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公開番号2020145916
公報種別公開特許公報(A)
公開日20200910
出願番号2019221129
出願日20191206
発明の名称電気エネルギーと力学的エネルギーとの変換器
出願人株式会社村田製作所
代理人特許業務法人 楓国際特許事務所
主分類H02K 3/50 20060101AFI20200814BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ステータのコイルとバスバーとの接続が容易な構造を有するモータを提供する。
【解決手段】モータ10は、複数のステータ部材20とバスバー部材30とを備える。複数のステータ部材20は、それぞれにコイル23が巻回され、モータ10の軸方向に視て環状に配列されている。バスバー部材30は、複数のステータ部材20のコイル端部231、232に接続する。バスバー部材30は、環状のベース部310と、ベース部310に接続し、コイル端部231、232に接続する接続端子311と、を備える。接続端子311は、2個の凹部3113を備える。2個の凹部3113は、隣り合う第1のステータ部材20のコイル端部231と第2のステータ部材20のコイル端部232とがそれぞれに挿通する。
【選択図】 図9
特許請求の範囲【請求項1】
それぞれが第1のコイル端部と第2のコイル端部とを有する複数のコイルと、
前記複数のコイルが環状に配置され、巻回されたステータと、
前記第1のコイル端部および前記第2のコイル端部に接続するバスバーと、
を備え、
前記複数のコイルにおける隣り合うコイル同士で、前記第1のコイル端部と前記第2のコイル端部とは、前記環状に沿った方向において隣り合って配置されており、
前記バスバーは、
環状のベース部と、
前記ベース部に接続し、前記コイル端部に接続する接続端子と、
を備え、
前記接続端子は、
互いに隣り合う第1のコイル端部と第2のコイル端部とがそれぞれに挿通する第1凹部と第2凹部を備える、
電気エネルギーと力学的エネルギーとの変換器。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記第1凹部と前記第2凹部とは、前記接続端子の幅方向に沿って並んでいる、
請求項1に記載の電気エネルギーと力学的エネルギーとの変換器。
【請求項3】
前記第1凹部と前記第2凹部とは、前記接続端子における前記ベース部への接続端と反対側の端部から凹んでいる、
請求項1または請求項2に記載の電気エネルギーと力学的エネルギーとの変換器。
【請求項4】
前記第1凹部の先端部および前記第2凹部の先端部は、凹部の幅方向の中央が凹部の幅方向の両端よりも深い形状である、
請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電気エネルギーと力学的エネルギーとの変換器。
【請求項5】
前記コイル端部は、線状の円柱形であり、
前記第1凹部の深さは、前記第1のステータのコイル端部の直径よりも大きく、
前記第2凹部の深さは、前記第2のステータのコイル端部の直径よりも大きい、
請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の電気エネルギーと力学的エネルギーとの変換器。
【請求項6】
前記第1のステータのコイル端部は、前記第1凹部の壁におよび前記第1のステータの外面に沿って曲がっており、
前記第2のステータのコイル端部は、第2凹部の壁および前記第2のステータの外面に沿って曲がっている、
請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の電気エネルギーと力学的エネルギーとの変換器。
【請求項7】
前記接続端子は、
前記接続端子の第1の側端と前記第1凹部との間の第1舌部と、
前記接続端子の第2の側端と前記第2凹部との間の第2舌部と、
を備え、
前記第1のステータのコイル端部は、前記第1舌部によって部分的に覆われており、
前記第2のステータのコイル端部は、前記第2舌部によって部分的に覆われている、
請求項6に記載の電気エネルギーと力学的エネルギーとの変換器。
【請求項8】
前記接続端子は、
一方端が前記ベース部に接続する長さ方向において途中で、前記ステータ側に曲がる曲げ部を有し、
前記第1凹部および前記第2凹部は、曲げ部と他方端との間に形成されている、
