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公開番号2019193696
公報種別公開特許公報(A)
公開日20191107
出願番号2018088170
出願日20180501
発明の名称医療用診療装置の操作装置、医療用診療システム、及び、医療用診療装置の操作方法
出願人株式会社モリタ製作所
代理人個人,個人全 5 件を表示,個人,個人,個人
主分類A61G 15/04 20060101AFI20191011BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】操作部の操作によって所望の動作変化に調整して動作部を動作させることができる医療用診療装置の操作装置、医療用診療システム、及び、医療用診療装置の操作方法を提供することを目的とする。
【解決手段】医療用診療装置の操作装置において、少なくとも昇降、起倒、伸縮、及び、回転のうち何れかの動作が可能な医療用診療装置において動作する動作部の動作を操作する操作部と、該操作部の操作に基づいて前記動作部を駆動する駆動部の駆動を制御する制御部とで構成され、前記制御部が、前記操作部の操作圧力及び操作時間のいずれか一方の操作に応じて、前記駆動部による前記動作部の動作変化を調整する調整処理を実行するように構成した。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも昇降、起倒、伸縮、及び、回転のうち何れかの動作が可能な医療用診療装置において動作する動作部の動作を操作する操作スイッチと、
該操作スイッチの操作に基づいて前記動作部を駆動する駆動部の駆動を制御する制御部とで構成され、
前記制御部が、
前記操作スイッチの操作圧力及び操作時間のいずれか一方の操作に応じて、前記駆動部による前記動作部の動作変化を調整する調整処理を実行する
医療用診療装置の操作装置。
続きを表示(約 2,700 文字)【請求項2】
前記動作変化の変化状況を表示する変化状況表示部が備えられた
請求項1に記載の医療用診療装置の操作装置。
【請求項3】
前記操作スイッチが、操作圧力を検知する感圧式スイッチで構成されるとともに、
操作圧力の圧力レベルあるいは動作変化レベルを表示するレベル表示部が備えられ、
前記制御部が、
前記感圧式スイッチが検知した操作圧力に応じて、前記駆動部による前記動作部の前記動作変化を調整する調整処理を実行するとともに、
前記レベル表示部に前記圧力レベルあるいは前記動作変化レベルを表示する表示処理を実行する
請求項1又は2に記載の医療用診療装置の操作装置。
【請求項4】
前記制御部が、
前記感圧式スイッチが検知した操作圧力の変化を所定の範囲で整流化して、前記駆動部を制御する整流化処理を実行する
請求項3に記載の医療用診療装置の操作装置。
【請求項5】
前記操作スイッチの前記操作時間を検出する計時部と、
前記操作スイッチの前記操作時間によって変化する前記動作部の動作変化レベルを表示する動作変化レベル表示部とが備えられ、
前記制御部が、
前記計時部が検出した前記操作時間に応じて、前記駆動部による前記動作部の前記動作変化を調整する調整処理を実行するとともに、
前記動作変化レベル表示部に前記動作変化レベルを表示する表示処理を実行する
請求項1又は2に記載の医療用診療装置の操作装置。
【請求項6】
前記制御部が実行する前記調整処理において調整する前記動作部の前記動作変化が、
前記駆動部による前記動作部の動作速度である
請求項1乃至5のうちいずれかに記載の医療用診療装置の操作装置。
【請求項7】
前記動作速度の最大速度を設定する最大速度設定部が設けられ、
前記制御部が、前記駆動部によって駆動する前記動作部の前記動作速度の変化を前記最大速度で制限する制限処理を実行する
請求項6に記載の医療用診療装置の操作装置。
【請求項8】
前記医療用診療装置の前記動作速度のうち、立上速度、立下速度、及び最大速度のうち少なくともひとつを設定する速度設定部が設けられ、
前記調整処理が、
前記操作スイッチの操作圧力及び前記操作時間のいずれか一方の操作に応じて、前記駆動部による前記動作部の前記動作速度を、前記速度設定部で設定された速度で調整する処理である
請求項6に記載の医療用診療装置の操作装置。
【請求項9】
前記動作部が予め設定した所定位置まで動作することを操作入力するオート操作スイッチが備えられ、
前記オート操作スイッチが、操作圧力を検知する感圧式スイッチで構成され、
前記制御部が、
