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公開番号2019192626
公報種別公開特許公報(A)
公開日20191031
出願番号2018179380
出願日20180925
発明の名称配線器具
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人特許業務法人YKI国際特許事務所
主分類H01R 13/73 20060101AFI20191004BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】取付枠の開口縁部から筐体の一部が幅方向外側に張り出して取り付けられる際に、取付枠への組付けを容易に行える構成とした配線器具を提供する。
【解決手段】取付枠4の開口縁部から筐体の一部が幅方向外側に張り出して取り付けられるコンセントであって、筐体は、ケースと、ケースの前面開口を覆って設けられる主カバー部材17及び上部カバー12aとを備得る。主カバー部材17は上部カバー12aが嵌り込んで取り付けられる開口部19を有する。上部カバー12aの幅寸法d1は主カバー部材17の開口部19の幅寸法より大きく形成されている。上部カバー12aは、幅方向一方端部33aが開口部19の一方縁部から張り出して配置された状態で、幅方向一方端部33aを基点に幅方向他方端部33bが回動されて主カバー部材17の開口部19の他方縁部に幅方向他方端部33bが係止されることにより取り付けられる。
【選択図】図17
特許請求の範囲【請求項1】
取付枠の開口縁部から筐体の一部が幅方向外側に張り出して取り付けられる配線器具であって、
前記筐体は、ケースと、前記ケースの前面開口を覆って設けられる主カバー部材及び副カバー部材とを備え、
前記主カバー部材は前記副カバー部材が嵌り込んで取り付けられる開口部を有し、
前記副カバー部材の幅寸法は前記主カバー部材の開口部の幅寸法より大きく形成され、
前記副カバー部材は幅方向一方端部および他方端部を有し、前記副カバー部材は、前記幅方向一方端部が前記主カバー部材の開口部の一方縁部から張り出して配置された状態で、前記幅方向一方端部を基点に前記幅方向他方端部が回動されて前記主カバー部材の開口部の他方縁部に前記幅方向他方端部が係止されることにより取り付けられる、
配線器具。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
前記副カバー部材の幅方向一方端部は、前記主カバー部材の開口部に取り付けられたときに前記取付枠の幅方向外側面よりも内側か面一に位置している、請求項1に記載の配線器具。
【請求項3】
前記主カバー部材の開口部の幅方向他方縁部、又は、前記副カバー部材の幅方向他方端部に、前記副カバー部材を前記主カバー部材の開口部に係止する係止部が設けられている、請求項1又は2に記載の配線器具。
【請求項4】
前記副カバー部材は、差込プラグの栓刃が挿入される栓刃挿入口が形成されたコンセント用カバー部材である、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の配線器具。
【請求項5】
前記副カバー部材は、前記主カバー部材に対して揺動可能に設けられる操作ハンドルである、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の配線器具。
【請求項6】
前記主カバー部材の前記開口部の他方縁部には、断面視で当該開口部の前面側に向かって前記副カバー部材の幅方向他方端部との間が狭くなる形状の突条が、前記開口部の周縁に沿って形成されている、請求項1ないし5のいずれか一項に記載の配線器具。
【請求項7】
前記副カバー部材には、前記幅方向一方端部を基点に回動されて前記主カバー部材の開口部に嵌り込んだときに前記開口部の縁部に当接するストッパ部が、前記幅方向一方端部以外の端部に突出して設けられている、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の配線器具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、配線器具に関する。
続きを表示(約 11,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、コンセントやスイッチ等の配線器具は、金属製や樹脂製の取付枠に取り付けられて壁面等の造営物に設置されている。例えば、特許文献1には、金属製の取付枠に3個の配線器具本体を取り付け、その取付枠の前面側に枠状のアダプタがねじ止めされ、取付枠及びアダプタの前面側を覆うようにして化粧カバーを取り付けた後、3個の配線器具本体の前面を覆って、スイッチカバーを取り付ける構成が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003−219532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載されるように、配線器具本体を壁面等の造営物に設置するために用いられる取付枠は標準化された規格品であるため、取付枠において正面視で縦長の長方形状に形成されている開口部の幅方向寸法は規格(例えば、日本工業規格など)によって定められている。したがって、配線器具本体の筐体の一部を取付枠の開口部より外側に張り出した幅寸法に形成する場合には、配線器具本体の筐体を取付枠に取り付ける際の施工性を考慮した構成とする必要がある。
