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公開番号2020150618
公報種別公開特許公報(A)
公開日20200917
出願番号2019044491
出願日20190312
発明の名称蓄電システム
出願人株式会社デンソー
代理人個人
主分類H02J 7/00 20060101AFI20200821BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】複数の蓄電モジュールの直列接続から並列接続への切り替えに際し電圧を均衡化する蓄電システムにおいて、直並列切り替えリレーの異常を診断する蓄電システムを提供する。
【解決手段】 蓄電システム401は、車両の充電口14に接続される給電ケーブル13を経由して、給電設備の外部充電器10から複数の蓄電モジュール(バッテリBT1、BT2)への充電が可能である。電力変換器(車載充電器)20は、複数の蓄電モジュールの間で電力を授受させる。車載制御部45は、複数の蓄電モジュールの並列切り替えに先立ち、電圧差が所定の閾値以下となるように電力変換器20を動作させる「電圧均衡化処理」を実施する。車載制御部45は、直並列切り替えリレーRY1-RY3の開閉状態を所定の診断モードにした上で、電圧検出器VS3から取得した充電口14の検出電圧Vxに基づいて直並列切り替えリレーRY1-RY3の異常を診断する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
それぞれが一つ以上の蓄電セルを含む複数の蓄電モジュールを搭載した車両に適用され、前記車両の充電口(14)に接続される給電ケーブル(13)を経由して、給電設備の外部充電器(10)から前記複数の蓄電モジュールへの充電が可能な蓄電システムであって、
前記複数の蓄電モジュールと、
前記複数の蓄電モジュールのうち少なくとも第1蓄電モジュール(BT1)及び第2蓄電モジュール(BT2)の接続状態を直列及び並列に切り替え可能であり、前記第1蓄電モジュール及び前記第2蓄電モジュールの正極同士の間に設けられる第1リレー(RY1)、前記第1蓄電モジュールの負極と前記第2蓄電モジュールの正極との間に設けられる第2リレー(RY2)、並びに、前記第1蓄電モジュール及び前記第2蓄電モジュールの負極同士の間に設けられる第3リレー(RY3)を含む複数の直並列切り替えリレーと、
前記第1蓄電モジュールと前記第2蓄電モジュールとの間で電力を授受させる電力変換器(20)と、
複数の前記直並列切り替えリレーの開閉を操作し、且つ、前記第1蓄電モジュール及び前記第2蓄電モジュールの並列切り替えに先立ち、前記第1蓄電モジュールと前記第2蓄電モジュールとの電圧差が所定の閾値以下となるように前記電力変換器を動作させる電圧均衡化処理を実施する車載制御部(45)と、
を備え、
前記充電口の電圧を検出する電圧検出器(VS3、VS4)が車両に設置されるか、又は、前記給電ケーブルが前記充電口に接続された状態で前記充電口の電圧を検出する電圧検出器(VS11、VS13)が給電設備に設置されており、
前記電圧検出器が車両に設置される場合、前記車載制御部は、前記直並列切り替えリレーの開閉状態を所定の診断モードにした上で、前記電圧検出器の検出電圧(Vx)に基づいて前記直並列切り替えリレーの異常を診断し、
前記電圧検出器が給電設備に設置される場合、前記車載制御部は、前記直並列切り替えリレーの開閉状態を所定の診断モードにした上で、前記外部充電器を制御する給電制御部(17)から受信した前記電圧検出器の検出電圧に基づいて前記直並列切り替えリレーの異常を診断するか、又は、前記給電制御部が前記電圧検出器の検出電圧に基づいて実施した前記直並列切り替えリレーの異常診断の結果を受信する蓄電システム。
続きを表示(約 3,500 文字)【請求項2】
前記充電口の端子(141、142)と前記第1蓄電モジュール及び第2蓄電モジュールとの間の経路を開閉可能な充電口リレー(RY6、RY7)をさらに備え、
前記電圧検出器(VS3)は、前記充電口リレーと前記第1蓄電モジュール及び第2蓄電モジュールとの間に設置されており、
前記車載制御部は、前記充電口リレーをOFFした状態で前記電圧検出器の検出電圧を取得する請求項1に記載の蓄電システム。
【請求項3】
前記車載制御部は、
前記第1リレー、前記第2リレー及び前記第3リレーをOFFした状態で、
