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公開番号2019176453
公報種別公開特許公報(A)
公開日20191010
出願番号2018132584
出願日20180712
発明の名称放送番組の視聴における視聴履歴分析装置、視聴履歴分析方法および視聴履歴分析システム
出願人東芝映像ソリューション株式会社
代理人特許業務法人スズエ国際特許事務所
主分類H04N 21/258 20110101AFI20190913BHJP(電気通信技術)
要約【課題】膨大な視聴履歴の情報を分析することで、放送波受信装置のユーザの全体的な傾向を掴み、その傾向をもとに多数のユーザにとって最も効果的となるサービスを提供することができる視聴履歴分析システムおよび視聴履歴分析方法を提供することを目的とする。
【解決手段】放送波受信装置の視聴履歴を取得して解析する解析部と、前記解析部の解析結果をもとにサービスを提供するサービス提供部と、を具備し、前記解析部は、予め定められた区間である第1区間の前記視聴履歴である第1視聴履歴を解析する、視聴履歴分析装置。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
放送波により送信される放送番組を受信する放送波受信装置のユーザの、前記放送番組を視聴した履歴である視聴履歴を、前記放送波受信装置を個別に識別する識別番号とともに取得して解析する解析部と、
前記解析部の解析結果をもとにサービスを提供するサービス提供部と、
を具備し、
前記解析部は、取得した前記視聴履歴のうち、予め定められた前記識別番号である第1識別番号を持つ前記放送波受信装置の、予め定められた区間である第1区間の前記視聴履歴である第1視聴履歴を解析する、視聴履歴分析装置。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記解析部は、予め定める前記第1識別番号を任意のタイミングで選択する、請求項1に記載の視聴履歴分析装置。
【請求項3】
前記解析部は、前記第1視聴履歴を、第1パラメータである前記第1視聴履歴に含まれる視聴履歴の時刻情報と第2パラメータとを用いて解析する、請求項1に記載の視聴履歴分析装置。
【請求項4】
前記第2パラメータは、前記放送波受信装置が存在する地域である、請求項3に記載の視聴履歴分析装置。
【請求項5】
前記第2パラメータは、前記放送番組のリアル視聴の有無、前記放送番組の再生視聴の有無、前記再生視聴の回数、の少なくとも1つを含む、請求項3に記載の視聴履歴分析装置。
【請求項6】
前記第2パラメータは、前記放送番組が複数回の単位番組から構成されている場合の、任意の単位番組組み合わせの集合体である、請求項3に記載の視聴履歴分析装置。
【請求項7】
前記解析部は、前記第1視聴履歴の前記第1識別番号あるいは前記第1区間の少なくとも一方が異なる第2視聴履歴を用いて解析する、請求項1に記載の視聴履歴分析装置。
【請求項8】
前記サービス提供部は、前記第1視聴履歴うち、第1ルールに従う第1放送番組における第2視聴履歴の前記視聴履歴に対する割合を、前記第1放送番組が放送された順に並べた列のうち、さらに第2ルールに従う前記第1放送番組だけを含む前記列だけを、表示する、請求項1に記載の視聴履歴分析装置。
【請求項9】
前記第1ルールは、前記第1放送番組がシリーズ番組あるいはシーズン番組である請求項8に記載の視聴履歴分析装置。
【請求項10】
前記第2ルールは、前記シリーズ番組あるいは前記シーズン番組における放送回である請求項9に記載の視聴履歴分析装置。
【請求項11】
前記サービス提供部は、前記第1視聴履歴のうち、第3チャンネルの第3番組の第3視聴履歴の前記視聴履歴に対する割合、あるいは第4チャンネルの第4番組の第4視聴履歴の前記視聴履歴に対する割合の少なくともいずれか一方と、特定期間の前記第3チャンネルの視聴時間の累積である累積視聴時間とを、対応付けて表示する、請求項1に記載の視聴履歴分析装置。
【請求項12】
前記特定期間は、1週間、1か月、1年のいずれかである、請求項11に記載の視聴履歴分析装置。
【請求項13】
前記サービス提供部は、前記放送波受信装置のユーザを分類する属性として、家族という属性を持ち、前記家族の属性を用いて前記視聴履歴を分類した結果を表示する請求項1に記載の視聴履歴分析装置。
【請求項14】
