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公開番号2020005493
公報種別公開特許公報(A)
公開日20200109
出願番号2019113680
出願日20190619
発明の名称聴取装置の充電方法、聴取装置システム、聴取装置および充電ユニット
出願人シバントス ピーティーイー リミテッド
代理人個人,個人
主分類H02J 50/10 20160101AFI20191206BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】改良された聴取装置の充電方法を提供する。
【解決手段】聴取装置システム1において、ワイヤレス充電用に構成されている充電ユニット3による聴取装置2の充電方法であって、充電ユニット3の送信機18によって問い合わせ信号22がワイヤレスで発せられる。聴取装置2の応答ユニット10によって、問い合わせ信号22が受信されると、応答信号24が、充電ユニット3へ送られる。充電ユニット3が、応答信号24を受信すると、連続エネルギー信号20をワイヤレスで発することによって、聴取装置2のための充電動作を開始する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ワイヤレス充電用に構成されている充電ユニット(3)による聴取装置(2)の充電方法であって、前記方法によれば、
前記充電ユニット(3)の送信機(18、26)によって、問い合わせ信号(22、30)がワイヤレスで発せられ、
前記聴取装置(2)の応答ユニット(10、28)によって、前記問い合わせ信号(22、30)が受信されると、応答信号(24、32)が、前記充電ユニット(3)へ送られ、および
前記充電ユニット(3)が、前記応答信号(24、32)を受信すると、連続エネルギー信号(20)をワイヤレスで発することによって、前記聴取装置(2)のための充電動作を開始する、方法。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記問い合わせ信号(22、30)が不連続に発せられる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記問い合わせ信号(22)は、前記聴取装置(2)が前記充電ユニット(3)の周囲の近接場に置かれているかどうかを検出するために使用され、および前記聴取装置(2)の応答ユニットとしてトランスポンダ(10)が使用され、その動作電力は、前記発せられた問い合わせ信号(22)から取り出されている、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記聴取装置(2)の信号処理プロセッサ(12)の信号処理機能が、前記充電動作中、非活動状態に保たれる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記問い合わせ信号(30)は、前記聴取装置(2)が前記充電ユニット(3)の周囲の遠方場に置かれているかどうかを検出するために使用され、および前記聴取装置(2)の応答ユニットとして通信インターフェース(28)が使用され、その動作電力は、充電されるべき前記聴取装置(2)の二次電池(14)から取り出される、請求項1または2に記載の方法。
【請求項6】
前記聴取装置(2)が、前記充電ユニット(3)の周囲の遠距離充電範囲(RW)内に置かれているかどうかが決定される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記充電ユニット(3)はパルス状エネルギー信号(34)を発し、前記聴取装置(2)の受信機(28)は、前記二次電池(14)を充電するのにまたはその充電状態を維持するのに十分なエネルギーを前記パルス状エネルギー信号(34)から受け取ったかどうかを特定し、および前記エネルギーが十分である場合には、前記連続エネルギー信号(20)が発せられる、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記充電動作を開始するために、ユーザ側の承認が前記聴取装置(2)のユーザから要求される、請求項5〜7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記応答信号(32、36)は、前記聴取装置(2)と結合された信号伝送用の電子装置、特にスマートフォンによって転送される、請求項5〜8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記充電ユニット(3)は前記問い合わせ信号(22、30)を送信して、前記聴取装置(2)が前記充電ユニット(3)の周囲の前記近接場または前記遠方場内に置かれているかどうかを検出し、および前記充電ユニット(3)は第2の問い合わせ信号(30、20)を発して、前記聴取装置(2)が前記充電ユニット(3)の周囲の前記近接場または前記遠方場内に置かれているかどうかを検出する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