【0005】
本開示の目的は、取付枠の開口縁部から筐体の一部が幅方向外側に張り出して取り付けられる際に、取付枠への組付けを容易に行える構成とした配線器具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る配線器具は、取付枠の開口縁部から筐体の一部が幅方向外側に張り出して取り付けられる配線器具であって、筐体は、ケースと、ケースの前面開口を覆って設けられる主カバー部材及び副カバー部材とを備える。主カバー部材は副カバー部材が嵌り込んで取り付けられる開口部を有する。副カバー部材の幅寸法は主カバー部材の開口部の幅寸法より大きく形成されている。副カバー部材は幅方向一方端部および他方端部を有する。副カバー部材は、幅方向一方端部が主カバー部材の開口部の一方縁部から張り出して配置された状態で、幅方向一方端部を基点に幅方向他方端部が回動されて主カバー部材の開口部の他方縁部に幅方向他方端部が係止されることにより取り付けられる。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る配線器によれば、取付枠の開口縁部から筐体の一部が幅方向外側に張り出した状態で取付枠に容易に取り付けることができ、配線器具の施工性が良好になる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
化粧カバーと共に設置されたコンセントの全体斜視図である。
取付枠に取り付けされたコンセントを示す斜視図である。
コンセントの分解斜視図である。
コンセント本体カバーおよびコンセント外側カバーを取り外した状態で示すコンセントの正面図である。
図4に示すコンセントにおいて、ケースを取り外した状態で示す分解斜視図である。
図5に示すコンセントにおいて、ボディ部材とケースを取り除いた状態を示す斜視図である。
開路状態にある開閉ユニットの側面図である。
閉路状態にある開閉ユニットの側面図である。
コンセントの端子部を一部分解状態で示す斜視図である。
コンセントの温度センサ取付構造を示す斜視図である。
図10の温度センサ取付構造を示す一部切り欠き平面図である。
刃受ばねブロックとボディ部材とを示す分解斜視図である。
1つの刃受ばねブロックがボディ部材に組付けられた状態を示す斜視図である。
1つの刃受ばねブロックとボディ部材とを示す分解斜視図である。
端子部の一部を拡大して示す斜視図である。
取付枠と、主カバー部材及びコンセント本体カバーの上部カバーとを示す分解斜視図である。
(a)は主カバー部材に上部カバーが組付けられた状態を示す断面図であり、(b)は主カバー部材に上部カバーを組付けるときの様子を示す断面図である。
副カバー部材が操作ハンドルである配線器具の変形例を示す、図17(a)と同様の断面図である。
主カバー部材の開口部の縁部に突条を設けた変形例を示す、図17(a)と同様の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本開示に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、数値、方向等は、本開示の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等に合わせて適宜変更することができる。また、以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて用いることは当初から想定されている。
【0010】
以下では、配線器具として壁等の造営物に埋め込み設置されるコンセントを例示するが、これに限定されるものではなく、本開示の配線器具はコンセント以外のスイッチなどであってもよい。
【0011】
図1は、化粧カバーと共に設置されたコンセント10の全体斜視図である。図2は、取付枠4に取り付けられたコンセント10の斜視図である。図2では、コンセント外側カバーと、コンセント本体カバーを構成する下部カバーとが取り外された状態で示されている。図1及び図2(他図でも同様)において、矢印Xは幅方向(または左右方向)を示し、矢印Yは前後方向(または奥行き方向)を示し、矢印Zは上下方向(または高さ方向)を示している。これらの3方向は互いに直交する。なお、これらの方向は例示であって、本開示に係るコンセントの構成を実質的に規定するものではない。
【0012】
