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公開番号2019205328
公報種別公開特許公報(A)
公開日20191128
出願番号2018101083
出願日20180525
発明の名称3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御可能な情報処理装置、情報処理装置を用いた方法、プログラム、及び蓄電システム
出願人株式会社三英社製作所
代理人個人,個人
主分類H02J 7/00 20060101AFI20191101BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御可能な情報処理装置、情報処理装置を用いた方法、プログラム、及び蓄電システムを提供することを目的とする。
【解決手段】蓄電システムに係る3つ以上の蓄電池31を夫々独立に制御する情報処理装置5であって、情報処理装置5は、各蓄電池31について、残存電力量に応じて、放電回路、充電回路、又は待機回路と決定し、前記第1電流測定部、前記第2電流測定部、及び電圧計131〜133から受け取った測定結果を参照しながら、スイッチ91〜93及びスイッチ101〜103を動作させて、放電回路に係る蓄電池31について、残存電力量が所定の値になるように放電させ、充電回路に係る蓄電池31について、残存電力量が所定の値になるように充電させ、待機回路に係る蓄電池31について、開放状態における電圧を測定させる制御手段を有する構成とした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
照射された光により直流電力を発生させるソーラーパネルと、
前記直流電力を充電する3つ以上の蓄電池を備えた蓄電池部と、
入力された前記直流電力を交流電力に変換して出力する変換部と、
前記ソーラーパネルと各前記蓄電池との電路を開閉可能な第1スイッチ部と、
各前記蓄電池と変換部との電路を開閉可能な第2スイッチ部と、
前記直流電力を各前記蓄電池に充電させる際の電流を測定する第1電流測定部と、
前記直流電力を前記変換部に入力させる際の電流を測定する第2電流測定部と、
各前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定部と、を備えた蓄電システムに係る前記3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置であって、
前記情報処理装置は、
各前記蓄電池について、残存している残存電力量に応じて、放電回路、充電回路、又は待機回路と決定し、
前記第1電流測定部、前記第2電流測定部、及び前記電圧測定部から受け取った測定結果を参照しながら、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部を動作させて、
放電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように放電させ、
充電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように充電させ、
待機回路に係る前記蓄電池について、開放状態における電圧を測定させる処理を行う制御手段を有することを特徴とする、3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置。
続きを表示(約 2,700 文字)【請求項2】
前記情報処理装置は、
各前記蓄電池について、残存している残存電力量に応じて、放電回路、充電回路、又は待機回路と決定し、
前記第1電流測定部、前記第2電流測定部、及び前記電圧測定部から受け取った測定結果を参照しながら、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部を動作させて、
放電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように放電を開始させ、
充電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように充電を開始させ、
待機回路に係る前記蓄電池について、開放状態における電圧を測定させ、
放電回路に係る前記蓄電池の放電、あるいは、充電回路に係る前記蓄電池の蓄電が完了すると、当該蓄電池の残存電力量と待機回路に係る前記蓄電池の残存電力量とを比較し、
残存電力量に応じて、一方の前記蓄電池を放電回路あるいは充電回路、他方の前記蓄電池を待機回路と決定し、
放電回路、あるいは充電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように放電、あるいは充電を開始させ、
待機回路に係る前記蓄電池について、開放状態における電圧を測定させる制御手段を有することを特徴とする、請求項1に記載の3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置。
【請求項3】
前記制御手段が、各前記蓄電池についての残存電力量に応じた、放電回路、充電回路、又は待機回路の前記決定について、残存電力量が一番多い前記蓄電池を放電回路と決定し、残存電力量が一番少ない前記蓄電池を充電回路と決定し、それら以外の前記蓄電池を待機回路と決定することを特徴とする、請求項2に記載の3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置。
