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公開番号2020155226
公報種別公開特許公報(A)
公開日20200924
出願番号2019050016
出願日20190318
発明の名称組電池
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人
主分類H01M 2/10 20060101AFI20200828BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】1つの電池モジュールから排出されたガスによって他の電池モジュールが受ける影響を低減する技術を提供する。
【解決手段】複数の第1排気口1210の位置と複数の第2排気口1220の位置とが異なり、複数の第3排気口1230の位置と複数の第4排気口1240の位置とが異なる。複数の第1排気口1210の位置と複数の第3排気口1230の位置とが共通であり、複数の第2排気口1220の位置と複数の第4排気口1240の位置とが共通である。第2面1120と第3面1130とを対向させて、第1蓄電池モジュール1000aと第2蓄電池モジュール1000bとが並べられる。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
互いに反対を向いた第1面と第2面とを有する第1蓄電池モジュールと、
互いに反対を向いた第3面と第4面とを有する第2蓄電池モジュールとを備え、
前記第1面と前記第2面とに平行な投影面上において、前記第1面に配置される複数の第1排気口の位置と、前記第2面に配置される複数の第2排気口の位置とが異なり、
前記第3面と前記第4面とに平行な投影面上において、前記第3面に配置される複数の第3排気口の位置と、前記第4面に配置される複数の第4排気口の位置とが異なり、
前記第1面と前記第3面とを対応させる場合に、前記複数の第1排気口の位置と前記複数の第3排気口の位置とが共通であり、
前記第2面と前記第4面とを対応させる場合に、前記複数の第2排気口の位置と、前記複数の第4排気口の位置とが共通であり、
前記第2面と前記第3面とを対向させて、前記第1蓄電池モジュールと前記第2蓄電池モジュールとが並べられる、
組電池。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
互いに反対を向いた第1面と第2面とを有する第1蓄電池モジュールと、
互いに反対を向いた第3面と第4面とを有する第2蓄電池モジュールとを備え、
前記第1面と前記第2面とに平行な投影面上において、前記第1面に配置される複数の第1排気口の位置と、前記第2面に配置される複数の第2排気口の位置とが異なり、
前記第3面と前記第4面とに平行な投影面上において、前記第3面に配置される複数の第3排気口の位置と、前記第4面に配置される複数の第4排気口の位置とが異なり、
前記第1面と前記第3面とを対応させる場合に、前記複数の第1排気口の位置と前記複数の第3排気口の位置とが共通であり、
前記第2面と前記第4面とを対応させる場合に、前記複数の第2排気口の位置と、前記複数の第4排気口の位置とが共通であり、
前記第2面と前記第4面とを対向させ、かつ前記第2面と前記第4面とに平行な投影面上において、前記第1蓄電池モジュールの向きと前記第2蓄電池モジュールの向きとを変えて、前記第1蓄電池モジュールと前記第2蓄電池モジュールとが並べられる、
組電池。
【請求項3】
前記複数の第1排気口は前記第1面の下側部分に配置され、
前記複数の第2排気口は前記第2面の下側部分に配置され、
前記複数の第3排気口は前記第3面の下側部分に配置され、
前記複数の第4排気口は前記第4面の下側部分に配置される、
請求項1または2に記載の組電池。
【請求項4】
前記複数の第1排気口は前記第1面の上側部分と下側部分に配置され、
前記複数の第2排気口は前記第2面の上側部分と下側部分に配置され、
前記複数の第3排気口は前記第3面の上側部分と下側部分に配置され、
前記複数の第4排気口は前記第4面の上側部分と下側部分に配置される、
請求項1または2に記載の組電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、組電池に関し、特に複数の蓄電池セルを収納する蓄電池モジュールを複数含む組電池に関する。
続きを表示(約 10,000 文字)【背景技術】
【0002】
