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公開番号2020171190
公報種別公開特許公報(A)
公開日20201015
出願番号2020073460
出願日20200416
発明の名称単一又は複数の動力電池を使用して電気車両に電力を供給するためのシステム及び方法
出願人ゴゴロ インク
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02J 7/00 20060101AFI20200918BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】単一又は複数の動力電池を使用して電気車両に電力を供給するためのシステム及び方法を提供する。
【解決手段】電気車両原動機に電力を供給する電力供給システムは、原動機116と、原動機を1つ以上の電気エネルギー貯蔵装置118a、118bに電気的に結合する回路と、幾つかの動作状態を有する少なくとも1つの回路要素とを備える。動作状態が、電気車両が第1の動作モードにされ、エネルギーが単一の電気エネルギー貯蔵装置によって電気車両原動機に供給される第1の状態と、電気車両が第2の動作モードにされ、エネルギーが複数の電気エネルギー貯蔵装置によって電気車両原動機に供給される第2の状態と、を有する。電力供給システムは、少なくとも1つの回路要素に動作可能に結合されたコントローラ204をさらに備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電気車両原動機に電力を供給する電力供給システムであって、
原動機と、
前記原動機を1つ以上の電気エネルギー貯蔵装置に電気的に結合する回路と、
幾つかの動作状態を有する少なくとも1つの回路要素とを備え、
前記動作状態が、
電気車両が第1の動作モードにされ、エネルギーが単一の電気エネルギー貯蔵装置によって前記電気車両原動機に供給される第1の状態と、
電気車両が第2の動作モードにされ、エネルギーが複数の電気エネルギー貯蔵装置によって前記電気車両原動機に供給される第2の状態と、を有し、
前記第1の状態は、前記少なくとも1つの回路要素が後で前記第2の状態に移行するのを妨げず、
前記第2の状態は、前記少なくとも1つの回路要素が後で前記第1の状態に移行するのを妨げ、
前記電力供給システムは、前記少なくとも1つの回路要素に動作可能に結合されたコントローラをさらに備える、電力供給システム。
続きを表示(約 2,600 文字)【請求項2】
前記少なくとも1つの回路要素が、少なくとも1つの脆弱分流路を含み、
前記第1のモードで、前記少なくとも1つの脆弱分流路が導電性であり、
前記第2のモードで、前記少なくとも1つの脆弱分流路が非導電性である、請求項1の電力供給システム。
【請求項3】
前記少なくとも1つの脆弱分流路が、ユーザが交換できない少なくとも1つの回路構成要素を含む、請求項2に記載の電力供給システム。
【請求項4】
前記少なくとも1つの脆弱分流路が、ユーザが交換できる少なくとも1つの回路構成要素を含む、請求項2に記載の電力供給システム。
【請求項5】
前記少なくとも1つの回路要素に動作可能に結合され、前記少なくとも1つの回路要素から、前記少なくとも1つの回路要素の状態を示すデータを含む情報を受け取るコントローラを更に含み、
前記回路要素が前記第2の状態になったことを示すデータの受け取りに応じて、前記複数の電気エネルギー貯蔵装置が、前記電気エネルギー貯蔵装置の少なくとも一部分が電気的直列に配置された動作構成、前記電気エネルギー貯蔵装置の少なくとも一部分が電気的並列に配置された動作構成、又は前記電気エネルギー貯蔵装置の少なくとも一部が電気的並列にされ前記電気エネルギー貯蔵装置の少なくとも一部が電気的直列に配置された動作構成のうちの少なくとも1つを提供するように選択的に構成されうる、請求項2に記載の電力供給システム。
【請求項6】
前記少なくとも1つの回路要素が、少なくとも1つのソリッドステート切り換え装置を含む、請求項1に記載の電力供給システム。
【請求項7】
