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公開番号2020078223
公報種別公開特許公報(A)
公開日20200521
出願番号2019132658
出願日20190718
発明の名称ワイパ駆動部、およびワイパ駆動部を組み立てる方法
出願人ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング,ROBERT BOSCH GMBH
代理人アインゼル・フェリックス=ラインハルト,個人,個人,個人,個人
主分類H02K 7/116 20060101AFI20200424BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】交換可能なモータモジュールにより、駆動モータの簡単で、複雑でない組み立てを実現し得るワイパ駆動部を提供する。
【解決手段】自動車のワイパ装置用のワイパ駆動部100は、はす歯歯車伝動機構150と、駆動モータ129とを備える。はす歯歯車伝動機構は、ワイパ装置のワイパアームまたはクランクの取り付けに用いられる駆動ピン153と、駆動ピンを駆動するはす歯歯車151とを有し、伝動機構カバー160を有する伝動機構ハウジング140が割り当てられている、ワイパ駆動部において、駆動モータは、交換可能なモータモジュール110として形成されており、モータモジュールは、好ましくは着脱自在に伝動機構ハウジングに取り付けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
自動車のワイパ装置用のワイパ駆動部(100)であって、
はす歯歯車伝動機構(150)と、
前記はす歯歯車伝動機構(150)を駆動する駆動モータ(129)と、
を備え、
前記はす歯歯車伝動機構(150)は、前記ワイパ装置のワイパアームまたはクランクの取り付けに用いられる駆動ピン(153)と、前記駆動ピン(153)を駆動するはす歯歯車(151)とを有し、
前記はす歯歯車伝動機構(150)には、伝動機構カバー(160)を有する伝動機構ハウジング(140)が割り当てられている、
ワイパ駆動部(100)において、
前記駆動モータ(129)は、交換可能なモータモジュール(110)として形成されており、
交換可能な前記モータモジュール(110)は、好ましくは着脱自在に前記伝動機構ハウジング(140)に取り付けられている、
ことを特徴とする、ワイパ駆動部。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
交換可能な前記モータモジュール(110)は、モータハウジング(113)と、ステータ(210)と、ロータ構成群(198)とを有することを特徴とする、請求項1記載のワイパ駆動部。
【請求項3】
前記ロータ構成群(198)は、ロータ軸(130)と、ロータセット(221)と、軸受アッセンブリ(225)と、軸受キャップ(120)とを有することを特徴とする、請求項2記載のワイパ駆動部。
【請求項4】
前記軸受アッセンブリ(225)および前記軸受キャップ(120)は、交換可能な前記モータモジュール(110)を半径方向および軸方向で支持するように形成されていることを特徴とする、請求項3記載のワイパ駆動部。
【請求項5】
前記軸受アッセンブリ(225)および前記軸受キャップ(120)の少なくとも一部が、前記ワイパ駆動部(100)が組み上げられた状態で前記伝動機構ハウジング(140)内に配置されていることを特徴とする、請求項3または4記載のワイパ駆動部。
【請求項6】
前記ロータ軸(130)は、連結インタフェース(131)を有し、前記連結インタフェース(131)は、前記はす歯歯車伝動機構(150)の前記はす歯歯車(151)と相互作用を有するように接続されていることを特徴とする、請求項3から5までのいずれか1項記載のワイパ駆動部。
【請求項7】
交換可能な前記モータモジュール(110)は、少なくとも1つの接続要素(127)を有し、前記接続要素(127)には、電子ユニット(520)との電気的な接続用のターミナルブロック(430)が割り当てられていることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載のワイパ駆動部。
【請求項8】