【請求項4】
前記制御手段が、各前記蓄電池の残存電力量が減少して、全ての前記蓄電池の残存電力量が、所定の値に達した場合には、放電を中止することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置。
【請求項5】
照射された光により直流電力を発生させるソーラーパネルと、
前記直流電力を充電する3つ以上の蓄電池を備えた蓄電池部と、
入力された前記直流電力を交流電力に変換して出力する変換部と、
前記ソーラーパネルと各前記蓄電池との電路を開閉可能な第1スイッチ部と、
各前記蓄電池と変換部との電路を開閉可能な第2スイッチ部と、
前記直流電力を各前記蓄電池に充電させる際の電流を測定する第1電流測定部と、
前記直流電力を前記変換部に入力させる際の電流を測定する第2電流測定部と、
各前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定部と、を備えた蓄電システムに係る前記3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置を用いた方法であって、
前記情報処理装置は、
各前記蓄電池について、残存している残存電力量に応じて、放電回路、充電回路、又は待機回路と決定するステップと、
前記第1電流測定部、前記第2電流測定部、及び前記電圧測定部から受け取った測定結果を参照しながら、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部を動作させて、
放電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように放電させ、
充電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように充電させ、
待機回路に係る前記蓄電池について、開放状態における電圧を測定させるステップを行うことを特徴とする、方法
【請求項6】
照射された光により直流電力を発生させるソーラーパネルと、
前記直流電力を充電する3つ以上の蓄電池を備えた蓄電池部と、
入力された前記直流電力を交流電力に変換して出力する変換部と、
前記ソーラーパネルと各前記蓄電池との電路を開閉可能な第1スイッチ部と、
各前記蓄電池と変換部との電路を開閉可能な第2スイッチ部と、
前記直流電力を各前記蓄電池に充電させる際の電流を測定する第1電流測定部と、
前記直流電力を前記変換部に入力させる際の電流を測定する第2電流測定部と、
各前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定部と、を備えた蓄電システムに係る前記3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置に手順を実行させるプログラムであって、
前記情報処理装置に、
各前記蓄電池について、残存している残存電力量に応じて、放電回路、充電回路、又は待機回路と決定し、
前記第1電流測定部、前記第2電流測定部、及び前記電圧測定部から受け取った測定結果を参照しながら、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部を動作させて、
放電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように放電させ、
充電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように充電させ、
待機回路に係る前記蓄電池について、開放状態における電圧を測定させる処理を行う制御手段として機能させることを特徴とする、プログラム。
【請求項7】
照射された光により直流電力を発生させるソーラーパネルと、
前記直流電力を充電する3つ以上の蓄電池を備えた蓄電池部と、
入力された前記直流電力を交流電力に変換して出力する変換部と、
前記ソーラーパネルと各前記蓄電池との電路を開閉可能な第1スイッチ部と、
各前記蓄電池と変換部との電路を開閉可能な第2スイッチ部と、
前記直流電力を各前記蓄電池に充電させる際の電流を測定する第1電流測定部と、
前記直流電力を前記変換部に入力させる際の電流を測定する第2電流測定部と、
各前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定部と、
各前記蓄電池について、残存している残存電力量に応じて、放電回路、充電回路、又は待機回路と決定し、
前記第1電流測定部、前記第2電流測定部、及び前記電圧測定部から受け取った測定結果を参照しながら、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部を動作させて、
放電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように放電させ、
充電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように充電させ、