放送波により送信される放送番組を受信する放送波受信装置のユーザの、前記放送番組を視聴した履歴である視聴履歴を、前記放送波受信装置を個別に識別する識別番号とともに取得し、取得した前記視聴履歴のうち、予め定められた前記識別番号である第1識別番号を持つ前記放送波受信装置の、予め定められた区間である第1区間の前記視聴履歴を解析し、
解析結果をもとにサービスを提供する、
視聴履歴分析方法。
【請求項15】
放送波により送信される放送番組を受信する放送波受信装置と、前記放送波受信装置とネットワークを介して接続され、前記放送波受信装置のユーザが前記放送番組を視聴した履歴である視聴履歴を収集するサーバと、を有する視聴履歴分析システムにおいて、
前記サーバは、前記放送波受信装置を個別に識別する識別番号を管理する識別管理部と、
前記視聴履歴を収集する収集部と、
収集した前記視聴履歴を解析する解析部と、
前記解析部の解析結果をもとにサービスを提供するサービス提供部と、を具備し、
前記収集部は、前記識別番号とともに前記視聴履歴を収集し、
前記解析部は、前記収集部で収集した前記視聴履歴のうち、予め定められた前記識別番号である第1識別番号を持つ前記放送波受信装置の、予め定められた区間である第1区間の前記視聴履歴である第1視聴履歴を解析する、視聴履歴分析システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本実施形態は、放送番組の視聴における視聴履歴分析装置、視聴履歴分析方法および視聴履歴分析システムに関するものである。
続きを表示(約 13,000 文字)【背景技術】
【0002】
ビッグデータ解析が一般的に行われている昨今、個人の行動履歴を解析したり、その解析結果にもとづいてサービスを提供したりすることが盛んに行われている。例えば、インターネットを介してWeb上のサーバにアクセスしたユーザのアクセス履歴を収集して、ユーザ全体のアクセスの傾向を分析したり、また分析結果をもとにアクセスしてきたユーザ個々に対して広告宣伝を行ったりするサービスが存在している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開20017−28353号公報
特開20017−188932号公報
国際公開第1998/026608号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
放送波を受信する放送波受信装置もまた、インターネット等のネットワークに接続可能な機種が増えている。このため、放送波受信装置とネットワークで接続されているクラウド上のサーバが、各放送波受信装置のユーザが視聴する番組の視聴履歴を収集し、収集した視聴履歴の分析結果を用いてサービスを行う場合がある。このサーバが行うサービスは、放送波受信装置のユーザ個々人に対して行うものが主である。
【0005】
一方インターネット等のネットワークに接続可能な放送波受信装置が増えるに従い、サーバが収集できるユーザの視聴履歴の数が膨大なものになっている。このため、これら膨大な視聴履歴の情報を分析することで、放送波受信装置の多数のユーザの番組視聴に関する全体的な傾向を掴み、番組編成や番組宣伝に活用することが望まれるようになってきている。
【0006】
そこで本発明の実施形態は、膨大な視聴履歴の情報を分析することで、放送波受信装置のユーザの全体的な傾向を掴み、その傾向をもとに多数のユーザにとって最も効果的となるサービスおよびまたは付加価値データを提供することができる視聴履歴分析装置、視聴履歴分析方法、および視聴履歴分析システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施形態の視聴履歴分析装置は、
放送波により送信される放送番組を受信する放送波受信装置のユーザの、前記放送番組を視聴した履歴である視聴履歴を、前記放送波受信装置を個別に識別する識別番号とともに取得して解析する解析部と、前記解析部の解析結果をもとにサービスを提供するサービス提供部と、を具備し、
前記解析部は、取得した前記視聴履歴のうち、予め定められた前記識別番号である第1識別番号を持つ前記放送波受信装置の、予め定められた区間である第1区間の前記視聴履歴である第1視聴履歴を解析する、視聴履歴分析装置である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係る放送信号送信装置、サーバおよび放送信号受信装置からなるシステム全体の構成例を示した図である。
図2は、テレビジョン受信装置の構成例を概略的に示した図である。