前記電圧検出器の検出電圧が0相当の値である場合、前記第1リレー、前記第2リレー及び前記第3リレーがいずれも正常であると判定し、
前記電圧検出器の検出電圧が前記第1蓄電モジュールの電圧と前記第2蓄電モジュールの電圧との和(V1+V2)相当の値である場合、前記第2リレーのショート故障であると判定し、
前記電圧検出器の検出電圧が前記第1蓄電モジュールの電圧(V1)相当の値である場合、前記第3リレーのショート故障であると判定し、
前記電圧検出器の検出電圧が前記第2蓄電モジュールの電圧(V2)相当の値である場合、前記第1リレーのショート故障であると判定する請求項1または2に記載の蓄電システム。
【請求項4】
前記車載制御部は、
前記第1リレー、前記第2リレー及び前記第3リレーのうちいずれか一つの前記直並列切り替えリレーを順番にONし、前記電圧検出器の検出電圧が0相当の値である場合、現在ONしている前記直並列切り替えリレーがオープン故障であると判定する請求項1〜3のいずれか一項に記載の蓄電システム。
【請求項5】
前記電圧検出器(VS11、VS13)は、給電設備における前記外部充電器の内部、又は前記給電ケーブルの途中に設置されており、前記電圧検出器の検出電圧は前記給電制御部に取得される請求項1に記載の蓄電システム。
【請求項6】
それぞれが一つ以上の蓄電セルを含む複数の蓄電モジュールを搭載した車両に適用され、前記車両の充電口(14)に接続される給電ケーブル(13)を経由して、給電設備の外部充電器(10)から前記複数の蓄電モジュールへの充電が可能な蓄電システムであって、
前記複数の蓄電モジュールと、
前記複数の蓄電モジュールのうち少なくとも第1蓄電モジュール(BT1)及び第2蓄電モジュール(BT2)の接続状態を直列及び並列に切り替え可能であり、前記第1蓄電モジュール及び前記第2蓄電モジュールの正極同士の間に設けられる第1リレー(RY1)、前記第1蓄電モジュールの負極と前記第2蓄電モジュールの正極との間に設けられる第2リレー(RY2)、並びに、前記第1蓄電モジュール及び前記第2蓄電モジュールの負極同士の間に設けられる第3リレー(RY3)を含む複数の直並列切り替えリレーと、
前記第1蓄電モジュールと前記第2蓄電モジュールとの間で電力を授受させる電力変換器(20)と、
複数の前記直並列切り替えリレーの開閉を操作し、且つ、前記第1蓄電モジュール及び前記第2蓄電モジュールの並列切り替えに先立ち、前記第1蓄電モジュールと前記第2蓄電モジュールとの電圧差が所定の閾値以下となるように前記電力変換器を動作させる電圧均衡化処理を実施する車載制御部(45)と、
を備え、
前記給電ケーブルが前記充電口に接続された状態で、前記外部充電器が診断用の通電であるプレ給電を実施したとき、前記外部充電器から前記蓄電モジュールまでの給電経路を流れる電流を検出する電流検出器(CS3、CS4、CS1、CS2、CS11、CS13)が車両又は給電設備に設置されており、
前記電流検出器が前記車両に設置される場合、前記車載制御部は、前記直並列切り替えリレーの開閉状態を所定の診断モードにした上で、前記電流検出器の検出電流(Cx)に基づいて前記直並列切り替えリレーの異常を診断し、
前記電流検出器が給電設備に設置される場合、前記車載制御部は、前記直並列切り替えリレーの開閉状態を所定の診断モードにした上で、前記外部充電器を制御する給電制御部(17)から受信した前記電流検出器の検出電流に基づいて前記直並列切り替えリレーの異常を診断するか、又は、前記給電制御部が前記電流検出器の検出電流に基づいて実施した前記直並列切り替えリレーの異常診断の結果を受信する蓄電システム。
【請求項7】
前記車載制御部は、
前記第1リレー、前記第2リレー及び前記第3リレーをOFFした状態で、前記電流検出器の検出電流が所定値を超える状態の継続時間(Tover)がショート判定時間閾値(Tth_st)以上となる短絡電流継続条件が成立した場合、いずれかの前記直並列切り替えリレーがショート故障であると判定する請求項6に記載の蓄電システム。
【請求項8】
前記第1蓄電モジュールと前記第2蓄電モジュールとが並列接続された部分において、前記第1蓄電モジュールに直列接続された第1電流検出器(CS1)、及び、前記第2蓄電モジュールに直列接続された第2電流検出器(CS2)の二つの前記電流検出器が設置されており、
前記車載制御部は、