待機回路に係る前記蓄電池について、開放状態における電圧を測定させる処理を行う制御手段と、を備えたことを特徴とする、蓄電システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御可能な情報処理装置、情報処理装置を用いた方法、プログラム、及び蓄電システムに関するものである。
続きを表示(約 11,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、ソーラーパネルを用いて、発生させた電力を蓄電する蓄電システムを備えたガレージが提供されている。
【0003】
蓄電ユニットを備えることで、ガレージ内の電気機器等に、電力系統から切り離された独立した電源を提供することができる。そのため、ガレージ内で電動バイクのバッテリーを充電したり、携帯電話のバッテリーを充電することができ、便宜である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016−210603号公報
【0005】
例えば、特許文献1では、太陽光発電システムを有し、当該太陽光発電システムによって発電された電力を蓄える蓄電池を備え、水や食料等の災害対策品、及び電動バイク等の小型の電動移動機器が収納される。そして、太陽光発電システムによって発電された電力によって、小型バイクや携帯電話やスマートフォンのバッテリーを常時充電可能な、機動力を保管した災害対策用倉庫の構成が開示されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、充電・放電を繰り返す蓄電池は、一般的に、「放電」→「放電深度(Depth of discharge)が浅い状態で、充電」というサイクルを繰り返す方が、蓄電池へのダメージが少なく、繰り返して使用可能な回数を伸ばすことが可能となる。
【0007】
しかしながら、従来のガレージや災害対策用倉庫等の種々の用途に用いられる蓄電システムは、充電・放電を制御することなく、蓄電池を使用する構成であるため、電力の使用状況によっては、「放電」→「放電深度が深い状態で、充電」というサイクルを繰り返してしまう。あるいは、「放電」→「完全に放電した状態で、充電」というサイクルを繰り返してしまう。
【0008】
そこで、本発明は、上述の課題を解決するため、3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御可能な情報処理装置、情報処理装置を用いた方法、プログラム、及び蓄電システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1の発明は、
照射された光により直流電力を発生させるソーラーパネルと、
前記直流電力を充電する3つ以上の蓄電池を備えた蓄電池部と、
入力された前記直流電力を交流電力に変換して出力する変換部と、
前記ソーラーパネルと各前記蓄電池との電路を開閉可能な第1スイッチ部と、
各前記蓄電池と変換部との電路を開閉可能な第2スイッチ部と、
前記直流電力を各前記蓄電池に充電させる際の電流を測定する第1電流測定部と、
前記直流電力を前記変換部に入力させる際の電流を測定する第2電流測定部と、
各前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定部と、を備えた蓄電システムに係る前記3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置であって、
前記情報処理装置は、
各前記蓄電池について、残存している残存電力量に応じて、放電回路、充電回路、又は待機回路と決定し、
前記第1電流測定部、前記第2電流測定部、及び前記電圧測定部から受け取った測定結果を参照しながら、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部を動作させて、
放電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように放電させ、
充電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように充電させ、
待機回路に係る前記蓄電池について、開放状態における電圧を測定させる処理を行う制御手段を有する、3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置とした。
【0010】
請求項2の発明は、
前記情報処理装置は、
各前記蓄電池について、残存している残存電力量に応じて、放電回路、充電回路、又は待機回路と決定し、
前記第1電流測定部、前記第2電流測定部、及び前記電圧測定部から受け取った測定結果を参照しながら、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部を動作させて、
放電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように放電を開始させ、
充電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように充電を開始させ、
待機回路に係る前記蓄電池について、開放状態における電圧を測定させ、
放電回路に係る前記蓄電池の放電、あるいは、充電回路に係る前記蓄電池の蓄電が完了すると、当該蓄電池の残存電力量と待機回路に係る前記蓄電池の残存電力量とを比較し、
