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公開番号2020145883
公報種別公開特許公報(A)
公開日20200910
出願番号2019042204
出願日20190308
発明の名称モータ
出願人日本電産株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H02K 11/215 20160101AFI20200814BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】部品点数の増加を抑制しつつ、磁気センサの検出精度を向上させるモータを提供する。
【解決手段】中心軸Jを中心として回転するシャフト21を有するロータ20と、ロータと隙間を介して径方向に対向するステータ30と、ロータおよびステータを内部に収容するハウジング11c、11d、11eと、シャフトに直接的または間接的に取り付けられるセンサマグネット81と、ハウジングに固定されるベアリングホルダ40と、センサマグネットの磁束を検出可能な磁気センサ71と、磁気センサが取り付けられる回路基板70と、を備える。ベアリングホルダは、磁性部材である。回路基板の少なくとも一部は、ベアリングホルダとセンサマグネットとの間に位置する。磁気センサは、ベアリングホルダとセンサマグネットとの間に位置する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
中心軸を中心として回転するシャフトを有するロータと、
前記ロータと隙間を介して径方向に対向するステータと、
前記ロータおよび前記ステータを内部に収容するハウジングと、
前記シャフトに直接的または間接的に取り付けられるセンサマグネットと、
前記ハウジングに固定されるベアリングホルダと、
前記センサマグネットの磁束を検出可能な磁気センサと、
前記磁気センサが取り付けられる回路基板と、
を備え、
前記ベアリングホルダは、磁性部材であり、
前記回路基板の少なくとも一部は、前記ベアリングホルダと前記センサマグネットとの間に位置し、
前記磁気センサは、前記ベアリングホルダと前記センサマグネットとの間に位置する、モータ。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記磁気センサは、前記回路基板の面のうち前記センサマグネットが位置する側を向く面に取り付けられ、前記センサマグネットと隙間を介して対向する、請求項1に記載のモータ。
【請求項3】
前記磁気センサと前記ベアリングホルダと前記センサマグネットとは、軸方向に沿って視て、互いに重なり合う、請求項1または2に記載のモータ。
【請求項4】
前記ロータは、前記シャフトの外周面に直接または間接的に固定されるロータコアを有し、
前記ベアリングホルダは、前記シャフトのうち前記ロータコアよりも軸方向一方側に位置する部分を支持するベアリングを保持し、
前記センサマグネットは、前記ベアリングホルダの軸方向一方側に位置する、請求項1から3のいずれか一項に記載のモータ。
【請求項5】
前記回路基板の軸方向他方側の面は、前記ベアリングホルダの軸方向一方側の面と接触する、請求項4に記載のモータ。
【請求項6】
前記回路基板と前記ベアリングホルダとの間に位置する絶縁部材をさらに備える、請求項1から5のいずれか一項に記載のモータ。
【請求項7】
前記センサマグネットを前記シャフトに取り付ける取付部材をさらに備え、
前記取付部材は、
前記シャフトに嵌め合わされて固定される取付筒部と、
前記取付筒部から径方向外側に拡がるフランジ部と、
を有し、
前記センサマグネットは、前記フランジ部の径方向外縁部に固定される、請求項1から6のいずれか一項に記載のモータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モータに関する。
続きを表示(約 11,000 文字)【背景技術】
【0002】
シャフトに取り付けられたセンサマグネットと、センサマグネットの磁束を検出可能な磁気センサと、を備えるモータが知られる。例えば、特許文献1には、そのような磁気センサとして、MRセンサが記載される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013−090532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のようなモータにおいては、磁気センサの検出精度を向上させるために、磁性部材によってセンサマグネットの磁束を導き、磁気センサを通る磁束の量を多くする場合がある。