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公開番号2020005477
公報種別公開特許公報(A)
公開日20200109
出願番号2018125848
出願日20180702
発明の名称電動車両のサポートシステム
出願人本田技研工業株式会社
代理人特許業務法人クシブチ国際特許事務所
主分類B60L 3/00 20190101AFI20191206BHJP(車両一般)
要約【課題】バッテリの残量の減少により、電動車両が自走不能な状態となることを防止することができる電動車両のサポートシステムを提供する。
【解決手段】車両不使用状態認識部21は、電動車両1が不使用状態であることを認識する。バッテリ残量認識部22は、電動車両1に搭載されたバッテリ80の残量を認識する。バッテリメンテナンス要請部23は、車両不使用状態認識部21により、電動車両1が不使用状態であることが認識されているときに、バッテリ残量認識部22によりバッテリ80の残量が第1所定値以下であることが認識されたときには、バッテリ80の残量の回復を要請する残量回復要請情報を、バッテリ80のメンテナンスを受け付けるメンテナンスサーバ<u style="single">200に送信する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
電動車両が不使用状態であることを認識する車両不使用状態認識部と、
前記電動車両に搭載されたバッテリの残量を認識するバッテリ残量認識部と、
前記車両不使用状態認識部により、前記電動車両が不使用状態であることが認識されているときに、前記バッテリ残量認識部により前記バッテリの残量が第1所定値以下であることが認識されたときには、前記バッテリの残量の回復を要請する残量回復要請情報を、バッテリのメンテナンスを受け付けるメンテナンス受付通信端末に送信するバッテリメンテナンス要請部と
を備えていることを特徴とする電動車両のサポートシステム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記バッテリメンテナンス要請部は、前記残量回復要請情報を前記メンテナンス受付通信端末に送信する際に、前記電動車両の操作を可能にする電子鍵を、前記メンテナンス受付通信端末に送信することを特徴とする請求項1に記載の電動車両のサポートシステム。
【請求項3】
前記電子鍵の使用により前記電動車両が始動されて、前記電動車両が作動している電子鍵使用状態であることを認識する電子鍵使用認識部と、
前記電子鍵使用認識部により前記電子鍵使用状態であることが認識されているときに、前記電動車両を操作している代行スタッフに対して前記電動車両の操作を支援する第1サービスと、前記電動車両の利用者に対して前記電動車両の状態を報知する第2サービスとのうちの少なくともいずれか一方を実行する電子鍵対応サービス実行部と
を備えていることを特徴とする請求項2に記載の電動車両のサポートシステム。
【請求項4】
前記電子鍵使用認識部により前記電子鍵使用状態であることが認識されているときに、前記電動車両の走行履歴を記録する走行履歴記録部を備え、
前記電子鍵対応サービス実行部は、前記第2サービスとして、前記走行履歴記録部により記録された前記電子鍵使用状態での前記電動車両の走行履歴の情報を、前記電動車両の利用者の通信端末に送信する処理を実行することを特徴とする請求項3に記載の電動車両のサポートシステム。
【請求項5】
前記電動車両の現在位置から最も近い充電ステーションである最寄り充電ステーションを検索する充電ステーション検索部を備え、
前記電子鍵対応サービス実行部は、前記第1サービスとして、前記充電ステーション検索部により検索された前記最寄り充電ステーションまでの経路案内を実行することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の電動車両のサポートシステム。
【請求項6】
前記電動車両が充電ステーションに到着したことを認識する充電ステーション到着認識部を備え、
前記電子鍵対応サービス実行部は、前記第1サービスとして、前記充電ステーション到着認識部により、前記電動車両が前記充電ステーションに到着したことが認識されたときに、前記電動車両の充電ポートを露出させる処理を実行することを特徴とする請求項3から請求項5のうちいずれか1項に記載の電動車両のサポートシステム。
【請求項7】
前記電子鍵対応サービス実行部は、前記第2サービスとして、前記バッテリ残量認識部により、前記バッテリの残量が前記第1所定値よりも多い第2所定値以上であることが認識されたときに、前記バッテリの充電完了を通知する充電完了情報を、前記電動車両の利用者の通信端末に送信する処理を実行することを特徴とする請求項3から請求項6のうちいずれか1項に記載の電動車両のサポートシステム。
【請求項8】