残存電力量に応じて、一方の前記蓄電池を放電回路あるいは充電回路、他方の前記蓄電池を待機回路と決定し、
放電回路、あるいは充電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように放電、あるいは充電を開始させ、
待機回路に係る前記蓄電池について、開放状態における電圧を測定させる制御手段を有する、請求項1に記載の3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置とした。
【0011】
請求項3の発明は、
前記制御手段が、各前記蓄電池についての残存電力量に応じた、放電回路、充電回路、又は待機回路の前記決定について、残存電力量が一番多い前記蓄電池を放電回路と決定し、残存電力量が一番少ない前記蓄電池を充電回路と決定し、それら以外の前記蓄電池を待機回路と決定する、請求項2に記載の3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置とした。
【0012】
また、請求項4の発明は、
前記制御手段が、各前記蓄電池の残存電力量が減少して、全ての前記蓄電池の残存電力量が、所定の値に達した場合には、放電を中止する、請求項1〜3のいずれかに記載の3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置とした。
【0013】
また、請求項5の発明は、
照射された光により直流電力を発生させるソーラーパネルと、
前記直流電力を充電する3つ以上の蓄電池を備えた蓄電池部と、
入力された前記直流電力を交流電力に変換して出力する変換部と、
前記ソーラーパネルと各前記蓄電池との電路を開閉可能な第1スイッチ部と、
各前記蓄電池と変換部との電路を開閉可能な第2スイッチ部と、
前記直流電力を各前記蓄電池に充電させる際の電流を測定する第1電流測定部と、
前記直流電力を前記変換部に入力させる際の電流を測定する第2電流測定部と、
各前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定部と、を備えた蓄電システムに係る前記3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置を用いた方法であって、
前記情報処理装置は、
各前記蓄電池について、残存している残存電力量に応じて、放電回路、充電回路、又は待機回路と決定するステップと、
前記第1電流測定部、前記第2電流測定部、及び前記電圧測定部から受け取った測定結果を参照しながら、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部を動作させて、
放電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように放電させ、
充電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように充電させ、
待機回路に係る前記蓄電池について、開放状態における電圧を測定させるステップを行う、方法とした。
【0014】
また、請求項6の発明は、
照射された光により直流電力を発生させるソーラーパネルと、
前記直流電力を充電する3つ以上の蓄電池を備えた蓄電池部と、
入力された前記直流電力を交流電力に変換して出力する変換部と、
前記ソーラーパネルと各前記蓄電池との電路を開閉可能な第1スイッチ部と、
各前記蓄電池と変換部との電路を開閉可能な第2スイッチ部と、
前記直流電力を各前記蓄電池に充電させる際の電流を測定する第1電流測定部と、
前記直流電力を前記変換部に入力させる際の電流を測定する第2電流測定部と、
各前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定部と、を備えた蓄電システムに係る前記3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する情報処理装置に手順を実行させるプログラムであって、
前記情報処理装置に、
各前記蓄電池について、残存している残存電力量に応じて、放電回路、充電回路、又は待機回路と決定し、
前記第1電流測定部、前記第2電流測定部、及び前記電圧測定部から受け取った測定結果を参照しながら、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部を動作させて、
放電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように放電させ、
充電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように充電させ、
待機回路に係る前記蓄電池について、開放状態における電圧を測定させる処理を行う制御手段として機能させる、プログラムとした。
【0015】
また、請求項7の発明は、
照射された光により直流電力を発生させるソーラーパネルと、
前記直流電力を充電する3つ以上の蓄電池を備えた蓄電池部と、
入力された前記直流電力を交流電力に変換して出力する変換部と、
前記ソーラーパネルと各前記蓄電池との電路を開閉可能な第1スイッチ部と、
各前記蓄電池と変換部との電路を開閉可能な第2スイッチ部と、