前記オート操作スイッチが検知した操作圧力に応じて、前記駆動部による前記動作部のオート動作速度を調整する調整処理を実行する
請求項1乃至8のうちいずれかに記載の医療用診療装置の操作装置。
【請求項10】
操作圧力の圧力レベルあるいは前記オート動作速度を表示するオート操作レベル表示部が備えられた
請求項9に記載の医療用診療装置の操作装置。
【請求項11】
前記感圧式スイッチで構成した前記オート操作スイッチの操作時間を検出する計時部が備えられ、
前記制御部が、
前記オート操作スイッチが検知した操作圧力及び前記計時部によって検出された前記操作時間に応じて、前記駆動部による前記動作部の前記オート動作速度を調整する調整処理を実行する
請求項9又は10に記載の医療用診療装置の操作装置。
【請求項12】
前記調整処理は、前記計時部で検出された所定時間経過内の操作圧力の最大値又は平均値によって前記オート動作速度を調整する
請求項11に記載の医療用診療装置の操作装置。
【請求項13】
前記調整処理は、前記計時部で計時された所定時間内に検出された操作圧力のうち降下速度が所定値以上となる直前の操作圧力によって前記オート動作速度を調整する
請求項11に記載の医療用診療装置の操作装置。
【請求項14】
前記制御部は、
前記計時部で検出された所定時間経過内の前記感圧式スイッチで構成した前記オート操作スイッチの操作は、スイッチが検知した操作圧力によらず、ON/OFF操作として制御する
請求項11乃至13のうちいずれかに記載の医療用診療装置の操作装置。
【請求項15】
前記駆動部による前記動作部の動作は、
座席の昇降、前記座席の回転、うがい鉢の回転、背板の傾動、ヘッドレストの傾動、前記ヘッドレストの伸縮、レッグレストの傾動、及び前記レッグレストの伸縮のうち少なくともひとつである
請求項1乃至14のうちいずれかに記載の医療用診療装置の操作装置。
【請求項16】
前記駆動部が、油圧シリンダあるいは電動モータで構成された
請求項1乃至15のうちいずれかに記載の医療用診療装置の操作装置。
【請求項17】
前記操作スイッチが、前記医療用診療装置に設けられた操作パネルあるいはフートコントローラで構成された
請求項1乃至16のうちいずれかに記載の医療用診療装置の操作装置。
【請求項18】
請求項1乃至17のうちいずれかに記載の医療用診療装置の操作装置と、
座席、背板、ヘッドレスト、レッグレスト、及び、うがい鉢うち少なくとも1つを有する前記医療用診療装置とで構成される
医療用診療システム。
【請求項19】
(a)少なくとも昇降、起倒、伸縮、及び、回転のうち何れかの動作が可能な医療用診療装置において動作する動作部の動作の操作を受け付ける工程と、
(b)前記(a)工程において受け付けた操作に基づいて前記動作部を駆動する駆動部の駆動を制御する工程とを備え、
前記(b)工程は、前記(a)工程において受け付けた操作の圧力及び操作時間のいずれか一方の操作に応じて、前記駆動部による前記動作部の動作変化を調整する調整処理を実行する
医療用診療装置の操作方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、歯科又は医科等の医療分野において、施術に使用される医療用診療装置の操作装置、医療用診療システム、及び、医療用診療装置の操作方法に関する。
続きを表示(約 8,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、歯科医療分野において、さまざまな医療用施術具が備えられた医療用診療台に患者が着座姿勢や横臥姿勢で乗り、施術することとなる(特許文献1参照)。
このような医療用診療台は、施術に合わせて、医療用診療台に設けられた操作スイッチをユーザーが操作しながら、背板を起倒させたり、あるいは座面を昇降させたりする必要がある。また、施術するために、ユーザーは医療用診療台に設けられた操作スイッチで医療用施術具を操作することとなる。
【0003】
