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公開番号2020171149
公報種別公開特許公報(A)
公開日20201015
出願番号2019071667
出願日20190403
発明の名称電力変換回路
出願人株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人,個人
主分類H02M 3/28 20060101AFI20200918BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】主回路が異常である状態が継続している場合、主回路が正常であることを示す通知信号と主回路が異常であることを示す通知信号とが電力変換回路から上位システムに交互に出力されることを防止する。
【解決手段】主回路2と、主回路2の出力電圧を検出する電圧検出部3と、電圧検出部3により検出される電圧により主回路2が異常であると判断すると、スイッチSWを停止させる保護動作を実施する保護回路4と、主回路2の起動時にスイッチSWをソフトスタートにより駆動させるソフトスタート制御部52と、保護動作の実施状況と、ソフトスタートによるスイッチSWの駆動状況とに応じて、主回路2が正常であることを示す通知信号または主回路2が異常であることを示す通知信号を上位システムConに出力する通知信号出力部53とを備えて電力変換回路1を構成する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
スイッチが駆動することにより電源から供給される電力を所定の電力に変換する主回路と、
前記主回路の状態を検出するセンサと、
前記センサにより検出される状態により前記主回路が異常であると判断すると、前記スイッチを停止させる保護動作を実施する保護回路と、
前記主回路の起動時に前記スイッチをソフトスタートにより駆動させるソフトスタート制御部と、
前記保護動作の実施状況と、前記ソフトスタートによる前記スイッチの駆動状況とに応じて、前記主回路が正常であることを示す通知信号または前記主回路が異常であることを示す通知信号を上位システムに出力する通知信号出力部と、
を備える電力変換回路。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電力変換回路であって、
前記通知信号出力部は、前記スイッチがソフトスタートにより駆動されているとき、前記保護動作が実施されているか否かに関わらず、前記主回路が異常であることを示す通知信号を前記上位システムに出力する
ことを特徴とする電力変換回路。
【請求項3】
請求項2に記載の電力変換回路であって、
前記通知信号出力部は、前記スイッチがソフトスタートにより駆動されているとき、前記スイッチがソフトスタートにより駆動される前に出力していた通知信号を継続して前記上位システムに出力し、前記スイッチがソフトスタートにより駆動された後、前記保護動作が実施されていないとき、前記主回路が正常であることを示す通知信号を前記上位システムに出力し、前記保護動作が実施されているとき、前記主回路が異常であることを示す通知信号を前記上位システムに出力する
ことを特徴とする電力変換回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電力変換回路に関する。
続きを表示(約 11,000 文字)【背景技術】
【0002】
電力変換回路において回路異常が生じた場合、異常検知したセンサ信号を発生させて、例えば回路動作を停止させるような保護動作をする。
【0003】
関連する技術として、特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012−257421号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
車載の電力変換回路などにおいては回路異常状態や保護動作状態に陥った場合、車両を停止させたりドライバーに異常を知らせたりする為に、回路異常状態や保護動作状態を上位システムに伝達する必要がある。例えば電力変換回路として、スイッチが駆動することにより電源から供給される電力を所定の電力に変換する主回路と、主回路が異常であると判断すると、スイッチを停止させる保護動作を実施する保護回路と、保護動作が実施されていないとき、主回路が正常であることを示す通知信号を上位システムに出力し、保護動作が実施されているとき、主回路が異常であることを示す通知信号を上位システムに出力する通知信号出力回路とを備えるものが考えられる。
【0006】