電池モジュールを複数組み合わせた組電池の一例では、複数の電池モジュールが上下方向に積層されている。下部側に配置された電池モジュールにおけるケース内の電池に異常が発生して電池からガスが放出された場合、ガスの熱によって、上部側に位置する電池モジュールの電池が影響を受ける。そのため、下部側の電池モジュールの側面から離れながら上部に向かう連通部が配置される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第15/053119号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
組電池では、複数の電池モジュールが横方向に並べられることがある。このような構造において、1つの電池モジュールにおけるケース内の電池に異常が発生して電池からガスが放出された場合、ガスの熱によって、隣接した電池モジュールの電池に与える影響を低減することが求められる。
【0005】
本開示はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、1つの電池モジュールから排出されたガスによって他の電池モジュールが受ける影響を低減する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示のある態様の組電池は、互いに反対を向いた第1面と第2面とを有する第1蓄電池モジュールと、互いに反対を向いた第3面と第4面とを有する第2蓄電池モジュールとを備える。第1面と第2面とに平行な投影面上において、第1面に配置される複数の第1排気口の位置と、第2面に配置される複数の第2排気口の位置とが異なり、第3面と第4面とに平行な投影面上において、第3面に配置される複数の第3排気口の位置と、第4面に配置される複数の第4排気口の位置とが異なり、第1面と第3面とを対応させる場合に、複数の第1排気口の位置と複数の第3排気口の位置とが共通であり、第2面と第4面とを対応させる場合に、複数の第2排気口の位置と、複数の第4排気口の位置とが共通であり、第2面と第3面とを対向させて、第1蓄電池モジュールと第2蓄電池モジュールとが並べられる。
【0007】
本開示の別の態様もまた、組電池である。この組電池は、互いに反対を向いた第1面と第2面とを有する第1蓄電池モジュールと、互いに反対を向いた第3面と第4面とを有する第2蓄電池モジュールとを備える。第1面と第2面とに平行な投影面上において、第1面に配置される複数の第1排気口の位置と、第2面に配置される複数の第2排気口の位置とが異なり、第3面と第4面とに平行な投影面上において、第3面に配置される複数の第3排気口の位置と、第4面に配置される複数の第4排気口の位置とが異なり、第1面と第3面とを対応させる場合に、複数の第1排気口の位置と複数の第3排気口の位置とが共通であり、第2面と第4面とを対応させる場合に、複数の第2排気口の位置と、複数の第4排気口の位置とが共通であり、第2面と第4面とを対向させ、かつ第2面と第4面とに平行な投影面上において、第1蓄電池モジュールの向きと第2蓄電池モジュールの向きとを変えて、第1蓄電池モジュールと第2蓄電池モジュールとが並べられる。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、1つの電池モジュールから排出されたガスによって他の電池モジュールが受ける影響を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1に係る蓄電池モジュールの構造を示す斜視図である。
図1の蓄電池モジュールの構造を示す分解斜視図である。
図1の蓄電池モジュールの構造を示す別の分解斜視図である。
図1の蓄電池モジュールの構造を示す断面図である。
図1の蓄電池モジュールの構造を示す別の断面図である。
図6(a)−(b)は、図1の蓄電池モジュールにおけるガスの排出の概要を示す図である。
図7(a)−(c)は、実施例1に係る蓄電池モジュールの構造の概要を示す図である。
図8(a)−(c)は、実施例1に係る組電池の構造を示す図である。
図9(a)−(d)は、実施例1に係る組電池の別の構造を示す図である。
図10(a)−(c)は、実施例2に係る蓄電池モジュールの構造の概要を示す図である。
図11(a)−(c)は、実施例2に係る組電池の構造を示す図である。
図12(a)−(f)は、実施例2に係る組電池の別の構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施例1)