前記電動車両が、前記電子鍵使用状態での走行を開始した後、走行を開始した場所に戻ったことを認識する電動車両帰還認識部を備え、
前記電子鍵対応サービス実行部は、前記第2サービスとして、前記電動車両帰還認識部により、前記電動車両が前記電子鍵使用状態での走行を介した後、走行を開始した場所に戻ったことが認識され、且つ、前記バッテリ残量認識部により、前記バッテリの残量が前記第1所定値よりも多い第3所定値以上であることが認識されたときに、前記バッテリの充電完了及び前記電動車両の帰還を通知する充電完了帰還情報を、前記電動車両の利用者の通信端末に送信する処理を実行することを特徴とする請求項3から請求項7のうちいずれか1項に記載の電動車両のサポートシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動車両のサポートシステムに関する。
続きを表示(約 10,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ガソリン等の燃料をエネルギー源として走行する車両において、走行中に燃料の残量が所定量以下になったときに、燃料の補充をサポートするナビゲーション装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載されたナビゲーション装置は、走行中に燃料の残量が所定量以下になったときに、最寄りのガソリンスタンドまでの走行が可能であるか否かを判断し、最寄りのガソリンスタンドまでの走行が不能であるときには、車両を路肩まで誘導して給油の要請を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2007−93377号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
燃料をエネルギー源とする車両では、上述しように走行中に燃料切れが生じる場合があるが、長期間駐車場に止めたままにしていた場合に、燃料切れが生じるおそれはない。それに対して、バッテリをエネルギー源とする電動車両においては、長期間駐車場に止めたままにすると、自然放電によって自走が不能な状態になるおそれがある。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、バッテリの残量の減少により、電動車両が自走不能な状態となることを防止することができる電動車両のサポートシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の電動車両のサポートシステムは、電動車両が不使用状態であることを認識する車両不使用状態認識部と、前記電動車両に搭載されたバッテリの残量を認識するバッテリ残量認識部と、前記車両不使用状態認識部により、前記電動車両が不使用状態であることが認識されているときに、前記バッテリ残量認識部により前記バッテリの残量が第1所定値以下であることが認識されたときには、前記バッテリの残量の回復を要請する残量回復要請情報を、バッテリのメンテナンスを受け付けるメンテナンス受付通信端末に送信するバッテリメンテナンス要請部とを備えていることを特徴とする。
【0006】
また、前記バッテリメンテナンス要請部は、前記残量回復要請情報を前記メンテナンス受付通信端末に送信する際に、前記電動車両の操作を可能にする電子鍵を、前記メンテナンス受付通信端末に送信する構成としてもよい。
【0007】
また、前記電子鍵の使用により前記電動車両が始動されて、前記電動車両が作動している電子鍵使用状態であることを認識する電子鍵使用認識部と、前記電子鍵使用認識部により前記電子鍵使用状態であることが認識されているときに、前記電動車両を操作している代行スタッフに対して前記電動車両の操作を支援する第1サービスと、前記電動車両の利用者に対して前記電動車両の状態を報知する第2サービスとのうちの少なくともいずれか一方を実行する電子鍵対応サービス実行部とを備えている構成としてもよい。
【0008】
また、前記電子鍵使用認識部により前記電子鍵使用状態であることが認識されているときに、前記電動車両の走行履歴を記録する走行履歴記録部を備え、前記電子鍵対応サービス実行部は、前記第2サービスとして、前記走行履歴記録部により記録された前記電子鍵使用状態での前記電動車両の走行履歴の情報を、前記電動車両の利用者の通信端末に送信する処理を実行する構成としてもよい。
【0009】
また、前記電動車両の現在位置から最も近い充電ステーションである最寄り充電ステーションを検索する充電ステーション検索部を備え、前記電子鍵対応サービス実行部は、前記第1サービスとして、前記充電ステーション検索部により検索された前記最寄り充電ステーションまでの経路案内を実行する構成としてもよい。
【0010】