図3は、サーバの構成例を概略的に示した図である。
図4は、解析部およびサービス提供部が、サーバ120の外にある場合のシステム全体の構成例を示した図である。
図5Aは、収集部が収集した膨大な視聴履歴の中から解析部が解析対象として選ぶ視聴履歴群Aのイメージを示した図である。
図5Bは、ある一定区間の時刻である区間Tに視聴履歴が存在しているテレビジョン受信装置の視聴履歴を、解析部の解析対象である視聴履歴群Aとした例を示した図である。
図5Cは、ある番組Aの視聴履歴が存在しているテレビジョン受信装置140の視聴履歴を、解析部123の解析対象である視聴履歴群Aとした例を示した図である。
図6は、視聴履歴群Aを色々な観点で可視化する全体の流れを示した図である。
図7は、ターゲット層分析における分析方法の具体例を示した図である。
図8は、ターゲット層分析における分析方法の別の具体例を示した図である。
図9は、ターゲット層分析における分析方法の別の具体例を示した図である。
図10は、ターゲット層分析における分析方法の別の具体例を示した図である。
図11は、ターゲット層分析における分析方法の別の具体例を示した図である。
図12は、ターゲット層分析における分析方法の別の具体例を示した図である。
図13Aは、ユーザ全体をある特定ユーザ層に絞り込むStep1のターゲット発見を、Step2のターゲット層分析と連携して繰り返し行うことで、より望ましいユーザの絞り込みを行う例を示す図である。
図13Bは、視聴回数の「2」から「12」を選択した場合の例を示す図である。
図13Cは、視聴回数の「3」から「12」を選択した場合の例を示す図である。
図13Dは、視聴回数の「4」から「12」を選択した場合の例を示す図である。
図13Eは、表示エリア1305に表示されている内容を複数選択した場合のポップアップ表示の例を示す図である。
図14Aは、ユーザ全体をある特定ユーザ層に絞り込むStep1のターゲット発見を、Step2のターゲット層分析と連携して繰り返し行うことで、より望ましいユーザの絞り込みを行う他の例を示す図である。
図14Bは、図14Aに対して日付1401−1に設定する日付を変えた例を示す図である。
図14Cは、図14Aに対して、チャンネルに設定するチャンネルを変えた例を示す図である。
図14Dは、図14Cに対して、さらにチャンネル1401−2に設定するチャンネルを変えた例を示す図である。
図15は、図13A、図13B、図13C、図13D、図13Eで示したシリーズ番組の視聴したユーザの視聴履歴を、さらに放送回(放送話)やデモグラで分析した結果の例表示した図である。
図16は、ターゲットとなるユーザの集合の一定期間の視聴行動について、他の集合の視聴行動と比較して視聴量の差分を見ることで、ターゲットとなるユーザの特徴を可視化する例を示した図である。
図17Aは、ターゲットとなるユーザの集合の一定期間の視聴行動について、他の集合の視聴行動と比較して視聴量の差分を見ることで、ターゲットとなるユーザの特徴を可視化する他の例を示した図である。
図17Bは、図17A同様にターゲットとなるユーザの集合の一定期間の視聴行動について、他の集合の視聴行動と比較して視聴量の差分を見ることで、ターゲットとなるユーザの特徴を可視化する他の例を示した図である。
図17Cは、図17A同様にターゲットとなるユーザの集合の一定期間の視聴行動について、他の集合の視聴行動と比較して視聴量の差分を見ることで、ターゲットとなるユーザの特徴を可視化する他の例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る放送信号送信装置100、サーバ120および放送信号受信装置140からなるシステム全体の構成例を示した図である。
100は、放送番組を放送する放送信号送信装置(放送局とも呼ぶ)であり、放送番組サーバ101および第1の基本機能102を備える。
【0010】
放送番組サーバ101は、放送局100として放送する番組のデータ、番組の名称、放送日時、内容の説明等を予め保存しておくエリアである。
第1の基本機能102は、放送局100の基本的な機能であり、放送する番組の映像信号や音声信号等を符号化(エンコードとも言う)して多重化し、放送信号として送出する機能を持つ。
【0011】
120は、クラウド上に存在し、放送信号受信装置140のユーザが視聴した番組の視聴履歴を収集するサーバであり、識別管理部121、収集部122、解析部123およびサービス提供部124を備える。