本開示の実施例を具体的に説明する前に、実施例の概要を説明する。本実施例は、複数の蓄電池セルが収納される蓄電池モジュールが複数含まれる組電池に関する。蓄電池モジュールにおいて、各蓄電池セルは、正極と負極とが互いに反対を向いた構造を有し、例えば、正極が同一方向を向くように並べられる。蓄電池セルがリチウムイオン二次電池である場合、内部短絡等が発生すると蓄電池セル内にガスが発生する。また、ガスの発生により、蓄電池セル内の圧力が増加するが、安全機構によりガスが正極側から蓄電池セル外に放出される。このようなガスは高温高圧であり、ガスによる燃焼が生じると、蓄電池モジュール内の他の蓄電池セルも熱暴走(類焼)する。この類焼により、蓄電池モジュール全体、または製品全体が燃えてしまうおそれがある。ガスによる類焼を抑制するために、蓄電池の構造体と複数の蓄電池セルの正極側の面との間には空間が設けられ、空間は排気口に接続される。蓄電池セルからの高温ガスは空間に放出され、排気口から蓄電池モジュール外に放出される。
【0011】
このような状況下において、空間が複数に分割された構造を有する場合、ガスは1つの排気口から排出されにくくなる。そのため、ガスによる類焼が生じやすくなる。一方、1つの空間に複数の排気口が接続される場合、ガスは排出されやすくなる。しかしながら、1つの空間に複数の排気口が接続されると、蓄電池モジュール外から空間に空気が流入しやすくなり、ガスによる高温燃焼が生じやすくなる。そのため、ガスによる高温燃焼を抑制するような構造体内の空間と排気口との関係が求められる。本実施例に係る蓄電池モジュールは、1つの空間に1つの排気口を接続する。そのため、構造体内に1つの空間が形成される場合、構造体に1つの排気口が設けられる。また、構造体内に複数の空間が形成される場合、構造体に複数の排気口が設けられる。ここで、一般的に不完全燃焼温度<完全燃焼温度の関係であり、金属を溶かず「ふいご」の様に空気(酸素)を多く送り込むと燃焼温度はさらに高温になる。ろうそくの芯の部分は不完全燃焼で約600℃、炎の先端は約1000℃を超える温度として知られている。
【0012】
このような蓄電池モジュールが横方向に並べられ、かつ電気的に接続されることによって組電池が形成される。1つの蓄電池モジュールの排気口から排出されたガスが、近傍に設置された別の蓄電池モジュールの排気口から当該別の蓄電池モジュールの内部に流入すると、内部の蓄電池セルがあぶられることによって、当該別の蓄電池モジュールが熱暴走するおそれがある。そのため、1つの蓄電池モジュールから排出されるガスが、隣接の別の蓄電池モジュールに直接流入することを抑制することが求められる。本実施例に係る組電池では、隣接した2つの蓄電池モジュールのそれぞれの排気口が、上下左右で互い違いになる位置に設けられる。このような構造によって、1つの蓄電池モジュールから排出されるガスが、隣接の別の蓄電池モジュールに直接流入しにくくなる。また、ガスが、隣接の別の蓄電池モジュールに流入する場合であっても、一定距離の移動によってガスが冷やされているので、類焼発生の危険性が低減される。以下の説明において、「平行」、「垂直」は、完全な平行、垂直だけではなく、誤差の範囲で平行、垂直からずれている場合も含む。また、「略」は、おおよその範囲で同一であるという意味である。
【0013】
ここでは、(1)組電池3000に含まれる蓄電池モジュール1000の構造を説明してから、(2)組電池3000の構造を説明する。
(1)組電池3000に含まれる蓄電池モジュール1000の構造
図1は、蓄電池モジュール1000の構造を示す斜視図である。図1に示すように、x軸、y軸、z軸を含む直交座標系が規定される。x軸、y軸は、蓄電池モジュール1000の底面内において互いに直交する。z軸は、x軸およびy軸に垂直であり、蓄電池モジュール1000の高さ(垂直)方向に延びる。また、x軸、y軸、z軸のそれぞれの正の方向は、図1における矢印の方向に規定され、負の方向は、矢印と逆向きの方向に規定される。また、x軸の正方向側を「前側」あるいは「正面側」、x軸の負方向側を「後側」あるいは「背面側」、z軸の正方向側を「上側」あるいは「天面側」、z軸の負方向側を「下側」あるいは「底面側」ということもある。さらに、y軸方向の正方向側を「右側」、y軸の負方向側を「左側」ということもある。
【0014】
構造体100は、前側筐体110、後側筐体130、右側蓋352を含む。前側筐体110は、前面112、前側下面114、前側上面116、前側排気口118と総称される第1前側排気口118aから第4前側排気口118d、左側面150を含む。後側筐体130は、後面132、後側下面134、後側上面136、右側面152を含む。前側筐体110、後側筐体130の各構成要素は、ネジ、溶接、接着材等で接続されているが、公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。