図1及び図2に示すように、コンセント10は、前方から見た正面視で縦長の長形状をなす直方体に形成されている。コンセント10の大きさは、JIS規格に規定される寸法に形成されている。コンセント10は、例えば、壁などに埋め込まれた状態で設置される。
【0013】
コンセント10の前面の周囲は、矩形枠状をなす化粧カバー2が配置されている。化粧カバー2は、例えば、樹脂成型品で構成される。化粧カバー2は、コンセント10の前面周囲に設けられることで、コンセント10を壁に形成された穴や、この穴の中に設置された配線ボックスにコンセント10を取り付けるための取付枠4などを、外部から見えなくして見栄えを良くするための部材である。
【0014】
図2に示すように、コンセント10は、取付枠4に組付けられた状態で壁面内側の配線ボックス(図示せず)に取り付けられる。取付枠4は、上側板部4aと、下側板部4bと、幅方向Xの両側において上下方向Zに延在して上側板部4aおよび下側板部4bに連結される一対の桟部4c,4dとを有する。取付枠4は、金属板を打ち抜き加工及び曲げ加工されて形成される。一対の桟部4c,4dは、断面L字状に曲げ加工されており、前後方向Yに沿った側面には複数の係合孔4eが上下方向に間隔をあけて形成されている。これらの係合孔4eによってコンセント10が取付枠4に固定される。これにより、取付枠4には、正面視で縦長の長方形状をなす開口部5(図16参照)が形成されている。コンセント10は、取付枠4の開口部5には嵌り込んだ状態で組付けられる。取付枠4へのコンセント10の組付けについては図16以降を参照して後述する。
【0015】
図3は、コンセント10の分解斜視図である。図1ないし図3に示すように、コンセント10は、ケース16と、主カバー部材17と、コンセント本体カバー12とを備える。主カバー部材17及びコンセント本体カバー12は、ケース16の前面開口を覆って設けられる。また、コンセント10は、コンセント外側カバー14をさらに備える。主カバー部材17、コンセント本体カバー12及びコンセント外側カバー14は、いずれも樹脂成型品によって好適に構成される。
【0016】
主カバー部材17は、前壁17aと、側壁17bとを有する。前壁17aは、幅方向Xの一方側において上下方向Zに延在している。側壁17bは、主カバー部材17において四方周囲を取り囲むように形成されている。また、主カバー部材17の前面には、前壁17aと側壁17bとの間に開口部19が形成されている。開口部19は、正面視で縦長の長方形状に形成されている。開口部19は、コンセント本体カバー12の上部カバー12aが嵌り込んで取り付けられるために形成されている。本実施形態においてコンセント本体カバー12の上部カバー12aは、主カバー部材17に取り付けられる副カバー部材に相当する。
【0017】
主カバー部材17の前壁17aには、正面視で縦長の長方形状をなす開口部17cが形成されている。この開口部17cは、後述する開閉ユニット70の操作レバー71を露出させるために形成されている。また、前壁17aには、開口部17cの上方位置に操作片17dが片持ち形状で形成されている。この操作片17dを介して後述するスイッチ盤に実装された押しスイッチを押下操作することが可能になっている。
【0018】
また、主カバー部材17の前面において、開口部19の下方には端子カバー部17eが設けられている。この端子カバー部17eは、ケース16に組付けられたとき、ケース16内に収納された端子部100を覆って設けられるが、端子カバー部17eに形成されている貫通孔を介して端子部100のねじ105とその周辺が露出するように構成されている。
【0019】
さらに、主カバー部材17の側壁17bには、係止片21が幅方向の両側縁部に2つずつ、合計4つ形成されている。各係止片21は、側壁17bの端縁部から後方に突出して形成されている。また、各係止片21には、矩形状の係止孔がそれぞれ形成されている。これらの係止片21は、主カバー部材17がケース16に組付けられたとき、ケース16の側面に突設されている係合部22が係止孔に係合することによって、主カバー部材17がケース16に対して係止された状態で組付けられる。
【0020】
さらにまた、主カバー部材17には、前壁17aの開口部19側の縁部に係止部23が後方に突出した形状に形成されている。この係止部23は、開口部19内にコンセント本体カバー12の上部カバー12aが嵌め込まれて組付けられたときに、上部カバー12aに係合して組付け状態を保持する機能を有する。主カバー部材17に対する上部カバー12aの組付けについては、図16等を参照して後述する。
【0021】
コンセント本体カバー12は、コンセント10の前面を覆って配置されている。コンセント本体カバー12は、上部カバー12a及び下部カバー12bを含む。上部カバー12aは、ケース16内に収納された刃受ばねユニット40の前方を覆って設けられる。
【0022】