ワイヤレス充電用に構成されている充電ユニット(3)と、前記充電ユニット(3)の周囲の近接場および/または遠方場内でのワイヤレス充電用に構成されている聴取装置(2)とを含む、聴取装置システム(1)であって、前記充電ユニット(3)および前記聴取装置(2)は、請求項1〜10のいずれか1項に記載の方法を実施するように構成されている、聴取装置システム(1)。
【請求項12】
請求項11に記載の聴取装置システム(1)において使用されるように構成された、聴取装置(2)。
【請求項13】
請求項11に記載の聴取装置システム(1)において使用されるように構成された、充電ユニット(3)。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、特にワイヤレス充電用に構成された充電ユニットによる、聴取装置の充電方法に関する。本発明は、さらに、その充電方法を実施するように構成されている聴取装置システムに関する。本発明は、さらに、その聴取装置システムにおいて使用されるように構成されている、聴取装置および充電ユニットに関する。
続きを表示(約 11,000 文字)【背景技術】
【0002】
聴取装置は、通常、前記聴取装置の装用者の聴覚系に音声信号を出力するために使用される。出力は、出力トランスデューサによって、通常、ラウドスピーカ(「受信機」としても公知)を用いて空気伝播音を使用して音響経路を経て、もたらされる。この種の聴取装置はまた、しばしば、いわゆる補聴装置(また、略して:補聴器)として使用される。この目的のために使用される場合、聴取装置は、通常、音響入力トランスデューサ(特にマイクロホン)と、少なくとも1つの信号処理アルゴリズムを使用して、検出された周辺ノイズから入力トランスデューサによって生成された入力信号(また:マイクロホン信号)を処理するように構成されているシグナルプロセッサとを含み、この信号処理アルゴリズムは、一般に、使用者特有の基準で記憶および/または適合されて、聴取装置の装用者の聴力損失が少なくとも部分的に補償されるようにする。特に補聴装置の場合には、その代わりに、ラウドスピーカに加えて出力トランスも、いわゆる骨伝導受信機または人工内耳とすることができ、これらは、装用者の聴覚系への音声信号の機械的または電気的結合をもたらすように構成されている。補聴装置は、少なくとも部分的に耳に掛けて装用される(略して、「BTE」)補聴器、ならびに完全にまたは部分的に耳道内で装用される(略して「耳穴型」と称する)補聴装置の形態となることが多い。用語、聴取装置はまた、特に、例えばいわゆる耳鳴りマスカー、ヘッドセット、ヘッドホンなどの装置を含む。
【0003】
聴取装置の電子部品−例えば、シグナルプロセッサ、それぞれのマイクロホン、ラウドスピーカなど−への電力供給に関し、従来の聴取装置は、しばしばバッテリーを有し、これらは定期的な交換が必要である。しかしながら、現代の聴取装置では、再充電可能な二次電池(蓄電池とも称する)も使用されている。しかしながら、これらは、より頻繁に充電される必要がある−それらのエネルギー密度が通常より低いことに起因する。通常、二次電池、具体的には、それらに関連付けられる1組の充電用エレクトロニクスは、充電のために電源に電気的に接続されている。防水聴取装置では、または美的な理由で、ワイヤレスすなわち無線エネルギー受信用に構成された(例えば、誘導型)充電用エレクトロニクスも使用される。これにより、聴取装置の表面上の接点をなくすことができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が取り組む目的は、聴取装置のワイヤレス充電機能を改良することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この目的は、本発明に従って、請求項1の特徴を有する方法によって達成される。さらに、この目的は、本発明に従って、請求項11の特徴を有する聴取装置システムによって達成される。さらに、この目的は、本発明に従って、請求項12の特徴を有する聴取装置ならびに請求項13の特徴を有する充電ユニットによって達成される。本発明の好都合な実施形態および発展形態は、それら自体がある程度発明的であり、従属請求項および以下の説明に記載される。