しかし、この場合、磁性部材を設ける分、モータの部品点数が増加する問題があった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みて、部品点数の増加を抑制しつつ、磁気センサの検出精度を向上できる構造を有するモータを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のモータの一つの態様は、中心軸を中心として回転するシャフトを有するロータと、前記ロータと隙間を介して径方向に対向するステータと、前記ロータおよび前記ステータを内部に収容するハウジングと、前記シャフトに直接的または間接的に取り付けられるセンサマグネットと、前記ハウジングに固定されるベアリングホルダと、前記センサマグネットの磁束を検出可能な磁気センサと、前記磁気センサが取り付けられる回路基板と、を備える。前記ベアリングホルダは、磁性部材である。前記回路基板の少なくとも一部は、前記ベアリングホルダと前記センサマグネットとの間に位置する。前記磁気センサは、前記ベアリングホルダと前記センサマグネットとの間に位置する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一つの態様によれば、モータにおいて、部品点数の増加を抑制しつつ、磁気センサの検出精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態のモータを示す断面図である。
図2は、本実施形態のモータの一部を示す断面図である。
図3は、本実施形態の他の一例であるモータの一部を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
各図に適宜示すZ軸方向は、正の側を上側とし、負の側を下側とする上下方向である。各図に適宜示す中心軸Jは、Z軸方向と平行であり、上下方向に延びる仮想線である。以下の説明においては、中心軸Jの軸方向、すなわち上下方向と平行な方向を単に「軸方向」と呼び、中心軸Jを中心とする径方向を単に「径方向」と呼び、中心軸Jを中心とする周方向を単に「周方向」と呼ぶ。本実施形態において、上側は、軸方向一方側に相当し、下側は、軸方向他方側に相当する。なお、上下方向、上側および下側とは、単に各部の相対位置関係を説明するための名称であり、実際の配置関係等は、これらの名称で示される配置関係等以外の配置関係等であってもよい。
【0010】
図1に示すように、本実施形態のモータ10は、ハウジング11と、ロータ20と、ステータ30と、ベアリングホルダ40と、ベアリング24a,24bと、バスバーホルダ50と、複数のバスバー60と、取付部材80と、センサマグネット81と、回路基板70と、磁気センサ71と、を備える。
【0011】
ハウジング11は、ロータ20、ステータ30、ベアリングホルダ40、ベアリング24a,24b、バスバーホルダ50、バスバー60、回路基板70、および磁気センサ71を内部に収容する。ハウジング11は、底部11aと、筒部11bと、を有する。底部11aは、板面が軸方向を向く板状であり、径方向に拡がる。本実施形態において底部11aは、中心軸Jを中心とする円板状である。底部11aの中央部には、ベアリング24bが保持される。筒部11bは、底部11aの径方向外縁部から上側に延びる筒状である。本実施形態において筒部11bは、中心軸Jを中心とする円筒状である。筒部11bは、上側に開口する。
【0012】
筒部11bは、本体部11cと、拡径部11dと、を有する。本体部11cは、底部11aの径方向外縁部から上側に延びる部分である。拡径部11dは、本体部11cの上側の端部に繋がる。拡径部11dの上側の端部は、筒部11bの上側の端部であり、上側に開口する。拡径部11dの内径および外径は、本体部11cの内径および外径よりも大きい。筒部11bの内周面のうち本体部11cと拡径部11dとの境界部分には、本体部11cの内周面に対して拡径部11dの内周面が径方向外側に窪む段差部11eが設けられる。
【0013】
ロータ20は、シャフト21と、ロータコア22と、ロータマグネット23と、を有する。シャフト21は、中心軸Jを中心として回転する。シャフト21は、中心軸Jを中心として軸方向に延びる円柱状である。シャフト21の上側の端部は、ハウジング11の上側の開口を介してハウジング11よりも上側に突出する。シャフト21の下側の端部は、底部11aに設けられた貫通孔11fを介してハウジング11よりも下側に突出する。
【0014】
シャフト21は、ベアリング24a,24bによって回転可能に支持される。ベアリング24a,24bは、例えば、ボールベアリングである。ベアリング24aは、シャフト21のうちロータコア22よりも上側に位置する部分を支持する。ベアリング24bは、シャフト21のうちロータコア22よりも下側に位置する部分を支持する。ロータコア22は、シャフト21の外周面に固定される。ロータマグネット23は、ロータコア22の外周面に固定される。なお、ロータコア22は、シャフト21の外周面に、圧入などにより直接固定されてもよく、樹脂または別部材等を介して間接的に固定されてもよい。