しかしながら、上記電力変換回路では、主回路が異常である状態が継続している場合、スイッチが停止することで主回路が一時的に異常から正常に復帰するが、異常の原因が取り除かれていない為、主回路が再起動した後、主回路が異常であると再度判断することが繰り返され、主回路が正常であることを示す通知信号と主回路が異常であることを示す通知信号が上位システムに交互に出力されてしまうおそれがある。
【0007】
そこで、本発明の一側面に係る目的は、主回路が異常である状態が継続している場合、主回路が正常であることを示す通知信号と主回路が異常であることを示す通知信号とが上位システムに交互に出力されることを防止することが可能な電力変換回路を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る一つの形態である電力変換回路は、主回路と、センサと、保護回路と、ソフトスタート制御部と、通知信号出力部とを備える。
【0009】
主回路は、スイッチが駆動することにより電源から供給される電力を所定の電力に変換する。
【0010】
センサは、主回路の状態を検出する。
保護回路は、センサにより検出される状態により主回路が異常であると判断すると、スイッチを停止させる保護動作を実施する。
【0011】
ソフトスタート制御部は、主回路の起動時にスイッチをソフトスタートにより駆動させる。
【0012】
通知信号出力部は、保護動作の実施状況と、ソフトスタートによるスイッチの駆動状況とに応じて、主回路が正常であることを示す通知信号または主回路が異常であることを示す通知信号を上位システムに出力する。
【0013】
このように、通知信号出力部は、保護動作の実施状況と、ソフトスタートによるスイッチの駆動状況とに応じて、主回路が正常であることを示す通知信号または主回路が異常であることを示す通知信号を上位システムに出力する構成であるため、以下のような構成を採用することができる。
【0014】
すなわち、通知信号出力部は、スイッチがソフトスタートにより駆動されているとき、保護動作が実施されているか否かに関わらず、主回路が異常であることを示す通知信号を上位システムに出力する。
【0015】
または、通知信号出力部は、ソフトスタートによりスイッチが駆動されているとき、スイッチSWがソフトスタートにより駆動される前に出力していた通知信号を継続して上位システムに出力し、ソフトスタートによりスイッチが駆動された後、保護動作が実施されていないとき、主回路が正常であることを示す通知信号を上位システムに出力し、保護動作が実施されているとき、主回路が異常であることを示す通知信号を上位システムに出力する。
【0016】
これにより、ソフトスタートによるスイッチの駆動中、主回路が異常であることを示す通知信号を通知信号出力部から上位システムに出力することができるため、主回路が異常である状態が継続している場合、保護動作が実施された後、保護動作が実施されなくなりソフトスタートが行われることが繰り返されたとしても、主回路が異常であることを示す通知信号を上位システムに継続して出力することができる。すなわち、主回路が異常である状態が継続している場合、主回路が正常であることを示す通知信号と主回路が異常であることを示す通知信号とが上位システムに交互に出力されることを防止することができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明は、主回路が異常である状態が継続している場合、主回路が正常であることを示す通知信号と主回路が異常であることを示す通知信号とが電力変換回路から上位システムに交互に出力されることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
実施形態の電力変換回路の一例を示す図である。
電圧検出部の出力電圧、保護回路の出力電圧、及びソフトスタートが考慮されていない通知信号出力部の出力電圧の一例を示す図である。
電圧検出部の出力電圧、保護回路の出力電圧、及びソフトスタートが考慮されている通知信号出力部の出力電圧の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下図面に基づいて実施形態について詳細を説明する。
図1は、実施形態の電力変換回路の一例を示す図である。
【0020】
図1に示す電力変換回路1は、アクティブクランプ方式のフォワード型DCDCコンバータであって、主回路2と、電圧検出部3と、保護回路4と、制御部5とを備える。例えば、電力変換回路1は、ハイブリッド車や電気自動車などの車両に搭載され、高圧バッテリBhi(電源)から供給される電力を所定の電力に変換し、不図示の低圧バッテリやスターターモータやライトなどの負荷に電力を供給する。高圧バッテリBhiは、走行モータを駆動するインバータなどの負荷に電力を供給し、低圧バッテリは、スターターモータやライトなどの負荷に電力を供給する。