サーバ120は、放送信号受信装置140が個別に持つ識別番号により個々の放送信号受信装置140を識別している。放送信号受信装置140が持つ識別番号は、例えば数字、アルファベットの組み合わせから構成されている。
【0012】
識別管理部121は、放送信号受信装置140が持つ識別番号を、ネットワーク180を介して収集し管理する機能を持つ。識別管理部121は、例えば放送信号受信装置140の初期設定時に、放送信号受信装置140が持つ識別番号を収集してもよい。
収集部122は、放送信号受信装置140のユーザが放送番組を視聴した履歴である視聴履歴を収集する機能を持つ。
【0013】
解析部123は、収集部122で収集した視聴履歴を解析する機能を持つ。
サービス提供部124は、解析部123が解析した結果をもとにサービスを提供する機能を持つ。
サービス提供部124は、解析部123が解析した結果をもとに例えば、放送信号受信装置140のユーザにとって有益な情報を提供してもよい。あるいはサービス提供部124は、解析部123が解析した結果をもとに例えば、放送信号受信装置140に対して番組を放送する側である放送局100や番組制作会社、番組のスポンサー等にとって有益な情報を提供してもよい。
【0014】
140は、放送信号送信装置100が放送する番組を受信する放送信号受信装置であり、デジタル放送の受信機能(第2の基本機能141)、制御部142を含む。放送信号受信装置140は、例えばテレビジョン受信装置でもあってもよい、また放送波で送られてくる番組を録画する機能を備えたレコーダであってもよい。以降の説明においては、放送信号受信装置140をテレビジョン受信装置140として説明する。
【0015】
第2の基本機能141は、テレビジョン受信装置140としての基本的な機能であり、放送局100から送られてくる放送波を受信し、放送波に含まれる符号化された映像信号(映像ストリームとも呼ぶ)、符号化された音声信号(音声ストリームとも呼ぶ)、アプリケーションデータおよび伝送制御信号を分離し、映像信号および音声信号をデコードしたり、アプリケーションデータを受信したり、伝送制御信号を解析したりする機能を持つ。
【0016】
制御部142は、テレビジョン受信装置140の全体を制御する機能を持つ。また制御部142は、録画機能である録画部143を持つ。また制御部142は、テレビジョン受信装置140に接続されている周辺機器、例えば表示器160、スピーカ161、テレビジョン受信装置140にバインドされているHDD(Hard Disk Drive)162、リムーバルメディア170、との接続やデータの送受信の管理も行う。
【0017】
表示器160は、スピーカ161を内蔵しており、第2の基本機能141においてデコードされた映像信号を表示領域に表示したり、音声信号をスピーカ161から出力したりする。なお、表示器160に内蔵されているスピーカ161は、USB等のI/Fにより接続された外部のスピーカであってもよい。
【0018】
なお図1の例では、表示器160は、テレビジョン受信装置140と別体として記載しているが、テレビジョン受信装置140の1機能としてテレビジョン受信装置140と一体であってもよい。
図2は、テレビジョン受信装置140の構成例を概略的に示した図である。テレビジョン受信装置140は、放送波を受信する機能である第2の基本機能141、制御部142を含む。またテレビジョン受信装置140は、表示器160とも接続している。表示器160は、スピーカ161を内蔵していてもよい。
【0019】
第2の基本機能141は、地上デジタルテレビジョン放送用の地デジチューナ201−1、地デジデマルチプレクサ202−1、地デジデスクランブラ203−1、映像および音声の2Kデコーダ204−1を持つ。同様に第2の基本機能141は、BSデジタル放送用のBSチューナ201−2、BSデマルチプレクサ202−2、BSデスクランブラ203−2、映像および音声の2K用デコーダ204−2、4K用デコーダ204−3、8K用デコーダ204−4を持つ。同様に第2の基本機能141は、CSデジタル放送用のCSチューナ201−3、CSデマルチプレクサ202−3、CSデスクランブラ203−3、映像および音声の2K用デコーダ204−5、4K用デコーダ204−6を持つ。
【0020】
テレビジョン受信装置140が地上デジタルテレビジョン放送の放送信号を受信すると、放送チューナ201−1は、放送波で送られてきたストリーム(放送信号)を復調する。復調されたストリーム(放送信号)は、地デジデマルチプレクサ202−1に入力される。地デジデマルチプレクサ202−1は、入力された多重化ストリームを映像ストリーム、音声ストリーム、字幕ストリーム、アプリケーションデータ、伝送制御信号に分離し、映像ストリームと音声ストリームを地デジデスクランブラ203−1に入力する。