前記第1電流検出器が検出した第1経路電流(Cx1)、及び、前記第2電流検出が検出した第2経路電流(Cx2)の両方について前記短絡電流継続条件が成立する場合、前記第2リレーのショート故障であると判定し、
前記第1経路電流について前記短絡電流継続条件が成立し、前記第2経路電流について前記短絡電流継続条件が不成立の場合、前記第3リレーのショート故障であると判定し、
前記第2経路電流について前記短絡電流継続条件が成立し、前記第1経路電流について前記短絡電流継続条件が不成立の場合、前記第1リレーのショート故障であると判定する請求項7に記載の蓄電システム。
【請求項9】
前記車載制御部は、
前記第1リレー、前記第2リレー及び前記第3リレーのうちいずれか一つの前記直並列切り替えリレーを順番にONし、前記電流検出器の検出電流が所定値未満の状態の継続時間(Tunder)がオープン判定時間閾値(Tth_op)以上となる場合、現在ONしている前記直並列切り替えリレーがオープン故障であると判定する請求項6〜8のいずれか一項に記載の蓄電システム。
【請求項10】
前記電流検出器(CS11、CS13)は、給電設備における前記外部充電器の内部、又は前記給電ケーブルの途中に設置されており、前記電流検出器の検出電流は前記給電制御部に取得される請求項6に記載の蓄電システム。
【請求項11】
前記車載制御部は、いずれかの前記直並列切り替えリレーが故障していると判定したとき、又は、前記給電制御部から前記直並列切り替えリレーの異常信号を受信したとき、前記直並列切り替えリレーの操作を禁止し、車両において警告を表示する請求項1〜10のいずれか一項に記載の蓄電システム。
【請求項12】
前記車載制御部は、いずれかの前記直並列切り替えリレーが故障していると判定したとき、前記給電制御部に異常信号を送信し、給電を中止させる請求項1〜4、6〜9のいずれか一項に記載の蓄電システム。
【請求項13】
故障した前記直並列切り替えリレーが特定される構成において、
前記車載制御部は、いずれかの前記直並列切り替えリレーが故障していると判定したとき、前記第1蓄電モジュール及び前記第2蓄電モジュールを直列接続又は並列接続した状態での充電が可能であるか否かを判定し、
いずれかの接続状態での充電が可能である場合、前記給電制御部に、異常信号とともに給電許可信号を送信する請求項1〜4、6〜9のいずれか一項に記載の蓄電システム。
【請求項14】
前記給電制御部は、前記車載制御部から異常信号を受信したとき、
給電設備において警告を表示する請求項12または13に記載の蓄電システム。
【請求項15】
前記給電制御部は、前記直並列切り替えリレーの異常診断を自ら実施し、いずれかの前記直並列切り替えリレーが故障していると判定したとき、給電設備において警告を表示する請求項5または10に記載の蓄電システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、蓄電システムに関する。
続きを表示(約 6,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の蓄電モジュールを直列及び並列に切り替え可能とした蓄電システムが知られている。
【0003】
例えば特許文献1に開示された産業機械用電池システムは、高電圧下における急速充電が可能で且つ低電圧系のコンポーネントを使用可能とすることを目的とするものである。このシステムは、電池ユニットと充電入力部又は電力負荷との接続状態を択一的に切り替えるための充放電切り替え手段、及び、複数の電池ユニット間の電気的な接続を並列または直列に択一的に切り替えるための並列/直列切り替え手段等を備える。
【0004】
このシステムの放電制御フローでは、複数の電池ユニットを並列に接続した状態で、複数の電池ユニットから電力負荷への放電を行う。また充電制御フローでは、複数の電池ユニットを直列に接続した状態で、急速充電器から充電入力部を介して複数の電池ユニットに充電を行う。充電完了後、複数の電池ユニット間の電圧差が閾値以上である場合、電圧差をなくすための電池ユニット間バランス処理が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5611400号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
