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公開番号2020115718
公報種別公開特許公報(A)
公開日20200730
出願番号2019006289
出願日20190117
発明の名称充電装置
出願人富士電機株式会社
代理人龍華国際特許業務法人
主分類H02J 7/02 20160101AFI20200703BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】複数の二次電池の充電状態や寿命をできる限り均一にすることが望まれている。
【解決手段】複数の二次電池を充電するための充電電力を出力する電力出力部と、複数の二次電池のそれぞれに充電電力を供給するか否かを切り替える切替部と、複数の二次電池に対して定電流充電および定電圧充電の少なくともいずれか一方を行う場合に電力出力部からの充電電力を複数の二次電池に並列に供給することを切替部に指示し、複数の二次電池のそれぞれにパルス充電を行う場合に電力出力部からの充電電力を複数の二次電池の一部ずつに対して異なるタイミングで供給することを切替部に指示する制御部と、を備える充電装置を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の二次電池を充電するための充電電力を出力する電力出力部と、
前記複数の二次電池のそれぞれに前記充電電力を供給するか否かを切り替える切替部と、
前記複数の二次電池に対して定電流充電および定電圧充電の少なくともいずれか一方を行う場合に前記電力出力部からの前記充電電力を前記複数の二次電池に並列に供給することを前記切替部に指示し、前記複数の二次電池のそれぞれにパルス充電を行う場合に前記電力出力部からの前記充電電力を前記複数の二次電池の一部ずつに対して異なるタイミングで供給することを前記切替部に指示する制御部と、
を備える充電装置。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記複数の二次電池の数に応じて前記タイミングを決定する、請求項1に記載の充電装置。
【請求項3】
前記複数の二次電池の数を検出する検出部を更に備える、請求項2に記載の充電装置。
【請求項4】
前記切替部は、前記複数の二次電池の全てに対して前記電力出力部を接続するか否かを切り替える充電モード切替器と、前記複数の二次電池のそれぞれに対して前記電力出力部を接続するか否かを切り替えるパルス切替器とを有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の充電装置。
【請求項5】
前記充電モード切替器は、ノーマリークローズ型の素子である、請求項4に記載の充電装置。
【請求項6】
前記充電モード切替器は、機械的接点型の素子である、請求項4または5に記載の充電装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記パルス充電を行う場合に、パルス毎に前記複数の二次電池のそれぞれに応じた充電条件で充電を行う、請求項1から6の何れか一項に記載の充電装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記パルス充電を行う場合に、パルス毎に前記複数の二次電池のそれぞれに応じた充電電流で充電を行う、請求項7に記載の充電装置。
【請求項9】
前記制御部は、前記パルス充電を行う場合に、パルス毎に前記複数の二次電池のそれぞれに応じたデューティ比で充電を行う、請求項7または8に記載の充電装置。
【請求項10】
前記複数の二次電池のそれぞれの充電状態をモニタするモニタ部を更に備える、請求項1から9のいずれか一項に記載の充電装置。
【請求項11】
請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の充電装置を備える電力変換装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、充電装置に関する。