請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の電気エネルギーと力学的エネルギーとの変換器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ステータに巻回されたコイルに流れる電流の位相を制御することで回転力を発生させる電気エネルギーと力学的エネルギーとの変換器に関する。
続きを表示(約 10,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、モータを開示している。特許文献1のモータは、ステータコア、および、バスバーを備える。ステータコアは、それぞれに巻き線が巻回された複数のティースからなる。複数のティースは、周方向に等間隔で配置されている。
【0003】
バスバーは、モータの軸方向において、ステータコアに隣接している。バスバーは、円環状の基部と、基部に繋がる接続部を備えている。接続部は、基部を基準にして、ステータコアが配置される側と反対側に突出している。接続部は、対向する2個の平板を有する。
【0004】
ティースの巻き線とバスバーとを接続する場合、作業者は、巻き線を外部に引き出し、接続部の2個の平板の間に挿入する。そして、作業者は、接続部の2個の平板の間に巻き線を挟みこんだ状態で、溶接等を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2016−13053号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1のモータの構造では、ステータのティースの巻き線とバスバーの接続部との位置関係は、常に一定になるとは限らない。
【0007】
このため、ステータの巻き線とバスバーの接続部との接合作業は、容易でない。
【0008】
したがって、本発明の目的は、ステータのコイルとバスバーとの接続が容易な構造を有する電気エネルギーと力学的エネルギーとの変換器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明の電気エネルギーと力学的エネルギーとの変換器は、複数のコイル、ステータ、および、バスバーを備える。複数のコイルは、それぞれが第1のコイル端部と第2のコイル端部とを有する。ステータは、複数のコイルが環状に配置され、巻回されている。バスバーは、第1のコイル端部および第2のコイル端部に接続する。複数のコイルにおける隣り合うコイル同士で、第1のコイル端部と第2のコイル端部とは、環状に沿った方向において隣り合って配置されている。
【0010】
バスバーは、環状のベース部と、ベース部に接続し、コイル端部に接続する接続端子と、を備える。接続端子は、第1凹部と第2凹部を備える。第1凹部と第2凹部とは、互いに隣り合う第1のコイル端部と第2のコイル端部とがそれぞれに挿通する。
【0011】
この構成では、隣り合うコイル端子は、バスバーの接続端子の凹部に挿通する。したがって、コイル端子とバスバーの接続端子とを接合する際に、コイル端子は、引き回さなくてもよい。
【発明の効果】
【0012】
この発明によれば、ステータのコイルとバスバーとの接続は、容易になる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
実施形態に係るモータの概略構成を示す断面図である。
複数のステータ部材の配置を示す斜視図である。
(A)は、ステータ部材の斜視図であり、(B)は、ステータ部材の概略構成を示す断面図である。
実施形態に係るバスバー部材の外観斜視図である。
実施形態に係るバスバー部材の分解斜視図である。
(A)は、実施形態に係るバスバー端子を拡大した斜視図であり、(B)は、バスバー端子を拡大した平面図であり、(C)は、バスバー端子を拡大した第1側面図であり、(D)は、バスバー端子を拡大した第2側面図である。
実施形態に係る複数のステータ部材とバスバー部材との位置関係を示す斜視図である。
実施形態に係る複数のステータ部材と1個のバスバーとの位置関係を示す斜視図である。
実施形態に係るステータ部材と1個のバスバーとの位置関係を示す拡大図である。
(A)および(B)は、コイル端部と接続端子との接合態様を示す拡大図である。
実施形態に係るモータの等価回路図である。
(A)、(B)は、それぞれ接続端子の一態様を示す斜視図であり、(C)は、接続端子の一態様を示す第1側面図であり、(D)は、接続端子の一態様を示す第2側面図である。
(A)、(B)は、それぞれ接続端子の別態様を示す二面図であり、(C)は、(B)の構造での接合態様を示す図である。