交換可能な前記モータモジュール(110)は、電子的に整流が行われるモータを有することを特徴とする、請求項1から7までのいずれか1項記載のワイパ駆動部。
【請求項9】
自動車のワイパ装置用のワイパ駆動部(100)であって、はす歯歯車伝動機構(150)と、前記はす歯歯車伝動機構(150)を駆動する駆動モータ(129)とを備え、前記はす歯歯車伝動機構(150)は、前記ワイパ装置のワイパアームまたはクランクの取り付けに用いられる駆動ピン(153)と、前記駆動ピン(153)を駆動するはす歯歯車(151)とを有し、前記はす歯歯車伝動機構(150)には、伝動機構カバー(160)を有する伝動機構ハウジング(140)が割り当てられている、ワイパ駆動部(100)を組み立てる方法であって、
前記駆動モータ(129)を形成し、前記伝動機構ハウジング(140)に取り付け可能なモータモジュール(110)を用意し、
前記モータモジュールを前記伝動機構ハウジング(140)に取り付け、
前記はす歯歯車伝動機構(150)を前記伝動機構ハウジング(140)内に組み立て、
前記伝動機構カバー(160)を前記伝動機構ハウジング(140)に取り付ける、
というステップを特徴とする、ワイパ駆動部を組み立てる方法。
【請求項10】
前記駆動モータ(129)に割り当てられたステータ(210)を、割り当てられたモータハウジング(113)内に固定し、
ロータ構成群(198)を組み立て、
前記ロータ構成群(198)を前記モータハウジング(113)内に据え付け、
ターミナルブロック(430)を、前記駆動モータ(129)に割り当てられた少なくとも1つの接続要素(127)に固定する、
というさらなるステップを特徴とする、請求項9記載の方法。
【請求項11】
前記ロータ構成群(198)の前記組み立ては、
軸受要素(227)を軸受キャップ(120)の収容部(412)内に固定し、
前記軸受キャップ(120)をロータ軸(130)に取り付け、
ロータセット(221)を前記ロータ軸(130)に取り付け、
別の軸受要素(226)を前記ロータ軸(130)に固定する、
というステップを有することを特徴とする、請求項10記載の方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
従来技術
本発明は、自動車のワイパ装置用のワイパ駆動部であって、はす歯歯車伝動機構と、はす歯歯車伝動機構を駆動する駆動モータとを備え、はす歯歯車伝動機構は、ワイパ装置のワイパアームまたはクランクの取り付けに用いられる駆動ピンと、駆動ピンを駆動するはす歯歯車とを有し、はす歯歯車伝動機構には、伝動機構カバーを有する伝動機構ハウジングが割り当てられている、ワイパ駆動部に関する。
続きを表示(約 12,000 文字)【0002】
従来技術において、はす歯歯車伝動機構と、はす歯歯車伝動機構を駆動する駆動モータとを備える、自動車のワイパ装置用のこの種のワイパ駆動部は、公知である。ワイパ駆動部は、ハウジングを備え、ハウジング内には、はす歯歯車伝動機構と、駆動モータとが配置されている。はす歯歯車伝動機構は、駆動ピンと、駆動ピンを駆動するはす歯歯車とを有している。駆動ピンは、直接駆動のためにワイパアームを取り付けるために用いられるか、またはワイパ装置のリンクロッドを介した駆動のためにクランクを取り付けるために用いられる。さらに、はす歯歯車伝動機構には、伝動機構カバーを有する伝動機構ハウジングが割り当てられている。
【0003】
発明の開示
本発明は、自動車のワイパ装置用のワイパ駆動部であって、はす歯歯車伝動機構と、はす歯歯車伝動機構を駆動する駆動モータとを備え、はす歯歯車伝動機構は、ワイパ装置のワイパアームまたはクランクの取り付けに用いられる駆動ピンと、駆動ピンを駆動するはす歯歯車とを有し、はす歯歯車伝動機構には、伝動機構カバーを有する伝動機構ハウジングが割り当てられている、ワイパ駆動部を提供する。駆動モータは、交換可能なモータモジュールとして形成されており、交換可能なモータモジュールは、好ましくは着脱自在に伝動機構ハウジングに取り付けられている。
【0004】
これにより本発明は、交換可能なモータモジュールにより、駆動モータの簡単で、複雑でない組み立てを実現し得るワイパ駆動部を提供する。この場合、簡単にワイパ駆動部用の用途固有の駆動モータを用意することができ、駆動モータは、故障した際には、簡単に交換および/または保守を行うことができる。