また、前記電動車両が充電ステーションに到着したことを認識する充電ステーション到着認識部を備え、前記電子鍵対応サービス実行部は、前記第1サービスとして、前記充電ステーション到着認識部により、前記電動車両が前記充電ステーションに到着したことが認識されたときに、前記電動車両の充電ポートを露出させる処理を実行する構成としてもよい。
【0011】
また、前記電子鍵対応サービス実行部は、前記第2サービスとして、前記バッテリ残量認識部により、前記バッテリの残量が前記第1所定値よりも多い第2所定値以上であることが認識されたときに、前記バッテリの充電完了を通知する充電完了情報を、前記電動車両の利用者の通信端末に送信する処理を実行する構成としてもよい。
【0012】
また、前記電動車両が、前記電子鍵使用状態での走行を開始した後、走行を開始した場所に戻ったことを認識する電動車両帰還認識部を備え、前記電子鍵対応サービス実行部は、前記第2サービスとして、前記電動車両帰還認識部により、前記電動車両が前記電子鍵使用状態での走行を介した後、走行を開始した場所に戻ったことが認識され、且つ、前記バッテリ残量認識部により、前記バッテリの残量が前記第1所定値よりも多い第3所定値以上であることが認識されたときに、前記バッテリの充電完了及び前記電動車両の帰還を通知する充電完了帰還情報を、前記電動車両の利用者の通信端末に送信する処理を実行する構成としてもよい。
【発明の効果】
【0013】
本発明の電動車両のサポートシステムによれば、車両不使用状態認識部により電動車両が不使用状態であることが認識され、バッテリ残量認識部により、バッテリの残量が第1所定値以下であることが認識されたときに、バッテリメンテナンス要請部により、バッテリの残量の回復を要請する残量回復要請情報がメンテナンス受付通信端末に送信される。これにより、メンテナンス受付通信端末からの通知により、残量回復要請情報を確認した代行スタッフ等は、電動車両の駐車場所に行ってバッテリの充電を行う、電動車両の駐車場所に充電済のバッテリを届ける、電動車両を充電ステーションまで運転してバッテリを充電し、電動車両を元の駐車場所に戻す、等の対応措置をとって、バッテリの残量を回復させることができる。そのため、電動車両がバッテリの放電によって自走不能となることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
電動車両のサポートシステムを利用したバッテリの充電代行サービスの説明図。
電動車両の制御ブロック図。
利用者登録テーブルの説明図。
バッテリの充電代行サービスにおける利用者通信端末、電動車両、メンテナンスサーバ、及びスタッフ通信端末の処理のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0015】
[1.バッテリの充電代行サービス]
図1は、本実施形態におけるバッテリの充電代行サービスの説明図であり、本実施形態では、本発明の電動車両のサポートシステムが、電動車両1に搭載されたECU(electronic control unit)10の機能の一部として構成されている。
【0016】
電動車両1は、バッテリ80を駆動源として走行するEV(Electric Vehicle)或いはPHV(Plug-in Hybrid Vehicle)であり、充電ステーション300等の外部充電に接続されてバッテリ80が充電される。電動車両1は、通信ネットワーク500を介して、充電代行サービスを利用する電動車両1の利用者Puの通信端末100(以下、利用者通信端末100と記す)、充電代行サービスを担当する代行スタッフPsの通信端末110(以下、スタッフ通信端末110と記す)、及びメンテナンスサーバ200との間で通信を行う。
【0017】
ここで、メンテナンスサーバ200が、電動車両1のバッテリ80の充電代行サービスを受け付ける構成は、本発明のメンテナンス受付通信端末に相当する。また、電動車両1の利用者Puには、電動車両1の所有者、所有者の家族や同居者等の電動車両1を日常的に使用する者、所有者から電動車両1を借りている者、等が含まれる。
【0018】
また、電動車両1は、スタッフ通信端末110との間で直接通信を行って、電子鍵Vkによる電動車両1の開錠及び施錠の指示を受け付ける。利用者通信端末100及びスタッフ通信端末110としては、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末等が使用される。
【0019】
利用者Puは、利用者通信端末100によりメンテナンスサーバ200にアクセスして、利用者情報Puiを送信することにより、充電代行サービスの利用登録を行う。利用者情報Puiには、利用者Puのプロフィール、電動車両1の情報等が含まれている。メンテナンスサーバ200は、利用者情報Puiの受信により、利用者Puの識別情報である利用者ID(identification)を発行し、利用者情報Puiから認識した情報と関連付けて利用者登録テーブル201に記録する。