接合態様の派生例を示す部分的な側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の実施形態に係るモータについて、図を参照して説明する。図1は、実施形態に係るモータの概略構成を示す断面図である。図2は、複数のステータ部材の配置を示す斜視図である。図3(A)は、ステータ部材の斜視図であり、図3(B)は、ステータ部材の概略構成を示す断面図である。なお、本実施形態では、電気エネルギーと力学的エネルギーとの変換器として、モータを説明するが、発電機であってもよい。すなわち、電気エネルギーと力学的エネルギーとの変換器とは、電気エネルギーから力学的エネルギーへの変換器であっても、力学的エネルギーから電気エネルギーへの変換器であってもよい。
【0015】
(モータ10の概略構造)
図1に示すように、モータ10は、ステータ部材20、バスバー部材30、ロータ部材40、および、筐体50を備える。ステータ部材20は、複数である。ステータ部材20は、本発明の「ステータ」に対応する。
【0016】
筐体50は、第1部材51と第2部材52とを備える。第1部材51は、円筒形の壁511と、円筒形の一方端を塞ぐ平板状の壁512とを有する。第1部材51は、開口を有する略円筒形の箱状である。第2部材52は、略板状である。第2部材52は、平板状の壁521を有する。第2部材52は、第1部材51の開口を塞ぐように配置されている。これにより、筐体50は、壁511、壁512、および、壁521によって外部から略遮蔽された空間500を有する。第1部材51および第2部材52の材質は、剛性の高い材質である。
【0017】
ステータ部材20、バスバー部材30、および、ロータ部材40は、筐体50によって形成される空間500に、配置されている。ロータ部材40は、壁521および壁512を平面視して、略中心に配置されている。言い換えれば、ロータ部材40は、壁511によって形成される略円筒形の中心軸を含む所定の大きさの中心領域に配置されている。この際、ロータ部材40の軸方向は、複数のステータ部材20によって形成される略円筒形の軸方向と一致する(平行である)。
【0018】
図1に示すように、複数のステータ部材20は、筐体50の円筒形の壁511とロータ部材40との間に配置されている。この際、図2に示すように、複数のステータ部材20は、円筒形の周方向に沿って、等間隔に配置されている。複数のステータ部材20は、互いに近接している。
【0019】
図1に示すように、バスバー部材30は、筐体50の軸方向において、複数のステータ部材20に隣接して配置されている。バスバー部材30は、後述する接続パターンによって、ステータ部材20に接続している。また、バスバー部材30は、バスバー出力端子を備えている。バスバー出力端子の一部は、筐体50の外部に露出している。
【0020】
なお、図示を省略しているが、複数のステータ部材20と壁511との間には、絶縁性の樹脂が形成されているとよい。樹脂の熱伝導率は、空気の熱伝導率よりも高い。これにより、モータ10の放熱性能は、向上する。また、この絶縁性の樹脂は、複数のステータ部材20におけるロータ部材40に面する側を除く部分に形成されていてもよい。
【0021】
(ロータ部材40の概略的な構造)
ロータ部材40は、シャフト41、ロータヨーク42、磁石43、および、軸受け44を備える。シャフト41は、棒状であり、高い剛性を有する。シャフト41の軸の延びる方向(軸方向)は、複数のステータ部材20によって形成される円環形の軸に一致する。シャフト41は、軸受け44を介して筐体50に設置されている。ロータヨーク42は、シャフト41の外周面に配置されている。磁石43は、ロータヨーク42の外周面に配置されている。
【0022】
(ステータ部材20の具体的な構造)
ステータ部材20は、ステータコア21、インシュレータ22、および、コイル23を備える。図3(A)および図3(B)に示すように、ステータコア21は、磁性材料からなり、略柱状である。ステータコア21は、外端面214と内端面215とを有する。ステータコア21の内端面215と磁石43とは、対向している。 インシュレータ22は、絶縁性を有する。インシュレータ22は、外側部材221、内側部材222、および、中央部材223を備える。中央部材223は、略筒状である。中央部材223の軸方向に視て、外側部材221および内側部材222の面積は、中央部材223の外形の面積よりも大きい。なお、インシュレータ22は、上側部材と下側部材との二つの部材に分割されており、上側部材と下側部材とによって、ステータコア21を覆っている。このため、上側部材の中央部材223と下側部材の中央部材223とは、断面が略半円の形状である。 中央部材223は、ステータコア21の中央部の外周面の略全面を覆っている。外側部材221は、ステータコア21の外端部付近に配置され、内側部材222は、ステータコア21の内端部付近に配置されている。この構成によって、ステータコア21の外端面214は、インシュレータ22によって覆われておらず、ステータコア21の内端面215は、インシュレータ22によって覆われていない。