【0005】
好ましくは、交換可能なモータモジュールは、モータハウジングと、ステータと、ロータ構成群とを有している。これにより、個別に検査することが可能なモータモジュールを提供することができる。すなわちモータモジュールは、単独でかつ伝動機構なしに検査および/またはテストを行うことができる。
【0006】
ロータ構成群は、好ましくは、ロータ軸と、ロータセットと、軸受アッセンブリと、軸受キャップとを有している。これにより、容易にかつ複雑なことなく、好適なロータ構成群を提供することができる。
【0007】
一実施の形態によれば、軸受アッセンブリおよび軸受キャップは、交換可能なモータモジュールを半径方向および軸方向で支持するように形成されている。これにより、伝動機構ハウジングにおけるモータモジュールの正確かつ精緻な支持を実現することができる。
【0008】
好ましくは、軸受アッセンブリおよび軸受キャップの少なくとも一部が、ワイパ駆動部が組み上げられた状態で伝動機構ハウジング内に配置されている。これにより、ワイパ駆動部を省スペースに形成することができる。
【0009】
好ましくは、ロータ軸は、連結インタフェースを有し、連結インタフェースは、はす歯歯車伝動機構のはす歯歯車と相互作用を有するように接続されている。これにより、交換可能なモータモジュールをはす歯歯車伝動機構に簡単に連結することができる。
【0010】
好ましくは、交換可能なモータモジュールは、少なくとも1つの接続要素を有し、接続要素には、電子ユニットとの電気的な接続用のターミナルブロックが割り当てられている。これにより、確実かつ頑強に駆動モータを電子ユニットに電気的に接続することができる。
【0011】
一実施の形態によれば、交換可能なモータモジュールは、電子的に整流が行われるモータを有している。これにより、容易にかつ複雑なことなく、交換可能な好適なモータモジュールを提供することができる。
【0012】
さらに本発明は、自動車のワイパ装置用のワイパ駆動部であって、はす歯歯車伝動機構と、はす歯歯車伝動機構を駆動する駆動モータとを備え、はす歯歯車伝動機構は、ワイパ装置のワイパアームまたはクランクの取り付けに用いられる駆動ピンと、駆動ピンを駆動するはす歯歯車とを有し、はす歯歯車伝動機構には、伝動機構カバーを有する伝動機構ハウジングが割り当てられている、ワイパ駆動部を組み立てる方法を提供する。本方法は、少なくとも:
駆動モータを形成し、伝動機構ハウジングに取り付け可能なモータモジュールを用意し、
モータモジュールを伝動機構ハウジングに取り付け、
はす歯歯車伝動機構を伝動機構ハウジング内に組み立て、
伝動機構カバーを伝動機構ハウジングに取り付ける、
というステップを有している。
【0013】
これにより本発明は、はす歯歯車伝動機構に取り付け可能なモータモジュールにより、ワイパ駆動部の簡単で、複雑でない組み立てを実現し得る、ワイパ駆動部を組み立てる方法を提供することができる。この場合、モータモジュールは、好ましくは、簡単に交換可能である。
【0014】
好ましくは、当該方法は、少なくとも:
駆動モータに割り当てられたステータを、割り当てられたモータハウジング内に固定し、
ロータ構成群を組み立て、
ロータ構成群をモータハウジング内に据え付け、
ターミナルブロックを、駆動モータに割り当てられた少なくとも1つの接続要素に固定する、
というさらなるステップを有している。
【0015】
これにより、モータモジュールの複雑でなく、時間を節約した組み立てを実現することができる。
【0016】
一実施の形態によれば、ロータ構成群の組み立ては:
軸受要素を軸受キャップの収容部内に固定し、
軸受キャップをロータ軸に取り付け、
ロータセットをロータ軸に取り付け、
別の軸受要素をロータ軸に固定する、
というステップを有している。
【0017】
これにより、簡単にロータ構成群の組み立てを実現することができる。
【0018】
図面の簡単な説明
本発明について、図面に示した実施例を基に以下の説明の中で詳しく説明する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
本発明に係るモータモジュールを備えるワイパ駆動部の斜視分解立体図である。
図1のモータモジュールの斜視分解立体図である。