続きを表示(約 12,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の二次電池に対してパルス充電による充電を行う充電装置が知られている。(例えば、特許文献1参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2004−254490号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1の充電装置では、複数の二次電池の電池容量および内部抵抗等のばらつきにより、複数の二次電池の充電状態に差異が生じ得る。また、充電状態の差異に起因して、複数の二次電池の寿命にばらつきが生じ得る。しかしながら、複数の二次電池の充電状態や寿命をできる限り均一にすることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、充電装置を提供する。充電装置は、複数の二次電池を充電するための充電電力を出力する電力出力部を備えてよい。充電装置は、複数の二次電池のそれぞれに充電電力を供給するか否かを切り替える切替部を備えてよい。充電装置は、複数の二次電池に対して定電流充電および定電圧充電の少なくともいずれか一方を行う場合に電力出力部からの充電電力を複数の二次電池に並列に供給することを切替部に指示し、複数の二次電池のそれぞれにパルス充電を行う場合に電力出力部からの充電電力を複数の二次電池の一部ずつに対して異なるタイミングで供給することを切替部に指示する制御部を備えてよい。
【0005】
制御部は、複数の二次電池の数に応じてタイミングを決定してよい。
【0006】
複数の二次電池の数を検出する検出部を更に備えてよい。
【0007】
切替部は、複数の二次電池の全てに対して電力出力部を接続するか否かを切り替える充電モード切替器と、複数の二次電池のそれぞれに対して電力出力部を接続するか否かを切り替えるパルス切替器とを有してよい。
【0008】
充電モード切替器は、ノーマリークローズ型の素子であってよい。
【0009】
充電モード切替器は、機械的接点型の素子であってよい。
【0010】
制御部は、パルス充電を行う場合に、パルス毎に複数の二次電池のそれぞれに応じた充電条件で充電を行ってよい。
【0011】
制御部は、パルス充電を行う場合に、パルス毎に複数の二次電池のそれぞれに応じた充電電流で充電を行ってよい。
【0012】
制御部は、パルス充電を行う場合に、パルス毎に複数の二次電池のそれぞれに応じたデューティ比で充電を行ってよい。
【0013】
複数の二次電池のそれぞれの充電状態をモニタするモニタ部を更に備えてよい。
【0014】
本発明の第2の態様においては、充電装置を備える電力変換装置を提供する。
【0015】
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本実施形態に係る装置100を、増設バッテリー10extAおよび10extB、商用電源20、および負荷30と共に示す。
比較例に係る装置100を、増設バッテリー10extAおよび10extB、商用電源20、および負荷30と共に示す。
比較例に係る装置100を用いて充電を行った場合における、充電電流と複数の二次電池10の電圧の波形の一例を示す。
本実施形態に係る装置100が複数の二次電池10を充電するフローを示す。
本実施形態に係る装置100を用いて充電を行った場合における、充電電流と複数の二次電池10の電圧の波形の一例を示す。
本実施形態の変形例に係る装置100を、増設バッテリー10extAおよび10extB、商用電源20、および負荷30と共に示す。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0018】
図1は、本実施形態に係る装置100を、増設バッテリー10extAおよび10extB(「10ext」と総称する。)、商用電源20、および負荷30と共に示す。装置100には、複数の外部端子が設けられている。複数の外部端子は、当該外部端子にそれぞれ接続された他の機器と装置100本体とを電気的に接続する。本実施形態に係る装置100は、当該外部端子に1または複数の増設バッテリーを接続する。本図における装置100は、装置100の内部に設けられた本体バッテリー10inおよび装置100の外部に設けられた1または複数の増設バッテリー10ext(「本体バッテリー10in」および「増設バッテリー10ext」を「二次電池10」と総称する。)を充電する充電装置の一例である。これに代えて、装置100は、複数の二次電池10を充電する機能を有する他の装置であってよい。一例として、装置100は、無停電電源装置(Uninterruptible Power Supply:UPS)またはPCS(Power Conditioning Subsystem)などの電力変換装置であってよい。装置100は、商用電源20からの電力を複数の二次電池10へ供給して複数の二次電池10の充電を行い、停電等によって電力が断たれた場合に、複数の二次電池10の少なくともいずれかから負荷30へと電力を供給する。