【0020】
また、メンテナンスサーバ200は、利用者通信端末100から、利用者Puが電動車両1を使用しない帰還である車両不使用期間を示す車両不使用期間情報Cuupを受信する。そして、メンテナンスサーバ200は、車両不使用期間の情報を、利用者IDと関連付けて利用者登録テーブル201に記録する。
【0021】
図3に示したように、利用者登録テーブル201には、各利用者の利用者ID201aに対応付けて、車両情報201b(電動車両の通信用ID、車種、色、駐車場所等が含まれる)、電子鍵201c、バッテリの充電時期を判断するためのバッテリ残量閾値201b、車両不使用期間201e等の情報が記録されている。例えば、Pt−001の利用者IDについては、車両情報CARIF−A、電子鍵Vk−001、バッテリ残量閾値Btth−A、及び車両不使用期間Cuup−Aが対応付けて記録されている。
【0022】
電動車両1のECU10は、電動車両1が駐車場所Spに駐車しているときに、バッテリ80の残量を監視する。そして、電動車両1の長期間の不使用等により、自然放電によってバッテリ80の残量が残量閾値(本発明の第1所定値に相当する)以下になったときに、ECU10は、メンテナンスサーバ200に、バッテリ80の充電を要請する充電要請情報Btc−R(本発明の残量回復要請情報に相当する)を送信する。
【0023】
メンテナンスサーバ200は、充電要請情報Btc_Rを受信すると、電動車両1の車両不使用期間のタイミングで、スタッフ通信端末110に電動車両1の操作を可能にする電子鍵Vkを送信して、電動車両1に対する充電代行を指示する。
【0024】
代行スタッフPsは、メンテナンスサーバ200から電動車両1の情報(駐車場所、車種、色等)を取得して、電動車両1の駐車場所Spに行く。駐車場所Spで、代行スタッフPsは、スタッフ通信端末110が受信した電子鍵Vkによる認証を行って、開錠要求情報Curk_Rを電動車両1に送信し、電動車両1を開錠する。代行スタッフPsは、電動車両1を運転して、駐車場所Spから最も近い充電ステーションである最寄り充電ステーション300に向かう。
【0025】
電動車両1のECU10は、電動車両1が最寄り充電ステーション300に到着したことを認識すると、充電ポート82のリッド83を開ける。そして、代行スタッフPsは、充電プラグ301を電動車両1の充電ポート82に接続して、バッテリ80の充電を行う。バッテリ80の充電が完了すると、代行スタッフPsは、再び電動車両1を運転して元の駐車場所Spに戻る。電動車両1のECU10は、バッテリ80の充電完了を通知する充電完了情報Btccを、メンテナンスサーバ200を介して利用者通信端末100に送信する。
【0026】
駐車場所Spに戻った代行スタッフPsは、スタッフ通信端末110に保存された電子鍵Vkによる認証を行って、施錠要求情報Crk_Rを電動車両1に送信し、電動車両1を開錠する。電動車両1のECU10は、バッテリ80の充電が完了して電動車両1が元の駐車場所Spに戻ったことを通知する充電完了帰還情報Btcfと、電動車両1が施錠されたことを通知する車両施錠情報Crkを、メンテナンスサーバ200を介して、利用者通信端末100に送信する。
【0027】
利用者Puは、利用者通信端末100により、車両施錠情報Crkと充電完了帰還情報Btcfを確認することによって、充電代行サービスによる電動車両1のバッテリ80の充電が完了したことを認識することができる。
【0028】
また、メンテナンスサーバ200は、電動車両1から送信される充電代行サービスによる電動車両1の走行履歴情報Drrを受信して、走行履歴テーブル202に記録する。利用者Puは、利用者通信端末100によりメンテナンスサーバ200にアクセスして、充電代行サービスによる電動車両1の走行履歴を参照することができる。これにより、利用者Puは、充電代行サービスによる電動車両1の走行が適切であったか否かを確認することができる。
【0029】
[2.電動車両の構成]
次に、図2を参照して、電動車両1の構成について説明する。電動車両1に搭載されたECU10は、本発明の電動車両のサポートシステムの機能を含んで構成されている。ECU10は、CAN(Controller Area Network)5を介して、電動車両1の扉(トランク、ドア)を施錠及び開錠する扉ロック機構50、扉の施錠及び開錠状態を検出する扉ロックセンサ51、電動車両1の速度を検出する速度センサ52、電動車両1の加速度を検出する加速度センサ53、電動車両1の角速度を検出する角速度センサ54、バッテリ80の電圧を検出するバッテリ電圧センサ55、ナビゲーションユニット60、通信ユニット70、充電器81、及び充電リッドオープナー84と通信可能に接続されている。
【0030】