図1および図2のモータモジュールに割り当てられたステータの斜視図である。
図1および図2のモータモジュールに割り当てられたモータハウジング内に収められた図3のステータの斜視図である。
図1および図2のモータモジュールに割り当てられたロータ軸の斜視図である。
図1および図2のモータモジュールに割り当てられたロータ構成群の斜視図である。
図4のモータハウジング内に配置されたロータ構成群の斜視図である。
図1のモータモジュールの斜視図である。
伝動機構ハウジングに配置された図8のモータモジュールの斜視図である。
図1のワイパ駆動部の斜視図である。
図10のワイパ駆動部の縦断面図である。
【0020】
実施例の説明
図1は、例示的な駆動ユニット100を示している。駆動ユニット100は、具体例ではかつ好ましくは、自動車のワイパ装置用のワイパ駆動部として形成されており、以下では「ワイパ駆動部100」と称呼する。ワイパ駆動部100は、好ましくは、駆動モータ129と、伝動機構150とを備えている。この場合、駆動モータ129は、好ましくは、モータハウジング113内に配置され、そして伝動機構150は、伝動機構ハウジング140内に配置されている。モータハウジング113内に配置される駆動モータ129は、好ましくは、ブラシレスのあるいは電子的に整流が行われる直流モータ、すなわちECモータである。伝動機構ハウジング140内に配置される伝動機構150は、好ましくは、回転数適合あるいはトルクアップに用いられるはす歯歯車伝動機構である。
【0021】
伝動機構ハウジング140は、好ましくは、具体例ではワイパ駆動部100の軸方向あるいは長手方向107で形成される収容部197を有し、収容部197は、駆動モータ129の少なくとも一部を収容する。好ましくは、伝動機構ハウジング140は、ワイパ駆動部100の半径方向あるいは横方向106で形成される収容部146を有し、収容部146は、はす歯歯車伝動機構150に割り当てられた駆動ピン153を収容する。伝動機構ハウジング140には、好ましくは、伝動機構カバー160が割り当てられている。伝動機構カバー160は、伝動機構カバー160の外周に、好ましくは、伝動機構ハウジング140の周縁149と結合可能な位置決め溝161を有している。さらに伝動機構カバー160は、好ましくは、外部の電流供給部等に接続されるように形成された接点接続部162を有している。さらに伝動機構カバー160には、好ましくは、電子ユニット(520;図11)が割り当てられている。
【0022】
駆動モータ129は、はす歯歯車伝動機構150を好ましくは回転駆動する。はす歯歯車伝動機構150には、はす歯歯車151が割り当てられている。はす歯歯車151は、はす歯歯車151の好ましくは円柱状の基体に、所定の連結幾何学形状152を有する外周を有し、駆動モータ129は、連結幾何学形状152を介してはす歯歯車伝動機構150を駆動する。はす歯歯車伝動機構150自体は、好ましくは、駆動ピン153を特に往復旋回駆動するように形成されている。駆動ピン153には、直接駆動の場合は、ワイパ装置のワイパアームが固定され、いわゆる「在来型」の駆動の場合は、リンクロッドを有するクランクが固定され得る。これにより駆動ピン153は、好ましくは、ワイパ装置のワイパアームまたはクランクが取り付けられるように形成されている。
【0023】
好ましくは、モータハウジング113内に配置される駆動モータ129は、交換可能なモータモジュール110として形成されており、具体例では第1および第2の軸方向の端部111,112を有している。好ましくは、モータハウジング113は、略円柱状の基体114を有し、基体114は、駆動モータ129の少なくとも一部が配置される内部収容部118を有している。さらにモータハウジング113は、好ましくは、第1の端部111側の端部に、駆動モータ129あるいはモータモジュール110の軸受要素(226;図2)を収容する軸受収容区域117を有している。
【0024】