上部カバー12aには、栓刃挿入部18a,18bが上下2段に配置されている。上段の栓刃挿入部18aには、差込プラグ(図示せず)の2つの板状栓刃が挿入される栓刃挿入口20a,20bが左右方向に並んで形成されている。また、下段の栓刃挿入部18bには、差込プラグの2つの栓刃が挿入される栓刃挿入口20a,20bが左右方向に並んで形成されるともに、栓刃挿入口20a,20bの間の下方位置に接地用の棒状端子が挿入される接地端子挿入口20cが形成されている。本実施形態では、一方の栓刃挿入口20aの開口縁部が正面視で略D字型の枠状に形成され、他方の栓刃挿入口20bの開口縁部が正面視で矩形枠状に形成されている例が示される。ただし、これに限定されるものではなく、各栓刃挿入口20a,20bの開口縁部は同じ形状に形成されてもよい。
【0023】
コンセント本体カバー12の一部を構成する下部カバー12bは、ケース16内に収納された端子部100を覆って設けられる。下部カバー12bの表面には「アース」及び「あける」の文字、接地を表すマークなどが付されている。下部カバー12bは、上部カバー12aに対して着脱可能に取り付けられている。詳しくは、下部カバー12bに一体形成されている2つの取付ピン13を上部カバー12aに形成された取付穴15に挿入することによって取り付けられる。下部カバー12bをコンセント10から取り外すことで端子部100の接地用端子部のねじ105及びその周辺が露出する。これにより、コンセント10は、接地用外部電線を接続可能な状態になる。
【0024】
コンセント外側カバー14は、前方から見た正面視でコ字状をなす形状に形成され、コンセント本体カバー12の上方、左側及び下方の三方外側に隣接して配置される。コンセント外側カバー14は、後述する開閉ユニット70の前面を覆って設けられる。コンセント外側カバー14には、縦長の長方形状をなす開口部14aと、この開口部14aの上方に位置する円形の貫通孔14bとが形成されている。開口部14aには、開閉ユニット70の操作レバー71が露出した状態で配置されている。また、貫通孔14bの内側(すなわち後方)には、後述するスイッチ盤に実装された押しスイッチが配置される。これにより、例えば細い棒状の工具やペンの先端などで貫通孔14bに挿入することで、主カバー部材17の操作片17dを介して押しスイッチを押下操作することができる。
【0025】
コンセント外側カバー14において貫通孔の14bの上方には、「電源」及び「異常」の表示が付されている。表示「電源」の上の領域はコンセント10の電源供給時に例えば緑色に点灯する電源灯部分14cになっており、表示「異常」の上の領域はコンセント10の異常発熱時に例えば赤色に点灯又は点滅する異常灯部分14dになっている。なお、電源灯部分14c及び異常灯部分14dはコンセント外側カバー14の壁面を光が透過する透光部となっているが、それぞれ貫通孔からなる投光窓として形成されてもよい。
【0026】
図4は、コンセント本体カバー12及びコンセント外側カバー14を取り外した状態で示すコンセント10の正面図である。図5は、図4に示すコンセント10において、ケース16を取り外した状態で示す分解斜視図である。
【0027】
コンセント10は、ケース16を備える。ケース16は、例えば、樹脂成型品によって好適に構成される。ケース16は、図3及び図4に示すように、直方体状の外形をなし、後部に底面を有するとともに前方に開口した形状を有する。
【0028】
図3及び図4に示すように、ケース16の長辺方向に沿った外面には、係合部22が突出して形成されている。係合部22は、各側面に間隔をあけて2つずつ設けられている。これらの係合部22に主カバー部材17の係止片21が係合することによって、主カバー部材17がケース16に取り付けられる。
【0029】
図5に示すように、ケース16の底面24には、2つの柱部26が上下方向Zに間隔をあけて立設されている。これらの柱部26と幅方向Xの一方側のケース内面25aとの間に、開閉ユニット70を収容するための空間28が区画されている。また、上記柱部26と他方側のケース内面25bとの間に、刃受ばねユニット40及び基板120等を収容する空間30が区画されている。
【0030】
また、ケース16の底面24の下部には、前方から見た正面視でL字状をなす仕切り壁部27が突出して形成されている。この仕切り壁部27によって、ケース16内において端子部100が収納される空間32が区画されている。
【0031】
また、ケース16の底面24には、複数の支持突起部29が突出して形成されている。これらの支持突起部29の先端面によって、ケース16内に収納された基板120が支持されている。
【0032】
図6は、図5に示すコンセントにおいて、ボディ部材とケースを取り除いた状態を示す斜視図である。図4ないし図6に示すように、コンセント10は、刃受ばねユニット40、開閉ユニット70、及び、基板120を備える。また、コンセント10は、端子部100に接地用端子部102を備えてもよい。
【0033】