以下、本明細書では、特許文献1の電池ユニットを含む上位概念の用語として「蓄電モジュール」を用いる。特許文献1の技術を電気自動車やプラグインハイブリッド自動車の外部充電に適用する場合、直列での充電完了後、複数の蓄電モジュールを並列接続に切り替え、負荷としての主機モータに放電して走行する状況が想定される。また、特許文献1における並列/直列切り替え手段としてのスイッチを本明細書では「直並列切り替えリレー」と言い換える。本明細書の「直並列切り替えリレー」には、半導体スイッチや機械式リレー等の具体的構成を問わず、電流経路の開閉手段全般を含む。
【0007】
一般にリレーの故障モードとして、ON状態に固着するショート故障、及び、OFF状態に固着するオープン故障が知られている。特許文献1のシステムにおいて、いずれかの直並列切り替えリレーがショート故障している場合、他のリレーをONした時に蓄電モジュールを短絡させるおそれがある。また、いずれかの直並列切り替えリレーがオープン故障している場合、要求される電圧が負荷へ供給されない懸念がある。特許文献1には、このようなリレー固着異常の検出や処置について何ら言及されていない。
【0008】
本発明は上述の課題に鑑みて創作されたものであり、その目的は、複数の蓄電モジュールの直列接続から並列接続への切り替えに際し電圧を均衡化する蓄電システムにおいて、直並列切り替えリレーの異常を診断する蓄電システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の蓄電システムは、それぞれが一つ以上の蓄電セルを含む複数の蓄電モジュールを搭載した車両に適用され、車両の充電口(14)に接続される給電ケーブル(13)を経由して、給電設備の外部充電器(10)から複数の蓄電モジュールへの充電が可能である。この蓄電システムは、複数の蓄電モジュールと、複数の直並列切り替えリレーと、電力変換器(20)と、車載制御部(45)と、を備える。
【0010】
複数の直並列切り替えリレーは、複数の蓄電モジュールのうち少なくとも第1蓄電モジュール(BT1)及び第2蓄電モジュール(BT2)の接続状態を直列及び並列に切り替え可能であり、第1リレー(RY1)、第2リレー(RY2)及び第3リレー(RY3)を含む。第1リレーは、第1蓄電モジュール及び第2蓄電モジュールの正極同士の間に設けられる。第2リレーは、第1蓄電モジュールの負極と第2蓄電モジュールの正極との間に設けられる。第3リレーは、第1蓄電モジュール及び第2蓄電モジュールの負極同士の間に設けられる。
【0011】
電力変換器は、第1蓄電モジュールと第2蓄電モジュールとの間で電力を授受させる。車載制御部は、複数の直並列切り替えリレーの開閉を操作する。且つ、車載制御部は、第1蓄電モジュール及び第2蓄電モジュールの並列切り替えに先立ち、第1蓄電モジュールと第2蓄電モジュールとの電圧差が所定の閾値以下となるように電力変換器を動作させる「電圧均衡化処理」を実施する。
【0012】
本発明の第1の態様では、充電口の電圧を検出する電圧検出器(VS3、VS4)が車両に設置されるか、又は、給電ケーブルが充電口に接続された状態で充電口の電圧を検出する電圧検出器(VS11、VS13)が給電設備に設置されている。電圧検出器が車両に設置される場合、車載制御部は、直並列切り替えリレーの開閉状態を所定の診断モードにした上で、電圧検出器から取得した検出電圧(Vx)に基づいて直並列切り替えリレーの異常を診断する。
【0013】
電圧検出器が給電設備に設置される場合、車載制御部は、直並列切り替えリレーの開閉状態を所定の診断モードにした上で、外部充電器を制御する給電制御部(17)から受信した電圧検出器の検出電圧に基づいて直並列切り替えリレーの異常を診断するか、又は、外部充電器が電圧検出器の検出電圧に基づいて実施した直並列切り替えリレーの異常診断の結果を受信する。
【0014】
本発明の第2の態様では、給電ケーブルが充電口に接続された状態で、外部充電器が診断用の通電であるプレ給電を実施したとき、外部充電器から蓄電モジュールまでの給電経路を流れる電流を検出する電流検出器(CS3、CS4、CS1、CS2、CS11、CS13)が車両又は給電設備に設置されている。電流検出器が車両に設置される場合、車載制御部は、直並列切り替えリレーの開閉状態を所定の診断モードにした上で、電流検出器から取得した検出電流(Cx)に基づいて直並列切り替えリレーの異常を診断する。
【0015】