好ましくは、モータモジュール110は、自由端としてのあるいは第2の軸方向の端部112でもって着脱自在に伝動機構ハウジング140に取り付けられている。このためにモータハウジング113は、モータハウジング113の第2の端部112に、少なくとも1つの、具体例では2つの、好ましくは直径方向で互いに反対側に位置するフランジ要素115を有し、フランジ要素115は、それぞれ1つの空所116を有している。好ましくは、伝動機構ハウジング140は、伝動機構ハウジング140の、駆動モータ129側の端部に結合フランジ141を有し、結合フランジ141は、少なくとも1つのフランジ要素115に割り当てられた少なくとも1つのフランジ部196を有している。フランジ要素115と同様にフランジ部196は、空所116に割り当てられた空所147を有している。好ましくは、モータモジュール110は、空所116,147内に配置されるそれぞれ1つのねじ要素119を用いたねじ結合により結合される。しかし、モータモジュール110は、別の好適な方法で、例えばクランプおよび/または係止結合を介して、伝動機構ハウジング140に着脱自在に配置されてもよい。
【0025】
好ましくは、交換可能なモータモジュール110は、モータハウジング113と、ステータ(210;図2)と、ロータ構成群198とを有している。ロータ構成群198は、好ましくは、ロータ軸130と、ロータセット(221;図2)と、軸受アッセンブリ(225;図2)と、軸受キャップ120とを有している。軸受アッセンブリ(225;図2)と、軸受キャップ120とは、好ましくは、モータモジュール110を半径方向および軸方向で支持するように形成されている。
【0026】
一実施の形態によれば、ロータ軸130は、好ましくは、ロータ軸130の、伝動機構ハウジング140側の端部(229;図2)に、連結インタフェース131と、支持区域132とを有している。連結インタフェース131は、好ましくは、はす歯歯車伝動機構150のはす歯歯車151と相互作用を有するように接続されている。好ましくは、連結インタフェース131は、ウォーム131として形成されている。その際、ロータ軸130の連結インタフェース131は、はす歯歯車伝動機構150のはす歯歯車151の連結幾何学形状153と相互作用を有するように接続されている。
【0027】
好ましくは、連結インタフェース131は、統一されたインタフェースとして形成されているので、モータモジュール110は、様々な伝動機構と組み合わせ可能である。しかし、モータモジュール110は、それぞれ異なって形成されていてもよいし、あるいは様々なトルククラスで選択されてもよい。而して、例えば所要トルクが比較的低いときは、比較的短いモータモジュール110を使用することができ、かつ/または所要トルクが比較的大きいときは、比較的長いモータモジュール110を使用することができる。さらには、モータモジュール110を別の用途、例えばサンルーフ、またはウォームホイール伝動機構を有するECモータを使用することが可能な任意の別の用途に組み込むこともできる。
【0028】
さらに駆動モータ129は、好ましくは、少なくとも1つの、具体例では3つの接続要素127を有し、接続要素127は、好ましくは、電子ユニット(520;図11)との電気的な接続に用いられる。さらにロータ軸130には、好ましくは、検出要素125が割り当てられており、検出要素125は、電子ユニットに割り当てられたセンサ要素(522;図11)と協働する。好ましくは、センサ要素は、ロータあるいはロータ構成群198のロータ位置を検出する。好ましくは、検出要素125は、永久磁石として形成されており、以下では「永久磁石125」と称呼する。
【0029】
好ましくは、ワイパ駆動部100が組み上げられた状態で、軸受アッセンブリ(225;図2)および軸受キャップ120の少なくとも一部は、伝動機構ハウジング140内に配置されている。伝動機構ハウジング140は、好ましくは、具体例ではワイパ駆動部100の長手方向107で形成される収容部197を有し、収容部197は、駆動モータ129の少なくとも一部を収容する。
【0030】