【0023】
コイル23は、円柱形で線状の導体からなる。コイル23は、主導体230、コイル端部231、および、コイル端部232を有する。コイル端部231およびコイル端部232も、線状の円柱形である。コイル端部231は、主導体230の一方端であり、コイル端部232は、主導体230の他方端である。コイル端部231およびコイル端部232は、本発明の「コイルの端部」に対応する。
【0024】
主導体230は、絶縁性の皮膜によって覆われている。コイル端部231およびコイル端部232は、絶縁性の皮膜によって覆われていない。主導体230は、インシュレータ22の中央部材223に巻き付けられている。この際、主導体230は、インシュレータ22における中央部材223の外周面、外側部材221における中央部材223に接続する側で中央部材223に重ならない壁面、および、内側部材222における中央部材223に接続する側で中央部材223に重ならない壁面によって囲まれる領域内に配置される。 コイル端部231およびコイル端部232は、インシュレータ22の外側部材221側からステータ部材20の外部に導かれている。この際、図3(A)、図3(B)に示すように、コイル端部231およびコイル端部232は、外側部材221における1つの面226から外部に導かれている。コイル端部231は、外側部材221における面226の一方端から外部に導かれ、コイル端部232は、外側部材221における面226の他方端から外部に導かれている。なお、ここでの一方端および他方端は、ステータ部材20の幅方向における端を意味しており、複数のステータ部材20が並ぶ方向(周方向)での端を意味している。
【0025】
この構成によって、図2に示すように、隣り合うステータ部材20において、一方のステータ部材20のコイル端部231と他方のステータ部材20のコイル端部232とは、複数のステータ部材20が並ぶに沿って近接している。ここで、例えば、一方のステータ部材20のコイル端部231が本発明の「第1のステータのコイル端部」に対応し、他方のステータ部材20のコイル端部232が本発明の「第2のステータのコイル端部」に対応する。
【0026】
(バスバー部材30の具体的な構造)
図4は、実施形態に係るバスバー部材の外観斜視図である。図5は、実施形態に係るバスバー部材の分解斜視図である。図6(A)は、実施形態に係るバスバー端子を拡大した斜視図である。図6(B)は、バスバー端子を拡大した平面図である。図6(C)は、バスバー端子を拡大した第1側面図であり、図6(D)は、バスバー端子を拡大した第2側面図である。
【0027】
図4、図5に示すように、バスバー部材30は、バスバー31、バスバー32、バスバー33、および、複数の絶縁層34を備える。バスバー31、バスバー32、および、バスバー33は、板状であり、導電性を有する。バスバー31、バスバー32、および、バスバー33は、板状であることによって、薄く、且つ、大電流を流すことができる。
【0028】
バスバー31、バスバー32、バスバー33、および、複数の絶縁層34は、絶縁層34、バスバー31、絶縁層34、バスバー32、絶縁層34、バスバー33、および、絶縁層34の順に積層されている。なお、この積層方向の両端の絶縁層34は、筐体50等との絶縁性が取れれば、省略することも可能である。
【0029】
バスバー31は、ベース部310、複数の接続端子311、および、出力端子312を備える。ベース部310は、環状である。複数の接続端子311は、ベース部310の周方向に沿って、等間隔で配置されている。図4、図5の例では、複数の接続端子311は、周方向に沿って略90°の角度間隔で配置されている。複数の接続端子311は、ベース部310の外周から外方に突出する形状である。複数の接続端子311は、ベース部310の周方向に沿って幅を有する。この幅は、上述の隣り合うステータ部材20における隣り合うコイル端部231とコイル端部232との距離に対応している。出力端子312は、ベース部310の外周から外方に突出する形状である。出力端子312は、ベース部310の周方向における複数の接続端子311の接続位置とは異なる位置に接続する。