前記直流電力を各前記蓄電池に充電させる際の電流を測定する第1電流測定部と、
前記直流電力を前記変換部に入力させる際の電流を測定する第2電流測定部と、
各前記蓄電池の電圧を測定する電圧測定部と、
各前記蓄電池について、残存している残存電力量に応じて、放電回路、充電回路、又は待機回路と決定し、
前記第1電流測定部、前記第2電流測定部、及び前記電圧測定部から受け取った測定結果を参照しながら、前記第1スイッチ部及び前記第2スイッチ部を動作させて、
放電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように放電させ、
充電回路に係る前記蓄電池について、残存電力量が所定の値になるように充電させ、
待機回路に係る前記蓄電池について、開放状態における電圧を測定させる処理を行う制御手段と、を備えた、蓄電システムとした。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、3つ以上の蓄電池を夫々独立に制御する構成とすることによって、各蓄電池の充電・放電を個別に管理し、最適な蓄電システムを提供することができる。
【0017】
また、各蓄電池の充電・放電を個別に管理することによって、各蓄電池について、充電と放電の両方の役割を持たせることができる。そして、充電と放電のバランスについてもコントロールすることができる。
【0018】
その結果、災害時等の電力供給が遮断された有事の際には、放電しながら充電することも可能になり、長時間継続的に電力を供給することができ、便宜である。
【図面の簡単な説明】
【0019】
本発明の実施の形態例1の蓄電システムの全体を示す概念図である。
本発明の実施の形態例1の蓄電システムの情報処理装置と他の機器との接続状況を示す概念図である。
本発明の実施の形態例1の蓄電システムの情報処理装置の全体的な構成を例示的に示す概念図である。
本発明の実施の形態例1の蓄電システムにおける蓄電池の残存電力量と開放電圧との関係を示した説明図である。
本発明の実施の形態例1の蓄電システムの情報処理装置のHDの回路種類・残存電力量情報記憶領域の構造を模式的に示した図である。
本発明の実施の形態例1の蓄電システムの動作の流れを示す流れ図である。
本発明の実施の形態例1の蓄電システムの動作の流れを示す流れ図である
【発明を実施するための形態】
【0020】
(実施の形態例1)
以下、本発明の実施の形態例1を図1〜図7に基づいて説明する。
【0021】
図1は実施の形態例1の蓄電システムGの全体を示す概念図である。
【0022】
<蓄電システムGの構成>
蓄電システムGは、主としてソーラーパネル1、チャージコントローラ2、蓄電池部3、インバータ4(変換部の一例)、情報処理装置5から構成されている。
【0023】
ソーラーパネル1は、PVパネル(=Photovoltaicパネル)とも呼ばれ、太陽電池を利用して、照射された光により直流電力を発生させ、発生させた直流電力を出力する。ソーラーパネル1は、例えば、太陽から照射された光を受けやすいように建物の屋根の上や架台を用いて地面に設置される。
【0024】
ソーラーパネル1に使用する太陽電池は、単結晶、あるいは多結晶のシリコン太陽電池である。なお、ソーラーパネル1に使用する太陽電池は、この構成に限定されるものではなく、例えば、アモルファス(=非晶質)のシリコン太陽電池であっても良く、GaAs、CdTeといった薄膜(化合物)系太陽電池や色素増感型太陽電池を用いる構成としても良い。
【0025】
チャージコントローラ2(=充電コントローラ)は、例えば、回路であって、蓄電池部3の蓄電池31に充電する直流電力の充電電圧および充電電流を制御する。また、チャージコントローラ2は、蓄電池部3の蓄電池31の過充電の防止、蓄電池部3の蓄電池31に対する電流の逆流の防止、蓄電池部3の蓄電池31の残量の検出、及びソーラーパネル1の発電量の検出等の機能を備える。
【0026】
蓄電池部3では、一般的な蓄電池31が使用されており、本実施の形態例では、蓄電容量について、1.44(kWh)のものを2直列3並列で6個使用し、放電深度30パーセントで2000サイクル使用できるものが採用されている。また、本実施の形態例では、直列になった2個の蓄電池31を1ユニット(=単位)として、情報処理装置5(後述)に、「ユニットA」、「ユニットB」、「ユニットC」と、1ユニット毎に制御される。なお、蓄電池31の種類は特に限定されない。例えば、蓄電池31として、リチウムイオン電池、ニッケル、水素電池、ニカド電池、又は鉛電池を用いる構成としても良い。
【0027】
インバータ4は、入力された直流電力を交流電力に変換して出力する。本実施の形態例では、変換後の交流電力の定格出力は、1500(W)である。そして、インバータ4には、変換後の交流電力を外部に出力させるため、コンセント41が設けられている。本実施の形態例では、変換後の交流電圧は、100(V)で出力される。そのため、このコンセント41に、電源タップ等を介して、任意の機械や器具の電源プラグ(図示省略)を接続することで、これらの機械や器具に電力を供給することができる。
【0028】
そして、チャージコントローラ2に、ソーラーパネル1から出力された直流電力を蓄電池部3の蓄電池31に充電させるため、ソーラーパネル1とチャージコントローラ2は、ソーラーパネル用電線ケーブル7によって電気的に接続されている。