【0021】
地デジデスクランブラ203−1は、映像ストリームと音声ストリームをデスクランブルして、2Kデコーダ204−1に入力する。
映像ストリームおよび音声ストリームは2Kデコーダ204−1でデコードされる。
デコードされた映像データは、映像・オーディオ・字幕データ処理部206、表示信号出力部207を介して表示器160に出力される。またデコードされた音声データは、映像・オーディオ・字幕データ処理部206、表示信号出力部207を介して表示器160に内蔵されているスピーカ161に出力される。
【0022】
映像・オーディオ・字幕データ処理部206は、映像データに対して、輝度調整、色補正などを行うことができる、また音声データに対して、音質の調整、周波数特性の調整などを行うことができる。
表示信号出力部207は、表示器160の表示能力に応じて、色度、解像度などを制御する。
【0023】
オーディオ信号出力部208は、スピーカシステム(単なるステレオタイプ、5チャンネルシステムなど)に応じてオーディオ出力を変換することができる。
テレビジョン受信装置140がBSデジタル放送信号、CSデジタル放送信号を受信した場合も、地上デジタルテレビジョン放送の放送信号を受信した場合と同様に、放送波で送られてきたストリーム(放送信号)をデマルチプレクサ処理やデスクランブル処理を行い、映像データを表示器160に出力したり音声データをスピーカ161に出力したりする。
【0024】
図2のテレビジョン受信装置140の例は、地上デジタルテレビジョン放送用のチューナが地デジチューナ201−1の1つを内蔵している場合の例であるが、複数の地上デジタルテレビジョン放送用のチューナを内蔵していてもよい。同様にテレビジョン受信装置140は、複数のBSデジタル放送用のチューナ、複数のCSデジタル放送用のチューナを内蔵していてもよい。
【0025】
制御部142は、テレビジョン受信装置140の全体を制御する。また制御部142は、テレビジョン受信装置140のユーザが視聴している番組の視聴履歴を取得し、取得した視聴履歴を、ネットワーク180を介してサーバ120に送信する。制御部142は、外部とのI/Fとして通信ネットワーク180とのI/FであるネットワークI/F181、リモートコントローラ(リモコン)190とのI/FであるリモコンI/F182を持つ。
【0026】
ここで視聴履歴とは、テレビジョン受信装置140が、複数あるチューナに受信している番組すべての履歴のことを示している。具体的には例えばテレビジョン受信装置140のユーザが、放送波を受信して表示器160に表示されている番組Aを視聴しながら、同時に番組Bをテレビジョン受信装置140の録画機能である録画部143により録画している場合、制御部142は、番組Aの視聴(リアル視聴と呼ぶ)の履歴であるリアル視聴履歴と、番組Bの録画(録画視聴と呼んでもよい)の履歴である録画視聴履歴の両方を取得することができる。録画視聴は、例えば録画機能の予約機能により予め録画する番組を予約することで、指定した番組Bを指定した時刻に録画部143に録画することも可能であり、表示器160に表示させずに録画だけが行われる場合もある。
【0027】
さらに制御部142は、録画された番組Bをユーザが再生する場合も、番組Bの再生(再生視聴と呼ぶ)の履歴である再生視聴履歴を取得することができる。
このように本実施形態のテレビジョン受信装置140は、リアル視聴、録画視聴、再生視聴の3種類の視聴形態を、どのような組み合わせでも同時に行うことができ、またこれらの3種類の視聴形態に対応した3種類の視聴履歴の種別であるリアル視聴履歴、録画視聴履歴、再生視聴履歴をどのような組み合わせでも同時に取得することができる。またテレビジョン受信装置140は、リアル視聴、録画視聴、再生視聴の3種類の視聴形態のいずれかだけが可能であってもよい。
【0028】
リアル視聴履歴、録画視聴履歴、再生視聴履歴の各々視聴形態の視聴履歴は、例えばチャンネル番号、番組名、放送局名と、視聴を開始時刻と視聴を終了した時刻との組み合わせの情報で構成されていてもよい。制御部142は、取得した視聴履歴を内部に持つ保存エリア(図示せず)に、リアル視聴履歴、録画視聴履歴、再生視聴履歴の種別ごとに保存する。
【0029】
