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公開番号2019176787
公報種別公開特許公報(A)
公開日20191017
出願番号2018067848
出願日20180330
発明の名称魚釣用スピニングリール
出願人グローブライド株式会社
代理人特許業務法人磯野国際特許商標事務所
主分類A01K 89/01 20060101AFI20190920BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】小型化、軽量化を図りつつボディの強度を向上させることができる魚釣用スピニングリールを提供する。
【解決手段】ボディ11と、ボディ11の側部に形成された側部開口部16を閉塞する軸受部材と、を有するリール本体10を備え、ボディ11と軸受部材とでハンドル軸を回転可能に支持する魚釣用スピニングリールである。魚釣用スピニングリールは、ボディ11の後部に形成された後部開口部17と、後部開口部17を閉塞するカバー部材と、を備え、後部開口部17の開口縁には、後方へ向けて突出する周壁部14が形成されている。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
ボディと、前記ボディの側部に形成された側部開口部を閉塞する軸受部材と、を有するリール本体を備え、前記ボディと前記軸受部材とでハンドル軸を回転可能に支持する魚釣用スピニングリールであって、
前記ボディの後部に形成された後部開口部と、
前記後部開口部を閉塞するカバー部材と、を備えており、
前記後部開口部の開口縁には、後方へ向けて突出する周壁部が形成されていることを特徴とする魚釣用スピニングリール。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
前記カバー部材は、前記周壁部に嵌合して前記ボディの後部に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用スピニングリール。
【請求項3】
少なくとも前記ボディは、合成樹脂材で形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の魚釣用スピニングリール。
【請求項4】
前記周壁部の後端部と前記カバー部材の対応部との対向部間に、シール部材が介設されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の魚釣用スピニングリール。
【請求項5】
前記側部開口部には雌ねじ部が形成され、前記軸受部材には雄ねじ部が形成され、
前記軸受部材が前記側部開口部に螺合して固定されており、
前記ボディの前側には、機能部品を収容する筒状のボディ前部が突設されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の魚釣用スピニングリール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、魚釣用スピニングリールに関するものである。
続きを表示(約 9,900 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、魚釣用スピニングリールは、リール本体と、リール本体の前部に回転可能に設けられたロータと、ロータの回転運動と同期して前後方向移動可能に設けられ、ロータを介して釣糸が巻回されるスプールと、を有して構成される。
【0003】
従来、魚釣用スピニングリールとして、特許文献1に開示されたものが知られている。特許文献1の魚釣用スピニングリールでは、リール本体を構成するボディと、軸受部材が取り付けられる円形状の側部開口部と、スプール往復動装置の少なくとも一部を受け入れ、カバー部材で覆われる後部開口部と、を備えている。側部開口部と後部開口部との間には、架橋部が設けられている。
【0004】
特許文献1の魚釣用スピニングリールでは、リール本体の小型化とボディの強度向上を図ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017−108714号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