ナビゲーションユニット60は、GPS(Global Positioning System)衛星から送信される信号を受信して、電動車両1の現在位置(緯度、経度)を検出するGPS受信機61と、メモリ(図示しない)に保存された地図データ62とを有している。ナビゲーションユニット60は、GPS受信機61により検出される電動車両1の現在位置と、地図データ62とに基づいて、目的地までの経路案内を行う。
【0031】
通信ユニット70は、近距離無線通信ユニット71と、TCU(Telematics Communication Unit)72とを有している。近距離無線通信ユニット71は、BR/EDR(Bluetooth Basic Rate/Enhanced Data Rate, Bluetoothは登録商標)、BLE(Bluetooth Low Energy)、NFC、Wi−Fi(登録商標)等の通信規格により、利用者通信端末100及びスタッフ通信端末110との間で近距離無線通信を行う。TCU72は、メンテナンスサーバ200との間で、通信ネットワーク500を介した通信を行う。
【0032】
充電リッドオープナー84は、充電ポート82を開閉する充電リッド83を開けて、充電ポート82を接続可能に露出させる。充電器81は、充電ポート82に接続された充電プラグ301を介して、充電ステーション300から供給される電力によって、バッテリ80を充電する。
【0033】
CPU20は、メモリ40に保存された電動車両1の制御用プログラムを実行することにより、車両不使用状態認識部21、バッテリ残量認識部22、バッテリメンテナンス要請部23、電子鍵使用認識部24、走行履歴記録部25、充電ステーション検索部26、充電ステーション到着認識部27、電動車両帰還認識部28、及び電子鍵対応サービス実行部29として機能する。
【0034】
メモリ40には、制御用プログラム41の他に、車両ID情報42及び電子鍵情報43が保存されている。車両ID情報42には、通信ユニット70のTCU72によりメンテナンスサーバ200との間で通信を行う際に使用されるネットワーク通信用の車両ID(IPアドレス等)と、近距離無線通信ユニット71により、利用者通信端末100及びスタッフ通信端末110との間で通信を行う際に使用される近距離無線通信用の車両ID(BR/EDR、BLE、NFCの認証コード、Wi−Fi接続用のMAC(Media Access Control)アドレス等)が含まれている。電子鍵情報43には、利用者情報Puiによりメンテナンスサーバ200に送信されて、利用者登録テーブル201に記録された電子鍵Vkの情報が記録されている。
【0035】
車両不使用状態認識部21は、利用者通信端末100から受信した車両不使用期間情報Cuupに基づいて、電動車両1が使用されずに駐車場所Spに駐車されている状態である車両不使用状態を認識する。なお、利用者通信端末100で使用されているスケジュール管理アプリに登録されている利用者Puの行動計画の情報を、利用者通信端末100から受信することによって、車両不使用状態認識部21が、車両不使用期間と車両不使用状態を認識する構成としてもよい。
【0036】
バッテリ残量認識部22は、バッテリ電圧センサ55により検出されるバッテリ80の電圧に基づいて、バッテリ80の残量を認識する。なお、バッテリ80から出力された電流を積算することにより、バッテリ80の残量を認識する構成としてもよい。
【0037】
バッテリメンテナンス要請部23は、バッテリ残量認識部22により認識されたバッテリ80の残量が、残量閾値以下になったときに、バッテリ80の充電代行を要請する充電要請情報Btc_Rを、メンテナンスサーバ200に送信する。電子鍵使用認識部24は、代行スタッフPsがスタッフ通信端末110を使用して、電子鍵Vkにより電動車両1を開錠し、電動車両1が電子鍵Vkにより始動されて作動している電子鍵使用状態であることを認識する。
【0038】
走行履歴記録部25は、電子鍵使用認識部24により電子鍵使用状態であることが認識されている状態での電動車両1の走行履歴を示す走行履歴情報Drrを、メンテナンスサーバ200に送信する。充電ステーション検索部26は、電動車両1から最も近い充電ステーションである最寄り充電ステーション300を、ナビゲーションユニット60を用いて検索する。
【0039】
充電ステーション到着認識部27は、電動車両1が最寄り充電ステーション300に到着したことを、ナビゲーションユニット60を用いて認識する。電動車両帰還認識部28は、充電代行サービスにより、最寄り充電ステーション300まで走行してバッテリ80の充電を行った電動車両1が元の駐車場所Spに戻ったことを、ナビゲーションユニット60を用いて認識する。
【0040】
電子鍵対応サービス実行部29は、電子鍵使用認識部24により電子鍵使用状態であることが認識された場合に、代行スタッフPsに対して電動車両1の操作を支援する第1サービスと、利用者Puに対して電動車両1の状態を報知する第2サービスとを行う。