【0006】
本発明による方法は、ワイヤレス充電用に構成された充電ユニットによって聴取装置を充電するために使用される。この方法によれば、充電ユニットの送信機は、(特に第1の)問い合わせ信号をワイヤレスで発するために使用される。聴取装置の応答ユニット(「受信機」とも称する)によって、問い合わせ信号を受信すると、第1の応答信号が充電ユニットへ送られる。充電ユニットは、第1の応答信号を受信すると、特に充電エネルギーを移送するために使用される連続エネルギー信号をワイヤレスで発することによって−好ましくは充電ユニットの「充電送信機」によって−、聴取装置のための充電動作を開始する。
【0007】
充電ユニットによる上述の問い合わせおよび聴取装置の応答は、充電動作の自動通信を可能にする。しかしながら、充電動作のないフェーズの間の、充電ユニットの比較的省エネルギー動作も可能である。なぜなら、連続エネルギー信号は、聴取装置による応答の後にのみ発せられるためである。
【0008】
特に充電モード外で、エネルギー消費をさらに低減させるために、好ましい方法の変形例では、問い合わせ信号は不連続に、すなわち特に個々の「パルス」の形態で発せられる。
【0009】
好都合な方法の変形例では、問い合わせ信号は、聴取装置が充電ユニットの周囲の近接場内に置かれているかどうかを検出するために使用される。近接場は、充電ユニットの周囲の、具体的には充電ユニットの充電送信機の周囲の、特に30センチメートル未満、好ましくは10センチメートル未満の領域に取られる。聴取装置の応答ユニット(受信機)が、特にトランスポンダによって提供され、その動作エネルギーは、好ましくは、送信された問い合わせ信号(特にエネルギー信号の形態にある)から生成される。好ましくは、使用されるトランスポンダは、RFIDトランスポンダ(RFIDタグとも称する)のように設計される。これは、受信機が、問い合わせ信号に含まれるエネルギーによって起動され、かつまた、応答信号を送るために問い合わせ信号からエネルギーを抜き取ることを意味する。これは、聴取装置のエネルギー貯蔵装置が、少なくとも上述の近接場内で、信号を独立して送るために利用可能なエネルギーが残されない程度まで放電され、それゆえ、そのような深刻な放電状態においても、充電ユニットとの通信が外部エネルギー供給装置によって可能にされるため、聴取装置、具体的にはそのエネルギー貯蔵装置をワイヤレスで再充電する場合でも、充電動作を実施することが好都合にも可能であることを意味する。この場合には、充電ユニットの送信機は、好ましくは、充電送信機自体によって形成される。それゆえ、第1の問い合わせ信号および連続エネルギー信号は双方とも、充電送信機によって発せられる。
【0010】
特に、充電動作の間、聴取装置が近接場内に置かれている場合には、聴取装置の信号処理プロセッサ(略して:シグナルプロセッサ)の信号処理機能は、好ましくは、充電動作の間、非活動状態に保たれる。少なくとも、この信号処理機能は、聴取装置のエネルギー貯蔵装置が十分に(再)充電されるまで、非活動状態に保持される。このために、聴取装置は、好ましくは充電用エレクトロニクスを含み、これは、連続エネルギー信号で運ばれるエネルギーを「取り出し」、要求される場合にはそれを変換し、かつエネルギー貯蔵装置へ供給する。さらに、充電用エレクトロニクスは、エネルギー貯蔵装置の充電状態(すなわち、現在のエネルギー容量)を監視するように構成されている。充電動作間の信号処理機能の「非活動状態保持」は、特に、近接場内での充電時には、充電動作中に不要なエネルギー消費が発生せず、および近接場内での充電時には、特に充電ユニットまで比較的短距離である結果、聴取装置は通常全く使用されない点が、好都合である。
【0011】
代替的な方法の変形例では、問い合わせ信号は、聴取装置が充電ユニットの周囲の遠方場内に置かれているかどうかを検出するために使用される。遠方場は、充電ユニットの周囲の、特に充電ユニットから、具体的には充電ユニットの送信機から30センチメートル超、好ましくは50センチメートル超離れた領域を意味すると理解される。この場合には、聴取装置の応答ユニットが、好ましくは通信インターフェースによって提供され、その動作エネルギーは、充電されるべき聴取装置の二次電池から生成される。この場合には、通信インターフェースは、特に送信機、具体的には、関連の送受信コントローラを備えるアンテナであり、これは、好ましくは、無線周波数帯域、特に約2.4ギガヘルツの周波数での信号伝送用に構成されている。例えば、この送信機は、Bluetooth(登録商標)規格に従って動作する。従って、充電ユニット、具体的にはその送信機はまた、好ましくは、対応する周波数帯域内で通信するように構成されている。この方法の変形例における送信機は、充電送信機とは別個に設計され、および聴取装置と同様に設計されている通信インターフェースを表す。(第1の)問い合わせ信号は、この場合には、好ましくは「きれいな」通信信号であり、これは、特にエネルギー伝送には使用されない。聴取装置の応答信号は、この場合には、好ましくは、充電ユニットと聴取装置との間である種の「やりとり」を行う。