魚釣用スピニングリールにおいて、実釣時の魚釣り操作性向上のために、必要な機能を損なうことなくリール本体を小型化することは重要な課題である。リール本体を構成するボディは、限られた大きさ、限られた内部スペースの中で駆動機構を収容するものであるため、小型化を図る上で軽量化と強度向上との両立を意識しつつ薄肉化や材質変更等の検討が行われている。
【0007】
特許文献1では、ボディの側部に側部開口部が形成され、ボディの後部に後部開口部が形成されている。側部開口部については、円形状の軸受部材を螺合することによって、ボディの強度を確保するという構造を採用している。また、ボディの後部開口部については、開口端面の周囲に側面視略L字形状のカバー部材を取り付けて、後部開口部を覆う構造を採用している。これにより、特許文献1では、これらの構造から小型化を図る上でボディに必要な肉厚や材質が限定されやすかった。
【0008】
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、小型化、軽量化を図りつつボディの強度を向上させることができる魚釣用スピニングリールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するために本発明の魚釣用スピニングリールは、リール本体を構成するボディと、前記ボディの側部に形成された側部開口部を閉塞する軸受部材と、を有するリール本体を備えている。魚釣用スピニングリールは、前記ボディと前記軸受部材とでハンドル軸を回転可能に支持するものである。魚釣用スピニングリールは、前記ボディの後部に形成された後部開口部と、前記後部開口部を閉塞するカバー部材と、を備えている。前記後部開口部の開口縁には、後方へ向けて突出する周壁部が形成されている。
【0010】
この魚釣用スピニングリールでは、後部開口部の開口縁から後方へ向けて突出する周壁部を備えているので、小型化、軽量化を図りつつボディの強度を向上させることができる。
また、周壁部によってボディを補強することができるので、後部開口部を大きく形成した場合にもボディの変形を好適に防止することができる。
また、周壁部は、延出する方向が後方であるので、ボディの内部に配置される部品の配置に影響を与えることがない。
【0011】
また、前記カバー部材は、前記周壁部に嵌合して前記ボディの後部に取り付けられているのがよい。このようにすることで、周壁部を利用してカバー部材をボディに容易に取り付けることができる。また、カバー部材は、周壁部に嵌合して取り付けられるので、周壁部と一体となってボディのさらなる補強に寄与する。
【0012】
また、少なくとも前記ボディは、合成樹脂材で形成されているのがよい。このようにすることで、軽量化及び強度向上を図りつつボディの小型化を好適に実現することができる。
また、後部開口部の開口縁に周壁部が形成されているので、合成樹脂材によるボディの成形時に後部開口部の周囲や側部開口部の後方の周囲にヒケが生じ難く後部開口部や側部開口部が変形するのを好適に防止できる。これにより、側部開口部が円形である場合に、その円形を好適にキープすることができる。
【0013】
また、前記周壁部の後端部と前記カバー部材の対応部との対向部間に、シール部材が介設されているのがよい。このようにすることで、カバー部材の内部で周壁部がシールされるので、シール部材が外部に晒されることがなく、シール部材に対する外気や外部からの負荷の影響を回避できる。したがって、リール本体内部に対する良好な防水性および防塵性を長期間維持できる。
【0014】
また、前記側部開口部には雌ねじ部が形成され、前記軸受部材には雄ねじ部が形成され、前記軸受部材が前記側部開口部に螺合して固定されており、前記ボディの前側には、機能部品を収容する筒状のボディ前部が突設されているのがよい。このようにすることで、軸受部材が側部開口部に対して周方向に均一な締結力をもって固定される。これにより、ボディに軸受部材が一体化し、ハンドル操作時に軸受部材に作用する負荷に好適に抗することができる。