【0015】
前側筐体110の前面112は、y−z平面上に広がる矩形の板形状を有する。前面112の下側端から後側に向かって前側下面114が延び、前面112の上側端から後側に向かって前側上面116が延び、前面112の左側端から後側に向かって左側面150が延びる。前側下面114と前側上面116と左側面150は、いずれも板形状を有する。板形状は矩形状であってもよい。また、後側筐体130の後面132は、y−z平面上に広がる矩形の板形状を有する。後面132の下側端から前側に向かって後側下面134が延び、後面132の上側端から前側に向かって後側上面136が延び、後面132の右側端から前側に向かって右側面152が延びる。後側下面134と後側上面136と右側面152は、いずれも板形状を有する。板形状は矩形状であってもよい。
【0016】
前側下面114の後側端と、後側下面134の前側端とが接続されることによって、前側下面114と後側下面134は、1つの下面を形成する。また、前側上面116の後側端と、後側上面136の前側端とが接続されることによって、前側上面116と後側上面136は、1つの上面を形成する。下面と上面は、前面112と後面132とに交差する。このように前側筐体110と後側筐体130とが接続されることによって、構造体100は箱形状を有する。その際、構造体100の右側は、右側面152、右側蓋352でふさがれ、構造体100の左側は、左側面150、左側蓋(図示せず)でふさがれる。以下では、前面112を第1面と呼び、後面132を第2面と呼び、下面を第3面と呼び、上面を第4面と呼んでもよい。ここで、前側筐体110と後側筐体130は、熱伝導性の高い材料、例えば、金属、カーボンにより形成される。そのため、前面112、前側下面114、前側上面116、後面132、後側下面134、後側上面136は、例えば、金属板である。
【0017】
以下では、図2から図5を使用しながら、このような蓄電池モジュール1000の構造をさらに説明する。図2は、蓄電池モジュール1000の構造を示す分解斜視図である。図3は、蓄電池モジュール1000の構造を示す別の分解斜視図であり、図2をさらに分解した構造を示す。図4は、蓄電池モジュール1000の構造を示す断面図であり、図1のA−A’線の断面図である。図5は、蓄電池モジュール1000の構造を示す別の断面図であり、図1のB−B’線の断面図である。
【0018】
前側筐体110と後側筐体130との間には、前側ケース240と後側ケース250との組合せが収納される。前側ケース240と後側ケース250との組合せは中空の箱形状を有しており、絶縁性を有する材料、例えば樹脂により形成される。この組合せでは、前側ケース240の後側端と後側ケース250の前側端が接続されており、前側ケース240は前側筐体110に対向し、後側ケース250は後側筐体130に対向する。前側ケース240と後側ケース250との組合せの内部には、蓄電池集合体200と総称される第1蓄電池集合体200aから第7蓄電池集合体200g、電池ホルダ230が収納される。特に、左側から右側に向かって、第1蓄電池集合体200a、第2蓄電池集合体200b、・・・、第6蓄電池集合体200f、第7蓄電池集合体200gが順に並べられる。そのため、下面と上面は、蓄電池集合体200を挟んで互いに対向するといえる。各蓄電池集合体200には、複数の蓄電池セル210が配置される。
【0019】
蓄電池セル210は、例えば、円柱形のリチウムイオン二次電池である。蓄電池セル210における円柱形の両端には、互いに反対を向いた正極212と負極214とが配置される。蓄電池セル210には公知の技術が使用されればよく、内部短絡等の発生により内部の圧力が上昇した場合、高温高圧ガスを外部に放出する安全機構が備えられる。一般的に、高温高圧ガスは正極212側から放出される。
【0020】
ここで、第1蓄電池集合体200a、第3蓄電池集合体200c、第5蓄電池集合体200e、第7蓄電池集合体200gのそれぞれに含まれた複数の蓄電池セル210は、正極212を前側に向け、負極214を後側に向ける。また、第2蓄電池集合体200b、第4蓄電池集合体200d、第6蓄電池集合体200fのそれぞれに含まれた複数の蓄電池セル210は、正極212を後側に向け、負極214を前側に向ける。つまり、1つの蓄電池集合体200内では正極212の方向が同一であるが、隣接した2つの蓄電池集合体200の間では正極212の方向が逆になる。前面112に対向する前側の電極を「第1の電極」と呼び、後面132に対向する後側の電極を「第2の電極」と呼ぶ場合、第1蓄電池集合体200a等では、第1の電極が正極212であり、第2の電極が負極214である。また、第2蓄電池集合体200b等では、第1の電極が負極214であり、第2の電極が正極212である。