【0019】
増設バッテリー10extは、装置100の外部端子に接続される、1または複数の二次電池である。本図においては、一例として、装置100の外部に、第1増設バッテリー10extAおよび第2増設バッテリー10extBの2つの増設バッテリー10extが設けられている場合を示す。
【0020】
装置100は、内部バッテリー10in、A/D変換器120、電力出力部130、D/A変換器140、切替部150、制御部160、検出部170、およびモニタ部180を備える。
【0021】
内部バッテリー10inは、装置100の内部に設けられた二次電池である。本図においては、内部バッテリー10inが1つである場合を示しているが、内部バッテリー10inは、装置100の内部に複数設けられていてもよい。内部バッテリー10inおよび増設バッテリー10extを二次電池10と総称する。
【0022】
二次電池10は、充電を行うことによって電気を蓄えて繰り返し使用することができる電池であり、蓄電池とも呼ばれる。二次電池10は、自動車、航空機、および農業機械等の各種車両のほか、ノートパソコン、デジタルカメラ、携帯電話、およびスマートフォン等の様々な機器に幅広く利用されている。二次電池10は、例えば、鉛蓄電池、リチウムイオン二次電池、リチウムイオンポリマー二次電池、ニッケル・水素蓄電池、ニッケル・カドミウム蓄電池、ニッケル・鉄蓄電池、ニッケル亜鉛蓄電池、参加銀・亜鉛蓄電池、およびコバルトチタンリチウム二次電池等である。これら二次電池10は、電気を使用していなくても、時間と共に蓄えた電気が徐々に失われる自然放電が起こる。本実施形態の装置100は、このような二次電池10の充電を行う。
【0023】
A/D変換器120は、商用電源からの交流電源(AC電源)を直流電源(DC電源)に変換する。A/D変換器120は、変換された直流電源を電力出力部130およびD/A変換器140へ供給する。なお、本図においては、装置100が交流電源を入力する場合を一例として示したが、これに限定されるものではない。装置100が直流電源を入力する場合、A/D変換器120は省略されてもよい。
【0024】
電力出力部130は、複数の二次電池10を充電するための充電電力を出力する。電力出力部130は、例えば、チョッパ回路等であってよい。電力出力部130は、電流のオン/オフを制御することによって、A/D変換器120から供給された直流電源から、充電電力として任意の電圧や電流を疑似的に生成する。そして、電力出力部130は、生成した充電電力を複数の二次電池10へ供給する。また、電力出力部130は、停電等によって電力が断たれた場合に、複数の二次電池10の少なくともいずれかから供給される電力を負荷へと供給する。
【0025】
D/A変換器140は、A/D変換器120が変換した直流電源を交流電源に変換する。また、D/A変換器140は、停電等によって電力が断たれた場合に、複数の二次電池10の少なくともいずれかから供給される直流電源を交流電源に変換する。D/A変換器140は、変換した交流電源を装置100の外部に接続される負荷へ供給する。なお、本図においては、装置100が交流電源を出力する場合を一例として示したが、これに限定されるものではない。装置100が直流電源を出力する場合、D/A変換器140は省略されてもよい。
【0026】
切替部150は、電力出力部130と複数の二次電池10との間に設けられ、複数の二次電池10のそれぞれに充電電力を供給するか否かを切り替える。また、切替部150は、停電等によって電力が断たれた場合に、電力出力部130と複数の二次電池10とを接続する。切替部150は、充電モード切替器152とパルス切替器154とを有する。
【0027】
充電モード切替器152は、複数の二次電池10の全てに対して電力出力部130を接続するか否かを切り替える。本図においては、一例として、充電モード切替器152は、電力出力部130と複数の二次電池10のそれぞれとの間に設けられた複数の充電モード切替器152in、152a、および152b(充電モード切替器152と総称する。)を含む。充電モード切替器152inは、電力出力部130と内部バッテリー10inとの間に設けられる。充電モード切替器152aは、電力出力部130と第1増設バッテリー10extAとの間に設けられる。充電モード切替器152bは、電力出力部130と第2増設バッテリー10extBとの間に設けられる。これら複数の充電モード切替器152in、152a、および152bは、制御部160からの共通の充電モード切替信号によってオン/オフ制御される。
