TOP特許意匠商標
特許ウォッチ DM通知 Twitter
公開番号2019197820
公報種別公開特許公報(A)
公開日20191114
出願番号2018091259
出願日20180510
発明の名称レーザ装置
出願人株式会社島津製作所
代理人個人,個人
主分類H01S 5/022 20060101AFI20191018BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】光源を損傷させることなくホルダから光源を取り外すことができず、光源を再利用できなくすることができるレーザ装置。
【解決手段】各々がステム7aを有し、各ステム7aに溶融金属が施された1以上の光源1と、1以上の光源1に対応して設けられ、1以上の光源1を保持する金属製の1以上のホルダ2とを備え、各光源1と各ホルダ2とは、溶融金属に対して光吸収率の高いレーザ素子によりレーザ溶接して直接接合されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
各々がステムを有し、各ステムに溶融金属が施された1以上の光源と、
前記1以上の光源に対応して設けられ、前記1以上の光源を保持する金属製の1以上のホルダとを備え、
前記各光源と前記各ホルダとは、前記溶融金属に対して光吸収率の高いレーザ素子によりレーザ溶接して直接接合されていることを特徴とするレーザ装置。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
前記レーザ素子の波長が400nm〜500nmの範囲内にあることを特徴とする請求項1記載のレーザ装置。
【請求項3】
前記ステムの前記溶融金属は、銅合金又は金メッキであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のレーザ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の光源からの光を集光レンズで集光させて、光ファイバに結合させるレーザ装置に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
レーザを高出力化するために、複数の光源からの光を結合させた光を光ファイバ等の受光装置に入射させる発光装置が知られている(特許文献1)。
【0003】
この発光装置は、発光ダイオード(LED)や半導体レーザ等を光源とし、各光源からの光をレンズやプリズム等の光学系を用いて光ファイバに結合する方法を採用している。
【0004】
この場合、各半導体レーザは、自己のレーザで発生する熱を放熱させるために、金属製ホルダに取り付けられている。ねじ止め、接着、はんだ付けによって、各半導体レーザを金属製ホルダに取り付けている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3228098号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前述した取り付け方法では、半導体レーザを損傷させることなく、半導体レーザをホルダから取り外すことができる。このため、製造者の意図しない使用がなされ、あるいは悪用される恐れがある。
【0007】
本発明の課題は、光源を損傷させることなくホルダから光源を取り外すことができず、光源を再利用できなくすることができるレーザ装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るレーザ装置の請求項1の発明は、各々がステムを有し、各ステムに溶融金属が施された1以上の光源と、前記1以上の光源に対応して設けられ、前記1以上の光源を保持する金属製の1以上のホルダとを備え、前記各光源と前記各ホルダとは、前記溶融金属に対して光吸収率の高いレーザ素子によりレーザ溶接して直接接合されていることを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、前記レーザ素子の波長が400nm〜500nmの範囲内にあることを特徴とする。
【0010】
請求項3の発明では、前記ステムの前記溶融金属が、銅合金又は金メッキであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、光源には溶融金属が施され、溶融金属に対して光吸収率の高いレーザ素子により、各光源と各ホルダとをレーザ溶接すると、溶融金属が溶けて、各光源と各ホルダとが直接接合される。
【0012】
従って、光源を損傷させることなく光源をホルダから取り外すことができず、光源を再利用できなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本発明の実施例1のレーザ装置の概略構成図である。
本発明の実施例1のレーザ装置に設けられた光源とホルダとの断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1のレーザ装置の概略構成図である。図1に示すレーザ装置は、複数の光源1と、複数のホルダ2と、複数のコリメートレンズ3と、ハウジング4と、集光レンズ5と、光ファイバ6とを備えている。
【0015】
複数の光源1は、例えば、半導体レーザ(LD)又は発光ダイオード(LED)等からなり、各々の光源1が略等間隔に配置されている。複数の光源1は、図1の例では5個であるが、これに限定されることなく、複数の光源1の数はその他の数であってもよい。
【0016】
複数のコリメートレンズ3は、複数の光源1に対応して設けられ、複数の光源1に対向した位置に配置され、複数の光源1からの各出射光をコリメートする。
【0017】
複数のホルダ2は、複数のコリメートレンズ3に対応して設けられ、各々のホルダ2は、一対の光源1とコリメートレンズ3とを保持し且つコリメートレンズ3のコリメート光の出射位置と出射角度を調整する。