電流検出器が給電設備に設置される場合、車載制御部は、直並列切り替えリレーの開閉状態を所定の診断モードにした上で、外部充電器を制御する給電制御部(17)から受信した電流検出器の検出電流に基づいて直並列切り替えリレーの異常を診断するか、又は、外部充電器が電流検出器の検出電流に基づいて実施した直並列切り替えリレーの異常診断の結果を受信する。
【0016】
本発明の蓄電システムは、電圧検出器による検出された充電口の電圧、又は、プレ給電時に電流検出器による検出された給電経路を流れる電流に基づき、直並列切り替えリレーの異常を容易に診断することができる。好ましくは、車載制御部は、直並列切り替えリレーの故障を検出したとき、直並列切り替えリレーの操作を禁止し、車両において警告を表示する。これにより本発明の蓄電システムは、ショート故障に起因する蓄電モジュールの短絡やオープン故障に起因する負荷への供給電圧不足等を防止することができる。また、警告によりユーザに異常発生を知らせ、修理を促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
各実施形態による蓄電システムの基本構成図。
充電インフラと負荷駆動電圧との関係を示す図。
直列接続から並列接続への切り替え時における課題を説明する図。
車載充電器の構成例の図。
第1実施形態による蓄電システムの構成図。
車載制御部による異常診断の全体フローチャート。
検出電圧に基づくショート故障判定のフローチャート。
検出電圧に基づくオープン故障判定のフローチャート。
限定的給電許可処理における直列充電可否判定のフローチャート。
限定的給電許可処理における並列充電可否判定のフローチャート。
第2実施形態による蓄電システムの構成図。
第3実施形態による蓄電システムの構成図。
第4実施形態による蓄電システムの構成図。
第5実施形態による蓄電システムの構成図。
給電制御部による異常診断の全体フローチャート
第6実施形態による蓄電システムの構成図。
検出電流に基づくショート故障判定のフローチャート。
検出電流に基づくオープン故障判定のフローチャート。
第7実施形態による蓄電システムの構成図。
第7実施形態での検出電流に基づくショート故障判定のフローチャート。
第8実施形態による蓄電システムの構成図。
第9実施形態による蓄電システムの構成図。
第10実施形態による蓄電システムの構成図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、蓄電システムの実施形態を図面に基づいて説明する。複数の実施形態において実質的に同一の構成又はフローチャートにおける実質的に同一のステップには、同一の符号又は同一のステップ番号を付して説明を省略する。第1〜第10実施形態を包括して「本実施形態」という。本実施形態の蓄電システムは、複数の蓄電モジュールを搭載した車両に適用される。ここで、各蓄電モジュールは一つ以上の蓄電セルを含む。
【0019】
本実施形態における蓄電モジュールは、一つ以上のバッテリセルを含むバッテリモジュールであり、具体的には、電気自動車やプラグインハイブリッド車の動力源となる主機バッテリモジュールである。この蓄電システムでは、車両の充電口に接続される給電ケーブルを経由して、給電設備の外部充電器から複数の蓄電モジュールへの充電が可能である。
【0020】
複数の蓄電モジュールのうち少なくとも第1蓄電モジュール及び第2蓄電モジュールは、複数の直並列切り替えリレーによって接続状態が直列及び並列に切り替えられる構成となっている。複数の直並列切り替えリレーは、典型的に半導体スイッチ又は機械式リレーにより構成される。また、この蓄電システムは、第1蓄電モジュールと第2蓄電モジュールとの間で電力を授受させる電力変換器と、直並列切り替えリレーの開閉を操作し、且つ電力変換器を動作させる車載制御部と、を備える。
【0021】
さらに車載制御部は、車両又は給電設備に設置された検出器により検出された電圧又は電流に基づき、直並列切り替えリレーの異常を診断するか、外部充電器を制御する給電制御部から異常信号を取得する。以下の各実施形態は、直並列切り替えリレーの異常診断に用いられる検出器の種類及び配置や、それによる異常診断の構成が異なる。
【0022】
[システム構成及び背景]