【0029】
そして、チャージコントローラ2に、ソーラーパネル1から出力された直流電力を蓄電池部3の蓄電池31に充電させるため、チャージコントローラ2と蓄電池部3の蓄電池31は、上述した蓄電池31の1ユニット毎に3並列に分岐した電路で、蓄電池接続用電線ケーブル8によって電気的に接続されている。
【0030】
また、蓄電池部3の蓄電池31から放電された直流電力をインバータ4に入力させるため、蓄電池部3の蓄電池31とインバータ4は、上述した蓄電池31の1ユニット毎に3並列に分岐した電路で、蓄電池接続用電線ケーブル8によって電気的に接続されている。
【0031】
また、チャージコントローラ2と1ユニット毎の蓄電池31を接続する、3並列に分岐した各電路には、適宜の箇所にスイッチ91、92、93(第1スイッチ部の一例)が設けられている。このスイッチ91、92,93は、自身が設けられた電路を開閉することができる。
【0032】
また、1ユニット毎の蓄電池31とインバータ4を接続する、3並列に分岐した各電路には、適宜の箇所にスイッチ101,102,103(第2スイッチ部の一例)が設けられている。このスイッチ101,102,103は、自身が設けられた電路を開閉することができる。
【0033】
また、上述したように、チャージコントローラ2と蓄電池部3の蓄電池31は、上述した蓄電池31の1ユニット毎に3並列で、蓄電池接続用電線ケーブル8によって電気的に接続されている。このチャージコントローラ2と蓄電池31を接続する電路中で、チャージコントローラ2から3並列に分岐する前の適宜の箇所に抵抗11が直列に設けられている。抵抗11は、いわゆるシャント抵抗である。図2に示すように、抵抗11の両端は、A/Dコンバータ等の増幅回路111を介して、情報処理装置5と接続されている。増幅回路111は、抵抗11の両端の電位差を計測し、電位差に係るアナログ信号を増幅して、デジタル信号に変換して出力する。情報処理装置5は、受信した電位差に係るデジタル信号に基づいて、抵抗11に流れる電流を算出する。そして、抵抗11に流れる電流を算出することで、蓄電池31に充電する際の電流(=充電電流)を算出することができる。従って、「抵抗11」、「増幅回路111」及び「情報処理装置5」で第1電流測定部の一例に相当する。
【0034】
また、上述したように、蓄電池部3の蓄電池31とインバータ4は、上述した蓄電池31の1ユニット毎に3並列で、蓄電池接続用電線ケーブル8によって電気的に接続されている。この蓄電池31とインバータ4を接続する電路中で、3並列に分岐した電路が1つに結合した後からインバータ4までの適宜の箇所に抵抗12が直列に設けられている。抵抗12は、いわゆるシャント抵抗である。図2に示すように、抵抗12の両端は、A/Dコンバータ等の増幅回路121を介して、情報処理装置5と接続されている。増幅回路121は、抵抗12の両端の電位差を計測し、電位差に係るアナログ信号を増幅して、デジタル信号に変換して出力する。情報処理装置5は、受信した電位差に係るデジタル信号に基づいて、抵抗12に流れる電流を算出する。そして、抵抗12に流れる電流を算出することで、インバータに入力する際の電流(=放電電流)を算出することができる。従って、「抵抗12」、「増幅回路121」及び「情報処理装置5」で第2電流測定部の一例に相当する。
【0035】
なお、本実施の形態例では、チャージコントローラ2と蓄電池31を接続する電路中で、チャージコントローラ2から3並列に分岐する前の適宜の箇所に抵抗11を設ける構成を示した。また、蓄電池31とインバータ4を接続する電路中で、3並列に分岐した電路が1つに結合した後からインバータ4までの適宜の箇所に抵抗12を設ける構成を示した。しかし、抵抗11や抵抗12を設ける位置は、これらの構成に限定されるものではない。例えば、チャージコントローラ2と蓄電池31を接続する電路中で、チャージコントローラ2から3並列に分岐した後の各電路の適宜の箇所に、夫々抵抗11を設ける構成としても良い。また、蓄電池31とインバータ4を接続する電路中で、3並列に分岐した各電路の適宜の箇所に、夫々抵抗12を設ける構成としても良い。
【0036】
また、上述したように、チャージコントローラ2と蓄電池部3の蓄電池31は、上述した蓄電池31の1ユニット毎に3並列で、蓄電池接続用電線ケーブル8によって電気的に接続されている。また、上述したように、蓄電池部3の蓄電池31とインバータ4は、上述した蓄電池31の1ユニット毎に3並列で、蓄電池接続用電線ケーブル8によって電気的に接続されている。これらの蓄電池31の1ユニット毎に3並列で分岐した各電路の適宜の箇所に、並列に夫々電圧計131、132、133(電圧測定部の一例)が接続されている。このように、1ユニット毎に3並列で分岐した各電路の適宜の箇所に、夫々電圧計131、132、133が接続されていることによって、電圧計131、132、133のいずれかが接続された電路上の1ユニットの蓄電池31の電圧を測定することができる。
【0037】