【0015】
ステータ30は、ロータ20と隙間を介して径方向に対向する。ステータ30は、ロータ20の径方向外側に位置する。ステータ30は、ロータ20を囲む環状である。ステータ30は、ハウジング11の内周面に固定される。ステータ30は、ステータコア31と、複数のコイル33と、を有する。ステータコア31は、周方向に延びるコアバック31aと、コアバック31aから径方向内側に延びる複数のティース31bと、を有する。コアバック31aは、中心軸Jを中心とする円環状である。コアバック31aは、本体部11cの内周面に固定される。なお、コアバック31aは、本体部11cの内周面に直接固定されてもよい。コアバック31aは、金属製のリングなどを介して間接的に本体部11c固定されてもよい。
【0016】
インシュレータ32は、ティース31bに装着される。インシュレータ32は、例えば、樹脂製である。インシュレータ32は、インシュレータ本体32aと、一対のインシュレータ壁部32b,32cと、を有する。インシュレータ本体32aは、径方向に延びる筒状である。インシュレータ本体32aには、ティース31bが通される。一対のインシュレータ壁部32b,32cは、インシュレータ本体32aの径方向両側の端部から上側に突出する。インシュレータ壁部32bは、インシュレータ本体32aの径方向内側の端部から上側に突出する。インシュレータ壁部32cは、インシュレータ本体32aの径方向外側の端部から上側に突出する。複数のコイル33は、インシュレータ32を介して複数のティース31bのそれぞれに装着される。
【0017】
ベアリングホルダ40は、ステータ30の上側に位置する。ベアリングホルダ40は、ハウジング11の内周面に固定される。ベアリングホルダ40は、ベアリング24aを保持する。ベアリングホルダ40は、磁性体を材料とする磁性部材である。ベアリングホルダ40の材料は、例えば、SECC(Steel Electrolytic Cold Commercial)、SECD(Steel Electrolytic Cold Deep Drawn)等の電気亜鉛めっき鋼板である。ベアリングホルダ40は、例えば、プレス加工により作られる。ベアリングホルダ40は、円環部41と、固定部42と、保持部43と、を有する。
【0018】
円環部41は、中心軸Jを中心とする円環状である。円環部41は、板面が軸方向を向く板状である。円環部41の内側には、シャフト21が通される。円環部41は、拡径部11dの径方向内側に位置する。円環部41は、円環部41を軸方向に貫通する複数のホルダ貫通孔41aを有する。複数のホルダ貫通孔41aは、周方向に沿って間隔を空けて配置される。図示は省略するが、ホルダ貫通孔41aは、例えば、3つ設けられる。
【0019】
固定部42は、円環部41の径方向外縁部から下側に突出する。固定部42は、中心軸Jを中心とし、下側に開口する円筒状である。固定部42は、拡径部11dの径方向内側に嵌め合わされる。固定部42の外周面は、拡径部11dの内周面に固定される。これにより、ベアリングホルダ40は、ハウジング11に固定される。固定部42は、例えば、圧入、焼き嵌め等によりハウジング11に固定される。固定部42の下側の端部は、段差部11eにおける上側を向く段差面に接触する。これにより、ベアリングホルダ40は、ハウジング11に対して軸方向位置決めされる。
【0020】
保持部43は、ベアリング24aを保持する部分である。保持部43は、円環部41の径方向内縁部に繋がる。保持部43は、保持筒部43aと、支持部43bと、を有する。保持筒部43aは、円環部41の径方向内縁部から下側に延びる。保持筒部43aの下側の端部は、固定部42の下側の端部よりも下側に位置する。保持筒部43aの下側の端部は、ステータ30の径方向内側に位置する。より詳細には、保持筒部43aの下側の端部は、インシュレータ32の径方向内側に位置する。保持筒部43aの径方向内側には、ベアリング24aが嵌め合わされて保持される。
【0021】
支持部43bは、保持筒部43aの下側の端部から径方向内側に拡がる。支持部43bは、中心軸Jを中心とする円環状である。支持部43bは、板面が軸方向を向く板状である。支持部43bの内側には、シャフト21が通される。支持部43bは、ベアリング24aの外輪を下側から支持する。
【0022】
バスバーホルダ50は、ステータ30とベアリングホルダ40との軸方向の間に位置する。バスバーホルダ50は、基部51と、複数のバスバー保持部52と、を有する。基部51は、中心軸Jを中心とする円環状である。基部51は、インシュレータ32の上側に固定される。バスバー保持部52は、基部51から上側に突出する。複数のバスバー保持部52は、周方向に沿って間隔を空けて配置される。図示は省略するが、バスバー保持部52は、例えば、3つ設けられる。各バスバー保持部52は、ホルダ貫通孔41aのそれぞれを介して円環部41よりも上側に突出する。バスバー保持部52の上側の端部は、ハウジング11の上側の端部よりも下側に位置する。