また、ボディの後側に周壁部が備わり、ボディの前側に筒状のボディ前部が備わるので、ボディの前後において、筒部により効果的な補強を図りながら全体的な肉厚のバランスが取れ、成形性が向上する。特に、ボディが合成樹脂材で形成されている場合には、ボディの後部開口部や側部開口部の周囲に、ヒケがより生じ難くなり、強度維持を図りながら効果的な軽量化が可能となる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、小型化、軽量化を図りつつボディの強度を向上させることができる魚釣用スピニングリールが得られる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
本発明の一実施形態に係る魚釣用スピニングリールの全体構成を示す側面図である。
軸受部材を取り外したリール本体の側面図である。
図2のリール本体をスプール軸に沿って上下方向及び前後方向を含む平面で切った場合の断面図である。
図2のリール本体をスプール軸に沿って左右方向及び前後方向を含む平面で切った場合の断面図である。
図4の一部を拡大した図であり、連動歯車の支持構造を示す断面図である。
(a)はボディの左側面図、(b)はカバー部材を取り外した状態のボディの背面図である。
(a)はねじ部材を示す拡大側面図、(b)はねじ部材と雌ねじ部材との螺合状態を示す拡大断面図である。
カバー部材を示す図であり、(a)は正面図、(b)は左側面図、(c)右側面図、(d)は背面図である。
カバー部材の拡大縦断面図である。
(a)はカバー部材を取り外したリール本体の背面図、(b)はカバー部材を取り付けたリール本体の背面図である。
ボディとカバー部材との分解斜視図である。
(a)はリール本体の右側面図、(b)は支持部材を取り外したリール本体の右側面図である。
支持部材を示す図であり、(a)は左側面図、(b)は図13(a)におけるIIIXB−IIIXB線断面図、(c)はボス部および支持リブの拡大断面図である。
リール本体と支持部材との位置関係を示す一部切断斜視図である。
摺動子がストロークの最後端位置にある場合におけるリール本体の縦断面図であり、(b)は摺動子がストロークの最前端位置にある場合におけるリール本体の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明に係る魚釣用スピニングリールの実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、「前後」「上下」を言うときは、図1に示した方向を基準とし、「左右」を言うときは、図4に示す方向を基準とする。
【0018】
図1、図2に示すように、魚釣用スピニングリール1は、前方に突出する駆動軸筒7(図2参照)及びスプール軸8(図2参照)を有するリール本体10を備えている。また、魚釣用スピニングリール1は、駆動軸筒7に装着されてリール本体10の前側に配置されるロータ3と、スプール軸8に装着されてロータ3の前側に配置されるスプール4と、を備える。
【0019】
ロータ3は、駆動軸筒7の前端に固定されるとともに後開口部が形成された円筒部を備える。また、ロータ3は、円筒部の後端部から外側に延び、さらに前側に延びる一対のアーム部3a(図1では片側のみ図示)を備える。一対のアーム部3aには、釣糸巻取位置又は釣糸放出位置に移動自在なベール支持部材3bが回転自在に取り付けられている。さらに、ロータ3は、一対のアーム部3aの間を周方向に延び、一対のアーム部3aのそれぞれを連結する一対の補強部材3c(図1参照)を備える。
【0020】
図1に示すように、スプール4は、前から順に、前フランジ4a、糸巻胴部4b、スカート部4cを備える。
【0021】
図1に示すように、リール本体10は、合成樹脂材又は金属材で形成されている。リール本体10は、ボディ11と、ボディ前部12(図2参照)と、軸受部材13と、周壁部14と、カバー部材15とを備える。ボディ11は、左側に向って開口する側部開口部16及び後側に向かって開口する後部開口部17(図2,図3,図6(b)参照)を備えている。なお、図6(a)において、符号17aで示す部分は、後部開口部17から連続して形成される周壁部14の内面である。
【0022】