【0030】
複数の接続端子311は、幅方向に直交する長さ方向において、途中で曲がっている。言い換えれば、図6(A)、図6(B)、図6(C)、図6(D)に示すように、複数の接続端子311は、第1部分3111および第2部分3112を備える。第1部分3111は、ベース部310に接続している。第1部分3111におけるベース部310への接続端部と反対側の端部は、第2部分3112に接続している。
【0031】
第1部分3111は、ベース部310と略面一である。言い換えれば、ベース部310の主面と第1部分3111の主面とは、同一平面上において繋がっている。第2部分3112は、第1部分3111に、直交している。すなわち、第2部分3112の主面と第1部分3111の周面とは、略直交している。
【0032】
複数の接続端子311の曲がる方向は同じである。すなわち、複数の接続端子311の第2部分3112は、ベース部310に対して、同じ方向に突出する。
【0033】
接続端子311の第2部分3112には、2個の凹部3113が形成されている。2個の凹部3113は、第2部分3112の長さ方向における第1部分3111に接続する端部と反対側の端部から第1部分3111側に凹む形状である。
【0034】
2個の凹部3113は、第2部分3112の幅方向において、互いに間隔を空けて形成されている。2個の凹部3113の間隔は、互いに隣り合うステータ部材20における第1のステータ部材20のコイル端部231の位置と第2のステータ部材20のコイル端部232の位置との間隔と略同じである。
【0035】
2個の凹部3113は、主部341と先端部342とを備える。主部341の深さ方向の一方端は、第2部分3112の先端で外部に開口する。主部341の深さ方向の他方端は、先端部342に繋がっている。
【0036】
主部341は、第2部分3112を平面視して、矩形である。すなわち、主部341の幅は、深さ方向に全体において同じである。主部341の幅は、コイル端部231およびコイル端部232の直径以上である。主部341の長さは、幅よりも大きいと良いが、これに限るものではない。
【0037】
先端部342は、第2部分3112を平面視して、略半円形である。言い換えれば、第2部分3112を平面視して、先端部342を形成する壁面の軌跡は、円弧状である。そして、先端部342における第2部分3112の幅方向の中央と第2部分3112の先端との距離は、先端部342における第2部分3112の幅方向の両端と第2部分3112の先端との距離よりも長い。先端部342によって形成される略半円形の直径は、コイル端部231およびコイル端部232の直径と略同じである。
【0038】
バスバー32は、ベース部320、複数の接続端子321、および、出力端子322を備える。バスバー32は、バスバー31と同様の構造を有する。具体的には、バスバー32のベース部320は、バスバー31のベース部310と同様である。バスバー32の複数の接続端子321は、バスバー31の複数の接続端子311と同様である。ただし、複数の接続端子321におけるベース部320に直交する方向に延びる部分は、複数の接続端子311におけるベース部310に直交する方向に延びる部分よりも長い。バスバー32の出力端子322は、バスバー31の出力端子312と同様である。
【0039】
バスバー33は、ベース部330、複数の接続端子331、および、出力端子332を備える。バスバー33は、バスバー31と同様の構造を有する。具体的には、バスバー33のベース部330は、バスバー31のベース部310と同様である。バスバー33の複数の接続端子331は、バスバー31の複数の接続端子311と同様である。ただし、複数の接続端子331におけるベース部330に直交する方向に延びる部分は、複数の接続端子311におけるベース部310に直交する方向に延びる部分および複数の接続端子321におけるベース部320に直交する方向に延びる部分よりも長い。バスバー33の出力端子332は、バスバー31の出力端子312と同様である。
【0040】
バスバー31のベース部310、バスバー32のベース部320、および、バスバー33のベース部330は、積層方向に視て重なっている。
【0041】