【0012】
上述の方法の変形例の好都合な拡大例では、特に聴取装置が充電ユニットの周囲の遠方場内に置かれている場合には、聴取装置が充電ユニットの周囲の遠距離充電範囲内に置かれているかどうかを決定する。これは、特に、充電ユニットと聴取装置との間の通信がそれぞれの通信インターフェースを使用して可能である遠方場は、少なくともエネルギー効率の観点から、ワイヤレスエネルギー移送が可能である遠距離充電範囲と完全には一致しない範囲内で、好都合である。それゆえ、遠距離充電範囲は、「単に」通信が可能である範囲よりも短い。例えば、後者は、サイズが5、10、15メートルまでまたはそれを上回る一方、効率的なワイヤレスエネルギー移送は、3または4メートルの距離までで可能であるにすぎない。
【0013】
特に、聴取装置が遠距離充電範囲内に置かれているかどうかを決定するために、充電ユニットは−特に聴取装置によって応答信号を受信すると−、まず、パルス状エネルギー信号を発する。その後、聴取装置の(エネルギー)受信機は、二次電池を充電するのにまたはその充電状態を維持するのに十分なエネルギーがパルス状エネルギー信号から受信されているかどうかを決定する。このために、特に受信機は、エネルギー受信信号を電気信号へ変換し、かつ−特に、少なくとも1つの記憶された閾値に基づいて−信号エネルギーが充電するのにまたは充電状態を維持するのに十分であるかどうかをチェックする。このような場合には、充電ユニットは、エネルギー信号を連続的な形態で送り、それにより、充電動作を開始する。この場合には、聴取装置は、まず、好ましくは、第2の応答信号を送り、この第2の応答信号は、好ましくは、聴取装置が遠距離充電範囲内に置かれているという情報を含み、そのため、充電ユニットは充電動作を開始する。これは、好都合にも、聴取装置からの第2の応答信号の形態の確認を受信するまで、充電ユニットによってエネルギーを節約できるようにする。
【0014】
任意選択的な方法の変形例では−特に、上述の遠距離充電動作の場合には−(遠距離)充電動作を開始するために、(特に聴取装置による)ユーザ側の承認が聴取装置のユーザから要求される。
【0015】
特に、聴取装置が充電ユニットとワイヤレスで通信するように構成されていないが、(おそらく)電子(通信)装置、特にスマートフォンなどとのワイヤレス通信用に構成されており、かつまた、信号伝送のためにこの装置に結合されている場合、第1の応答信号は、好ましくは、この電子装置(特にスマートフォン)を使用して転送される。この場合には、聴取装置からの各応答信号、および任意選択的にまた、充電ユニットの問い合わせ信号は、好ましくは、この装置を使用して転送される。これは、聴取装置が既にそのような電子装置、例えばスマートフォンに結合されており、それゆえ、状況によっては、充電ユニットとの(直接的な)信号交換のための追加的な通信チャンネルが利用可能ではない場合にも、好都合である。
【0016】
好ましくは、それぞれのエネルギー信号による近接場での充電動作中には、遠距離充電動作中よりも高いエネルギー−特により大きい充電電流−が、移送される。
【0017】
一層好ましくは、近接場での充電は、任意選択的に、磁気共鳴またはエネルギーの無線伝送により(特におよそマイクロ波周波数までの範囲内の周波数により)、誘導によって実施される。遠方場では、充電は、好ましくは、磁気共鳴または上述のエネルギーの無線伝送によって実施される。
【0018】
特に、二次電池への比較的低いエネルギー入力での充電にのみ使用され得る遠距離充電動作によって、好都合には、聴取装置の継続的な通常動作中の、充電または少なくとも充電の維持が可能である。
【0019】