伝動機構ハウジング140の、長手方向107で形成される収容部197は、好ましくは、少なくとも1つの、具体例では5つの収容区域142,143,144,145,148,199を有している。ワイパ駆動部100が組み立てられた状態で、ロータ軸130の支持区域132は、好ましくは、伝動機構ハウジング140の支持区域145内に配置されている。その際、ロータ軸130の連結インタフェース131は、好ましくは、収容区域144内に配置されている。永久磁石125は、好ましくは、収容区域148内に配置されている。収容区域148は、収容区域148の、モータモジュール110側の端部に、好ましくは、収容領域143を有し、収容領域143は、支持区域199および収容区域142へと拡大されている。その際、収容区域142は、ワイパ駆動部100が組み立てられた状態で、好ましくは、軸受キャップ120の少なくとも一部を収容している。軸受キャップ120には、軸受要素(227;図2)が割り当てられており、好ましくは、軸受要素227の少なくとも一部は、支持区域199内に配置されている。その際、好ましくは、収容区域142、収容領域143および支持区域199は、結合フランジ141に割り当てられている。
【0031】
自動車のワイパ装置用のワイパ駆動部100であって、はす歯歯車伝動機構150と、はす歯歯車伝動機構150を駆動する駆動モータ129とを備え、はす歯歯車伝動機構150は、ワイパ装置のワイパアームまたはクランクの取り付けに用いられる駆動ピン153と、駆動ピン153を駆動するはす歯歯車151とを有し、はす歯歯車伝動機構150には、伝動機構カバー160を有する伝動機構ハウジング140が割り当てられている、ワイパ駆動部100を組み立てる方法において、当該方法は、少なくとも:
駆動モータ129を形成し、伝動機構ハウジング140に取り付け可能なモータモジュール110を用意し、
モータモジュール110を伝動機構ハウジング140に取り付け、
はす歯歯車伝動機構150を伝動機構ハウジング140内に組み立て、
伝動機構カバー160を伝動機構ハウジング140に取り付ける、
というステップを有している。
【0032】
好ましくは、モータモジュール110の組み立ては、ワイパ駆動部100の矢印101の方向あるいは長手方向107で実施される。さらに伝動機構ハウジング140内でのはす歯歯車伝動機構150の組み立ては、好ましくは、矢印102の方向あるいは横方向106で実施される。さらに、好ましくは、伝動機構ハウジング140への伝動機構カバー160の取り付けは、矢印103の方向あるいは横方向106で実施される。付言すると、上述のステップあるいはその順序は、例示にすぎず、本発明を限定するものと見なすべきではない。而して、好ましくは、モータモジュール110および伝動機構150を組み上げるステップは、並行して実施されても、相前後して実施されてもよい。好ましくは、モータモジュール110の組み立ては、独立した生産ラインで行われ、その結果、モータモジュール110は、好ましくは、いわば前もって製造しておくことができる。さらに、伝動機構ハウジング140内でのはす歯歯車伝動機構150の組み立ておよび伝動機構ハウジング140へのモータモジュール110の取り付けも、相前後して、あるいは順番を逆にして実施してもよい。
【0033】
その際、モータモジュール110の組み立ては、好ましくは、少なくとも:
駆動モータ129に割り当てられたステータ(210;図2)を、割り当てられたモータハウジング113内に固定し、
ロータ構成群198を組み立て、
ロータ構成群198をモータハウジング113内に据え付け、
ターミナルブロック430を、駆動モータ129に割り当てられた少なくとも1つの接続要素127に固定する、
というステップを有している。
【0034】
付言すると、相応の方法ステップを列挙した上述の順序は、例示的な性質を有しているにすぎず、本発明を限定するものと見なすべきではない。而して、例えば、駆動モータ129に割り当てられたステータ(210;図2)を、割り当てられたモータハウジング113内に固定するステップは、ロータ構成群198を組み立てる前、組み立てている最中または組み立てた後に実施してもよい。
【0035】
図2は、図1のモータモジュール110を示しており、モータモジュール110の構造を明らかにしている。ステータ210は、好ましくは、アウタステータとして形成されており、具体例では、好ましくは複数の絶縁体として形成されるプラスチックジャケット211が少なくとも一部に施されていて、かつセグメント化されているステータコア213を有している。ステータコア213には、好ましくは、ステータ巻線212が配置されている。さらに、ステータ210の、モータモジュール110の第2の軸方向の端部112側の端部には、少なくとも1つの接続装置214が配置されている。
【0036】