刃受ばねユニット40は、2つの刃受ばねブロック42a,42bと、これらの刃受ばねブロック42a,42bを支持するボディ部材44と、刃受ばねブロック42a,42bをボディ部材44に押さえ付けた状態で固定する固定部材46とを含む。ボディ部材44及び固定部材46は、絶縁性の樹脂成型品によって好適に構成される。なお、刃受ばねブロック42a,42bは、ボディ部材44に設けられた一対の爪部(図示せず)によって挟持されて保持又は固定されてもよく、この場合、固定部材46は省略されてもよい。
【0034】
一方の刃受ばねブロック42aは、コンセント10の端子部100に接続される電圧相(以下、L相という。)の外部電源線と電気的に接続される端子部材である。他方の刃受ばねブロック42bは、コンセント10の端子部100に接続される中性相(以下、N相という。)の外部電源線と電気的に接続される端子部材である。刃受ばねブロック42a,42bは、例えば、銅板等の金属板を打ち抜き及び折り曲げ等の加工を施すことによって製造される。
【0035】
各刃受ばねブロック42a,42bは、同一形状のものを用いることができる。したがって、以下では一方の刃受ばねブロック42aの構成について主として説明し、他方の刃受ばねブロック42bについては援用によって説明を適宜に省略する。
【0036】
刃受ばねブロック42aは、二対の刃受ばね48と、各刃受ばね48を機械的に連結するとともに電気的に接続する連結部50と、連結部50の縁部から前後方向に沿って折り曲げ形成された接続端子部52とを一体に有する。
【0037】
L相用の刃受ばねブロック42aにおいて一対の刃受ばね48は、上部カバー12aの上段の右側に形成された栓刃挿入口20aの内側に配置される。もう一対の刃受ばね48は、上部カバー12aの下段の右側に形成された栓刃挿入口20aの内側に配置される(図2参照)。
【0038】
N相用の刃受ばねブロック42bにおいて一対の刃受ばね48は、上部カバー12aの上段の左側に形成された栓刃挿入口20bの内側に配置される。もう一対の刃受ばね48は、上部カバー12aの下段の左側に形成された栓刃挿入口20bの内側に配置される(図2参照)。
【0039】
図6に示すように、L相用の刃受ばねブロック42aの接続端子部52には、L相導線54aの一端がはんだ付け等によって接続されている。また、N相用の刃受ばねブロック42bの接続端子部52には、N相導線54bの一端がはんだ付け等によって接続されている。L相導線54aおよびN相導線54bは、例えば、絶縁被覆された編組銅線によって好適に構成される。L相導線54aおよびN相導線54bの各他端は、開閉ユニット70にそれぞれ接続されている。
【0040】
また、刃受ばねブロック42a,42bの接続端子部52には温度センサ54がクリップ56によってそれぞれ設けられている(図11参照)。温度センサ54の取付構造については後に詳述する。温度センサ54は、刃受ばねブロック42a,42bの温度をそれぞれ計測して、その計測結果を信号線60a,60bを介して基板120に送信する。
【0041】
基板120は、図示しないパターン配線が形成された回路基板である。基板120には、制御部122が実装されている。本実施形態では、基板120の裏面に制御部122が実装されている。制御部122は、温度センサ54から送信される計測結果に基づいて、刃受ばねブロック42a,42bの温度が所定閾値温度を超えていないか否かを判定する。そして、制御部122は、刃受ばねブロック42a,42bの少なくとも一方の温度が所定閾値温度を超えたとき、コンセント10が過熱状態であると判定し、後述する開閉ユニットに信号線60cを介して作動信号を送信する。
【0042】
ここで、所定閾値温度は、例えば、100℃〜150℃に設定することができる。所定閾値温度は、コンセント10のコンセント本体カバー12やボディ部材44を構成する樹脂材料の耐熱温度等に応じて設定され得るものである。また、所定閾値温度は、コンセント10が使用される環境温度(または周囲温度)に応じて変更されてもよい。また、基板120には、報知部の一部としてブザー装置が実装されてもよい。制御部122は、刃受ばねブロック42a,42bの少なくとも一方の温度が所定閾値温度を超えて発熱した過熱状態にあると判定されたとき、異常灯発光部136を点灯または点滅させるとともにブザー装置を鳴動させて、報知動作を行ってもよい。さらに、コンセント本体カバー12等のカバー部材やボディ部材44などを構成する樹脂材料として、例えば、メラミン樹脂、ユリア樹脂、ポリブチレンテレフタレート(PBT)などが好適に用いられる。
【0043】
