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公開番号2019174951
公報種別公開特許公報(A)
公開日20191010
出願番号2018059976
出願日20180327
発明の名称アプリケーションプログラム
出願人ブラザー工業株式会社
代理人特許業務法人コスモス国際特許商標事務所
主分類G06F 3/12 20060101AFI20190913BHJP(計算;計数)
要約【課題】複数のプリンタと通信可能な情報処理装置に組み込まれるアプリケーションプログラムにおいて、プリンタに関する特定のデータを印刷した場合の視認性を向上させる技術を提供すること。
【解決手段】印刷装置1Aと、印刷装置1Aの印刷媒体と異なる印刷媒体にも印刷可能な印刷装置1Dと、に接続する情報処理装置2に組み込まれたアプリケーションプログラム41であって、情報処理装置2に、印刷装置1Aが選択されている状態で、印刷装置1Aに関するマニュアルの印刷指示を受け付ける受付処理と(S36)、受付処理にてマニュアルのデータの印刷指示を受け付けた場合に、マニュアルのデータに基づく印刷を印刷装置1Dに行わせる特定データ印刷処理と(S40)、を実行させる。
【選択図】 図6
特許請求の範囲約 2,800 文字を表示【請求項1】
第1のプリンタと、前記第1のプリンタの印刷媒体と異なる印刷媒体にも印刷可能な第2のプリンタと、に接続する情報処理装置に組み込まれたアプリケーションプログラムであって、
前記情報処理装置に、
前記第1のプリンタが選択されている状態で、前記第1のプリンタに関する特定のデータの印刷指示を受け付ける受付処理と、
前記受付処理にて前記特定のデータの前記印刷指示を受け付けた場合に、前記特定のデータに基づく印刷を前記第2のプリンタに行わせる特定データ印刷処理と、
を実行させることを特徴とするアプリケーションプログラム。
【請求項2】
請求項1に記載するアプリケーションプログラムにおいて、
前記特定データ印刷処理では、
前記第1のプリンタの印刷媒体の幅よりも大きい幅の印刷媒体に対応する前記第2のプリンタに、前記特定のデータに基づく印刷を行わせる、
ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載するアプリケーションプログラムにおいて、
前記第1のプリンタおよび前記第2のプリンタは、帯状の印刷媒体に印刷を行うラベルプリンタであり、
前記第1のプリンタと前記第2のプリンタとは、対応する印刷媒体のスペックが異なる、
ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載するアプリケーションプログラムにおいて、
前記第1のプリンタは、ロール紙に印刷を行うプリンタであり、
前記第2のプリンタは、カット紙に印刷を行うプリンタである、
ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
【請求項5】
請求項1から請求項4のいずれか1つに記載するアプリケーションプログラムにおいて、
前記特定データ印刷処理では、
前記受付処理にて前記特定のデータの前記印刷指示を受け付けた場合に、
前記情報処理装置に接続するプリンタを検索する検索処理と、
前記検索処理にて検索されたプリンタを一覧表示し、前記第2のプリンタを選択させる選択処理と、
を前記情報処理装置に実行させ、
前記選択処理にて選択された前記第2のプリンタに、前記特定のデータに基づく印刷を行わせる、
ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
【請求項6】
請求項5に記載するアプリケーションプログラムにおいて、
前記選択処理では、
前記検索処理にて検索されたプリンタのうち、前記第1のプリンタの印刷媒体よりも幅が大きい印刷媒体に対応するプリンタを、他のプリンタと区別して表示する、
ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
【請求項7】
請求項5に記載するアプリケーションプログラムにおいて、
前記選択処理では、
前記検索処理にて検索されたプリンタのうち、前記第1のプリンタの印刷媒体よりも幅が大きい印刷媒体に対応しないプリンタをフィルタリングし、前記第1のプリンタの印刷媒体よりも幅が大きい印刷媒体に対応するプリンタを表示する、
ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
【請求項8】
請求項1から請求項7のいずれか1つに記載するアプリケーションプログラムにおいて、