ボディ11の上部には、上方に延びる脚部11aが形成されている。脚部11aの先端部には、釣竿に装着される竿取付部11b(図1参照)が形成されている。
軸受部材13は、側部開口部16を塞ぐ蓋部材である。周壁部14は、後部開口部17の周縁部(開口縁)から後方へ突出する壁部材であり、カバー部材15を嵌合する嵌合部である。カバー部材15は、周壁部14に嵌合され後部開口部17を塞ぐ部材である。以下において、ボディ11の内部の空間をボディ11内又は収容空間S1と称する場合がある。
【0023】
ボディ前部12は、図4に示すように、円筒壁部12bと底部12cとを有する略有底円筒状を呈している。ボディ前部12の内部には、機能部品として、駆動軸筒7(駆動部)、前部軸受8c1、ローラ式一方向クラッチ9(以下、「一方向クラッチ9」という)が配置されている。ボディ前部12の前部開口部と駆動部との間は、公知の磁性流体や弾性シール材等のシール機構40によって液密にシールされている。
【0024】
駆動軸筒7は、スプール4(図1参照)側に向けて延出しており、その先端部にロータ3(図1参照)が取り付けられている。
前部軸受8c1は、底部12cの中央部に配置され駆動軸筒7の前部を回転自在に支持している。前部軸受8c1は、底部12cの前面にねじ12eで固定されるプレート12fによって抜け止めされている。
【0025】
一方向クラッチ9は、ハンドル5a(ロータ2、図1参照)の釣糸放出方向への逆回転を防止する公知の逆転防止機構(ストッパ)を構成している。このような一方向クラッチ9は、ボディ前部12の円筒壁部12bによって覆われている。
磁気流体シール機構40は、一方向クラッチ9の径方向内側にてハンドル5aの操作に連動回転する駆動軸筒7(駆動部)に固着される磁性部材12g(内輪)の先端部をシールしている。
【0026】
なお、駆動軸筒7の後端は、ボディ11内に位置している。そして、駆動軸筒7の後端には、ピニオンギャ7aが形成されている。
【0027】
また、ボディ前部12は、ロータ3の円筒部内に位置している。図2、図3に示すように、ボディ前部12には、機能部品の収容保護や美観向上のために有底円筒状のカバー12aが装着されている。カバー12aは、ボディ前部12の外周側を覆っている。
ボディ前部12の後端は、後方から視て円形を成し(図6(b)、図10(a)(b)を参照)、ロータ3の後端開口を閉じるフランジを成している。
【0028】
図2に示すように、スプール軸8は、駆動軸筒7内を貫通し、前端が駆動軸筒7よりも前方に突出している。また、スプール軸8の後部は、駆動軸筒7の後端よりも後方に突出し、ボディ11内に位置している。
【0029】
ボディ11内には、左右方向に延在するハンドル軸5(図4参照)と、ハンドル軸5に固定されるドライブギャ6及び歯車(軸筒)6aと、スプール往復動装置50と、が組み付けられている。
【0030】
図4に示すように、ハンドル軸5は、軸受5c、5dを介して、ボディ11と軸受部材13とに回転自在に支持されている。
ハンドル軸5の左端部は、軸受部材13を貫通するとともに、ハンドル5aに設けられた連結軸5bと螺合し、ハンドル軸5とハンドル5aとが一体になっている。
ハンドル軸5において左右方向の中央部よりも左寄りの位置に、ピニオンギャ7aに噛合するドライブギャ6が固定されている。
【0031】
以上から、ハンドル5aの巻き取り操作が行われると、巻き取り操作による駆動力がハンドル軸5、ドライブギャ6、ピニオンギャ7aを介して駆動軸筒7に伝達し、ロータ3が回転する。
なお、ハンドル軸5において左右方向の中央部よりも右寄りの位置に、スプール往復動装置50を駆動するための歯車6aが固定されている(図3参照)。
【0032】
図2,図3に示すように、スプール往復動装置50は、ガイド軸として機能するねじ部材30と、摺動子51と、連動歯車52と、を備えている。ねじ部材30は、カバー部材15をボディ11に固定するための固定具であり、ガイド軸を兼用している。ねじ部材30は、ボディ11の筒部21に形成された前後の挿通孔21a,21bを貫通して配置されている。ねじ部材30の後端はカバー部材15に螺合している。ねじ部材30の詳細は後記する。
【0033】