【0023】
複数のバスバー60は、複数のバスバー保持部52のそれぞれに保持される。図示は省略するが、バスバー60は、例えば、3つ設けられる。図2に示すように、バスバー60は、端子部61と、接続部62と、を有する。端子部61は、軸方向に延びる。端子部61の上側の端部は、ハウジング11よりも上側に突出する。端子部61には、ステータ30に電力を供給する図示しない外部電源が電気的に接続される。
【0024】
接続部62は、端子部61の下側の端部に繋がる。接続部62は、円環部41よりも下側に位置する。接続部62は、固定部42と保持部43との径方向の間に位置する。接続部62は、周方向に沿って視て、上側に開口するU字形状である。接続部62には、コイル33から引き出される引出線33aが接続される。これにより、バスバー60は、ステータ30と電気的に接続される。図示は省略するが、引出線33aは、基部51に設けられた孔を介して基部51の上側に引き出される。基部51の上側に引き出された引出線33aは、U字形状の接続部62の内側に把持される。図示は省略するが、引出線33aは、接続部62と溶接される。
【0025】
取付部材80は、センサマグネット81をシャフト21に取り付ける部材である。図1に示すように、取付部材80は、シャフト21の上側の端部に固定される。取付部材80は、ハウジング11よりも上側に突出する。取付部材80は、取付筒部80aと、フランジ部80bと、を有する。取付筒部80aは、軸方向に延びる筒状である。より詳細には、取付筒部80aは、中心軸Jを中心とし、軸方向両側に開口する円筒状である。取付筒部80aは、シャフト21の上側の端部に嵌め合わされて固定される。取付筒部80aは、例えば、シャフト21の上側の端部に圧入される。
【0026】
フランジ部80bは、取付筒部80aの上側の端部から径方向外側に拡がる。本実施形態においてフランジ部80bは、中心軸Jを中心とする円環状である。フランジ部80bは、板面が軸方向を向く板状である。フランジ部80bの径方向外縁部は、円環部41のうちホルダ貫通孔41aよりも径方向内側に位置する部分の上側に位置する。フランジ部80bは、ハウジング11よりも上側に位置する。
【0027】
センサマグネット81は、中心軸Jを囲む環状である。本実施形態においてセンサマグネット81は、中心軸Jを中心とする円環状である。センサマグネット81は、板面が軸方向を向く板状である。センサマグネット81は、フランジ部80bの径方向外縁部に固定される。これにより、本実施形態においてセンサマグネット81は、取付部材80を介して間接的にシャフト21に取り付けられる。本実施形態においてセンサマグネット81は、フランジ部80bの径方向外縁部における下側の面に固定される。センサマグネット81は、例えば、フランジ部80bに接着剤で固定される。センサマグネット81および取付部材80は、ロータ20とともに中心軸Jを中心として回転する。
【0028】
本実施形態においてセンサマグネット81は、ベアリングホルダ40の上側に位置する。より詳細には、センサマグネット81は、円環部41のうちホルダ貫通孔41aよりも径方向内側に位置する部分の上側に位置する。センサマグネット81は、ベアリングホルダ40よりも上側に離れて配置される。センサマグネット81の径方向内縁部は、保持筒部43aの内周面と径方向においてほぼ同じ位置に位置する。本実施形態においてセンサマグネット81は、ハウジング11よりも上側に位置する。センサマグネット81の下側の面は、ハウジング11の上側の端部と軸方向においてほぼ同じ位置に位置する。センサマグネット81は、周方向に沿ってN極とS極とを交互に有する。
【0029】
回路基板70には、磁気センサ71が取り付けられる。回路基板70は、板面が軸方向を向く板状である。回路基板70は、回路基板70を軸方向に貫通する基板貫通孔70aを有する。基板貫通孔70aには、シャフト21が通される。基板貫通孔70aの内縁部は、取付筒部80aの外周面よりも径方向外側に位置する。回路基板70の少なくとも一部は、ベアリングホルダ40とセンサマグネット81との間に位置する。本実施形態においては、回路基板70の一部が、ベアリングホルダ40とセンサマグネット81との軸方向の間に位置する。
【0030】
本実施形態において回路基板70は、ベアリングホルダ40の上側の面に固定される。本実施形態において回路基板70の下側の面は、ベアリングホルダ40の上側の面と接触する。そのため、回路基板70がベアリングホルダ40から軸方向に離れて配置される場合に比べて、モータ10を軸方向に小型化しやすい。本実施形態において回路基板70の下側の面は、円環部41の上側の面と接触する。図示は省略するが、回路基板70の上側の面には、配線パターンが設けられる。本実施形態において回路基板70の下側の面には、配線パターンが設けられていない。