【0021】
電池ホルダ230は、複数の蓄電池セル210のそれぞれを挿入可能な貫通孔を備えることによって、複数の蓄電池セル210のそれぞれの位置を固定する。電池ホルダ230は、絶縁性を有する材料、例えば樹脂により形成される。電池ホルダ230によって固定された複数の蓄電池セル210の前側には前側ケース240が取り付けられ、電池ホルダ230によって固定された複数の蓄電池セル210の後側には後側ケース250が取り付けられる。
【0022】
前側ケース240は、y−z平面に広がる板形状の前側ケース板部244を有し、前側ケース板部244には、各蓄電池セル210の正極212に対向した位置に貫通孔が設けられる。また、前側ケース板部244の前側の面において、第2蓄電池集合体200bと第3蓄電池集合体200cとの境界の位置には、第1前側隔壁242aが設けられる。また、第4蓄電池集合体200dと第5蓄電池集合体200eとの境界の位置には、第2前側隔壁242bが設けられ、第6蓄電池集合体200fと第7蓄電池集合体200gとの境界の位置には、第3前側隔壁242cが設けられる。第1前側隔壁242aから第3前側隔壁242cは前側隔壁242と総称され、前側隔壁242は、前側に向かって突出するとともに上下方向に延びる。
【0023】
第1前側隔壁242aから第3前側隔壁242cによって、前側ケース板部244の前側の面は、第1前側凹部246aから第4前側凹部246dに区分される。例えば、第2前側凹部246bは、第1前側隔壁242aと第2前側隔壁242bとに挟まれた部分、つまり第3蓄電池集合体200cと第4蓄電池集合体200dに対向した位置に配置される。第1前側凹部246a、第3前側凹部246cも第2前側凹部246bと同様である。一方、第4前側凹部246dは、第7蓄電池集合体200gだけに対向した位置に配置されるので、第1前側凹部246aから第3前側凹部246cよりも狭い。このような第1前側凹部246aから第4前側凹部246dは前側凹部246と総称される。
【0024】
図2、図3に示されるように、第1前側凹部246aには第1前側リード板300aが嵌め込まれ、第2前側凹部246bには第2前側リード板300bが嵌め込まれる。また、第3前側凹部246cには第3前側リード板300cが嵌め込まれ、第4前側凹部246dには第4前側リード板300dが嵌め込まれる。第1前側リード板300aから第4前側リード板300dは前側リード板300と総称され、前側リード板300は板形状を有する。第1前側リード板300aは、第1蓄電池集合体200aの複数の蓄電池セル210の正極212と、第2蓄電池集合体200bの複数の蓄電池セル210の負極214とに接続される。第1前側リード板300aには、1つの正極212と1つの負極214とを電気的に接続する配線パターンが設けられているので、第1蓄電池集合体200aの1つの蓄電池セル210と、第2蓄電池集合体200bの1つの蓄電池セル210は、直列に接続される。ここで、第1前側リード板300aにおいて正極212と接続される部分には貫通孔が設けられる。第2前側リード板300b、第3前側リード板300cも第1前側リード板300aと同様である。一方、第4前側リード板300dは、第7蓄電池集合体200gの複数の蓄電池セル210の正極212だけに接続される。そのため、第4前側リード板300dは、第1前側リード板300aから第3前側リード板300cよりも小さい。
【0025】
後側ケース250は、y−z平面に広がる板形状の後側ケース板部254を有し、後側ケース板部254には、各蓄電池セル210の正極212に対向した位置に貫通孔が設けられる。また、図5に示されるように、後側ケース板部254の後側の面において、第1蓄電池集合体200aと第2蓄電池集合体200bとの境界の位置には、第1後側隔壁252aが設けられる。また、第3蓄電池集合体200cと第4蓄電池集合体200dとの境界の位置には、第2後側隔壁252bが設けられ、第5蓄電池集合体200eと第6蓄電池集合体200fとの境界の位置には、第3後側隔壁252cが設けられる。第1後側隔壁252aから第3後側隔壁252cは後側隔壁252と総称され、後側隔壁252は、後側に向かって突出するとともに上下方向に延びる。
【0026】