前記第1の状態で、前記少なくとも1つのソリッドステート切り換え装置の少なくとも1つの態様が、前記コントローラによって、前記単一の電気エネルギー貯蔵装置から前記原動機への電力の流れを許可するように変調された、請求項6に記載の電力供給システム。
【請求項8】
前記第2の状態で、前記少なくとも1つのソリッドステート切り換え装置の少なくとも1つの態様が、前記コントローラによって、前記複数の電気エネルギー貯蔵装置の一部又は全てから前記原動機への電力の流れを許可するように変調された、請求項7に記載の電力供給システム。
【請求項9】
前記コントローラに伝達可能に結合された通信インタフェースを更に含み、前記通信インタフェースが、前記少なくとも1つの回路要素を前記第1の状態から前記第2の状態に移行させ、前記少なくとも1つの回路要素を前記第2の状態から前記第1の状態に移行させるデータを含む1つ以上の信号を受け取る、請求項6に記載の電力供給システム。
【請求項10】
車両原動機にエネルギーを供給する電力供給方法であって、
第1の動作モードで、第1の状態の少なくとも1つの回路要素を含む回路によって単一の電気エネルギー貯蔵装置から車両原動機にエネルギーを供給する段階と、
複数の電気エネルギー貯蔵装置の前記原動機への電気的結合に応じて、前記少なくとも1つの回路要素を前記第1の状態から第2の状態に移行させ、第2の動作モードに移行させる段階と、
前記少なくとも1つの回路要素が前記第2の状態に移行された後で、前記少なくとも1つの回路要素が後で前記第2の状態から前記第1の状態に移行するのを妨げる段階と、
前記少なくとも1つの回路要素に伝達可能に結合されたコントローラに、前記少なくとも1つの回路要素の状態を示すデータを含む信号を受け取る段階と、を含む電力供給方法。
【請求項11】
前記少なくとも1つの回路要素が前記第2のモードになったことを示すデータの受け取りに応じて、前記車両を、選択的に、前記複数の電気エネルギー貯蔵装置の少なくとも一部分が前記車両原動機と電気的直列に結合された第1の動作構成、又は前記複数の電気エネルギー貯蔵装置の少なくとも一部分が前記車両原動機と電気的並列に結合された第2の動作構成にする段階を更に含む、請求項10に記載の電力供給方法。
【請求項12】
前記車両を選択的に第1の動作モード又は第2のモードにする段階が、
前記コントローラによって前記車両を選択的かつ自律的に前記第1の動作構成又は前記第2の動作構成にする段階を含む、請求項11に記載の電力供給方法。
【請求項13】
前記少なくとも1つの回路要素を前記第1の状態から第2の状態に移行させる段階が、
前記少なくとも1つの回路要素の構造を物理的に変更して、前記少なくとも1つの回路要素の電気的連続特性が変更されるようにする段階を含む、請求項10に記載の電力供給方法。
【請求項14】
前記少なくとも1つの回路要素が前記第2の状態に移行された後で、前記少なくとも1つの回路要素が後で前記第2の状態から前記第1の状態に移行するのを妨げる段階と、
前記少なくとも1つの回路要素の前記電気的連続特性を不可逆的に中断する段階と、を含む、請求項13に記載の電力供給方法。
【請求項15】
前記少なくとも1つの回路要素の電気的連続特性を不可逆的に中断する段階が、
前記複数の動力電池の少なくとも1つの外側面に配置された物理的特徴形状を使用して、前記少なくとも1つの回路要素の前記電気的連続特性を不可逆的に中断する段階を含む、請求項14に記載の電力供給方法。
【請求項16】
前記少なくとも1つの回路要素の電気的連続特性を不可逆的に中断する段階が、
前記複数の電気エネルギー貯蔵装置の一部又は全てを使用して熱的過負荷状態又は過電流状態を作り出すことによって、前記少なくとも1つの回路要素の前記電気的連続特性を不可逆的に中断する段階を含んでもよく、前記熱的過負荷状態又は前記過電流状態が、前記少なくとも1つの回路要素を不可逆的に物理的に破壊するのに十分である、請求項14に記載の電力供給方法。
【請求項17】
前記少なくとも1つの回路要素を第2の動作モードに移行させる段階が、