【0041】
電子鍵対応サービス実行部25は、第1サービスとして、以下の(1−1)、(1−2)の処理を実行する。
(1−1)ナビゲーションユニット60により、電動車両1の現在位置から最寄り充電ステーション300までの経路を案内する。
(1−2)充電ステーション到着認識部27により、電動車両1が最寄り充電ステーション300に到着したことが認識された時に、充電リッドオープナー84により充電リッド83を開ける。
【0042】
また、電子鍵対応サービス実行部25は、第2サービスとして、以下の(2−1)、(2−2)、(2−3)の処理を実行する。
(2−1)メンテナンスサーバ200の走行履歴テーブル202に記録された電動車両1の走行履歴の情報を、利用者通信端末100に送信する。利用者Puは、利用者通信端末100により、電動車両1の走行履歴を参照することにより、充電代行のサービスが適切に実施されたことを確認することができる。
(2−2)バッテリ残量認識部22により認識されたバッテリ80の残量が、残量閾値よりも多い第2所定値以上になったときに、バッテリ80の充電完了を通知する充電完了情報Btccを、メンテナンスサーバ200を介して利用者通信端末100に送信する。
(2−3)電動車両帰還認識部28により、充電代行サービスによるバッテリ80の充電を完了した電動車両1が、元の駐車場所Spに戻ったことが確認され、且つバッテリ残量認識部22により認識されたバッテリ80の残量が、バッテリ残量閾値よりも多い第3所定値以上であるときに、バッテリ80の充電完了と電動車両1の帰還を通知する充電完了帰還情報Btcfを、メンテナンスサーバ200を介して利用者通信端末100に送信する。
【0043】
[3.充電代行サービスの処理]
次に、図1に示した充電代行サービスの実施形態において、利用者通信端末100、電動車両1、メンテナンスサーバ200、及びスタッフ通信端末110により実行される一連の処理について、図4に示したフローチャートに従って説明する。
【0044】
図4のステップS1で、利用者通信端末100は、利用者Puの操作に応じて、バッテリ80の残量閾値を設定し、残量閾値を示す残量閾値情報Btthを電動車両1、及びメンテナンスサーバ200に送信する。ステップS10で、電動車両1のバッテリメンテナンス要請部23は、残量閾値をメモリ40に保存する。また、メンテナンスサーバ200は、ステップS20で、残量閾値を利用者登録テーブル201の対応箇所に記録する。
【0045】
ステップS2で、利用者通信端末100は、利用者Puの操作に応じて車両不使用期間を設定し、車両不使用期間を示す車両不使用期間情報Cuupを、電動車両1及びメンテナンスサーバ200に送信する。ステップS11で、電動車両1の車両不使用状態認識部21は、車両不使用期間情報Cuupから認識した車両不使用期間をメモリ40に保存する。また、メンテナンスサーバ200は、ステップS21で、車両不使用期間を利用者登録テーブル201の対応箇所に記録する。
【0046】
電動車両1のバッテリメンテナンス要請部23は、ステップS12で、バッテリ残量認識部22により認識されたバッテリ80の残量が、残量閾値以下であるか否かを判断する。そして、バッテリ80の残量が残量閾値以下になったときに、ステップS13に処理を進める。
【0047】
ステップS13で、バッテリメンテナンス要請部23は、バッテリ80の充電を要請する充電要請情報Btc_Rを、メンテナンスサーバ200に送信する。メンテナンスサーバ200は、ステップS22で充電要請情報Btc_Rを受信し、車両不使用期間に、電子鍵Vkをスタッフ通信端末110に送信する(電子鍵Vkの発行)。
【0048】
スタッフ通信端末110は、ステップS30で電子鍵Vkを受信して、メモリに保存する。続くステップS31で、スタッフ通信端末110は、代行スタッフPsの操作に応じて、電子鍵Vkによる電動車両1の開錠を要求する開錠要求情報Curk_Rを、電動車両1に送信する。
【0049】
電動車両1の電子鍵使用認識部24は、ステップS14で、開錠要求情報Curk_Rを受信し、電子鍵Vkの認証を行って扉ロック機構50により電動車両1を開錠する。続くステップS15で、電子鍵使用認識部24は、電動車両1を開錠したことを通知する車両開錠情報Curkを、メンテナンスサーバ200に送信する。メンテナンスサーバ200は、ステップ23で車両開錠情報Curkを受信し、車両開錠情報Curkを利用者通信端末100に送信する。
【0050】
利用者通信端末100は、ステップS3で、車両開錠情報Curkを受信し、電動車両1が開錠されたことを表示部(図示しない)への表示、或いはスピーカ(図示しない)からの音声ガイダンスの出力等によって、利用者Puに報知する。
(【0051】以降は省略されています)

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