特に好都合な方法の変形例では、充電ユニットおよび聴取装置は、上述の両方法を一緒に−すなわち特に選択的に−実施するように構成されている。このために、特に、充電ユニットは(第1の)問い合わせ信号を送って、聴取装置が充電装置の周囲の近接場内または遠方場内に置かれているかどうかを検出する。さらに、充電ユニットは第2の問い合わせ信号を送って、聴取装置が充電装置の周囲の遠方場内または近接場内に置かれているかどうかを検出する(特に逆もまた同様)。それゆえ、充電ユニットは、好ましくは、2つの異なる(特に信号特性に関して)問い合わせ信号を送り、および受信した応答信号に応じて、近距離充電モードまたは遠距離充電モードのいずれかを起動する。
【0020】
どちらの場合にも、近距離充電モードは、好ましくは、聴取装置が充電ユニットの周囲の近接場内に置かれていると決定される場合には、充電ユニット自体によって起動される。これは、この場合には、通常、聴取装置のユーザが、それを充電ユニットにごく近接して意図的に位置決めしたと仮定され得るためである。
【0021】
聴取装置が遠距離充電範囲内に置かれている場合には、遠距離充電動作の起動前に、ユーザは、任意選択的に、遠距離充電動作の起動を可能にすることを求められる。
【0022】
本発明による聴取装置システムは、上述の充電ユニットおよび上述の聴取装置を含む。後者は、好都合にも、充電ユニットの周囲の近接場および/または遠方場内でワイヤレス充電されるように構成されている。充電ユニットおよび聴取装置は双方とも、上述の方法を一緒に実施するように構成されている。
【0023】
本発明による聴取装置は、上述の聴取装置システムにおいて使用するように構成されている。具体的には、それゆえ、聴取装置は、充電ユニットの周囲の近接場および/または遠方場内でワイヤレス充電され、および充電装置の対応する問い合わせ信号を受信すると、適切な応答信号を送るように構成されている。
【0024】
本発明による充電装置は、上述の聴取装置システムにおいて使用するように構成されている。従って、充電ユニットは、充電ユニットの周囲の近接場または遠方場内で上述の聴取装置をワイヤレス充電するように構成されている。さらに、充電ユニットは、好ましくは、上述の第1の問い合わせ信号を、および、適切な場合には第2の問い合わせ信号も発し、および聴取装置の方で対応する応答信号を受信すると、対応する充電動作を開始するように構成されている。
【0025】
本発明による聴取装置システム、聴取装置および充電ユニットは、上述の方法を実施するように構成されかつ提供されているため、それらはまた、この方法に関連して説明したそれぞれの物理的特徴を有し、それゆえ、また、本発明による方法の利点を共有する。
【0026】
接続詞「および/または」は、ここでは、および下記では、特に、この接続詞によって結合される特徴が、双方とも一緒に、かつ互いに対する代替形態として実装されることができることを意味すると理解されたい。
【0027】
下記において、本発明の例示的な実施形態は、図面に基づいてより詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0028】
聴取装置システムの概略図である。
聴取装置システムの例示的な実施形態の概略的なブロック回路図である。
聴取装置システムによって実施される方法の一部の概略図である。
聴取装置システムによって実施される方法の一部の概略図である。
図2による図面の聴取装置システムの代替的な例示的な実施形態である。
聴取装置の通信および/または充電が可能である、聴取装置システムの充電ユニットの周囲の領域の概略的な平面図である。
聴取装置の通信および/または充電が可能である、聴取装置システムの充電ユニットの周囲の領域の概略的な平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
等価の部分および寸法は、全ての図面において同一の参照符号を備える。
【0030】
図1に、聴取装置システム1の概略図を示す。これは、聴取装置、具体的には、略して「補聴器2」と称する耳掛け型補聴器、および充電ユニット3を含む。聴取装置2は、複数の電子部品、具体的には2つのマイクロホン6、ラウドスピーカ8、トランスポンダ10およびシグナルプロセッサ12を内部に収納するハウジング4を有する。これらの部品にエネルギーを供給するために、聴取装置2はまた、再充電可能なバッテリー(いわゆる「二次電池」、略して「バッテリーパック14」と称する)を含む。さらに、補聴器2はまた、バッテリーパック14のワイヤレス充電用に構成されている。トランスポンダ10は、この場合、(充電)エネルギーをワイヤレス受信するために使用される(および、「受信機」とも称する)。充電ユニット3は、充電回路16、ならびにここでは「充電送信機18」の形態にある送信機を含む。充電回路16は、エネルギー源、通常局所的な電気幹線からエネルギーを抜き取り、およびそのエネルギーを、ワイヤレス充電に求められる形態に変換するように構成されている。充電送信機18は、充電範囲内に補聴器2が存在することを検出し、および直ちに、エネルギー信号20の形態の充電エネルギーを放出することによって、充電モードを起動させるように構成されている。