しかしながら、医療用診療台に設けられた操作スイッチは、駆動と停止とを切り替えるON/OFFスイッチであり、例えば、駆動速度等の動作変化について操作スイッチによって所望の動作変化に調整して動作させることができなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010−253087号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明は、上記問題点に鑑み、操作スイッチの操作によって所望の動作変化に調整して動作部を動作させることができる医療用診療装置の操作装置、医療用診療システム、及び、医療用診療装置の操作方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明は、少なくとも昇降、起倒、伸縮、及び、回転のうち何れかの動作が可能な医療用診療装置において動作する動作部の動作を操作する操作スイッチと、該操作スイッチの操作に基づいて前記動作部を駆動する駆動部の駆動を制御する制御部とで構成され、前記制御部が、前記操作スイッチの操作圧力及び操作時間のいずれか一方の操作に応じて、前記駆動部による前記動作部の動作変化を調整する調整処理を実行する医療用診療装置の操作装置であることを特徴とする。
またこの発明の態様として、前記動作変化の変化状況を表示する変化状況表示部が備えられてもよい。
【0007】
またこの発明の態様として、前記操作スイッチが、操作圧力を検知する感圧式スイッチで構成されるとともに、操作圧力の圧力レベルあるいは動作変化レベルを表示するレベル表示部が備えられ、前記制御部が、前記感圧式スイッチが検知した操作圧力に応じて、前記駆動部による前記動作部の前記動作変化を調整する調整処理を実行するとともに、前記レベル表示部に前記圧力レベルあるいは前記動作変化レベルを表示する表示処理を実行してもよい。
またこの発明の態様として、前記制御部が、前記感圧式スイッチが検知した操作圧力の変化を所定の範囲で整流化して、前記駆動部を制御する整流化処理を実行してもよい。
【0008】
またこの発明の態様として、前記操作スイッチの前記操作時間を検出する計時部と、前記操作スイッチの前記操作時間によって変化する前記動作部の動作変化レベルを表示する動作変化レベル表示部とが備えられ、前記制御部が、前記計時部が検出した前記操作時間に応じて、前記駆動部による前記動作部の前記動作変化を調整する調整処理を実行するとともに、前記動作変化レベル表示部に前記動作変化レベルを表示する表示処理を実行してもよい。
【0009】
またこの発明の態様として、前記制御部が実行する前記調整処理において調整する前記動作部の前記動作変化が、前記駆動部による前記動作部の動作速度であってもよい。
またこの発明の態様として、前記動作速度の最大速度を設定する最大速度設定部が設けられ、前記制御部が、前記駆動部によって駆動する前記動作部の前記動作速度の変化を前記最大速度で制限する制限処理を実行してもよい。
【0010】
またこの発明の態様として、前記医療用診療装置の前記動作速度のうち、立上速度、立下速度、及び最大速度のうち少なくともひとつを設定する速度設定部が設けられ、前記調整処理が、前記操作スイッチの操作圧力及び前記操作時間のいずれか一方の操作に応じて、前記駆動部による前記動作部の前記動作速度を、前記速度設定部で設定された速度で調整する処理であってもよい。
【0011】
またこの発明の態様として、前記動作部が予め設定した所定位置まで動作することを操作入力するオート操作スイッチが備えられ、前記オート操作スイッチが、操作圧力を検知する感圧式スイッチで構成され、前記制御部が、前記オート操作スイッチが検知した操作圧力に応じて、前記駆動部による前記動作部のオート動作速度を調整する調整処理を実行してもよい。
【0012】
またこの発明の態様として、操作圧力の圧力レベルあるいは前記オート動作速度を表示するオート操作レベル表示部が備えられてもよい。
またこの発明の態様として、前記感圧式スイッチで構成した前記オート操作スイッチの操作時間を検出する計時部が備えられ、前記制御部が、前記オート操作スイッチが検知した操作圧力及び前記計時部によって検出された前記操作時間に応じて、前記駆動部による前記動作部の前記オート動作速度を調整する調整処理を実行してもよい。
【0013】
またこの発明の態様として、前記調整処理は、前記計時部で検出された所定時間経過内の操作圧力の最大値又は平均値によって前記オート動作速度を調整してもよい。
またこの発明の態様として、前記調整処理は、前記計時部で計時された所定時間内に検出された操作圧力のうち降下速度が所定値以上となる直前の操作圧力によって前記オート動作速度を調整してもよい。
【0014】
またこの発明の態様として、前記制御部は、前記計時部で検出された所定時間経過内の前記感圧式スイッチで構成した前記オート操作スイッチの操作は、スイッチが検知した操作圧力によらず、ON/OFF操作として制御してもよい。
【0015】