前記特定のデータは、前記第1のプリンタの取扱説明書、前記第1のプリンタの装置情報、前記第1のプリンタのステータス情報、のいずれかのデータである、
ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
【請求項9】
請求項1から請求項8のいずれか1つに記載するアプリケーションプログラムにおいて、
前記特定のデータは、印字量が閾値よりも大きいデータである、
ことを特徴とするアプリケーションプログラム。
【請求項10】
請求項1から請求項9のいずれか1つに記載するアプリケーションプログラムにおいて、
前記情報処理装置に、
前記第1のプリンタに印刷を行わせる場合に、前記第1のプリンタ用のモジュールを用いて印刷対象のデータを第1の印刷データに変換し、前記第1の印刷データを前記第1のプリンタに送信する第1送信処理と、
前記第2のプリンタに印刷を行わせる場合に、前記第2のプリンタ用のモジュールを用いて印刷対象のデータを第2の印刷データに変換し、前記第2の印刷データを前記第2のプリンタに送信する第2送信処理と、
を実行させることを特徴とするアプリケーションプログラム。
【請求項11】
請求項1から請求項9のいずれか1つに記載するアプリケーションプログラムにおいて、
前記情報処理装置に、
前記第1のプリンタに印刷を行わせる場合に、前記第1のプリンタ用のモジュールを用いて印刷対象のデータを印刷データに変換し、前記印刷データを前記第1のプリンタに送信する第1送信処理と、
前記第2のプリンタに印刷を行わせる場合に、印刷対象のデータを印刷データに変換せず、前記印刷対象のデータを前記第2のプリンタに送信する第2送信処理と、
を実行させることを特徴とするアプリケーションプログラム。
【請求項12】
請求項1から請求項9のいずれか1つに記載するアプリケーションプログラムにおいて、
前記情報処理装置に、
前記第1のプリンタに印刷を行わせる場合に、前記第1のプリンタ用のモジュールを用いて印刷対象のデータを第1の印刷データに変換し、前記第1の印刷データを前記第1のプリンタに送信する第1送信処理と、
前記第2のプリンタに印刷を行わせる場合に、オペレーティングシステムに印刷対象のデータを第2の印刷データに変換させ、前記第2の印刷データを前記第2のプリンタに送信する第2送信処理と、
を実行させることを特徴とするアプリケーションプログラム。
【請求項13】
複数のプリンタに接続する情報処理装置に組み込まれたアプリケーションプログラムであって、
前記情報処理装置に、
ロール紙に印刷するラベルプリンタが選択されている状態で、前記ラベルプリンタに関する特定のデータの印刷指示を受け付ける受付処理と、
前記受付処理にて前記特定のデータの印刷指示を受け付けた場合に、カット紙に印刷するプリンタを検索する検索処理と、
前記検索処理にて検索されたプリンタの1つに対して、前記特定のデータに基づく印刷を行わせる印刷処理と、
を実行させることを特徴とするアプリケーションプログラム。

発明の詳細な説明約 19,000 文字を表示【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のプリンタと通信可能な情報処理装置に組み込まれるアプリケーションプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
プリンタに関する特定のデータを取得し、その特定のデータの印刷を行う技術が知られている。例えば、特許文献1では、ファクシミリ装置の技術であって、メーカのサーバから取扱説明書のデータをダウンロードし、ダウンロード完了後にその取扱説明書のデータを印刷する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003−060838号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プリンタに関する特定のデータには、取扱説明書のように情報量が多いものもあれば、その反対に情報量が少ないものもある。そのため、現在選択されているプリンタにおいて、所定の印刷媒体に印刷を行うことが設定されている場合、特定のデータをその所定の印刷媒体に印刷したとしても、印刷内容を一目で把握し難いことがある。
【0005】
本発明は、前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは、複数のプリンタと通信可能な情報処理装置に組み込まれるアプリケーションプログラムにおいて、プリンタに関する特定のデータを印刷した場合の視認性を向上させる技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の問題点を解決するために、本発明のアプリケーションプログラムは、次の構成を有している。