少なくとも1つの固体回路要素の電気特性を電気的又は電磁的に変化させる段階を含む、請求項10に記載の電力供給方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、車両の推進に必要な原動力の少なくとも一部分を提供する1つ以上の充電式動力電池によって電力供給される電気原動機又はモータを使用する車両に関する。
続きを表示(約 9,000 文字)【背景技術】
【0002】
ガソリン電気ハイブリッド及び完全電気自動車は一般的になってきている。そのような車両は、従来の内燃機関車両より優れた幾つかの利点を実現することがある。例えば、ハイブリッド又は電気自動車は、より高い燃料経済性を達成し、排気ガスがほとんどない。詳細には、完全電気自動車は、排気ガスがないだけでなく、人口密集地域内の全体的汚染の削減と関連付けられることがある。例えば、1つ以上の再生可能エネルギー源(例えば、太陽光、風力、地熱、水力発電)は、電気自動車の動力電池を充電するために使用される電力の一部又は全てを提供することがある。また、例えば、内燃機関より高い効率を有しかつ/又は個人車両で使用するにはサイズ、コスト及び費用が大きすぎる汚染制御又は除去システム(例えば、産業用空気スクラバ)を使用する比較的「クリーンな燃焼」の燃料(例えば、天然ガス)を燃やす発電所は、電気自動車の動力電池の充電に使用される電力の一部又は全てを提供することがある。
【0003】
ガソリン式スクータやモータバイクなどの個人用輸送車両は、例えばアジアの多くの大都市に見られる人口密集地域の多くの場所のどこにでもある。そのようなスクータ及び/又はモータバイクは、特に乗用車、自動車又はトラックと比べて、取得、登録及び保守が比較的安価になる傾向がある。また、多数の内燃機関スクータ及び/又はモータバイクのある都市は、高度な空気汚染を受けやすく、それにより、大都市圏で生活し仕事している全ての人にとっての空気品質が低下する。多くの内燃機関スクータ及び/又はモータバイクは、新しいとき、個人交通手段の汚染源になることは比較的少ない。例えば、そのようなスクータ及び/又はモータバイクは、大きい車両より燃費が高いことがある。更に、幾つかのスクータ及び/又はモータバイクは、基本的な汚染制御機器(例えば、触媒コンバータ)を装備していることもある。残念ながら、工場で規定された排気レベルは、スクータ及び/又はモータバイクが経年変化したときに破られ、スクータ及び/又はモータバイクが所有者によって改造されたとき(例えば、触媒コンバータの意図的又は非意図的除去によって)には維持されない。多くの場合、スクータ及び/又はモータバイクの所有者又は運転者には、自分の車両を保守する財源や動機がない。
【0004】
空気汚染とその結果生じる空気品質の低下は、様々な疾病の発生及び悪化と関連した悪影響を人間の健康に及ぼす(例えば、多数のレポートは、空気汚染を、肺気腫、喘息、肺炎及び嚢胞性繊維症、並びに様々な心血管疾患と結び付けている)。そのような疾病は、多数の生命を奪い、無数の人の生活の質を極度に低下させる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ガソリン電気ハイブリッド車両及び全電気車両と関連した排気ガス削減は、人口密度の高い市街地の空気品質に極めて有益であり、したがって多数の人口の健康を改善する傾向がある。
【0006】
全電気車両のゼロ排気ガスはよく理解されており、またその大きな市街地の生活品質を改善する能力は理解されているが、多数の人口による全電気車両の採用は遅れている。ハイブリッド及び電気車両のより幅広い受け入れと使用を妨げてきた要因は、車両が搭載する電気エネルギー貯蔵装置によって提供される有効範囲が限定されるという認識である。電気エネルギー貯蔵装置は、車両原動機によって消費される電力の少なくとも一部分を提供できる電荷を蓄積又は生成できる任意の装置を含みうる。したがって、電気エネルギー貯蔵装置は、鉛/酸化物、リチウムイオン、ニッケル−カドミウムなどのバッテリを含みうる。電気エネルギー貯蔵装置は、また、スーパーキャパシタやウルトラキャパシタなどの容量性電荷貯蔵装置を含みうる。電気エネルギー貯蔵装置は、また、例えば、膜を使用する燃料電池技術や加水分解を使用して電流を生成する類似技術など、新しい電気化学技術を含みうる。