摺動子51は、ねじ部材30に沿って前後に移動する部材であり、右側面に案内溝53(図4,図5,図10(a)参照)が形成されている。案内溝53には、連動歯車52に設けられた偏芯突部54が係合している。案内溝53は、図10(a)に示すように、後面視でスプール軸8を跨ぐように上下方向に延在しており、案内溝53の底部の一部がスプール軸8の一部に重なる(オーバーラップする)位置関係となっている。したがって、このような位置関係としない場合に比べて、リール本体10(ボディ11)を左右方向に(ハンドル軸5方向に)小型化することができる。
【0034】
また、摺動子51の上部(ハンドル軸5に対向する対向部)には、図3に示すように、後方に向って凹む凹部55が形成されている。このため、図15(b)に示すように、摺動子51が前方に移動した場合に凹部55内にハンドル軸5を受け入れ可能である。これにより、摺動子51の移動範囲が前方に拡大している。以上から、ボディ11の大型化の防止を図りつつ、摺動子51の移動範囲(ストローク)を効果的に確保している。
【0035】
摺動子51の上端部には、図3に示すように、ガイド軸挿通孔56が前後方向に貫通して形成されている。ガイド軸挿通孔56には、ねじ部材30が挿通されている。これにより、摺動子51は、ねじ部材30に沿って姿勢を保ちつつ前後方向に摺動可能となっている。
【0036】
図4に示すように、摺動子51には、スプール軸8の後端から後方に突出する突出部8aが連結している。これにより、摺動子51とスプール軸8とが一体になっている。
なお、摺動子51と突出部8aとは固定ねじ8bにより抜け止めされている。
【0037】
図2に示すように、連動歯車52は、ハンドル軸5から後方下側の位置においてボディ11の筒部21の底部に配置され、歯車6aの後側と噛合している。
以上から、ハンドル5aの巻き取り操作が行われると、巻き取り操作による駆動力が歯車6aを介して連動歯車52に伝達し、連動歯車52が回転する。また、連動歯車52の偏芯突部54が摺動子51の案内溝53の前面又は後面を押圧し、摺動子51とスプール軸8(スプール104)がガイド軸(ねじ部材30)に沿って前後方向に往復運動する。
【0038】
次に、各部を詳細に説明する。
図3,図6(a)に示すように、ボディ11は、底部に周壁を有する有底箱状(筒状)を呈し左側に向って開口している。ボディ11は、円板状の右壁部20と、右壁部20の周端縁から左側に延びる筒状の筒部21と、を備える。なお、筒部21の左端部が側部開口部16を構成している。
ボディ11は、合成樹脂材によって一体成形されている。
【0039】
図6(a)に示すように、右壁部20の内面(左側面)には、右側中央孔23と、リブ24と、挿入孔25とが形成されている。
右側中央孔23は、ハンドル軸5の右端部が貫通する孔であり、右壁部20の中央部に設けられている。
【0040】
リブ24は、側面視略L字形状を呈しており右側中央孔23よりも前側に位置している。リブ24は、前後方向に延在する前後リブ24aと、前後リブ24aの後端部に連続して下方向に延在する上下リブ24bとを備えている。
【0041】
前後リブ24aは、板状を呈しており、前端部がボディ11の筒部21の内周面21cに接続されている。上下リブ24bは、下端部がボディ11の筒部21の下側の内周面21cに接続されている。リブ24によって右壁部20、筒部21の前側部分及び下側部分の強度が向上している。上下リブ24bには、スプール軸8の後部を後方に貫通させるための貫通孔24cが形成されている。貫通孔24cは、ハンドル軸5の中心軸O2よりも下側に位置している。このため、スプール軸8の後部は、ハンドル軸5の下側(脚部11aが配置される側と反対側)に配置されている。
【0042】
上下リブ24bの後面には、前方に窪む凹部24eが形成されている。凹部24eは、円弧状に窪んでおり、上下リブ24bと歯車6aとの干渉を回避するためのものである。
なお、貫通孔24cには、駆動軸筒7の後端を支持する後部軸受8c2が嵌め込まれている(図3参照)。
【0043】
挿入孔25は、図6(a),図11,図14に示すように、側面視略D字形状を呈している。挿入孔は、図6(a)に示すように、右側中央孔23よりも後方の下部に形成されている。そして、この挿入孔25内には、図5に示すように、右壁部20の外側(右側面)に取り付けられた支持部材26のボス部26b及び支持リブ26cが貫通している。これにより、ボディ11内の後部に、連動歯車52を回転自在に支持するボス部26b及び支持リブ26cが配置される。