制御部142は、取得した視聴履歴を、テレビジョン受信装置140が持つ識別番号を付与して、任意のタイミングにネットワーク180を介してサーバ120に送信する。
図3は、サーバ120の構成例を概略的に示した図である。
収集部122は、ネットワーク180を介してテレビジョン受信装置140から送られてくる視聴履歴を収集して、付与されている識別番号ごとに内部に持つ保存エリア(図示せず)に保存するとともに、視聴履歴の保存アドレスや付与されている識別番号等、受信した視聴履歴の保存に関する情報を識別管理部121に送信する。
【0030】
識別管理部121は、収集部122から送られてきた保存に関する情報と識別番号とを保存して管理する。これにより識別管理部121は、テレビジョン受信装置140の識別番号ごとの視聴履歴のデータを管理することができる。
解析部123は、収集部122に保存されている視聴履歴の中から、例えば指定した識別番号の、指定した期間の視聴履歴に対して解析を行う。解析の結果はサービス提供部124に送られ、サービス提供部124は送られてきた解析結果をもとに、サービスの提供を行う。
【0031】
なお図1および図3に示したサーバ120は、サービス提供部124が提供するサービスの内容を表示できる表示部(図示しない)を備えてもよい。あるいはまたサーバ120は、接続された外部の表示装置(図示しない)に、サービス提供部124が提供するサービスの内容を表示できるようにしてもよい。
【0032】
あるいはまた解析部123およびサービス提供部124は、サーバ120の外にあってもよい。
図4は、解析部123およびサービス提供部124が、サーバ120の外にある場合のシステム全体の構成例を示す図である。解析部123およびサービス提供部124は、例えばPC(パーソナルコンピューター)130の中にあってもよい。あるいは解析部123およびサービス提供部124は、スマートフォンやタブレット等の携帯端末130の中にあってもよい。この場合PCや携帯端末130は、ネットワーク180を介してサーバ120と接続され、サーバ120にアクセスすることが可能である。このためPCや携帯端末130は、収集部122に保存されている視聴履歴の情報を任意の場所において取得することができる。またPCや携帯端末130の操作者は、解析部123による解析を任意の場所で行うことが可能である。またPCや携帯端末130の操作者は、解析部123の解析結果をもとにサービス提供部124により、任意の場所でサービスの提供や付加価値データの提供を行うことが可能である。解析部123およびサービス提供部124を含む携帯端末130を、視聴履歴分析装置と呼んでもよい。
【0033】
サービス提供部124が提供するサービスは、例えば解析部123による解析結果をもとにした、可視化されたデータの提供や表示であってもよい。可視化されたデータとは、例えば収集部122が収集した膨大な視聴履歴の中から、解析部123が解析対象にした識別番号をもつテレビジョン受信装置140の視聴履歴の集合である視聴履歴群Aを、さらに種々のパラメータを用いて視聴履歴群Aを色々な観点でまとめ直すことで、無秩序に見えていた視聴履歴群Aに、ある傾向が存在することをグラフや表を用いてユーザが理解しやすい形にして提供したり表示したりすることである。
【0034】
このような視聴履歴群Aの可視化のサービスは、例えば放送局140や番組制作会社、番組スポンサー等、テレビジョン受信装置140に対して番組を放送する側にとって有益な情報になりえる。
図5Aは、収集部122が収集した膨大な視聴履歴の中から、解析部123の解析対象である視聴履歴群Aを選択する様子をイメージ化した図である。
【0035】
図5Aの横軸は時間である。
図5Aの縦軸はテレビジョン受信装置140が持つ識別番号である。図5Aの四角枠501から513は、識別番号に対応したテレビジョン受信装置140の視聴履歴の開始から終了までを表している。1つの識別番号に対して、時間軸方向に複数の四角枠があるのは、識別番号に対応したテレビジョン受信装置140による番組の視聴が途中で途切れたことにより、視聴履歴が複数個に分かれていることを示している。例えば識別番号6のテレビジョン受信装置140の視聴履歴である視聴履歴506は、視聴履歴506−(1)と視聴履歴506−(2)の2つの視聴履歴から構成されていることを示している。
【0036】
このように表現することで、テレビジョン受信装置140の識別番号ごとに積みあげた四角枠(視聴履歴)の面積全体が、収集部122が収集した視聴履歴の全体として表現することができる。