【0021】
主回路2は、コンデンサC1と、スイッチSWと、クランプスイッチSWcと、クランプコンデンサCcと、トランスTと、整流回路21と、平滑回路22とを備え、スイッチSWが駆動することにより高圧バッテリBhiから供給される電力を所定の電力に変換して低圧バッテリや負荷に出力する。整流回路21は、整流用スイッチSWr1と、整流用SWr2とを備える。平滑回路22は、インダクタLと、コンデンサC2とを備える。なお、トランスTの1次コイルL1と2次コイルL2の巻数比は、1次コイルL1の巻数:2次コイルL2の巻数=N:1とし、高圧バッテリBhiの電圧が降圧され低圧バッテリや負荷に出力されるものとする。また、スイッチSW、クランプスイッチSWc、及び整流用スイッチSWr1、SWr2は、それぞれ、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などとする。また、整流用スイッチSWr1、SWr2をダイオードに替えてもよい。また、電力変換回路1は、フライバック型DCDCコンバータ、非絶縁型DCDCコンバータ、またはモータ駆動用のインバータなどスイッチSWの駆動により電源から供給される電力を所定の電力に変換するものであれば、アクティブクランプ方式のフォワード型DCDCコンバータに限定されない。
【0022】
高圧バッテリBhiのプラス端子がコンデンサC1の一方の端子、クランプコンデンサCcの一方の端子、及びトランスTの1次コイルL1の一方の端子に接続され、高圧バッテリBhiのマイナス端子がコンデンサC1の他方の端子及びスイッチSWのソース端子に接続されている。スイッチSWのドレイン端子が1次コイルL1の他方の端子及びクランプスイッチSWcのソース端子に接続されている。クランプスイッチSWcのドレイン端子がクランプコンデンサCcの他方の端子に接続されている。トランスTの2次コイルL2の一方の端子が整流用スイッチSWr1のドレイン端子及びインダクタLの一方の端子に接続され、2次コイルL2の他方の端子が整流用スイッチSWr2のドレイン端子に接続されている。インダクタLの他方の端子がコンデンサC2の一方の端子に接続されている。整流用スイッチSWr1のソース端子が整流用スイッチSWr2のソース端子、及びコンデンサC2の他方の端子に接続されている。
【0023】
電圧検出部3は、主回路2の状態を検出するセンサの一例であり、主回路2の出力電圧を検出して保護回路4や制御部5に出力する。なお、センサは、主回路2の出力電流や主回路2の内部に流れる電流を検出する電流検出部などにより構成されてもよい。
【0024】
保護回路4は、電圧検出部3により検出される電圧により主回路2が異常であると判断すると、スイッチSWなどを停止させる保護動作を実施する。例えば、保護回路4は、電圧検出部3により検出される電圧や電流検出部により検出される電流に基づいて、主回路2が正常であると判断すると、ハイレベルの電圧を制御部5に出力し、主回路2が異常であると判断すると、ローレベルの電圧を制御部5に出力する。制御部5(後述するスイッチ制御部51)は、保護回路4から出力される電圧がハイレベルであるとき、主回路2が正常であると判断してスイッチSWなどを駆動可能な状態にし、保護回路4から出力される電圧がローレベルであるとき、主回路2が異常であると判断してスイッチSWなどを駆動禁止状態にする。なお、保護回路4は、例えば、IC(Integrated Circuit)やマイクロコンピュータなどにより構成される。
【0025】
制御部5は、スイッチ制御部51と、ソフトスタート制御部52と、通知信号出力部53とを備える。なお、制御部5は、例えば、ICやマイクロコンピュータなどにより構成される。また、スイッチ制御部51、ソフトスタート制御部52、及び通知信号出力部53は、ソフトウェアにより構成されてもよいし、ハードウェアにより構成されてもよい。
【0026】
スイッチ制御部51は、高圧バッテリBhiから供給される電力が所定の電力になるように、スイッチSWを交互にオン、オフさせる制御信号のデューティ比を制御し、その制御信号をスイッチSWのゲート端子に出力する。スイッチSWが交互にオン、オフすると、高圧バッテリBhiから供給される電力が交流に変換されて1次コイルL1から2次コイルL2に伝わる。
【0027】