最初に図1〜図4を参照し、各実施形態に共通するシステム構成、及び本実施形態の背景について説明する。図1には、給電設備に停車した車両の充電口14に外部充電器10から給電ケーブル13が接続された状態を示す。本明細書では、「車両」は電気自動車やプラグインハイブリッド車を意味し、「給電設備」は充電スタンド等のインフラの総称である。
【0023】
車両側の蓄電システム40は、「第1蓄電モジュール」及び「第2蓄電モジュール」としての二つのバッテリBT1、BT2、直並列切り替えリレーRY1−RY3、その他の経路開閉リレーRY4−RY7、「電力変換器」としての車載充電器20、並びに車載制御部45等を備える。
【0024】
第1バッテリBT1及び第2バッテリBT2は、リチウムイオン電池等の充放電可能な、例えば400Vの高圧バッテリモジュールである。以下、「バッテリモジュール」を省略して「バッテリ」という。バッテリBT1、BT2は、充電口14と負荷80との間に設けられる。図1の回路では、第1バッテリBT1が充電口14側、第2バッテリBT2が負荷80側に示されているが、回路的に等価であれば、現実の配置はこれに限らない。負荷80には、電気自動車やプラグインハイブリッド車で一般に用いられるインバータ、モータ、DC/DCコンバータ、エアコン等が含まれる。
【0025】
直並列切り替えリレーのうち第1リレーRY1は、第1バッテリBT1及び第2バッテリBT2の正極同士の間に設けられる。第2リレーRY2は、第1バッテリBT1の負極と第2バッテリBT2の正極との間に設けられる。第3リレーRY3は、第1バッテリBT1及び第2バッテリBT2の負極同士の間に設けられる。
【0026】
その他の負荷リレーRY4及びRY5は、それぞれ第2バッテリBT2の正極及び負極と負荷80との間の経路を開閉する。充電口リレーRY6は、第1バッテリBT1の正極と充電口14の正極端子141との間の経路を開閉する。充電口リレーRY7は、第2バッテリBT2の負極と充電口14の負極端子142との間の経路を開閉する。
【0027】
ここで、二つのバッテリBT1、BT2の接続状態を直列及び並列に切り替えることの意義について説明する。図2に、車両バッテリ用の充電インフラと負荷駆動電圧との関係を示す。バッテリの電圧は標準的に400V級であると仮定する。また、充電スタンド等の充電インフラには400V級対応及び800V級対応の2種類が存在し、使用される負荷も400V級で駆動されるものと800V級で駆動されるものの2種類が存在すると仮定する。400V級で負荷を駆動する車両のバッテリに400V級の充電インフラで充電する場合や、800V級で負荷を駆動する車両のバッテリに800V級の充電インフラで充電する場合、何ら問題は無い。
【0028】
一方、負荷駆動電圧とは異なる電圧の充電インフラで車両バッテリを充電する場合を考える。すると、400V級の負荷を駆動するバッテリを充電時に二つ直列接続すれば、800V級の充電インフラで充電可能である。そして、負荷駆動時すなわち放電時には並列接続に切り替えて400V級で使用することができる。逆に、並列接続状態で400V級の充電インフラで充電したバッテリを、負荷駆動時に二直列接続に切り替えれば、800V級で使用することができる。このように複数のバッテリの接続状態を直列及び並列に切り替え可能とすることで、多くの充電インフラに対応可能となる。
【0029】
具体的には、電動自動車やプラグインハイブリッド車の主機モータや補機等の車両機器及び充電インフラは、充電時間短縮等のため、現状の400V級から将来は800V級に移行すると予想される。すると、特に移行の過渡期には車両仕様と充電インフラの仕様とがマッチングしない状況が生じ得る。そこで、充電時と負荷駆動時(主機モータの駆動の場合には走行時)とで、バッテリの直並列を切り替え可能とすることが求められる。そのために直並列切り替えリレーが必要となる。
【0030】
このような背景から、800V級の外部充電器10を用いる場合、第1バッテリBT1及び第2バッテリBT2を二直列に接続した状態で直列充電が行われる。一方、400V級の外部充電器10を用いる場合、第1バッテリBT1及び第2バッテリBT2を二並列に接続した状態で並列充電が行われる。また、外部充電器10の給電可能電圧の情報は、外部充電器10を制御する給電制御部17から、有線又は無線の通信により、車載制御部45に伝達される。
(【0031】以降は省略されています)

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