第1のプリンタと、前記第1のプリンタの印刷媒体と異なる印刷媒体にも印刷可能な第2のプリンタと、に接続する情報処理装置に組み込まれたアプリケーションプログラムであって、前記情報処理装置に、前記第1のプリンタが選択されている状態で、前記第1のプリンタに関する特定のデータの印刷指示を受け付ける受付処理と、前記受付処理にて前記特定のデータの前記印刷指示を受け付けた場合に、前記特定のデータに基づく印刷を前記第2のプリンタに行わせる特定データ印刷処理と、を実行させることを特徴とする。
【0007】
第1のプリンタによる印刷では印刷内容を一目で確認し難くなるデータが有る。そのため、本明細書に開示されるアプリケーションプログラムによれば、そのような特定のデータの印刷の際、第1のプリンタが選択されている場合であっても、第2のプリンタに切り替えて印刷することで、特定のデータについて、視認性が高い印刷を行うことが可能になる。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、複数のプリンタと通信可能な情報処理装置に組み込まれるアプリケーションプログラムにおいて、プリンタに関する特定のデータを印刷した場合の視認性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態1にかかる印刷システムの概略構成図である。
情報処理装置の印刷用のプログラムを示す説明図である。
3種類の処理の経路を示す説明図である。
編集画面の例を示す説明図である。
印刷ボタンを操作する前の詳細情報画面の例を示す説明図である。
情報処理装置にて実行される編集印刷処理の手順を示すフローチャートである。
情報処理装置にて実行される編集印刷処理の手順を示すフローチャートである。
印刷ボタンを操作した後の詳細情報画面の例を示す説明図である。
実施形態2にかかる、情報処理装置にて実行される印刷装置の検索表示処理の手順を示すフローチャートである。
印刷ボタンを操作した後の詳細情報画面の例を示す説明図である。
テーブルの例を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(実施形態1)
以下、本発明にかかる印刷システムを具体化した実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態は、互いに通信可能な印刷装置と情報処理装置とを含む印刷システムに本発明を適用したものである。
【0011】
本実施形態の印刷システム100は、図1に示すように、印刷装置1と、情報処理装置2とを有し、互いに通信可能に接続されている。印刷装置1は、印刷対象の媒体への印刷が可能な装置であり、例えば、ラベルプリンタ、ページプリンタ、コピー機、複合機である。情報処理装置2は、印刷装置1にて印刷させる画像データの生成及び編集、印刷装置1への印刷実行指示と画像データとの送信等を行う装置であり、例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータである。なお、印刷システム100を構成する印刷装置1や情報処理装置2は、それぞれ1台に限らず、複数台有ってもよい。
【0012】
図1に示す本実施形態では、1台の情報処理装置2と4台の印刷装置1A、1B、1C、1Dとから構成される印刷システム100を示している。なお、以下の説明では、印刷装置1A、1B、1C、1Dについて、区別の必要のない場合には、A〜Dの区別のための添え字を省略して説明する。
【0013】
印刷装置1は、図1に示すように、コントローラ11と、画像形成部12と、操作パネル13と、ネットワークインターフェース14とを有している。コントローラ11は、CPUや、フラッシュROMやRAMなどのメモリ等を含み、印刷装置1の各構成要素を制御する。
【0014】
フラッシュROMは、印刷装置1の制御プログラムなどのバージョン情報を記憶している。
【0015】
なお、コントローラ11は、CPU等、印刷装置1の制御に利用されるハードウェアを纏めた総称である。具体的には、コントローラ11は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等も含み、したがって、ASICがCPUの一部の機能を担っていてもよく、また、コントローラの一部の機能を論理回路が担っていてもよい。
【0016】
画像形成部12は、情報処理装置2から送られてきた画像データに基づいて、印刷対象の媒体に画像を印刷するための構成である。また、画像形成部12の画像形成方式は、サーマル印刷方式、電子写真方式、インクジェット印刷方式等が採用される。また、画像形成部12は、カラー印刷が可能な画像形成方式であっても良いし、モノクロ印刷のみに対応する画像形成方式であっても良い。