【0007】
車両は、幾つかの電気エネルギー貯蔵装置を収容する機能を有することが多い。例えば、幾つかの車両は、1つの電気エネルギー貯蔵装置だけが車両に結合されたときは単一の電気エネルギー貯蔵装置で、また幾つかのそのような装置が車両に結合されたときは2つ以上の電気エネルギー貯蔵装置で動作することがある。車両に取り付けられた電気エネルギー貯蔵装置間の電気的結合は、電気エネルギー貯蔵装置によって車両原動機に提供されるエネルギー量に影響を及ぼす。例えば、2つの12ボルト50アンペア時の電池が直列に接続されて、24ボルト50アンペア時「スタック」が提供される。あるいは、2つのそのような電池が並列に接続されると、12ボルト100アンペア時「スタック」が提供される。したがって、2つ以上の電気エネルギー貯蔵装置を電気接続することによって、装置が、車両走行可能距離を潜在的に犠牲してより大量の出力を利用可能にするか(即ち、電気エネルギー貯蔵装置が原動機と直列接続される)、車両出力を潜在的に犠牲してより大量のエネルギー/車両走行可能距離を利用可能にするか(即ち、電気エネルギー貯蔵装置が原動機と電気並列に接続される)が決定される。
【0008】
幾つかの例では、比較的軽い負荷を有する消費者には、車両を、単一の電気エネルギー貯蔵装置に貯蔵されたエネルギーを1つ以上の車両システムが利用できる第1の動作モードにする、単一電気エネルギー貯蔵装置案を提案することが有利である。幾つかの例では、比較的重い負荷を有する消費者には、車両を、複数の電気エネルギー貯蔵装置に貯蔵されたエネルギーを1つ以上の車両システムに利用できる第2の動作モードにする、複数電気エネルギー貯蔵装置案を提案することが有利である。少なくとも幾つかの実施態様では、第2の電気エネルギー貯蔵装置を車両に結合することにより、車両を第2の動作モードにすることができ好都合である。少なくとも幾つかの実施態様では、第2の動作モードになった後で、車両は、第1の動作モードになるか戻ることが不可能にされる(即ち、2つの電気エネルギー貯蔵装置を使用する車両が、単一電気エネルギー貯蔵装置だけを使用することが不可能にされる)。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本明細書で述べる手法は、特に混雑した街及び財源が限られた住民における排気ガスゼロ技術の採用を制限する問題の幾つかに対処可能である。詳細には、本明細書に記載された手法は、1つ以上の電気エネルギー貯蔵装置によって電力供給される車両の動作と関連した問題に対処する。
【0010】
電気車両原動機に電力を供給する電力供給システムは、原動機と、原動機を1つ以上の電気エネルギー貯蔵装置に電気的に結合する回路と、幾つかの動作状態を有する少なくとも1つの回路要素とを含むように要約され、幾つかの動作状態は、少なくとも、電気車両が、単一の電気エネルギー貯蔵装置によって電気車両原動機にエネルギーが供給される第1の動作モードにされた第1の状態と、複数の電気エネルギー貯蔵装置によって電気車両原動機にエネルギーが供給される第2の動作モードに電気車両がされた第2の状態とを有し、第1の状態は、少なくとも1つの回路要素が後で第2の状態に移行するのを妨げず、第2の状態は、少なくとも1つの回路要素が後で第1の状態に移行するのを妨げる。少なくとも1つの回路要素は、少なくとも1つの脆弱分流路を含み、第1のモードで、少なくとも1つの脆弱分流路が導電性であり、第2のモードで、少なくとも1つの脆弱分流路が非導電性である。少なくとも1つの脆弱分流路は、ユーザが交換できない少なくとも1つの回路構成要素を含んでもよい。少なくとも1つの脆弱分流路は、ユーザが交換できる少なくとも1つの回路部品を含んでもよい。
【0011】
電力供給は、更に、少なくとも1つの回路要素に動作可能に結合されて少なくとも1つの回路要素から情報を受け取るコントローラを含んでもよく、この情報は、少なくとも1つの回路要素の状態を示すデータを含み、複数の電気エネルギー貯蔵装置は、回路要素が第2の状態になったことを示すデータの受け取りに応じて、電気エネルギー貯蔵装置の少なくとも一部分が電気的直列にされた動作構成、電気エネルギー貯蔵装置の少なくとも一部分が電気的並列にされた動作構成、又は電気エネルギー貯蔵装置の少なくとも一部が電気的並列で電気エネルギー貯蔵装置の少なくとも一部が電気的直列の動作構成のうちの少なくとも1つを提供するように選択的に構成されてもよい。