図5Aに示す視聴履歴の全体に対して、解析部123は、ある一定の条件を満たす視聴履歴を抽出することで、解析対象の視聴履歴である視聴履歴群Aを決定することができる。
【0037】
例えば解析部123は、ユーザにより一定区間の時刻に視聴された視聴履歴を、解析対象としてもよい。
図5Bは、図5Aに示す視聴履歴全体に対して、ある一定区間の時刻である区間Tに視聴履歴が存在しているテレビジョン受信装置140の視聴履歴を、解析部123の解析対象である視聴履歴群Aとした例を示した図である。なお図5Bの視聴履歴501−Bから513−Bは、図5Aの視聴履歴501から513と同一である。
【0038】
四角枠501−B、502−B、503−B、505−B(505−B(1)と505−B(2))、507−B、508−B、510−B、513−B(513−B(1)と513−B(2))が、該当する識別番号を持つテレビジョン受信装置140の視聴履歴である。この該当する四角枠501−B、502−B、503−B、505−B(505−B(1)と505−B(2))、507−B、508−B、510−B、513−B(513−B(1)と513−B(2))を合わせた四角枠(視聴履歴)の面積全体が、解析部123の解析対象である視聴履歴群Aとなる。あるいは、該当する四角枠501−B、502−B、503−B、505−B、507−B、508−B、510−B、513−Bのうち、区間Tに存在する(550に囲まれた)部分だけの合わせた面積全体を、解析部123の解析対象である視聴履歴群Aとしてもよい。あるいは、区間Tに視聴履歴が存在しているものの中から、区間Tを含んで連続した視聴履歴だけを解析部123の解析対象である視聴履歴群Aとしてもよい。具体的には、501−B、502−B、503−B、505−B(1)、507−B、508−B、510−B、513−B(2)を合わせた四角枠(視聴履歴)の面積全体を、解析部123の解析対象である視聴履歴群Aとしてもよい。
【0039】
なお、図5Bの例の区間Tは、連続した時刻の区間である必要はなく、連続した時刻の複数区間からなり、その複数区間同士は非連続であってもよい。
また例えば解析部123は、ある番組Aを視聴した視聴履歴が存在しているテレビジョン受信装置140の視聴履歴を、解析対象としてもよい。
【0040】
図5Cは、図5Aに示す視聴履歴全体に対して、ある番組Aの視聴履歴が存在しているテレビジョン受信装置140の視聴履歴を、解析部123の解析対象である視聴履歴群Aとした例を示した図である。なお図5Cの視聴履歴501−Cから513−Cは、図5Aの視聴履歴501から513と同一である。
【0041】
四角枠504−C(504−C(1)と504−C(2)と504−C(3))、507−C、511−C(511−C(1)と511−C(2)と511−C(3))、512−Cが、該当する識別番号を持つテレビジョン受信装置140の視聴履歴である。この該当する四角枠504−C、507−C、511−C、512−Cを合わせた四角枠(視聴履歴)の面積全体が、解析部123の解析対象である視聴履歴群Aとなる。あるいは、該当する四角枠504−C、507−C、511−C、512−Cのうち、番組Aの視聴履歴を含んで連続した視聴履歴だけを、解析部123の解析対象である視聴履歴群Aとしてもよい。具体的には、504−C(1)、504−C(2)、507−C、511−C(2)、511−C(3)、512−Cを合わせた四角枠(視聴履歴)の面積全体を、解析部123の解析対象である視聴履歴群Aとしてもよい(504−C(1)、504−C(2)、511−C(2)、511−C(3)には、番組Aの視聴履歴が含まれ、504−C(3)、511−C(1)には番組Aの視聴履歴が含まれてないものとする)。
【0042】
解析部123は、視聴履歴群Aの決定に必要な条件を収集部122に問い合わせることで、その条件に合致する識別番号の視聴履歴のデータを収集部122から入手することができる。
このように解析部123は、収集部122が収集した膨大な視聴履歴に対して、一定の条件を満たす視聴履歴を抽出して解析対象で視聴履歴群Aを決定することができる。これにより解析部123は、特定の識別番号を持つテレビジョン受信装置140の視聴履歴のうち、特定の区間の視聴履歴を解析対象とすることが可能となる。また解析部123は、視聴履歴群Aを抽出する際の条件を任意に変えることが可能である。これにより解析部123は、解析対象の視聴履歴を変えることが可能であり、これにより解析対象のテレビジョン受信装置140を変えることが可能である。