なお、電圧計131、132、133が電路上に並列に接続される位置は、チャージコントローラ2から蓄電池部3の蓄電池31までの、蓄電池31の1ユニット毎に3並列で分岐した各電路の適宜の箇所であっても良いし、蓄電池部3の蓄電池31からインバータ4までの、蓄電池31の1ユニット毎に3並列で分岐した各電路の適宜の箇所であっても良く、電圧計131、132、133が接続された電路上の1ユニットの蓄電池31の電圧を測定することができる位置であれば良い。
【0038】
<情報処理装置5の構成>
情報処理装置5は、抵抗11の両端の電位差、抵抗12の両端の電位差、1ユニット毎の蓄電池31の電圧を受信して、これらの情報に基づいて、1ユニット毎の蓄電池31の充電・放電を制御等する。情報処理装置5は、図3に示すように、CPU51(制御手段の一例)、RAM52、ROM53、HD54、ディスプレイ55、入力手段56、計時手段57、インタフェイス58、これらの機器を接続するバス59を有している。
【0039】
図2に示すように、情報処理装置5のインタフェイス58は、電線14を通じて、抵抗11の両端及び抵抗12の両端と、増幅回路111又は増幅回路121を介して電気的に接続されている。そのため、情報処理装置5は、抵抗11の両端の電位差に係るデジタル信号を受信することができる。そして、情報処理装置5は、抵抗11の両端の電位差に係るデジタル信号に基づいて、抵抗11に流れる電流を算出することができる。また、情報処理装置5は、抵抗12の両端の電位差に係るデジタル信号を受信することができる。そして、情報処理装置5は、抵抗12の両端の電位差に係るデジタル信号に基づいて、抵抗12に流れる電流を算出することができる。
【0040】
情報処理装置5のインタフェイス58は、電線14を通じて、蓄電池31の1ユニット毎に3並列で分岐した各電路の適宜の箇所に接続された、各電圧計131、132、133と、A/Dコンバータ等の増幅回路134を介して電気的に接続されている。そのため、情報処理装置5は、各ユニットの蓄電池31の夫々の電圧に係るデジタル信号を受信することができる。
【0041】
情報処理装置5のインタフェイス58は、電線14を通じて、チャージコントローラ2と1ユニット毎の蓄電池31を接続する3並列に分岐した各電路の適宜の箇所に設けられた、スイッチ91、92、93と電気的に接続されている。そのため、情報処理装置5は、スイッチ91、92、93の開閉を制御することができる。
【0042】
情報処理装置5のインタフェイス58は、電線14を通じて、1ユニット毎の蓄電池31とインバータ4を接続する3並列に分岐した各電路の適宜の箇所に設けられた、スイッチ101、102、103と電気的に接続されている。そのため、情報処理装置5は、スイッチ101、102、103の開閉を制御することができる。
【0043】
CPU(=Central Processing Unit)51は、HD54等に記憶されているアプリケーションプログラム、オペレーティングシステム(OS)や制御プログラム等を実行し様々な機能を実現する。また、RAM52にプログラムの実行に必要な情報、ファイル等を一時的に記憶させる。
【0044】
特に、CPU51は、抵抗11の両端の電位差に係るデジタル信号を受信すると、抵抗11の両端の電位差に係るデジタル信号に基づいて、抵抗11に流れる電流を算出することによって、蓄電池31に充電する際の電流(=充電電流)を算出する。
【0045】
また、CPU51は、抵抗12の両端の電位差に係るデジタル信号を受信すると、抵抗12の両端の電位差に係るデジタル信号に基づいて、抵抗12に流れる電流を算出することによって、インバータ4に入力する際の電流(=放電電流)を算出する。
【0046】
また、CPU51は、起動時等に、スイッチ91、92、93及びスイッチ101、102、103を全て開放させて、1ユニット毎の蓄電池31の夫々に負荷が何も接続されていない状態にする。CPU51は、この開放状態で各電圧計131、132、133によって測定された、1ユニット毎の蓄電池31の電圧に係るデジタル信号を受信する。
【0047】
ところで、図4に示すように、負荷が何も接続されてない状態、即ち開放状態での蓄電池の電圧と、当該蓄電池に残存している電力量には、相関関係があることが知られている。
【0048】
即ち、「X=残存電力量、Y=開放電圧」とすると、「X=(Y−23.3)×0.4」の式1で表わすことができ、蓄電池の開放電圧が基づいて、当該蓄電池の残存電力量を求めることができる。
【0049】
例えば、2個の蓄電池31が直列に配置されている、1ユニットの蓄電池31の開放電圧が、「25.1(V)」の場合には、当該1ユニットの蓄電池31の残存電力量は、「70(%)」と求めることができる。あるいは、1ユニットの蓄電池31の開放電圧が、「24.1(V)」の場合には、当該1ユニットの蓄電池31の残存電力量は、「30(%)」と求めることができる。
【0050】
CPU51は、開放状態で各電圧計131、132、133によって測定された、1ユニット毎の蓄電池31の電圧を受信すると、この開放電圧と残存電力量との相関関係に係る式1を用いて、ユニットA、ユニットB、ユニットCといった各ユニットの残存電力量を求め、図5(a)の「起動時の残存電力量」に示すように、回路種類・残存電力量情報記憶領域541に記憶させる。
(【0051】以降は省略されています)

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