またこの発明の態様として、前記駆動部による前記動作部の動作は、座席の昇降、前記座席の回転、うがい鉢の回転、背板の傾動、ヘッドレストの傾動、前記ヘッドレストの伸縮、レッグレストの傾動、及び前記レッグレストの伸縮のうち少なくともひとつであってもよい。
【0016】
またこの発明の態様として、前記駆動部が、油圧シリンダあるいは電動モータで構成されてもよい。
またこの発明の態様として、前記操作スイッチが、前記医療用診療装置に設けられた操作パネルあるいはフートコントローラで構成されてもよい。
【発明の効果】
【0017】
本発明により、操作スイッチの操作によって所望の動作変化に調整して動作部を動作させることができる医療用診療装置の操作装置、医療用診療システム、及び、医療用診療装置の操作方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
医療用診療装置の概略斜視図。
医療用診療装置のシステムブロック図。
医療用診療装置の概略正面図。
操作パネルの概略図。
フートコントローラの概略図。
医療用診療装置のマニュアル動作制御のタイミングチャート。
医療用診療装置のマニュアル動作制御のフローチャート。
ディスプレイに表示するグラフ表示の説明図。
動作速度制御におけるフィルタ処理についての説明図。
動作速度制御におけるフィルタ処理についての説明図。
医療用診療装置のオート動作制御のタイミングチャート。
医療用診療装置のオート動作制御のフローチャート。
オート動作制御におけるサンプリング処理についての説明図。
【発明を実施するための形態】
【0019】
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
なお、図8(a)は立上途中における現状の速度レベルを表示するグラフ表示を示し、図8(b)は図8(a)の時点から所定時間経過した状態での速度レベルを表示するグラフ表示を示している。図9(a)はマニュアル操作スイッチ72(以下においてマニュアル操作SW72という)によるオート操作状況のグラフ表示であり、図9(b)は図9(a)に示すマニュアル操作SW72によるオート操作に対してフィルタ処理を施した電動モータの出力状況のグラフ表示を示している。
【0020】
図10(a)はマニュアル操作SW72による別のオート操作状況のグラフ表示であり、図10(b)は図10(a)に示すマニュアル操作SW72によるオート操作に対して別のフィルタ処理を施した電動モータの出力状況のグラフ表示を示し、図10(c)はオート操作スイッチ73(以下においてオート操作SW73という)による別のオート操作状況のグラフ表示であり、図10(d)は図10(c)に示すオート操作SW73によるオート操作に対して別のフィルタ処理を施した電動モータの出力状況のグラフ表示を示している。
【0021】
医療用診療装置1は、図1に示すように、ベースンユニット3、ベースンユニット3にハンガーアーム31cを介して接続されるアシスタントハンガー31、医療用診療台4、該医療用診療台4のベースとなる診療基台4a、及び該診療基台4aに接続されたフートコントローラ5、及び診療用操作装置6により構成されている。
【0022】
ベースンユニット3は、うがい用の水を放出するノズル3bと、コップを載置するコップ載置部3cと、動作部のひとつとして機能し、うがい後の水を受けるうがい鉢(ベースン)3aとを備えている。なお、動作部のひとつとして機能するうがい鉢3aの動作としては、後述する制御装置61によって制御されたうがい鉢駆動部3d(図2)による昇降及び、図1において矢印Rsで図示するような水平回転のうち少なくとも一方であるがこれに限定されない。
【0023】
アシスタントハンガー31は、唾液や冷却水等の吸引を行うサラエバエジェクタ31a,バキュームシリンジ31bや、エアーや水を放出するスリーウェイシリンジが取り出し可能に収納されるユニットである。このアシスタントハンガー31に収納されているサラエバエジェクタ31a,バキュームシリンジ31b,スリーウェイシリンジは、歯科診療のユーザー(例えば、歯科治療を施す施術者又はその助手)によって使用され、口腔内の洗浄や吸引等に用いられる。
【0024】
ハンガーアーム31cは、アシスタントハンガー31を支持するアームである。このハンガーアーム31cが伸縮及び上下左右に屈曲可動することで、アシスタントハンガー31の高さや位置を適宜変更できるようになっている。
【0025】