【0031】
図2に、聴取装置システム1の第1の例示的な実施形態を示す。充電ユニット3は、この場合には、近距離充電ユニットであり、それゆえ、近接場、すなわち充電ユニット3の周囲10センチメートルの範囲内で補聴器2を充電するように構成されている。聴取装置2、具体的にはそのバッテリーパック14を充電するために、充電ユニット3および補聴器2は、一緒に、下記でより詳細に説明される方法を実施する。
【0032】
聴取装置2が近接場内にあるかどうかを検出するために、充電送信機18を使用する充電ユニット3は、不連続な(第1の)問い合わせ信号22(無線周波数帯域内)を発する。補聴器2が近接場内に位置決めされている場合、そのトランスポンダ10は問い合わせ信号22を受信する。この例示的な実施形態では、トランスポンダ10は、RFIDタグのように設計されるため、トランスポンダ10は、問い合わせ信号22から動作エネルギー(トランスポンダ10自体のための)を取得する。この動作エネルギーがトランスポンダ10の動作に十分である場合、後者は、(第1の)応答信号24を充電ユニット3へ送る(戻す)。それゆえ、トランスポンダユニット10は、補聴器2の応答ユニットに相当する。応答信号24を受信すると、充電ユニット3は充電モードに切り替わり、かつエネルギー信号20を連続的な形式で送る。
【0033】
図3に、問い合わせ信号22のタイミング図を示す。図3から明らかであるように、問い合わせ信号22は、個々の「エネルギーパルス」の形態で送られる。図4からも分かるように、トランスポンダ10によって受信され得る問い合わせ信号22の信号エネルギーESは、補聴器2と充電ユニット3との間の距離Aが長くなるにつれ、低下する。この場合には、トランスポンダ10は、信号エネルギーESから得られ得る動作エネルギーが、同様にバッテリーパック14を充電するのに十分である限界値EGを上回る場合に応答信号24が送られるように、構成される。この場合には、聴取装置2はまた、規定の近距離充電範囲RN(例えば10センチメートル)内に配置される。
【0034】
図2による例示的な実施形態では、トランスポンダ10およびバッテリーパック14は、中間充電用エレクトロニクス25を介して接続される。任意選択的な例示的な実施形態では、これは、トランスポンダ10またはシグナルプロセッサ12に組み込まれ得る。
【0035】
図5に、聴取装置システム1の代替的な例示的な実施形態を示す。この例示的な実施形態では、充電ユニット3は、いわゆる遠方場内での補聴器2のワイヤレス充電用に構成された充電ユニットであり、それゆえ遠距離充電ユニットである。ここでは、および下記では、遠方場は、30センチメートル〜2メートルの範囲内にあると定義される。この場合には、充電ユニット3および補聴器2は、−例えば、Bluetooth(登録商標)規格に基づく近距離無線技術によって、互いに通信するように構成される。図示の例示的な実施形態では、適切な通信インターフェース26または28が、充電送信機18またはトランスポンダ10とは別に実装される。この場合には、充電送信機18またはトランスポンダ10は、エネルギー信号20(バッテリーパック14を充電するために使用される)の送信および/またはその受信用にのみ構成される。
【0036】
しかしながら、詳細には図示しない任意選択的な例示的な実施形態では、通信インターフェース26および/または28は、充電送信機18またはトランスポンダ10に組み込まれている。
【0037】
図2に示す任意選択的な例示的な実施形態では、補聴器2は通信インターフェース28を含む。
【0038】
補聴器2が遠方場−図6では、「通信範囲RK」と称する領域によって示す−内に置かれているかどうかを検出するために、充電装置3は、その通信インターフェース26(この例では、上述の送信機によって形成される)を介して(第2の)問い合わせ信号30(無線周波数帯域内)を送る。これが、動作中の補聴器2によって、具体的にはその通信インターフェース28によって受信される場合、補聴器2はまた、その通信インターフェース28を介して応答信号32によって応答する。それゆえ、充電装置3は、その充電送信機18を使用して、パルス状エネルギー信号34を発し始める。パルス状エネルギー信号34は、トランスポンダ10(それゆえ、パルス状エネルギー信号34用の受信機)により聴取装置2によって受信され、かつこの信号から、補聴器2用の動作エネルギーを取り出す。その際に、トランスポンダ10は、−例えば、閾値の比較に基づいて−パルス状エネルギー信号34から取り出され得る動作エネルギーがバッテリーパック14を充電するのにおよび/またはシグナルプロセッサ12を動作させるのに十分であるかどうかを、チェックする。