また、スイッチ制御部51は、クランプスイッチSWcを交互にオン、オフさせる制御信号をクランプスイッチSWcのゲート端子に出力する。なお、スイッチ制御部51は、スイッチSWをオンさせているとき、クランプスイッチSWcをオフさせ、スイッチSWをオフさせているとき、クランプスイッチSWcがオンさせる。これにより、1次コイルL1に蓄積されるエネルギーをクランプコンデンサCcに移動させ、1次コイルL1に蓄積されるエネルギーをリセットさせることができる。
【0028】
また、スイッチ制御部51は、整流用スイッチSWr1を交互にオン、オフさせる制御信号を整流用スイッチSWr1のゲート端子に出力するとともに、整流用スイッチSWr2を交互にオン、オフさせる制御信号を整流用スイッチSWr2のゲート端子に出力する。なお、スイッチ制御部51は、スイッチSWをオンさせているとき、整流用スイッチSWr1をオフさせるとともに整流用スイッチSWr2をオンさせる。また、スイッチ制御部51は、スイッチSWをオフさせているとき、整流用スイッチSWr1をオンさせるとともに整流用スイッチSWr2をオフさせる。スイッチSW及び整流用スイッチSWr2がオンし、整流用スイッチSWr1がオフすると、2次コイルL2からインダクタL及びコンデンサC2を介して低圧バッテリや負荷に電流が流れる。また、スイッチSW及び整流用スイッチSWr2がオフし、整流用スイッチSWr1がオンすると、整流用スイッチSWr1からインダクタL及びコンデンサC2を介して低圧バッテリや負荷に電流が流れる。
【0029】
これにより、高圧バッテリBhiから供給される電力を所定の電力に変換して低圧バッテリや負荷に出力させることができる。
【0030】
ソフトスタート制御部52は、制御部5に電力が供給されてスイッチSWなどが駆動可能な状態になり主回路2が起動すると、スイッチ制御部51からスイッチSWに出力される制御信号のデューティ比を徐々に大きくさせることで主回路2の出力電圧を徐々に大きくさせる。すなわち、ソフトスタート制御部52は、主回路2の起動時にスイッチSWをソフトスタートにより駆動させる。
【0031】
また、ソフトスタート制御部52は、ソフトスタートによりスイッチSWを駆動させていないことを示す信号またはソフトスタートによりスイッチSWを駆動させていることを示す信号を通知信号出力部53に出力する。例えば、ソフトスタート制御部52は、ソフトスタートによりスイッチSWを駆動させていないとき、ローレベルの電圧を通知信号出力部53に出力し、ソフトスタートによりスイッチSWを駆動させているとき、ハイレベルの電圧を通知信号出力部53に出力する。
【0032】
通知信号出力部53は、保護動作の実施状況と、ソフトスタートによるスイッチSWの駆動状況とに応じて、主回路2が正常であることを示す通知信号または主回路2が異常であることを示す通知信号を上位システムConに出力する。例えば、通知信号出力部53は、ソフトスタートによりスイッチSWが駆動されていないときで、かつ、保護動作が実施されていないとき、主回路2が正常であることを示す通知信号としてハイレベルの電圧を車両の走行を制御する上位システムConに出力する。また、通知信号出力部53は、ソフトスタートによりスイッチSWが駆動されていないときで、かつ、保護動作が実施されているとき、主回路2が異常であることを示す通知信号としてローレベルの電圧を上位システムConに出力する。上位システムConは、通知信号としてハイレベルの電圧が入力されると、主回路2が正常であることを認識し、通知信号としてローレベルの電圧が入力されると、主回路2が異常であることを認識する。
【0033】
また、通知信号出力部53は、スイッチSWがソフトスタートにより駆動されているとき、保護動作が実施されているか否かに関わらず、主回路2が異常であることを示す通知信号を上位システムConに出力する。または、通知信号出力部53は、スイッチSWがソフトスタートにより駆動されているとき、スイッチSWがソフトスタートにより駆動される前に出力していた通知信号を継続して上位システムConに出力し、スイッチSWがソフトスタートにより駆動された後、保護動作が実施されていないとき、主回路2が正常であることを示す通知信号を上位システムConに出力し、保護動作が実施されているとき、主回路2が異常であることを示す通知信号を上位システムに出力する。
【0034】
ここで、比較例として通知信号出力部53においてソフトスタートが考慮されていない場合について説明する。
【0035】
図2(a)は、電圧検出部3から出力される電圧の一例を示す図であり、図2(b)は、保護回路4から出力される電圧の一例を示す図であり、図2(c)は、ソフトスタートが考慮されていない通知信号出力部51から出力される電圧の一例を示す図である。なお、図2(a)〜図2(c)のそれぞれの2次元座標の横軸は時間を示し、縦軸は電圧を示している。また、主回路2が異常である状態が継続しているものとする。また、ソフトスタートが考慮されていない通知信号出力部51は、保護動作が実施されていないとき、主回路2が正常であることを示す通知信号としてハイレベルの電圧を上位システムに出力し、保護動作が実施されているとき、主回路2が異常であることを示す通知信号としてローレベルの電圧を上位システムConに出力するものとする。