【0031】
磁気センサ71は、センサマグネット81の磁束MFを検出可能なセンサである。磁気センサ71の検出結果は、回路基板70から延びる図示しない配線を介して図示しない制御装置に送られる。制御装置は、磁気センサ71の検出結果に基づいて、ロータ20の回転を検出できる。
【0032】
磁気センサ71は、回路基板70の上側の面に取り付けられる。本実施形態において回路基板70の上側の面は、回路基板70の面のうちセンサマグネット81が位置する側を向く面である。磁気センサ71は、センサマグネット81と隙間を介して対向する。磁気センサ71は、例えば、ホールIC等のホール素子である。本実施形態において磁気センサ71は、周方向に沿って複数設けられる。磁気センサ71は、例えば、3つ設けられる。
【0033】
磁気センサ71は、ベアリングホルダ40とセンサマグネット81との間に位置する。ここで、ベアリングホルダ40は、磁性部材である。そのため、センサマグネット81の磁束MFが磁性部材であるベアリングホルダ40によって導かれ、例えば図2に示すように、ベアリングホルダ40とセンサマグネット81との間を通る磁束MFの量が多くなる。これにより、ベアリングホルダ40とセンサマグネット81との間に位置する磁気センサ71を通る磁束MFの量を多くでき、磁気センサ71によるセンサマグネット81の磁束MFの検出精度を向上できる。したがって、磁気センサ71によるロータ20の回転の検出精度を向上できる。
【0034】
また、ベアリングホルダ40を利用してセンサマグネット81の磁束MFを導くことができるため、別途磁性部材を設ける必要がない。そのため、モータ10の部品点数が増加することを抑制できる。以上により、本実施形態によれば、モータ10において、部品点数の増加を抑制しつつ、磁気センサ71の検出精度を向上できる。
【0035】
また、磁気センサ71を通る磁束MFの量を多くできるため、センサマグネット81の磁力を小さくしても、磁気センサ71を通る磁束MFの量を確保しやすい。これにより、センサマグネット81の磁力を小さくしても、磁気センサ71による磁束MFの検出精度を確保しやすい。したがって、センサマグネット81として比較的安価なマグネットを使用することができ、モータ10の製造コストを低減できる。
【0036】
また、本実施形態によれば、磁気センサ71は、回路基板70の面のうちセンサマグネット81が位置する側を向く面に取り付けられ、センサマグネット81と隙間を介して対向する。そのため、磁気センサ71とセンサマグネット81とをより近づけて配置することができ、磁気センサ71の検出精度をより向上できる。
【0037】
また、本実施形態によれば、センサマグネット81はベアリングホルダ40の上側に位置する。そのため、センサマグネット81および磁気センサ71をステータ30から軸方向に離すことができる。これにより、コイル33によって生じる磁界が、センサマグネット81によって生じる磁界に干渉することを抑制でき、磁気センサ71の検出精度が低下することを抑制できる。
【0038】
また、本実施形態によれば、センサマグネット81は、フランジ部80bの径方向外縁部に固定される。そのため、センサマグネット81の径方向位置を、より径方向外側にすることができる。これにより、ロータ20の回転とともに回転するセンサマグネット81が1周する間に進む周方向の距離を大きくできる。したがって、磁気センサ71によるセンサマグネット81の磁束検出の分解能を向上できる。
【0039】
なお、ベアリングホルダ40とセンサマグネット81との間を通る磁束MFは、センサマグネット81のN極から下側に放出されてベアリングホルダ40に入射される磁束MFと、ベアリングホルダ40を通って上側に進みセンサマグネット81のS極に入射される磁束MFと、を含む。図2では、センサマグネット81のN極から下側に放出されてベアリングホルダ40に入射される磁束MFを示している。
【0040】
本実施形態において磁気センサ71は、ベアリングホルダ40とセンサマグネット81との軸方向の間に位置する。磁気センサ71とベアリングホルダ40とセンサマグネット81とは、軸方向に沿って視て、互いに重なり合う。そのため、磁気センサ71が軸方向に対して傾いた方向においてベアリングホルダ40とセンサマグネット81との間に位置する場合に比べて、磁気センサ71を介してベアリングホルダ40とセンサマグネット81との間を通る磁束MFの経路長を短くしやすい。これにより、磁気センサ71を通る磁束MFの量をより増加させやすく、磁気センサ71の検出精度をより向上しやすい。
【0041】
