトの中間部の出口側を示す図であり、熱風が流通して間隔が閉じた状態のダクト分割部材を示す図である。
本発明の第3実施形態における熱風ダクトの中間部の出口側を示す図であり、熱風の流通開始前のダクト分割部材を示す図である。
第3実施形態における熱風ダクトの中間部の出口側を示す図であり、熱風が流通して間隔が閉じた状態のダクト分割部材を示す図である。
対比例における熱風ダクトの側面図である。
図13中の熱風ダクトを図13中右側から視た図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
【0019】
(第1実施形態)
図1等に本発明に係る本第1実施形態の熱風加熱炉10の構成を示す。本実施形態の熱風加熱炉10は、車両空調装置用の熱交換器のワーク1をろう付けするための高温炉である。
【0020】
本実施形態のワーク1は、熱交換器のうち複数本のチューブと熱交換フィンとを備える熱交換コアにおいてろう付け工程前の半完成品である。
【0021】
具体的には、熱風加熱炉10は、図1に示すように、加熱室20、および熱風ダクト30を備える。加熱室20は、ベルトコンベア21によって順次運ばれるワーク1を熱風ダクト30から吹き出される熱風によってろう付けする。
【0022】
熱風ダクト30は、図2、図3に示すように、入口ダクト部31、中間ダクト部32、出口ダクト部33、整流板34、および電気ヒータ35を備える。
【0023】
入口ダクト部31は、送風機によって吹き出される空気流を中間ダクト部32に導く空気流路31aを構成する。整流板34は、入口ダクト部31内に配置されて、入口ダクト部31内の空気流の向きを変えて中間ダクト部32に導く整流板である。
【0024】
電気ヒータ35は、入口ダクト部31内に配置されて、空気流を加熱して熱風を発生させる。このことにより、電気ヒータ35によって加熱された空気流が熱風として入口ダクト部31から中間ダクト部32に吹き出される。
【0025】
中間ダクト部32は、入口ダクト部31から吹き出される熱風を出口ダクト部33に導く空気流路32aを構成する。本実施形態の空気流路32aは、熱風の主流方向に直交する断面において正方形に形成されている。なお、中間ダクト部32の構成は、後述する。出口ダクト部33は、中間ダクト部32から吹き出される熱風を加熱室20に導く空気流路33aを構成する。
【0026】
次に、本実施形態の中間ダクト部32の構造について図4、図5、図6を参照して説明する。
【0027】
中間ダクト部32は、図4、図5および図6に示すように、ダクト分割部材40、41、42、43、および支持部材44、45を備える。
【0028】
ダクト分割部材40、41、42、43は、それぞれ、主流方向に直交する幅方向に亘って主流方向に延びる長板状に形成されている。ダクト分割部材40、41、42、43は、図5に示すように、熱風の主流方向に直交する断面において空気流路32aを囲むように並べられて空気流路32aを形成する。
【0029】
ダクト分割部材40、41、42、43の厚み寸法(すなわち、板厚寸法)がそれぞれ同一になっている。
【0030】
ダクト分割部材40、43は、それぞれ、熱風の主流方向に直交するX方向に拡がるように形成されている。ダクト分割部材40、43のそれぞれのX方向寸法が同一になっている。
(【0031】以降は省略されています)

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