【0012】
電力供給システムは、更に、少なくとも1つの回路要素に動作可能に結合されたコントローラを含んでもよく、少なくとも1つの回路要素は、少なくとも1つのソリッドステート切り換え装置を含んでもよい。第1の状態で、少なくとも1つのソリッドステート切り換え装置の少なくとも1つの態様は、コントローラによって、単一の電気エネルギー貯蔵装置から原動機への電力の流れを許可するように変調されてもよい。第2の状態で、少なくとも1つのソリッドステート切り換え装置の少なくとも1つの態様は、コントローラによって、複数の電気エネルギー貯蔵装置のうちの一部又は全てから原動機への電力の流れを許可するように変調されてもよい。
【0013】
電力供給は、更に、コントローラに伝達可能に結合された通信インタフェースを含んでもよく、通信インタフェースは、データを含む1つ以上の信号を受け取って、少なくとも1つの回路要素を第1の状態から第2の状態に移行させ、少なくとも1つの回路要素を第2の状態から第1の状態に移行させる。
【0014】
車両原動機にエネルギーを供給する電力供給方法は、第1の動作モードで、第1の状態の少なくとも1つの回路要素を含む回路を介して、単一の電気エネルギー貯蔵装置から車両原動機にエネルギーを供給する段階と、複数の電気エネルギー貯蔵装置の原動機への電気的結合に応じて、少なくとも1つの回路要素を第1の状態から第2の状態に移行させ、第2の動作モードに移行させる段階と、少なくとも1つの回路要素が第2の状態に移行した後で、少なくとも1つの回路要素が後で第2の状態から第1の状態に移行するのを妨げる段階と、を含むように要約されうる。
【0015】
電力供給方法は、更に、少なくとも1つの回路要素に伝達可能に結合されたコントローラに、少なくとも1つの回路要素の状態を示すデータを含む信号を受け取る段階を含んでもよい。
【0016】
電力供給方法は、更に、少なくとも1つの回路要素が第2のモードになったことを示すデータの受け取りに応じて、車両を、選択的に、複数の電気エネルギー貯蔵装置の少なくとも一部分が車両原動機と電気的直列に結合された第1の動作構成、又は複数の電気エネルギー貯蔵装置の少なくとも一部分が車両原動機と電気的並列に結合された第2の動作構成にする段階を含んでもよい。車両を選択的に第1の動作モード又は第2のモードにする段階が、車両をコントローラによって選択的かつ自律的に第1の動作構成又は第2の動作構成にする段階を含んでもよい。少なくとも1つの回路要素を第1の状態から第2の状態に移行する段階が、少なくとも1つの回路要素の電気的連続特性が変化するように少なくとも1つの回路要素の構造を物理的に変更する段階を含んでもよい。少なくとも1つの回路要素が第2の状態に移行された後で少なくとも1つの回路要素の第2の状態から第1の状態へのその後の移行を妨げる段階が、少なくとも1つの回路要素の電気的連続特性を不可逆的に中断してもよい。少なくとも1つの回路要素の電気的連続特性を不可逆的に中断する段階が、複数の動力電池のうちの少なくとも1つの外側面に配置された物理的特徴形状を使用して、少なくとも1つの回路要素の電気的連続特性を不可逆的に中断する段階を含んでもよい。少なくとも1つの回路要素の電気的連続特性を不可逆的に中断する段階が、複数の電気エネルギー貯蔵装置の一部又は全てを使用して熱的過負荷状態又は過電流状態を作り出すことによって、少なくとも1つの回路要素の電気的連続特性を不可逆的に中断する段階を含んでもよく、熱的過負荷状態又は過電流状態が、少なくとも1つの回路要素を不可逆的に物理的に破壊するのに十分である。少なくとも1つの回路要素を第2の動作モードに移行する段階が、少なくとも1つのソリッドステート回路要素の電気的連続特性を電気的又は電磁的に変更する段階を含んでもよい。
【0017】