【0028】
充電モード切替器152は、ノーマリークローズ型の素子であってよい。また、充電モード切替器152は、機械的接点型の素子であってよい。これにより、充電モード切替器152は、停電等によって電力が断たれた場合に、機械的に閉状態となり、電力出力部130と複数の二次電池10とを接続することができる。しかしながら、これに限定されるものではない。充電モード切替器152は、半導体スイッチ等の電子スイッチであってもよい。この場合、停電等によって電力が断たれた際に、充電モード切替器152は、複数の二次電池10から供給された電力を用いて閉状態となるように制御されてよい。
【0029】
パルス切替器154は、複数の二次電池10のそれぞれに対して電力出力部130を接続するか否かを切り替える。本図においては、一例として、パルス切替器154は、電力出力部130と複数の二次電池10のそれぞれとの間に設けられた複数のパルス切替器154in、154a、および154b(パルス切替器154と総称する。)を含む。パルス切替器154inは、電力出力部130と内部バッテリー10inとの間に設けられる。パルス切替器154aは、電力出力部130と第1増設バッテリー10extAとの間に設けられる。パルス切替器154bは、電力出力部130と第2増設バッテリー10extBとの間に設けられる。すなわち、複数のパルス切替機154in、154a、および154bは、それぞれ、複数の充電モード切替器152in、152a、および152bと並列に接続される。これら複数のパルス切替器154in、154a、および154bは、制御部160からの個別のパルス切替信号によってオン/オフ制御される。
【0030】
パルス切替器154は、半導体スイッチ等の電子スイッチであってよい。これにより、パルス切替器154は、制御部160からのパルス切替信号に対する応答速度を速くすることができる。しかしながら、これに限定されるものではない。パルス切替器154は、機械的接点型の素子であってもよい。
【0031】
制御部160は、複数の二次電池10に対して定電流充電および定電圧充電の少なくともいずれか一方を行う場合に、充電モード切替器152に充電モード切替信号を供給して、電力出力部130からの充電電力を複数の二次電池10に並列に供給することを切替部150に指示する。また、制御部160は、複数の二次電池10のそれぞれにパルス充電を行う場合に、パルス切替器154にパルス切替信号を供給して、電力出力部130からの充電電力を複数の二次電池10の一部ずつに対して異なるタイミングで供給することを切替部150に指示する。この場合、制御部160は、複数の二次電池10の数に応じて当該タイミングを決定する。これについては後述する。
【0032】
また、制御部160は、電力出力部130に対して充電電力制御信号を供給して、電力出力部130が出力する充電電力、例えば、充電電流や充電電圧の大きさを制御する。
【0033】
検出部170は、複数の二次電池10の数を検出する。すなわち、検出部170は、内部バッテリー10inおよび増設バッテリー10extの合計の数を検出する。検出部170は、検出した複数の二次電池10の数を制御部160へ供給する。
【0034】
モニタ部180は、複数の二次電池10のそれぞれの充電状態をモニタする。モニタ部180は、例えば、基準電圧に対する、内部バッテリー10inの電圧Vin、第1増設バッテリー10extAの電圧Va、第2増設バッテリー10extBの電圧Vbを検出する。モニタ部180は、検出した複数の二次電池10のそれぞれの充電状態を制御部160へ供給する。
【0035】
図2は、比較例に係る装置100を、増設バッテリー10extAおよび10extB、商用電源20、および負荷30と共に示す。図2においては、図1と同じ機能および構成を有する部材に対して同じ符号を付すとともに、以下相違点を除き説明を省略する。比較例に係る装置100は、検出部170を備えていない。また、比較例に係る装置100の切替部150は、本図に示すように、電力出力部130と複数の二次電池10との間に接続された1つの切替器のみで構成されている。