本開示における制御部122は、コンピュータによって好適に構成される。コンピュータは、プログラムに従って動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、プログラムを実行することによって機能を実現させることができれば、その種類は問わない。プロセッサは、半導体集積回路(IC)、又はLSI(Large Scale Integration)を含む1つ又は複数の電子回路で構成される。複数の電子回路は、1つのチップに集積されてもよいし、複数のチップに設けられてもよい。複数のチップは1つの装置に集約されてもよいし、複数の装置に備えられてもよい。プログラムは、コンピュータが読み取り可能なROM、光ディスク、ハードディスクドライブなどの非一時的記録媒体に記録される。プログラムは、記録媒体に予め格納されてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して記録媒体に供給されてもよい。
【0044】
図6に示すように、基板120の裏面からは、2本の信号線62a,62bが延出している。これらの信号線62a,62bを介して、温度センサ54による計測結果や開閉ユニット70の作動状態(閉路状態または開路状態)を示す信号がコンセント10の外部の電力制御装置や分電盤などに送信されてもよい。
【0045】
なお、本実施形態では基板120は、コンセント10の過熱状態を異常として検知する機能を備える例について説明するが、これに限定されるものでない。コンセントは、所定震度以上の地震を異常として検知したとき電力供給を遮断する感震機能を備えるものであってもよい。この場合、震度は基板上またはコンセント内部の他の部分に設置された例えば、ジャイロセンサ等の加速度を検知可能な感震センサによって構成されてもよい。感震センサは、基板上のパターン配線又は、信号線を介して、基板上の制御部に接続される。制御部は、感震センサからの入力に基づいて所定震度以上の地震であると判定されたとき、開閉ユニット70に対して作動信号を出力する。また、本開示に係るコンセントは、このような感震検知機能と上述した過熱検知機能とを合わせて備えてもよいし、感震機能単独で備えてもよい。さらに、本開示に係るコンセントは、異常として漏電を検知したときに電流を遮断する漏電検知機能を上述した過熱や感震と組み合わせて或いは単独で備えてもよい。漏電を検知するためにコンセント内に電流センサを設け、刃受ばねブロックを流れる電流が所定閾値電流値を超えたときに開閉ユニットを作動させる構成とすればよい。
【0046】
このような感震検知機能や漏電検知機能を備えたコンセントにおいても、基板以外のコンセント構成部品を共用することができ、コンセントの生産性が向上するとともに、製造コストを抑制することができる。
【0047】
図6に示すように、コンセント10は、スイッチ盤130を備える。スイッチ盤130には、押しスイッチ132が実装されている。押しスイッチ132は、コンセント外側カバー14の貫通孔14bの内側に配置されている(図1ないし図3参照)。これにより、貫通孔14bを介してコンセント10の外部から押しスイッチ132を押下操作することができる。スイッチ盤130は、基板120に信号線を介して接続されている。押しスイッチ132が押下操作されると、基板120から後述する開閉ユニット70に作動信号が送信される。これにより、開閉ユニット70が閉路状態から開路状態に切り替り、後述する異常灯発光部が点灯または点滅した状態となる。このように押しスイッチ132を押下操作することで、コンセント10が正常に作動するか否かをテストすることができる。また、押しスイッチ132を押下操作することで、過熱状態を報知するブザー装置を停止させることもできる。
【0048】
スイッチ盤130には、電源灯発光部134および異常灯発光部136が実装されている。電源灯発光部134は、コンセント外側カバー14の電源灯部分14cの内側に対向して配置され、異常灯発光部136は、コンセント外側カバー14の異常灯部分14dの内側に対向して配置される(図2参照)。電源灯発光部134は、例えば、緑色に発光する発光ダイオード(LED)によって好適に構成される。異常灯発光部136は、例えば、赤色に発光する発光ダイオード(LED)によって好適に構成される。電源灯発光部134は、コンセント10が電源供給状態にあるとき点灯される。異常灯発光部136は、後述するようにコンセント10において過熱等の異常が検知されたときに点灯されるか又は点滅する。これらの発光部134,136の点灯状態がコンセント10の外部から視認可能になっていることで、発光部134,136は報知部の一部を構成する。
【0049】
次に、図7及び図8を参照して開閉ユニット70について説明する。図7は、閉路状態にある開閉ユニット70の側面図である。図8は、開路状態にある開閉ユニット70の側面図である。図7及び図8において、開閉ユニット70は、幅方向外側のハウジング部材を取り外した状態で示されている。
【0050】
図7に示すように、開閉ユニット70は、ハウジング72を有する。ハウジング72の前面には、操作レバー71が露出した状態で回動可能に設けられている。
(【0051】以降は省略されています)

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