デンタルライト32は、図3に示すように、医療用診療台4上の患者の口腔内を照射するためのもので、床面に立設された支柱32aの上端に水平旋回且つ屈曲可能に結合された複数のリンク部材からなるデンタルライトアーム32bの先端に首振り自在に取り付けられている。なお、デンタルライト32は、後述する制御装置61によって制御されたデンタルライト駆動部32c(図2)によって昇降駆動可能に構成されている。
【0026】
医療用診療台4は、ヘッドレスト41a、背板41b、シート座面部41c、及びレッグレスト41dにより構成された座席41が、図1に示すように診療基台4aによって支持されている。そして、医療用診療台4は、ユーザーの操作によって動作部が動作する歯科診療台である。
【0027】
医療用診療台4における動作部としては、例えば、座席41自体、座席41を構成するヘッドレスト41a、背板41b、シート座面部41c、及びレッグレスト41dがある。なお、動作部はこれに限定されるものではなく、医療用診療装置1に備わる機構が含まれる。
【0028】
また、医療用診療台4における動作部の動作としては、診療基台4aに対する座席41の昇降や水平回転、ヘッドレスト41a、背板41b、及びレッグレスト41dの傾動、ヘッドレスト41a及びレッグレスト41dの伸縮などがある。なお、動作部の動作はこれに限定されるものではなく、医療用診療装置に備わる機構の動作が含まれる。
【0029】
上述の各動作部及び動作部の動作について以下で詳述する。診療基台4aには、油圧等による昇降駆動部42aが内蔵されており、座席41は、制御装置61によって制御された昇降駆動部42aによって昇降駆動可能に構成されている。なお、座席41は、図1において矢印Rcで図示するように診療基台4aに対して水平方向に回転するように構成されている。
【0030】
また、医療用診療台4の座席41は、上述したようにヘッドレスト41a、背板41b、シート座面部41c、及びレッグレスト41dにより構成されている。背板41bは、シート座面部41cに対して起倒自在に取り付けられ、油圧シリンダで構成する背板駆動部42b(図2)により制御装置61によって制御され傾動する。
【0031】
ヘッドレスト41aは、背板41bに対して傾動自在に取り付けられ、電動モータで構成するヘッドレスト駆動部42cにより制御装置61によって制御され傾動するとともに、伸縮する。レッグレスト41dはシート座面部41cに対して傾動自在に取り付けられ、電動モータで構成するレッグレスト駆動部42dにより制御装置61によって制御され傾動する。
【0032】
なお、制御装置61によって制御されるヘッドレスト41aの傾動は、体軸方向の傾動と体軸方向に直交する方向の傾動があり、そのうち少なくとも一方に傾動すればよいが、これに限定されない。また、ヘッドレスト41aは、背板41bに対して傾動及び伸縮のうちいずれかのみ動作するように構成されてもよい。
【0033】
このように各要素を構成した医療用診療台4は、図3において実線で示すように、通常の歯科治療時の状態では背板41bはほぼ水平に倒されている。図3中Aで示す医療用診療台4の高さレベル及び背板41bの倒伏状態を第1診療ポジションとする。
【0034】
また、図3中Bで示す角度に背板41bが傾動した状態が、異なる施術を行うための第2診療ポジションであり、図3中のCで示す角度が、施術中患者にうがいをさせるために背板41bを起立させたうがいポジションであり、さらに、図3中二点鎖線で示すように、背板41bが起立位置にある状態が、患者が医療用診療台4に対して乗り降りする乗り降りポジションである。
【0035】
なお、医療用診療台4のポジションは、上述の第1診療ポジション、第2診療ポジション、うがいポジション及び乗り降りポジションに限定されず、上記ポジションと異なるポジションをさらに設定してもよいし、上記ポジションに代えて設定してもよい。さらには、上述の第1診療ポジション、第2診療ポジション、うがいポジション及び乗り降りポジションのうちいずれかを設定しなくてもよい。
【0036】
このように、医療用診療台4の各動作部(41,41a,41b,41c,41d)が移動し、上述のようなポジションとなるように駆動する各駆動部42のうち昇降駆動部42aを構成する昇降機構100並びに、背板駆動部42b、ヘッドレスト駆動部42c及びレッグレスト駆動部42dを構成する起倒機構200について説明する。
【0037】
昇降機構100及び起倒機構200としては、モータ(サーボモータなど)や油圧機構を駆動源とし、これにリンク機構が組み合わさった機構が採用され、図3のようにシート座面部41c及び背板41b内に組み込まれている。