【0039】
トランスポンダ10が、パルス状エネルギー信号34から取り出すことができる動作エネルギーが十分であると決定する場合、トランスポンダ10は、補聴器2が充電ユニット3の周囲の遠距離充電範囲RW内に置かれていると判断する。この場合には、トランスポンダ10は、この情報をシグナルプロセッサ12へ転送する。これにより、補聴器2の通信インターフェース28を介して、対応する確認信号36を発する。この確認信号36を受信すると、充電ユニット3は充電モードへと切り替わり、および連続エネルギー信号20を補聴器2へ送信する。
【0040】
図示しないさらなる例示的な実施形態では、補聴器2のユーザへの信号によって、補聴器2は、充電動作を開始するために、ユーザの承認を要求する。ユーザが承認した後(例えば補聴器2上のスイッチまたはキーを作動することによって)にのみ、確認信号36が充電ユニット3へ送られる。
【0041】
近距離充電モードは、比較的大きい充電電流がエネルギー信号20を介して送信されていることによる、バッテリーパック14の急速充電に使用される。遠距離充電モードでは、エネルギー信号20を介して、比較的低い充電電流が送信される。この場合には、補聴器2、具体的にはトランスポンダ10(トランスポンダ10に組み込まれた充電用エレクトロニクスによって)は、この「遠距離充電エネルギー」を使用して、バッテリーパック14を比較的ゆっくりと充電する、または少なくとも、補聴器2の動作中にその充電状態を維持する。
【0042】
図7に基づいて、さらなる例示的な実施形態を詳細に説明する。この場合には、充電ユニット3および補聴器2は、近距離充電モードならびに遠距離充電モードで充電するように構成されている。このために、図2および図5に基づいて説明された例示的な実施形態は、双方とも、一緒に、聴取装置システム1に組み込まれている。それゆえ、充電ユニット3は、その充電送信機18を使用して、上述のように第1の問い合わせ信号22を発し、および通信インターフェース26によって第2の問い合わせ信号30を発する。補聴器2から充電ユニット3までの距離Aに依存して、具体的には、補聴器2が近距離充電範囲RN内にあるいは遠距離充電範囲RW内に置かれている場合、充電ユニット3は、近距離充電モードまたは遠距離充電モードを起動する。
【0043】
本発明の主題は、上述の例示的な実施形態に限定されない。それどころか、本発明のさらなる実施形態が、当業者によって上記の説明から得られ得る。特に、様々な例示的な実施形態に基づいて説明された本発明の個々の特徴およびその設計上の変形例はまた、他の方法で互いに組み合わせられ得る。
【符号の説明】
【0044】
1 聴取装置システム
2 聴取装置
3 充電ユニット
4 ハウジング
6 マイクロホン
8 ラウドスピーカ
10 トランスポンダ
12 シグナルプロセッサ
14 バッテリーパック
16 充電回路
18 充電送信機
20 エネルギー信号
22 問い合わせ信号
24 応答信号
25 充電用エレクトロニクス
26 通信インターフェース
28 通信インターフェース
30 問い合わせ信号
32 応答信号
34 パルス状エネルギー信号
36 確認信号
A 距離
ES 信号エネルギー
EG 限界値
RN 近距離充電範囲
RW 遠距離充電範囲
RK 通信範囲

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反作用利用型発電装置
株式会社富士通ゼネラル
整流回路
個人
無線電力伝送表示装置
三菱電機株式会社
回転電機
マツダ株式会社
誘導電動機
三菱電機株式会社
回転電機
三菱電機株式会社
回転電機
愛知電機株式会社
自動電圧調整器
株式会社日立製作所
回転電機
株式会社昭電
雷保護システム
中国電力株式会社
作業支援具
ダイハツ工業株式会社
回転機
中国電力株式会社
帯電報知装置
株式会社デンソー
モータ
日本精工株式会社
電動機
株式会社デンソー
モータ
富士通株式会社
整流回路
個人
簡易型非常用電力供給装置
株式会社デンソー
モータ
株式会社デンソー
モータ
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