本実施形態において磁気センサ71は、円環部41のうちホルダ貫通孔41aよりも径方向内側に位置する部分とセンサマグネット81との軸方向の間に位置する。磁気センサ71と円環部41のうちホルダ貫通孔41aよりも径方向内側に位置する部分とセンサマグネット81とは、軸方向に沿って視て、互いに重なり合う。
【0042】
本発明は上述の実施形態に限られず、以下の構成を採用することもできる。回路基板の少なくとも一部および磁気センサが配置される位置は、ベアリングホルダとセンサマグネットとの間であれば、特に限定されない。本明細書において「回路基板の少なくとも一部および磁気センサが、ベアリングホルダとセンサマグネットとの間に位置する」とは、ベアリングホルダのいずれか一部とセンサマグネットのいずれか一部とを結んだ直線上に、回路基板の少なくとも一部および磁気センサが位置すればよい。例えば、回路基板の少なくとも一部および磁気センサは、軸方向に対して傾いた方向においてベアリングホルダとセンサマグネットとの間に位置してもよい。この場合、磁気センサとベアリングホルダとセンサマグネットとは、軸方向に沿って視て、互いに重なり合わなくてもよい。
【0043】
また、回路基板および磁気センサは、ベアリングホルダの下側に位置してもよい。この場合、センサマグネットは、ロータコアとベアリングホルダとの軸方向の間において、回路基板および磁気センサの下側に位置する。また、この場合、磁気センサは、回路基板の下側の面に取り付けられて、センサマグネットと隙間を介して対向する。
【0044】
回路基板は、磁気センサが取り付けられ、少なくとも一部がベアリングホルダとセンサマグネットとの間に位置するならば、特に限定されない。回路基板の形状は、特に限定されない。回路基板は、全体がベアリングホルダとセンサマグネットとの間に位置してもよい。回路基板は、ベアリングホルダから軸方向に離れて配置されてもよい。
【0045】
回路基板は、図3に示す回路基板170のように、絶縁部材190を介してベアリングホルダ40に固定されてもよい。図3に示すモータ110は、絶縁部材190を備える。図3に示すように、絶縁部材190は、回路基板170とベアリングホルダ40との間に位置する。絶縁部材190は、ベアリングホルダ40の上面に接触する。絶縁部材190は、例えば、絶縁シートである。この構成によれば、絶縁部材190によって回路基板170とベアリングホルダ40との間を絶縁できる。そのため、回路基板170の下側の面に回路パターンを設けた場合であっても、回路基板170とベアリングホルダ40とが短絡することを抑制しつつ、回路基板170をベアリングホルダ40に固定することができる。
【0046】
回路基板には、ステータに供給される電力を制御するインバータ回路が設けられてもよい。この場合、バスバーは回路基板に電気的に接続され、コイルはバスバーを介して回路基板に電気的に接続される。また、この場合、バスバーが設けられず、コイルの引出線が直接的に回路基板に電気的に接続されてもよい。
【0047】
磁気センサは、センサマグネットの磁束を検出可能で、ベアリングホルダとセンサマグネットとの間に位置するならば、特に限定されない。磁気センサは、センサマグネットと対向しなくてもよい。磁気センサとセンサマグネットとの間には、非磁性の部材が配置されていてもよい。磁気センサは、回路基板のうちベアリングホルダが位置する側を向く面に取り付けられてもよい。すなわち、例えば、上述した実施形態において、回路基板70がベアリングホルダ40から上側に離れて配置され、磁気センサ71は、回路基板70の下側の面に取り付けられてもよい。
【0048】
磁気センサは、ホール素子に限られず、磁気抵抗素子、すなわちMR素子等であってもよい。また、磁気センサは、ロータリエンコーダに組み込まれて、回路基板に取り付けられてもよい。ロータリエンコーダは、磁気センサの検出結果に基づいてロータの回転を検出可能である。
【0049】
センサマグネットは、シャフトに直接的に取り付けられてもよい。この場合、例えば、センサマグネットは、シャフトに接着剤等で取り付けられてもよい。また、センサマグネットは、シャフトに設けられた凹部にセンサマグネットの少なくとも一部が配置されてシャフトに取り付けられてもよい。センサマグネットの形状は、環状に限られず、例えば、円板などの板状であってもよい。ベアリングホルダの材料は、磁性材料であれば、特に限定されない。ベアリングホルダの形状は、特に限定されない。ベアリングホルダは、ダイカストによって作られてもよい。
【0050】
上述した実施形態のモータの用途は、特に限定されない。上述した実施形態のモータは、例えば、車両に搭載されてもよい。なお、本明細書において説明した各構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
【符号の説明】
(【0051】以降は省略されています)

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