【0017】
本実施形態では、印刷装置1A、1B、1C、1Dは、画像形成部12の画像形成方式や印刷媒体がそれぞれ異なっている。印刷装置1Aは、画像形成部12として、モノクロ印刷に対応するサーマル印刷方式が採用されている。また、印刷対象の媒体として、テープ状、すなわち、ロール状に捲回された長尺形状のラベル媒体(ロール紙)が採用されている。
【0018】
印刷装置1Aの画像形成部12は、長尺形状のラベル媒体の幅が、8mm、12mmおよび16mmなどと、複数の幅のラベル媒体に対応するものであってもよい。また、ラベル媒体は、画像形成部12によって印刷された後に、印刷量に応じた長さでカットされる。したがって、印刷装置1Aは、ラベル媒体に印刷するためのラベルプリンタである。
【0019】
また、印刷装置1Bは、画像形成部12として、カラー印刷が可能な電子写真方式が採用されている。また、印刷装置1Cは、画像形成部12として、カラー印刷が可能なインクジェット印刷方式が採用されている。また、印刷装置1Dは、画像形成部12として、モノクロ印刷のみに対応する電子写真方式が採用されている。
【0020】
また、印刷装置1B〜印刷装置1Dは、印刷媒体として、A4サイズやA3サイズなどの定型サイズにカットされたシート状の印刷用紙(カット紙)に印刷可能である。なお、本実施形態における印刷装置1A、1B、1C、1Dの組み合わせは一例を示したに過ぎず、これに限定されるものではない。
【0021】
操作パネル13は、例えば、タッチパネルであり、ユーザによる入力を受け付けるとともに情報の表示を行う。操作パネル13は、各種の表示ランプやボタン等を含んでもよい。
【0022】
ネットワークインターフェース14は、情報処理装置2と通信を行うためのハードウェアである。
【0023】
情報処理装置2は、図1に示すように、CPU21と、ROM22と、RAM23と、不揮発性メモリ24と、操作表示部26と、ネットワークインターフェース27とを有している。ROM22には、情報処理装置2を起動するための起動プログラム等が記憶されている。RAM23は、各種処理が実行される際に作業領域として、あるいは、データを一時的に記憶する記憶領域として利用される。不揮発性メモリ24は、例えば、HDD、フラッシュメモリであり、各種のプログラムやデータを記憶する。
【0024】
CPU21は、ROM22や不揮発性メモリ24から読み出したプログラムに従って、各種の処理を実行する。
【0025】
操作表示部26は、例えば、表示装置やその表示装置上に配置されたタッチパネルなどから構成されている。表示装置は、必要な情報を表示し、また、タッチパネルは、ユーザによる入力を受け付ける。
【0026】
なお、操作表示部26の構成において、デスクトップ型のパーソナルコンピュータのように、操作表示部26の機能を実現するためのデバイスを情報処理装置2とは別に備える構成でもよい。この場合には、情報処理装置2は、操作表示部28の機能を実現するデバイスを、具体的には、キーボード、マウス、ディスプレイ等を接続するためのインターフェースを備える。
【0027】
ネットワークインターフェース27は、印刷装置1と通信を行うためのハードウェアである。ネットワークインターフェース27は、通信インターフェースの一例である。
【0028】
本実施形態の印刷システム100では、情報処理装置2と印刷装置1とが、共通のアクセスポイント3を介して、Wi−Fi(登録商標)規格に準拠した無線通信を行う。すなわち、ネットワークインターフェース14および27は、ともに、Wi−Fi(登録商標)規格による無線通信を可能にするインターフェースである。より具体的には、IEEE802.11の規格及びそれに準ずる規格に基づく無線通信を可能にするインターフェースである。なお、本実施形態の通信態様は一例であり、前述の態様に限らない。例えば、情報処理装置2と印刷装置1とは、アクセスポイント3を介さない直接接続による無線通信にて通信してもよい。
【0029】
また、アクセスポイント3は、インターネット4を介して印刷装置1の製造メーカが提供するサーバ5に接続されている。したがって、情報処理装置2は、インターネット4を介して印刷装置1のマニュアルをダウンロードすることができる。また、マニュアル以外にも、サーバ5から印刷装置1の制御プログラムのバージョン情報やサーバ5の更新情報などがダウンロードすることができてもよい。
【0030】