【0018】
ハウジング4は、複数のホルダ2を保持するもので、樹脂等からなる。ハウジング4の内部には、複数のコリメートレンズ3に対応する位置に集光レンズ5が配置されている。
【0019】
集光レンズ5は、本発明の集光部に対応し、出射位置と出射角度が調整された各コリメートレンズ3からの出射光を集光して光ファイバ6に結合する。光ファイバ6は、集光レンズ5で集光された光を伝送する。
【0020】
図2は、本発明の実施例1のレーザ装置に設けられた光源1とホルダ2との断面図である。図2において、光源1は、円筒状をなすCANタイプの半導体レーザからなり、円筒体からなるステム7aとこのステム7aの外径よりも小径の円筒体7bとを備える。
【0021】
ステム7aは、銅合金又は鉄の表面に金メッキを施したものであり、本発明の溶融金属に対応する。銅合金又は鉄に金メッキが施されたステム7aは、青色レーザ8からのレーザ光の照射により照射された部分が溶融する。
【0022】
なお、ステム7aは、銅合金又は鉄の表面に金メッキの代わりに、ステンレス又はコパル合金等でもよい。
【0023】
ホルダ2は、円形をなし、ステンレスや銅等の金属からなり、ホルダ2には、光源1とコリメートレンズ3を挿入するための穴部20が設けられている。穴部20は、光源1のステム7aの外径よりも僅かに大径の穴部20aと、光源1の円筒体7bの外径よりも僅かに大径の穴部20bとからなる。
【0024】
ステム7aは、穴部20aに挿入され、円筒体7bは、穴部20bに挿入され、穴部20aと穴部20bとの段差によりステム7aが穴部20aの底面に当接して停止する。
【0025】
青色レーザ8は、波長が400nm〜500nmのレーザを出力し、銅、金のような難加工材料への光の吸収率が非常に高い。
【0026】
これに対して、CO2レーザ、YAGレーザは、近赤外レーザであり、銅、金のような難加工材料への光の吸収率が悪い。
【0027】
このため、実施例1では、青色レーザ8を用いて、光源1の銅合金又は鉄に金メッキを施したステム7aとホルダ2の穴部20aとの接合面に対して、青色レーザ光を照射して、レーザ溶接する。なお、レーザ溶接の条件や照射点数は、光源1の大きさや必要な強度により異なる。
【0028】
青色レーザ8は、銅、金のような難加工材料への光の吸収率が非常に高いので、ステム7aの銅合金や鉄に施された金メッキが溶融し、ステム7aとホルダ2の穴部20aとが直接接合される。
【0029】
即ち、光源1とホルダ2を直接接合することにより、光源1を損傷させることなく光源1をホルダ2から分解することが困難となり、光源1を再利用することができなくなる。
【0030】
このように実施例1のレーザ装置によれば、光源1のステム7aには銅合金又は鉄に金メッキが施され、銅合金又は鉄に金メッキに対して光吸収率の高い青色レーザ8を照射することにより、各光源1と各ホルダ2とをレーザ溶接する。すると、銅合金又は鉄に金メッキが溶けて各光源1と各ホルダ2とが直接接合される。
【0031】
従って、光源1を損傷させることなく光源1をホルダ2から取り外すことができず、光源を再利用できなくすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明は、複数の光源のレーザ光を集光して1つの光ファイバに結合する光結合装置等に適用可能である。
【符号の説明】
【0033】
1 光源
2 ホルダ
3 コリメートレンズ
4 ハウジング
5 集光レンズ
6 光ファイバ
7a ステム
7b 円筒体
8 青色レーザ
20,20a,20b 穴部

関連特許

株式会社島津製作所
電子天秤
株式会社島津製作所
レーザ装置
株式会社島津製作所
材料試験機
株式会社島津製作所
硬さ試験機
株式会社島津製作所
レーザ装置
株式会社島津製作所
X線CT装置
株式会社島津製作所
レーザ加工装置
株式会社島津製作所
検体抽出用ジグ
株式会社島津製作所
磁性体検査装置
株式会社島津製作所
酸素濃度測定装置
株式会社島津製作所
診断画像システム
株式会社島津製作所
自動試料注入装置
株式会社島津製作所
1ステップRT-PCR法
株式会社島津製作所
フーリエ変換型分光光度計
株式会社島津製作所
エネルギー分散型蛍光X線分析装置
株式会社島津製作所
MALDIイオン源及び質量分析装置
株式会社島津製作所
質量分析用検出装置及び質量分析装置
株式会社島津製作所
画像処理システムおよび異常検出方法
株式会社島津製作所
磁性体検査システムおよびプログラム
株式会社島津製作所
試料容器用装着部材及び試料容器の密閉方法
株式会社島津製作所
分析方法、処理装置、分析装置およびプログラム
株式会社島津製作所
データ検索装置、データ蓄積システムおよびデータ検索方法
株式会社島津製作所
内在性ペプチド同定用スペクトルライブラリ作成方法、内在性ペプチド同定方法、及び内在性ペプチド同定装置
京セラドキュメントソリューションズ株式会社
正帯電性トナー
日東電工株式会社
粘着剤組成物、粘着剤層及び粘着シート
日本化学工業株式会社
光焼結型組成物及びそれを用いた導電膜の形成方法
住友化学株式会社
偏光板
学校法人立命館
新規有機土壌
ポッカサッポロフード&ビバレッジ株式会社
緑茶飲料、及び、緑茶飲料の製造方法
日東電工株式会社
粘着剤層、粘着シート、及び積層体
株式会社ミヤオカンパニーリミテド
セラミック炭
ユニチカ株式会社
脱臭材及び脱臭シート
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ・エンジニアリングシステムズ
積層造形物の熱処理方法および銅合金造形物の製造方法
日清オイリオグループ株式会社
トリグリセリドの分析方法、油脂の選別方法、及びトリグリセリドの製造方法
旭化成株式会社
高分子電解質溶液及び高分子電解質膜
個人
撥水性に優れた硬化性樹脂組成物
続きを見る