【0036】
図3は、比較例に係る装置100を用いて充電を行った場合における、充電電流と複数の二次電池10の電圧の波形の一例を示す。本図に示すように、比較例に係る装置100は、充電初期時に定電流−定電圧(Constant Current−Constant Voltage:CC−CV)充電により複数の二次電池10をまとめて急速充電する。すなわち、制御部160は、切替部150を閉状態となるように制御した状態で、複数の二次電池10に対して定電流充電を行い、二次電池10の電圧が設定電圧に達した後、電流を絞って複数の二次電池10に対して定電圧充電を行う。この際、複数の二次電池10の電池容量や内部抵抗等のばらつきにより各二次電池10に流れる充電電流にばらつきが生じる。しかしながら、各二次電池10が満充電に近づくにつれ、次第に各二次電池10に流れる充電電流が均等になる。
【0037】
複数の二次電池10を満充電した後、比較例に係る装置100は、自然放電を補うべく、パルス充電により複数の二次電池10をまとめてスタンバイ充電する。すなわち、制御部160は、予め定められたデューティ比(T

/(T

+T

))で切替部150をオン/オフ制御し、複数の二次電池10の全てに同時にパルス電流を供給する。この際、オンパルス時(T

の期間)には、上述のように、各二次電池10に流れる充電電流にばらつきが生じる。そして、この充電電流が均等になる前にオフパルス(T2の期間)となると、パルス充電を長期間繰り返した場合に、各二次電池10の充電状態に差異が生じ得る。そして、各二次電池10の差異に起因して、各二次電池10の寿命にばらつきが生じ得る。本実施形態に係る装置100は、このような複数の二次電池10の充電状態や寿命のばらつきを低減し、複数の二次電池10の充電状態や寿命ができる限り均一となるような制御を行う。
【0038】
図4は、本実施形態に係る装置100が複数の二次電池10を充電するフローを示す。ステップ410において、検出部170は、複数の二次電池10の数を検出する。すなわち、検出部170は、内部バッテリー10inおよび増設バッテリー10extの合計の数を検出する。内部バッテリー10inの数が既知、例えば、1つである場合、検出部170は、装置100に接続された増設バッテリー10extの数Nを検出し、増設バッテリー10extの数Nに内部バッテリー10inの数である1を加えて、複数の二次電池10の数を検出してよい。検出部170は、例えば、装置100に接続された増設バッテリー10extの数Nを、ユーザ入力、および、ネットワークを介した他の装置からの入力等により検出してもよい。また、検出部170は、例えば、外部端子に設けられたスイッチ等による接続検出および外部端子に接続されたパターンの導通検出等により、装置100に接続された増設バッテリー10extの数Nを自動的に検出してもよい。検出部170は、検出した複数の二次電池10の数(例えば、N+1)を制御部160へ供給する。
【0039】
ステップ420において、制御部160は、検出部170から供給された複数の二次電池10の数(例えば、N+1)に基づいて、パルス充電を行う場合のタイミングを決定する。制御部160は、例えば、二次電池10が1つであった場合(増設バッテリー10extが増設されていない場合)における、パルス充電時のオンパルス時間をT

、オフパルス時間をT

とすると、パルス周期tをt=(T

+T

)/(N+1)により算出する。すなわち、制御部160は、二次電池10が1つであった場合のオンパルス時間およびオフパルス時間の和を、複数の二次電池10の数で除算することで、パルス周期tを算出する。そして、制御部160は、算出したパルス周期に基づいて各二次電池10へのオンパルスの開始時刻を決定する。制御部160は、例えば、パルス充電開始時刻をt

、nを正の整数とすると、内部バッテリー10inへのオンパルスの開始時刻TinをTin=t0+(3n−2)×tにより決定する。また、制御部160は、増設バッテリー10extAへのオンパルスの開始時刻TextAをTextA=t0+(3n−1)×tにより決定する。また、制御部160は、増設バッテリー10extBへのオンパルスの開始時刻TextBをTextB=t0+3n×tにより決定する。
【0040】