【0036】
この場合、図2(a)〜図2(c)に示すように、電圧検出部3から出力される電圧が異常閾値Vth1より小さいとき(時刻t0〜時刻t1)、保護回路4は、ハイレベルの電圧を出力する。スイッチ制御部51は、保護回路4から出力される電圧がハイレベルであると、スイッチSWの駆動を許可する。すなわち、保護動作が実施されていないため、ソフトスタートが考慮されていない通知信号出力部53は、主回路2が正常であることを示す通知信号としてハイレベルの電圧を上位システムConに出力する。
【0037】
次に、電圧検出部3から出力される電圧が異常閾値Vth1以上になると(時刻t1)、保護回路4は、ローレベルの電圧を出力する。すると、スイッチ制御部51は、スイッチSWの駆動を禁止する。すなわち、保護動作が実施されているため、ソフトスタートが考慮されていない通知信号出力部53は、主回路2が異常であることを示す通知信号としてローレベルの電圧を上位システムConに出力する。また、スイッチSWが駆動していないため、電圧検出部3から出力される電圧が徐々に低下していく。
【0038】
次に、電圧検出部3から出力される電圧が復帰閾値Vth2以下になると(時刻t2)、保護回路4は、ハイレベルの電圧を出力する。すると、スイッチ制御部51は、主回路2を再起動するために初期化(例えば、各種制御パラメータを初期値に設定する処理)を行う。
【0039】
次に、初期化が終了すると(時刻t3)、ソフトスタート制御部52は、スイッチSWをソフトスタートにより駆動する。このとき、スイッチ制御部51は、保護回路4から出力される電圧がハイレベルであるため、スイッチSWの駆動を許可する。すなわち、保護動作が実施されていないため、ソフトスタートが考慮されていない通知信号出力部53は、主回路2が正常であることを示す通知信号としてハイレベルの電圧を上位システムConに出力する。また、スイッチSWが駆動しているため、電圧検出部3から出力される電圧が徐々に上昇していく。
【0040】
次に、電圧検出部3から出力される電圧が再び異常閾値Vth1以上になると(時刻t4)、保護回路4は、ローレベルの電圧を出力する。すると、スイッチ制御部51は、スイッチSWの駆動を禁止する。すなわち、保護動作が実施されているため、ソフトスタートが考慮されていない通知信号出力部53は、主回路2が異常であることを示す通知信号としてローレベルの電圧を上位システムConに出力する。また、スイッチSWが駆動していないため、電圧検出部3から出力される電圧が徐々に低下していく。
【0041】
次に、電圧検出部3から出力される電圧が復帰閾値Vth2以下になると(時刻t5)、保護回路4は、ハイレベルの電圧を出力する。すると、スイッチ制御部51は、主回路2を再起動するために初期化を行う。
【0042】
次に、初期化が終了すると(時刻t6)、ソフトスタート制御部52は、スイッチSWをソフトスタートにより駆動する。このとき、スイッチ制御部51は、保護回路4から出力される電圧がハイレベルであるため、スイッチSWの駆動を許可する。すなわち、保護動作が実施されていないため、ソフトスタートが考慮されていない通知信号出力部53は、主回路2が正常であることを示す通知信号としてハイレベルの電圧を上位システムConに出力する。
【0043】
このように、通知信号出力部53においてソフトスタートが考慮されていない場合では、主回路2が異常である状態が継続していると、通知信号出力部53からハイレベルの電圧とローレベルの電圧が交互に出力されてしまう。
【0044】
次に、通知信号出力部53においてソフトスタートが考慮されている場合について説明する。
【0045】