接続装置214は、ステータ210に割り当てられた複数の個巻線を接続してステータ巻線212を構成するように形成されている。好ましくは、少なくとも1つの接続装置214は、少なくとも1つの、具体例では3つの接続要素127あるいは215,216,217を有している。接続要素215〜217は、好ましくは、外部の相手側接続要素に接続されるように形成されている。その際、接続要素215〜217は、好ましくは、軸方向あるいは長手方向107で接続装置214に配置されている。
【0037】
さらに図2は、モータモジュール110の第1の軸方向の端部111側の第1の軸方向の端部228と、反対側に位置する第2の軸方向の端部229とを有するロータ220を示している。その際、ロータ軸130の支持区域132および連結インタフェース131は、第2の軸方向の端部229の領域に配置されている。この場合、支持区域132は、連結インタフェース131の、第2の端部229側の端部に配置されており、永久磁石125は、連結インタフェース131の、第1の端部228側の端部に配置されている。
【0038】
好ましくは、ロータ軸130の第2の端部229に、永久磁石222が装着される金属薄板積層体221が、相対回動不能に配置されており、ロータ軸130とともに例示的にインナロータを形成している。略円柱状のロータ軸130は、具体例では、第1および第2の端部228,229を有し、好ましくは、ロータ軸130の少なくとも一部には、ウォーム131が設けられている。ロータ軸130は、少なくとも1つの第1および第2の軸受要素226,227を有する軸受アッセンブリ225を介して回転可動にモータハウジング113内に支持されている。好ましくは、軸受要素226,227は、玉軸受として形成されている。好ましくは、軸受要素226は、好ましくは摺動座を有するB型軸受(B−Lager)である。その際、軸受要素226は、金属薄板積層体221の、第1の端部228側の軸方向の端部に配置されており、軸受要素227は、金属薄板積層体221の、第2の端部229側の軸方向の端部に配置されている。
【0039】
さらに図2は、好ましくは円柱状の基体231を有する軸受キャップ120を示しており、基体231は、好ましくは、内部収容部234を形成している。内部収容部234は、好ましくは、少なくともステータ210の一部を収容するように形成されている。軸受キャップ120は、好ましくは、軸受キャップ120の、第2の端部112側の端部に、好ましくは3つの接続要素127あるいは215〜217を通す空所235を有している。さらに軸受キャップ120は、軸受キャップ120の、第2の端部112側の端部に、好ましくは、第2の軸受要素227の少なくとも一部を収容する収容区域232を有している。これにより、軸受固定機能が軸受キャップ120に組み込まれる。収容区域232は、好ましくは、円柱状の基体231より小さな直径を有している。
【0040】
好ましくは、軸受キャップ120は、従来技術において慣用のクランプ(Klemmbrille)に取って代わる。これにより、少なくともロータ構成群198のより良好な取り扱いを実現することができる。好ましくは、軸受キャップ120は、弾性変形可能に形成されている。軸受キャップ120は、好ましくは、ロータ構成群198の軸方向および半径方向の少なくとも1つの支持部を形成している。その際、モータハウジング113は、軸受キャップ120を介して、好ましくは、軸方向および半径方向でセンタリングされる。他方、軸受キャップ120は、モータモジュール110を伝動機構ハウジング140に軸受要素227を介してセンタリングする。好ましくは、軸受要素227は、A型軸受(A−Lager)あるいは固定側軸受である。その際、伝動機構ハウジング140内への軸受要素227の軸方向の予圧は、軸受キャップ120の調整可能な位置により行われる。
【0041】
さらに軸受アッセンブリ225は、好ましくは、モータモジュール110の支持部として形成されている。好ましくは、軸受アッセンブリ225あるいは軸受要素226,227は、X字形の配置で予圧されている。その際、軸受要素226,227は、好ましくは、レーザ溶接を介してX字形の配置で固定されている。しかし、付言すると、支持部の配置は、任意の別の配置あるいは予圧、例えばO字形の配置を有していてもよい。
【0042】