なお、この際、制御部160は、どのような順番で複数の二次電池10のパルス充電を行うかを決定してもよい。上述の説明においては、制御部160が、内部バッテリー10inのパルス充電を先に行い、外部バッテリー10extのパルス充電を後に行う場合を一例として示したが、これに限定されるものではない。制御部160は、モニタ部180から供給された各二次電池10の充電状態に基づいて、(例えば、パルス充電中のオフパルス期間における電圧が低い二次電池10を優先して)パルス充電を行う順番を決定してもよい。
【0041】
ステップ430において、装置100は、複数の二次電池10に対して定電流充電(CC充電)を行う。すなわち、制御部160は、複数の充電モード切替器152in、152a、および152bの全てに対して共通の充電モード切替信号を供給して、複数の充電モード切替器152in、152a、および152bを全て閉状態に制御する。これにより、充電モード切替器152は、複数の二次電池10の全てに対して電力出力部130を接続する。そして、装置100は、電力出力部130から充電電力を電流を一定として複数の二次電池10に並列に供給して、複数の二次電池10に対して定電流充電を行う。
【0042】
ステップ440において、装置100は、二次電池10の電圧が設定電圧以上となったか否かを判定する。制御部160は、例えば、モニタ部180から供給された複数の二次電池10の電圧Vin、Va、およびVb(充電モード切替器152が閉状態の場合、全て同じ電圧となる。)と、設定電圧とをコンパレータに入力し、コンパレータの出力に基づいて二次電池10の電圧が設定電圧以上となったか否かを判定してよい。なお、この際、制御部160は、図示せぬ温度センサ等によって測定された雰囲気温度および電池表面温度等に応じて基準となる設定電圧を制御してもよい。ステップ440において、二次電池10の電圧が設定電圧未満であると判定された場合、装置100は、処理をステップ430へ戻して定電流充電を継続する。
【0043】
ステップ440において、二次電池10の電圧が設定電圧以上であると判定された場合、ステップ450において、装置100は、複数の二次電池10に対して定電圧充電(CV充電)を行う。すなわち、制御部160は、複数の充電モード切替器152in、152a、および152bを全て閉状態に制御したまま、電力出力部130に充電電流を絞るように制御する。そして、装置100は、電力出力部130から充電電力を電圧を一定として複数の二次電池10に並列に供給して、複数の二次電池10に対して定電圧充電を行う。
【0044】
ステップ460において、装置100は、二次電池10の電圧が定格充電電圧以上となったか否かを判定する。制御部160は、例えば、モニタ部180から供給された複数の二次電池10の電圧Vin、Va、およびVbと、定格充電電圧とをコンパレータに入力し、コンパレータの出力に基づいて二次電池10の電圧が定格充電電圧以上となったか否かを判定してよい。なお、この際、制御部160は、図示せぬ温度センサ等によって測定された雰囲気温度および電池表面温度等に応じて基準となる定格充電電圧を制御してもよい。ステップ460において、二次電池10の電圧が定格充電電圧未満であると判定された場合、装置100は、処理をステップ450へ戻して定電圧充電を継続する。
【0045】
ステップ460において、二次電池10の電圧が定格充電電圧以上であると判定された場合、ステップ470において、装置100は、複数の二次電池10に対してパルス充電を行う。すなわち、制御部160は、充電モード切替信号によって複数の充電モード切替器152in、152a、および152bを全て閉状態から開状態に制御する。そして、制御部160は、ステップ420で決定したタイミングに基づいて、複数のパルス切替機154in、154a、および154bに対して個別のパルス切替信号を供給する。これにより、パルス切替器154は、複数の二次電池10の一部ずつに対して異なるタイミングで電力出力部130を接続する。そして、装置100は、電力出力部130から充電電力を複数の二次電池10の一部ずつに対して異なるタイミングで供給して、複数の二次電池10に対してパルス充電を行う。
【0046】
なお、上述の説明では、装置100が複数の二次電池10の1つずつに対して個別にパルス充電を行う場合を一例として示したが、これに限定されるものではない。装置100は、例えば、複数の二次電池10を複数のグループに分け、当該グループごとにパルス充電を行ってもよい。
【0047】