【0044】
ボディ11の筒部21は、図6(a)に示すように、ハンドル軸5の中心軸O2を中心とする略円筒形状に形成されている。
より詳細に説明すると、筒部21の内周面21cは、ハンドル軸5の中心軸O2を中心とする略円形状に形成され、かつ、ドライブギャ6の大きさに対応している。
また、筒部21の外周面21dも、ハンドル軸5の中心軸O2を中心とする略円形状に形成されている。
このため、筒部21の厚み(径方向の肉厚)が周方向において略均一になっている。つまり、筒部21は、一般的な魚釣用スピニングリールにおける筒部(側面視略矩形筒状の筒部)よりも小型化しており、筒部21の内周面21cとドライブギャ6との間には、不要な空間が生じないようになっている。
【0045】
図3に示すように、前後リブ24aの上方において、筒部21には、挿通孔21aが形成されている。挿通孔21aは、前後方向から視て円孔であり、前側の筒部21を前後方向に貫通し、前端がボディ前部12の底部12cの前面に開口し、後端が筒部21の後面に開口してボディ11内の上部空間(ハンドル軸5よりも上側の空間)に連通している。挿通孔21aは、スプール軸8の中心軸O1と平行である。挿通孔21aには、ガイド軸としてのねじ部材30が挿通され、ねじ部材30の前部側を支持している。
【0046】
筒部21の後部には、図6(b),図14に示すように、筒部21の後部を貫通する後部開口部17が形成されている。
後部開口部17は、後面視で上下方向に長い略四角形状を呈している。後部開口部17は、ボディ11内に組み付けられた部品の一部を受け入れてボディ11外に、言い換えると、ボディ11から後方に部品が突出するように配置するための開口部である。また、後部開口部17は、ボディ11内への部品の組み付け口としても機能する。さらに、後部開口部17を備えることで、ボディ11の軽量化も図られている。
【0047】
また、図6(b)に示すように、後部開口部17は、筒部21において左右方向の略中央部のみを貫通している。このため、後部開口部17の開口(孔)と側部開口部16の開口(孔)とが連続していない。
言い換えると、側部開口部16と後部開口部17との間には、側部開口部16と後部開口部17とのそれぞれの開口の端縁を構成する円弧状の架橋部11fが延在している。
このため、後部開口部17の開口(孔)と側部開口部16の開口(孔)とが連続する場合よりも、筒部21の強度が向上している。この結果、ボディ11の耐久性が向上している。
【0048】
図6(a)(b)に示すように、筒部21の後端面である後部開口部17の開口縁(周囲)には、周壁部14が形成されている。周壁部14は、後部開口部17の周縁部(開口縁)の周方向全体からカバー部材15に向けて延出し、カバー部材15の内部に嵌まり込む筒壁状の嵌合部として機能する。また、周壁部14は、ボディ11内から後方に突出する部品の一部を収容する収容部としても機能する。
【0049】
周壁部14は、後面視で後部開口部17の開口形状に倣う略四角枠形状とされている。周壁部14の延出端部である後端部14aは、周壁部14に対するカバー部材15の取付方向に直交する平らな仮想面上にある。ここで、カバー部材15の取付方向とは、スプール軸8の中心軸O1に沿う方向であり、ねじ部材30の延在方向に沿う方向である。
【0050】
また、後端部14aの全体は、図6(a)に示すように、ハンドル軸5の軸方向から視て(側面視で)ボディ11の最後端部11g(架橋部11fの最後端部)よりも後方に位置している。つまり、周壁部14は、カバー部材15が嵌まり込む嵌合代を備えて、ボディ11の後端部(架橋部11f)に連続して一体的に後方へ突出している。
本実施形態では、ボディ11を挟んでボディ11の前側にボディ前部12が一体的に備わり、ボディ11の後側に周壁部14が一体的に備わる。
(【0051】以降は省略されています)

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