【0043】
解析部123は、さらにこの視聴履歴群Aに対して、可視化のサービスの提供を行うために、種々のパラメータを用いて色々な観点で視聴履歴群Aの可視化を行う。
以下種々のパラメータを用いて視聴履歴群Aを色々な観点で可視化する方法について説明する。
【0044】
図6は、視聴履歴群Aを色々な観点で可視化する全体の流れを示した図である。
可視化する全体の流れは、Step1であるターゲット層発見601、Step2であるターゲット層分析602、Step3であるターゲット層施策603、Step4であるターゲット層効果測定604、Step3(ラウンド2)であるターゲット層施策605を含む。
【0045】
Step1であるターゲット層発見601は、先に示した解析部123が解析対象とする視聴履歴群Aを決定するフェーズである。
図5に示した例の視聴履歴群Aは、一定区間の時刻にユーザがテレビジョン受信装置140を視聴した視聴履歴であったり、あるいはユーザがある一定区間の時刻に放送されている番組Aを視聴した視聴履歴であったりする例である。
【0046】
視聴履歴群Aは、収集部122が収集した膨大な視聴履歴の中から、ユーザが一定区間の時刻にテレビジョン受信装置140を視聴した視聴履歴への絞り込みであるが、テレビジョン受信装置140を視聴しているユーザの視点から表現すると、テレビジョン受信装置140のユーザ全体から、テレビジョン受信装置140を一定区間の時刻視聴したユーザ層の絞り込みである、と表現することもできる。
【0047】
このようにユーザ全体を、ある特定のユーザ層に絞り込んだ、その特定ユーザ層の視聴履歴全体が視聴履歴群Aである、とも表現できる。ある特定のユーザ層を、集合と呼んでもよい。
このようにテレビジョン受信装置140を視聴しているユーザの視点から、例えば特定番組群のファン層(ターゲット例1)、特定番組を最後まで見た層(ターゲット例2)、特定番組を前半で離脱した層(ターゲット例3)、話題番組の終盤のみ見た層(ターゲット例4)、特定チャンネルのファン層(ターゲット例5)、特定ジャンル(複数可)視聴層(ターゲット例)というようにターゲットとなるユーザ層(集合)を決定し、その条件を充足するように、収集部122が収集した視聴履歴の中から視聴履歴群Aを決定してもよい。例えばターゲット例1の特定番組のファン層は、予め定めた複数の番組において、ある閾値以上の数の番組をある閾値以上の時間視聴しているユーザ層を特定番組のファン層として定義してもよい。
【0048】
このように収集部122が収集した視聴履歴から視聴履歴群Aを決定するための条件は、テレビジョン受信装置140を視聴しているユーザの視点から表現すると、ユーザ層(集合)を決定することである。このように視聴履歴群Aを決定するために、テレビジョン受信装置140を視聴しているユーザ層を色々と試行錯誤的に決定していくのがユーザ層発見601のフェーズである。
【0049】
Step2であるターゲット層分析602は、ターゲット層発見601で決定したユーザ層およびそのユーザ層の視聴履歴群Aを分析して、視聴履歴群Aを色々な観点で可視化するフェーズである。従って視聴履歴群Aの分析は、集合分析と呼んでもよい。
ターゲット層分析602の可視化の例として、例えば特定層のチャンネル別・番組別の視聴分布と、特定層以外も含めた全体層のチャンネル別・番組別の視聴分布を比較し、全体層と特定層の差分を出すことで特定層の傾向を可視化する、がある。また他の例として、特定層の「過去」の視聴番組ランキングを一覧にすることで、期間(数年)を超えた嗜好の共通性を可視化する、もある。これらの可視化の具体例は、図7から図11を用いて説明する。
【0050】
Step3であるターゲット層施策603は、ターゲット層分析602の可視化の結果を用いて、特定層に最適な広告や番組宣伝を行う宣伝枠の決定を行うフェーズである。
特定のユーザ層(特定層とも呼ぶ)に最適な広告や番組宣伝を行う宣伝枠の決定は、特定層が全体層(ユーザ全体)より多いと思われるチャンネル別・曜日別・時間帯別に決定してもよい。またライブ視聴のみならず再生視聴の視聴履歴を取り入れた視聴履歴群Aをターゲット層分析602で分析した結果を用いて、特定層に最適な広告や番組宣伝を行う宣伝枠を決定してもよい。
(【0051】以降は省略されています)

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