図3(a)は、電圧検出部3から出力される電圧の一例を示す図であり、図3(b)は、保護回路4から出力される電圧の一例を示す図であり、図3(c)は、ソフトスタート制御部52から出力される電圧の一例を示す図であり、図3(d)は、ソフトスタートが考慮されている通知信号出力部53から出力される電圧の一例を示す図である。なお、図3(a)〜図3(d)のそれぞれの2次元座標の横軸は時間を示し、縦軸は電圧を示している。また、主回路2が異常である状態が継続しているものとする。また、ソフトスタートが考慮されている通知信号出力部53は、スイッチSWがソフトスタートにより駆動されているとき、保護動作が実施されているか否かに関わらず、主回路2が異常であることを示す通知信号を上位システムConに出力するものとする。または、ソフトスタートが考慮されている通知信号出力部53は、スイッチSWがソフトスタートにより駆動されているとき、スイッチSWがソフトスタートにより駆動される前に出力していた通知信号を継続して上位システムConに出力し、スイッチSWがソフトスタートにより駆動された後、保護動作が実施されていないとき、主回路2が正常であることを示す通知信号を上位システムConに出力し、保護動作が実施されているとき、主回路2が異常であることを示す通知信号を上位システムConに出力するものとする。
【0046】
この場合、図3(a)〜図3(d)に示すように、電圧検出部3から出力される電圧が異常閾値Vth1より小さいとき(時刻t0〜時刻t1)、保護回路4は、ハイレベルの電圧を出力する。スイッチ制御部51は、保護回路4から出力される電圧がハイレベルであるため、スイッチSWの駆動を許可する。すなわち、保護動作が実施されていない。また、ソフトスタート制御部52は、ソフトスタートを行っていない旨を示すローレベルの電圧を通知信号出力部53に出力する。そのため、ソフトスタートが考慮されている通知信号出力部53は、スイッチSWがソフトスタートにより駆動されておらず、かつ、保護動作が実施されていないため、主回路2が正常であることを示す通知信号としてハイレベルの電圧を上位システムConに出力する。
【0047】
次に、電圧検出部3から出力される電圧が異常閾値Vth1以上になると(時刻t1)、保護回路4は、ローレベルの電圧を出力する。すると、スイッチ制御部51は、スイッチSWの駆動を禁止する。すなわち、保護動作が実施されている。また、ソフトスタート制御部52は、ソフトスタートを行っていないことを示すローレベルの電圧を通知信号出力部53に出力している。そのため、ソフトスタートが考慮されている通知信号出力部53は、スイッチSWがソフトスタートにより駆動されておらず、かつ、保護動作が実施されているため、主回路2が異常であることを示す通知信号としてローレベルの電圧を上位システムConに出力する。また、スイッチSWが駆動していないため、電圧検出部3から出力される電圧が徐々に低下していく。
【0048】
次に、電圧検出部3から出力される電圧が復帰閾値Vth2以下になると(時刻t2)、保護回路4は、ハイレベルの電圧を出力する。すると、スイッチ制御部51は、主回路2を再起動するために初期化を行う。
【0049】
次に、初期化が終了すると(時刻t3)、ソフトスタート制御部52は、ソフトスタートによりスイッチSWを駆動するとともに、ソフトスタートによりスイッチSWを駆動していることを示すハイレベルの電圧を通知信号出力部53に出力する。このとき、スイッチ制御部51は、保護回路4から出力される電圧がハイレベルであるため、スイッチSWの駆動を許可する。すなわち、保護動作が実施されていない。また、ソフトスタートが考慮されている通知信号出力部53は、ソフトスタートによりスイッチSWが駆動されているため、保護動作が実施されていなくても、主回路2が異常であることを示す通知信号としてローレベルの電圧を上位システムConに出力する。または、ソフトスタートが考慮されている通知信号出力部53は、ソフトスタートによりスイッチSWが駆動する前の通知信号としての電圧がローレベルである場合、ソフトスタートによりスイッチSWが駆動されているとき、保護動作が実施されていなくても、主回路2が異常であることを示す通知信号としてローレベルの電圧を上位システムConに出力する。また、スイッチSWが駆動しているため、電圧検出部3から出力される電圧が徐々に上昇していく。
【0050】
次に、電圧検出部3から出力される電圧が再び異常閾値Vth1以上になると(時刻t4)、保護回路4は、ローレベルの電圧を出力する。すると、スイッチ制御部51は、スイッチSWの駆動を禁止する。すなわち、保護動作が実施されている。また、ソフトスタート制御部52は、ソフトスタートを行っていないことを示すローレベルの電圧を通知信号出力部53に出力している。そのため、ソフトスタートが考慮されている通知信号出力部53は、スイッチSWがソフトスタートにより駆動されておらず、かつ、保護動作が実施されているため、主回路2が異常であることを示す通知信号としてローレベルの電圧を上位システムConに出力する。また、スイッチSWが駆動していないため、電圧検出部3から出力される電圧が徐々に低下していく。
(【0051】以降は省略されています)

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