また、制御部160は、パルス充電を行う場合に、パルス毎に複数の二次電池10のそれぞれに応じた充電条件で充電を行ってよい。例えば、制御部160は、パルス充電を行う場合に、パルス毎に複数の二次電池10のそれぞれに応じた充電電流で充電を行ってもよい。例えば、制御部160は、充電状態が低い二次電池10に対してパルス充電を行う場合に、充電電流を増加するように電力出力部130を制御してもよい。すなわち、制御部160は、モニタ部180から供給されたパルス充電中のオフパルス期間における複数の二次電池10の各電圧Vin、Va、およびVbを取得し、予め定められた閾値と複数の二次電池10の各電圧Vin、Va、およびVbとを比較して、当該閾値よりも低い電圧を有する二次電池10に対して充電を行う場合に、当該閾値よりも高い電圧を有する二次電池10に対して充電を行う場合よりも充電電流が大きくなるように電力出力部130を制御してよい。これとは反対に、制御部160は、充電状態が高い二次電池10に対してパルス充電を行う場合に、充電電流を減少するように電力出力部130を制御してもよい。すなわち、制御部160は、モニタ部180から供給されたパルス充電中のオフパルス期間における複数の二次電池10の各電圧Vin、Va、およびVbを取得し、予め定められた閾値と複数の二次電池10の各電圧Vin、Va、およびVbとを比較して、当該閾値よりも高い電圧を有する二次電池10に対して充電を行う場合に、当該閾値よりも低い電圧を有する二次電池10に対して充電を行う場合よりも充電電流が小さくなるように電力出力部130を制御してよい。
【0048】
また、制御部160は、パルス充電を行う場合に、パルス毎に複数の二次電池10のそれぞれに応じたデューティ比で充電を行ってもよい。例えば、制御部160は、充電状態が低い二次電池10に対してパルス充電を行う場合に、オンパルスが長くなるようにデューティ比を設定してパルス切替器154を制御してもよい。すなわち、制御部160は、モニタ部180から供給されたパルス充電中のオフパルス期間における複数の二次電池10の各電圧Vin、Va、およびVbを取得し、予め定められた閾値と複数の二次電池10の各電圧Vin、Va、およびVbとを比較して、当該閾値よりも低い電圧を有する二次電池10に対して充電を行う場合に、当該閾値よりも高い電圧を有する二次電池10に対して充電を行う場合よりもオンパルスが長くなるようにデューティ比を設定してパルス切替器154を制御してもよい。これとは反対に、制御部160は、充電状態が高い二次電池10に対してパルス充電を行う場合に、オンパルスが短くなるようにデューティ比を設定してパルス切替器154を制御してもよい。すなわち、制御部160は、モニタ部180から供給されたパルス充電中のオフパルス期間における複数の二次電池10の各電圧Vin、Va、およびVbを取得し、予め定められた閾値と複数の二次電池10の各電圧Vin、Va、およびVbとを比較して、当該閾値よりも高い電圧を有する二次電池10に対して充電を行う場合に、当該閾値よりも低い電圧を有する二次電池10に対して充電を行う場合よりもオンパルスが短くなるようにデューティ比を設定してパルス切替器154を制御してもよい。
【0049】
また、制御部160は、充電状態が良好な二次電池10に対しては、パルス充電を行わないように制御してもよい。すなわち、制御部160は、モニタ部180から供給されたパルス充電中のオフパルス期間における複数の二次電池10の各電圧Vin、Va、およびVbを取得し、予め定められた閾値と複数の二次電池10の各電圧Vin、Va、およびVbとを比較して、当該閾値よりも高い電圧を有する二次電池10に対しては、パルス充電を行わないように制御してもよい。
【0050】
また、上述のように、複数の二次電池10のグループごとにパルス充電を行う場合には、制御部160は、各グループに含まれる二次電池10の数に応じた充電電流およびデューティ比で充電を行ってもよい。すなわち、制御部160は、各グループに含まれる二次電池の数の増加に応じて、充電電流が大きくなるように電力出力部130を制御してよい。また、制御部160は、各グループに含まれる二次電池の数の増加に応じて、オンパルスが長くなるようにデューティ比を設定してパルス切替器154を制御してもよい。
(【0051】以降は省略されています)

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