図面では、同一の参照番号は、類似の要素又は行為を示す。図面内の要素のサイズ及び相対位置は、必ずしも一律の倍率で描かれていない。例えば、様々な要素の形状及び角度は、一律の倍率で描かれておらず、そのような要素の幾つかは、図面の可読性を改善するために任意に拡大されている。更に、描かれた要素の特定形状は、特定要素の実際形状に関するいかなる情報を伝えるものでなく、単に図面内で認識を容易にするように選択された。
【図面の簡単な説明】
【0018】
1つの非限定的に示された実施形態による、本明細書に記載された様々な構成要素又は構造のうちの幾つか又は全てを含む電気車両の等角部分分解図である。
1つの非限定的に示された実施形態による、図1の車両の構成要素又は構造の幾つかのブロック図である。
1つの非限定的な例示実施形態による、電気車両を、電気車両原動機に結合された単一の電気エネルギー貯蔵装置だけを含む第1の動作モードにする、第1の状態の脆弱分流要素を有する電気車両の概略図である。
1つの非限定的な例示実施形態による、電気車両を、複数の電気エネルギー貯蔵装置の少なくとも一部分が電気車両原動機と直列に電気的に結合された第1の動作構成で配列された複数の電気エネルギー貯蔵装置を含む第2の動作モードにする、第2の状態の脆弱分流回路要素を有する電気車両の概略図である。
1つの非限定的な例示実施形態による、電気車両を、電気エネルギー貯蔵装置の少なくとも一部分が電気車両原動機と並列に電気的に結合された第2の動作構成で配列された複数の電気エネルギー貯蔵装置を含む第2の動作モードにする、第2の状態の脆弱分流回路要素を有する電気車両の概略図である。
1つの非限定的な例示実施形態による、電気車両を、複数の電気エネルギー貯蔵装置の少なくとも一部分が電気車両原動機と直列に電気的に結合された第1の動作構成で配列された複数の電気エネルギー貯蔵装置を含む第2の動作モードにする、第2の状態のコントローラ式半導体回路要素を有する電気車両の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下の説明では、様々な開示された実施形態の完全な理解を提供するために、ある特定の具体的な詳細が述べられる。しかしながら、当業者は、これらの特定の詳細の1つ以上なしに又は他の方法、構成要素、材料などで実施形態が実施されうることを理解するであろう。他の例では、販売装置、バッテリ、スーパー又はウルトラキャパシタ、変圧器を含むがこれらに限定されない電力変換器、整流器、DC/DC電力変換器、スイッチモード電力変換器、コントローラ、並びに通信システム、構造及びネットワークと関連付けられた周知の構造は、実施形態の記述を無駄に不明瞭にするのを回避するために、詳細に示されず述べられない。
【0020】
文脈で特に必要とされない限り、以下の明細書と特許請求の範囲の全体にわたって、言葉「comprise(含む)」及び「comprises」や「comprising」などのその変形は、「including, but not limited to(含むがそれに限定されない)」という開かれた包括的な意味に解釈されるべきである。
【0021】
本明細書全体にわたって「一実施形態」又は「実施形態」の参照は、実施形態に関して述べられた特定の特徴、構造又は特性が、少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体にわたる様々な場所の「in one embodiment(一実施形態では)」又は「in an embodiment(実施形態では)」の語句の使用は、必ずしも全て同じ実施形態を指すとは限らない。
【0022】
第1、第2、第3などの序数の使用は、必ずしも格付けされた順序を意味せず、単に活動又は構造の複数の例を区別するだけの場合がある。
【0023】
原動機に関する言及は、電気エネルギーを動力出力に変換するのに適した任意の装置を意味する。そのような動力出力は、電気牽引モータによって提供されるような軸出力を含みうるがこれに限定されない。
【0024】
携帯型電力貯蔵装置又は電気エネルギー貯蔵装置の言及は、電気エネルギーを貯蔵し、貯蔵した電気エネルギーを放出可能な任意の装置(バッテリ、スーパー又はウルトラキャパシタを含むがこれらに限定されない)を意味する。バッテリに関する言及は、化学貯蔵電池、例えば、ニッケルカドミウム合金又はリチウムイオン電池を含むがこれらに限定されない充電式電池又は二次電池を含む特定タイプの電気エネルギー貯蔵装置を示す。