【0038】
次に、上記昇降機構100及び起倒機構200として油圧機構を採用した例について説明する。図3に示す昇降機構100及び起倒機構200の作動主体は油圧シリンダ(以下、各シリンダに符号100及び200を付す)であり、これらは油圧ポンプ400によって供給される作動油によって作動する。作動油の供給管路の途中には油圧バルブ101、201が配設され、この油圧バルブ101、201にはサーボモータ102、202が連設され、このサーボモータ102、202の回転操作により油圧バルブ101、201が開閉制御される。
【0039】
具体的には、油圧シリンダで構成された昇降機構100では油圧ポンプ400が作動し、油圧バルブ101が開となると、作動油が油圧シリンダで構成する昇降機構100に供給される。これにより油圧シリンダで構成する昇降機構100のロッドが伸張し、座席41が上昇する。
【0040】
なお、座席41を下降する場合、サーボモータ102を作動させて油圧バルブ101を開とすることで、シート座面部41cの自重や患者の重量によってロッドが縮退して、シート座面部41cが下降する。
【0041】
次に、背板41bの油圧シリンダで構成した起倒機構200の動作について説明する。
油圧シリンダで構成した起倒機構200は、油圧ポンプ400が作動し、サーボモータ202の作動により油圧バルブ201が開となると、作動油が油圧シリンダで構成した起倒機構200に供給され起倒機構200のロッドが伸張し、背板41bが起立する。
【0042】
逆に、背板41bを倒伏させる場合、油圧ポンプ400を作動させ、サーボモータ202を作動させて油圧バルブ201を開とすることによりロッドが縮退し、背板41bを倒伏することができる。
【0043】
なお、背板41bの起倒と連動してヘッドレスト41aやレッグレスト41dも傾動する様に構成してもよいし、ヘッドレスト41aやレッグレスト41dをそれぞれ独立して傾動させるように構成してもよい。
【0044】
なお、これらの傾動や昇降に関する操作は、フートコントローラ5、あるいは診療用操作装置6をユーザーが操作したりすることによって行われる。
フートコントローラ5は、図5に示すように、インスツルメント操作スイッチ51(51a〜51g)と、本体上面に備えたマニュアル操作スイッチ52及びオート操作スイッチ53とを備えた足踏操作ユニットである。
【0045】
インスツルメント操作スイッチ51(51a〜51g)は各種インスツルメント20を操作する操作スイッチであり、後述するインスツルメント操作スイッチ71(以下において、インスツルメント操作SW71という)と概ね同様の構成であるためその説明を省略する。
【0046】
同様に、本体上面に設けたマニュアル操作スイッチ52及びオート操作スイッチ53も後述のマニュアル操作SW72及びオート操作SW73と概ね同様の構成であるためその説明を省略する。
【0047】
なお、このように構成したフートコントローラ5は、インスツルメント操作スイッチ51、マニュアル操作スイッチ52及びオート操作スイッチ53がユーザーの足によって操作されると、入力信号を後述する制御装置61に送信するインターフェースである。
【0048】
診療用操作装置6は、図1,2に示すように、制御装置61、変化状況表示部、複数のインスツルメント20(20A〜20E)、インスツルメント20を保持するホルダ63(63A〜63E)、インスツルメント20を駆動するインスツルメント駆動部64、上面が平面であり、薬品や治療器具等を載置できるとともに、全面に操作パネル65が構成されたトレーテーブル6aにより主に構成されている。
【0049】
なお、変化状況表示部の一例として、液晶モニタで構成する表示装置62を診療用操作装置6に備えている。しかしながら、変化状況表示部はこれに限定されず、プラズマディスプレイなどの適宜の表示装置を用いてもよいし、例えば、操作パネル65の一部の領域に表示するように構成してもよい。
【0050】
トレーテーブル6aの前面には、操作パネル65が構成され、トレーテーブル6aの前面下方には、複数のホルダ63(63A〜63E)が設けられている。このホルダ63には、インスツルメント20(20A〜20E)が1つずつ収納される。
(【0051】以降は省略されています)

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