第1後側隔壁252aから第3後側隔壁252cによって、後側ケース板部254の後側の面は、第1後側凹部256aから第4後側凹部256dに区分される。例えば、第2後側凹部256bは、第1後側隔壁252aと第2後側隔壁252bとに挟まれた部分、つまり第2蓄電池集合体200bと第3蓄電池集合体200cに対向した位置に配置される。第3後側凹部256c、第4後側凹部256dも第2後側凹部256bと同様である。一方、第1後側凹部256aは、第1蓄電池集合体200aだけに対向した位置に配置されるので、第2後側凹部256bから第4後側凹部256dよりも狭い。このような第1後側凹部256aから第4後側凹部256dは後側凹部256と総称される。
【0027】
第1後側凹部256aには第1後側リード板302aが嵌め込まれ、第2後側凹部256bには第2後側リード板302bが嵌め込まれる。また、第3後側凹部256cには第3後側リード板302cが嵌め込まれ、第4後側凹部256dには第4後側リード板302dが嵌め込まれる。第1後側リード板302aから第4後側リード板302dは後側リード板302と総称され、後側リード板302は板形状を有する。第2後側リード板302bは、第2蓄電池集合体200bの複数の蓄電池セル210の正極212と、第3蓄電池集合体200cの複数の蓄電池セル210の負極214とに接続される。第2後側リード板302bには、1つの正極212と1つの負極214とを電気的に接続する配線パターンが設けられているので、第2蓄電池集合体200bの1つの蓄電池セル210と、第3蓄電池集合体200cの1つの蓄電池セル210は、直列に接続される。ここで、第2後側リード板302bにおいて正極212と接続される部分には貫通孔が設けられる。第3後側リード板302c、第4後側リード板302dも第2後側リード板302bと同様である。一方、第1後側リード板302aは、第1蓄電池集合体200aの複数の蓄電池セル210の負極214だけに接続される。そのため、第1後側リード板302aは、第2後側リード板302bから第4後側リード板302dよりも小さい。このような前側リード板300と後側リード板302によって、第1蓄電池集合体200aから第7蓄電池集合体200gのそれぞれに含まれる1つの蓄電池セル210は、直列に接続される。
【0028】
図2、3に示されるように、蓄電池集合体200を収納しながら組み合わされた前側ケース240と後側ケース250の上側には、制御基板トレイ330が取り付けられる。制御基板トレイ330は、左右方向に延びる板形状のトレイである。制御基板トレイ330の上には、制御基板332が配置される。制御基板332は、IC(Integrated Circuit)等を搭載しており、蓄電池モジュール1000の動作を制御する。制御基板332は、制御基板トレイ330と同様に左右方向に延びる板形状を有するが、制御基板トレイ330よりも小さい。制御基板332が配置された制御基板トレイ330の上側を覆うように、制御基板蓋334が取り付けられる。制御基板蓋334は、制御基板332を保護するための蓋であり、制御基板トレイ330に合わせた形状を有する。
【0029】
図5に示されるように、蓄電池集合体200を収納しながら組み合わされた前側ケース240と後側ケース250の左側には左側蓋350が取り付けられ、右側には右側蓋352が取り付けられる。左側蓋350と右側蓋352は、上下方向に延びる板形状を有し、前側ケース240と後側ケース250の組合せを側面から保護する。制御基板トレイ330、制御基板蓋334、左側蓋350、右側蓋352は、絶縁性を有する材料、例えば樹脂により形成される。
【0030】
図2に示されるように、制御基板トレイ330から制御基板蓋334、左側蓋350、右側蓋352が取り付けられた前側ケース240と後側ケース250との組合せは、前述のごとく、前側筐体110と後側筐体130との間に配置される。これにより、図4に示されるように、前面112と前側下面114と前側上面116と前側リード板300(第3前側リード板300c)に囲まれる前空間400(第3前空間400c)が形成される。ここで、第3前側リード板300cは、第5蓄電池集合体200eと第6蓄電池集合体200fにおける複数の第1の電極側の面に相当する。第3前空間400cのうち、第5蓄電池集合体200eと第6蓄電池集合体200fにおける下面側端の蓄電池セル210よりも下面側に位置する前面112の部分、あるいは前側下面114には、第3前側排気口118cが設けられる。第3前側排気口118cは、前面112の部分あるいは前側下面114に形成された貫通孔であり、これは開口であるともいえる。
(【0031】以降は省略されています)

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