【0025】
本明細書に示された開示の見出しと要約は、単に便宜のためであり、実施形態の範囲や意味を解釈しない。
【0026】
図1は、電気車両100を示す。少なくとも幾つかの実施態様では、電気車両100は、電気エネルギー貯蔵装置に貯蔵された電気エネルギーを使用して部分的に電力供給される車両(例えば、ガソリン/電気ハイブリッド車両)、又は電気エネルギー貯蔵装置に貯蔵された電気エネルギーを使用して完全に電力供給される車両(例えば、電気車両)を含みうる。少なくとも幾つかの実施態様では、電気自動車100は、図1に示された電気スクータなどの個人用輸送車両を含みうる。
【0027】
前述したように、内燃機関スクータ及びモータバイクは、例えばアジア、ヨーロッパ及び中東内の多くの大都市で一般的である。車両用の主又は一次エネルギー源としての電気エネルギー貯蔵装置(例えば、二次電池)の使用と関連した性能又は効率問題に取り組むことができると、内燃機関スクータとモータバイクの代わりに全電気スクータとモータバイク108の使用が促進され、それにより、空気汚染が軽減され、騒音が減少することがある。
【0028】
電気車両100は、フレーム102、車輪104a、104b(集合的に104)、及びスロットル108、ブレーキレバー110、方向指示器スイッチ112などのユーザ制御機構を備えたハンドルバー106を含み、これらは全て、従来設計のものでよい。電気車両100は、また、牽引モータ116を車輪104bの少なくとも1つに動作可能に結合する動力伝達システムを含んでもよい。任意数の電気エネルギー貯蔵装置(118aと118bの2つが示され、集合的に「電気エネルギー貯蔵装置118」、及び単独で「電気エネルギー貯蔵装置118」)によって供給された電気エネルギーは、動力伝達システムに提供されて車両100を駆動できる。車両100は、更に、電気エネルギー貯蔵装置118からのエネルギーの割り当て又は分配を制御する1つ以上の制御回路120と、任意数の車両システムを含みうる。例えば、電気エネルギー貯蔵装置118と原動機116の間にある。
【0029】
原動機116は、様々な形態をとりうるが、典型的には、想定負荷を望ましい速度と加速度で駆動するのに十分な出力(ワット又は馬力)とトルク生成可能な牽引モータ又は類似の永久磁石誘導モータである。幾つかの例では、原動機116は、運転モードで動作できまた回生制動モードで動作可能な従来のモータでよい。駆動モードでは、原動機116は、車輪104を駆動するために電気エネルギーを消費する。回生制動モードでは、牽引電気モータは、発電機として働き、車輪104の回転に応じて電流を生成し、車両100を減速する制動効果を生成する。
【0030】
電気車両100に電力供給する電気エネルギー貯蔵装置118は、様々な形態(例えば、1つ以上のバッテリ(例えば、バッテリ電池アレイ)、1つ以上のスーパーキャパシタ(例えば、スーパーキャパシタ電池アレイ)、1つ以上のウルトラキャパシタ(例えば、ウルトラキャパシタ電池アレイ))をとりうる。例えば、電気エネルギー貯蔵装置118は、充電式バッテリ(即ち、二次電池又はバッテリ)の形態をとってもよい。充電式バッテリは、鉛/酸蓄電池、ニッケル/カドミウム蓄電池、リチウムイオン蓄電池、薄膜リチウム蓄電池、ニッケル/金属水素化物蓄電池などを含むがこれらに限定されない任意の現在又は将来開発されるエネルギー貯蔵装置を含んでもよい。少なくとも幾つかの実施態様では、電気エネルギー貯蔵装置118は、スクータやモータバイクなどの個人用移動車両100に物理的に適合しまた電力供給するようにサイズ決めされ、置換又は交換を容易にするように携帯可能でよい。多くの移動用途による需要が比較的高い場合、電気エネルギー貯蔵装置118は、1つ以上の二次(即ち、充電式)化学電池の形態を取る可能性が高い。
(【0031】以降は省略されています)

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