図3は、プラスチックジャケット211と、好ましくはセグメント化されたステータコア213と、ステータ巻線212と、接続装置214とを有する図2のステータ210を示している。その際、図3は、接続装置214、特に個巻線312の接続によるステータ巻線212の構成を示している。個巻線312の接続用に、接続装置214は、接点接続要素310を有している。好ましくは、接点接続要素310は、圧接コンタクトとして、それぞれの個巻線312を収容する収容領域311を有して形成されている。この種の圧接コンタクトは、従来技術において十分知られており、それゆえ、説明の簡潔さのため、立ち入った説明は省略する。
【0043】
具体例ではかつ例示的には、接点接続要素310は、長手方向107で配置され、好ましくは、個巻線312を半径方向で収容するように形成されている。しかし、接点接続要素310は、横方向または任意の別の方向で配置されていてもよい、かつ/またはそれぞれの個巻線312を軸方向または任意の別の方向で収容してもよい。
【0044】
図4は、図2のモータハウジング113内に配置されたステータ210を示している。好ましくは、ステータ210は、モータハウジング113内に固定、好ましくは、収縮ばめおよび/または接着される。その際、ステータ210は、矢印402の方向でモータハウジング113内に固定される。
【0045】
図5は、永久磁石125と軸受キャップ120とを有する前組み立てされた図2のロータ軸130を示している。好ましくは、軸受キャップ120は、軸受要素227を介してロータ軸130に配置されている。このために軸受キャップ120は、好ましくは、収容区域232に内部収容部412を有している。内部収容部412は、好ましくは、軸受要素227の少なくとも一部を収容するように形成されている。
【0046】
さらに図5は、空所235の構成を明らかにしている。好ましくは、接続要素127あるいは215〜217毎に1つの空所235が割り当てられている。好ましくは、接続要素215には、空所413が、接続要素216には、空所414が、接続要素217には、空所415が割り当てられている。
【0047】
図6は、図1のロータ構成群198を示しており、図5と比較して、ロータセット221が、軸受キャップ120の、第1の端部228側の端部に配置されている。さらにロータセット221の、第1の端部228側の端部には、軸受要素226が配置されている。
【0048】
好ましくは、ロータ構成群198の組み立ては、少なくとも:
軸受要素227を軸受キャップ120の収容部412内に固定し、
軸受キャップ120をロータ軸130に取り付け、
ロータセット221をロータ軸130に取り付け、
別の軸受要素226をロータ軸130に固定する、
というステップを有している。
【0049】
図7は、モータハウジング113内に配置され、好ましくは、矢印422の方向でモータハウジング113内に圧入されたロータ構成群198を有する図2のモータモジュール110を示している。その際、好ましくは、軸受キャップ120は、モータハウジング113内に圧入される。その際、ロータ軸130は、ロータ軸130の第1の軸方向の端部228でモータハウジング113の軸受収容区域117内に軸受要素226により支持される。
【0050】
図8は、図7のモータモジュール110を示しており、接続要素215〜217は、ターミナルブロック430内に配置されている。ターミナルブロック430は、このために好ましくは、各接続要素215〜217に割り当てられた収容部431〜433を有し、収容部431は、接続要素215に、収容部432は、接続要素216に、収容部433は、接続要素217に割り当てられている。収容部431〜433は、好ましくは、接続要素215〜217を軸方向で収容するように形成されている。さらにターミナルブロック430は、好ましくは、横方向106で収容部431〜433に割り当てられた接続区域435〜437を有している。接続区域435〜437は、接続要素215〜217と、伝動機構カバー160に割り当てられた電気的な線路(511;図11)との圧接接続を形成するように設けられている。
(【0051】以降は省略されています)

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