バスバー31、バスバー32、および、バスバー33は、互いの接続端子が重ならない。より具体的には、バスバー31の接続端子311、バスバー32の接続端子321、および、バスバー33の接続端子331は、ベース部310、ベース部320、および、ベース部330が重なる円環の周方向において、等間隔に配置されている。この際、接続端子311、バスバー32の接続端子321、および、バスバー33の接続端子331は、周方向に沿って順に配置されている。
【0042】
絶縁層34は、円環形である。絶縁層34は、絶縁紙からなる。絶縁層34は、バスバー31、バスバー32、および、バスバー33よりも薄い。絶縁層34は、少なくとも、バスバー31のベース部310とバスバー32のベース部320との間、および、バスバー32のベース部320とバスバー33のベース部330との間に配置されている。これらの絶縁層34によって、バスバー部材30は、バスバー31、バスバー32、バスバー33間の絶縁性を確保している。
【0043】
なお、図4、図5では、ベース部310、ベース部320、および、ベース部330は、円環状であるが、環状であれば、円環状に限らない。また、図4、図5では、ベース部310、ベース部320、および、ベース部330は、周方向に切れ目が無い構造であるが、切れ目があってもよい。
【0044】
(複数のステータ部材20とバスバー部材30との位置関係および接続構造)
図7は、実施形態に係る複数のステータ部材とバスバー部材との位置関係を示す斜視図である。図8は、実施形態に係る複数のステータ部材と1個のバスバーとの位置関係を示す斜視図である。図9は、実施形態に係るステータ部材と1個のバスバーとの位置関係を示す拡大図である。
【0045】
図7および図8に示すように、バスバー部材30は、接続端子311の第2部分3112、接続端子321の第2部分、および、接続端子331の第2部分がステータ部材20側となるように、複数のステータ部材20に対して配置されている。この際、接続端子311、接続端子321、および、接続端子331は、隣接するステータ部材20の対向部に重なるように、配置されている。また、接続端子311、接続端子321、および、接続端子331は、複数のステータ部材20のインシュレータ22の外端面214に対向するように、配置されている。
【0046】
隣接するステータ部材20のコイル端部231とコイル端部232とは、接続端子311の2個の凹部3113、接続端子321の2個の凹部3113、または、接続端子331の2個の凹部3113のいずれかに挿通している。例えば、図9に示すように、隣接するステータ部材20のコイル端部231とコイル端部232とは、接続端子311の2個の凹部3113に挿通している。コイル端部231が挿通する凹部3113が、本発明の「第1凹部」に対応し、コイル端部232が挿通する凹部3113が、本発明の「第2凹部」に対応する。
【0047】
この際、コイル端部231とコイル端部232との間隔と、2個の凹部3113の間隔とは、略同じである。これにより、隣接するステータ部材20のコイル端部231とコイル端部232とは、接続端子311の2個の凹部3113に、容易に挿通される。
【0048】
したがって、コイル端部231とコイル端部232を接続端子331に接合する時に、作業者は、コイル端部231とコイル端部232とを接続端子331に近づけるように、コイル端部231とコイル端部232とを引き回さなくてもよい。よって、作業者は、ステータ部材20のコイル23とバスバー部材30とを、容易に接合できる。
【0049】
また、凹部3113の幅は、コイル端部231およびコイル端部232の直径より大きい方がよい。このことによって、複数のステータ部材20にバスバー部材30を取り付ける際に、作業者は、コイル端部231およびコイル端部232を、凹部3113に容易に挿入できる。これにより、コイル端部231およびコイル端部232とバスバー部材30とが容易に接合可能な状態で、バスバー部材30は、複数のステータ部材20に対して配置される。
【0050】
また、凹部3113の主部341の深さは、コイル端部231およびコイル端部232の直径以上である。このことによって、コイル端部231およびコイル端部232は、第2部分3112の先端側の開口から凹部3113の外部に突出することなく、凹部3113内に収容される。これにより、コイル端部231およびコイル端部232は、凹部3113から外れ難い。また、この構造によって、後述の舌部3315を用いた接合は、容易になる。
(【0051】以降は省略されています)

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