情報処理装置2の不揮発性メモリ24には、図2に示すように、画像編集用のアプリケーションプログラム(画像編集アプリ)41と、画像データ生成プログラム42と、専用印刷制御プログラム43と、オペレーティングシステム(OS)44と、が記憶されている。さらに、情報処理装置2のOS44には、特定印刷制御プログラム45と、一般印刷制御プログラム46と、通信プログラム47と、が組み込まれている。
【0031】
画像編集アプリ41は、編集アプリケーションプログラムの一例である。以下では、アプリケーションプログラムを「アプリ」と称する。なお、図2では、各種のデータの流れる方向を実線の矢印にて示している。
【0032】
画像編集アプリ41は、例えば、操作表示部26におけるユーザの指示を受け付ける機能、操作表示部26に画像を表示する機能、画像の編集や保存を行う機能、を有するプログラムである。本実施形態の画像編集アプリ41は、例えば、印刷装置1A用のラベル画像ファイルの生成および編集に用いられるプログラムである。
【0033】
また、ラベル画像ファイルは、テープ状のラベル媒体に印刷するためのデータファイルである。画像編集アプリ41は、さらに、生成済みのラベル画像ファイルを読み込む機能や、印刷指示を受け付ける機能、印刷時の各種設定を受け付ける機能も有する。
【0034】
また、画像編集アプリ41は、図2中に二点鎖線で示すように、専用印刷制御プログラム43、特定印刷制御プログラム45および一般印刷制御プログラム46のいずれかを介して、印刷装置1から装置の状態情報を取得する機能も有する。装置の状態情報としては、例えば、印刷完了情報、エラー情報がある。
【0035】
画像データ生成プログラム42は、印刷用の画像ファイルを生成する機能を有するプログラムである。本実施形態の情報処理装置2では、画像データ生成プログラム42は、例えば、画像編集アプリ41にて受け付けた編集の指示に基づいて、ラベル画像ファイルを生成する。画像編集アプリ41にてラベル画像ファイルを生成する処理の手順は、詳細には、画像編集アプリ41から画像データ生成プログラム42に生成の指示が出力され、画像データ生成プログラム42にて生成されたラベル画像ファイルを画像編集アプリ41が取得する手順を含む。
【0036】
専用印刷制御プログラム43は、例えば、ラベル画像ファイルに含まれる画像データをラスタライズしてラスタライズデータを生成する機能、生成したラスタライズデータについて通信プログラム47を制御して印刷装置1Aに送信する機能、を有するプログラムである。専用印刷制御プログラム43は、特定の機種の印刷装置、本実施形態では印刷装置1Aに対応する専用のプログラムであり、他のメーカの機種など特定の機種以外の印刷装置には対応しない。
【0037】
したがって、本実施形態の専用印刷制御プログラム43は、印刷装置1Aにて対応可能な形式のラスタライズデータを生成する。
【0038】
特定印刷制御プログラム45は、特定のページ記述言語によって記述された印刷用の規格データを生成する機能、生成した規格データについて通信プログラム47を制御して、例えば印刷装置1C〜印刷装置1Dに送信する機能、を有するプログラムである。特定印刷制御プログラム45は、印刷制御機能を実現するために、OS44によって提供される標準のプログラムである。
【0039】
したがって、印刷装置1C〜印刷装置1Dは、特定のページ記述言語によって記述された規格データを理解してラスタライズ処理をし、印刷に必要なラスタライズデータを生成する機能を備える。
【0040】
また、特定印刷制御プログラム45は、特定のページ記述言語をサポートする種々の印刷装置に対応するプログラムである。そのため、特定のページ記述言語をサポートする機能を備えた印刷装置であれば、どのメーカの印刷装置であっても、規格データに基づく印刷を実行できる。
【0041】
なお、特定印刷制御プログラム45を利用した印刷のシステムとしては、例えば、AirPrint、Mopria(いずれも登録商標)がある。また、特定のページ記述言語としては、例えば、PostScriptがある。
【0042】
一般印刷制御プログラム46は、画像データをラスタライズしてラスタライズデータを生成する機能、生成したラスタライズデータについて通信プログラム47を制御して印刷装置1Bに送信する機能、を有するプログラムである。特定印刷制御プログラム45は、印刷制御機能を実現するために、OS44もしくは印刷装置の製造メーカによって提供されるプログラムである。
【0043】
したがって、印刷装置1Bは、ラスタライズデータに基づいて印刷する機能を備えればよく、一般的な印刷装置である。
【0044】
なお、一般印刷制御プログラム46を利用した印刷のシステムとしては、例えば、CUPS(登録商標)(Common UNIX(登録商標) Printing System)がある。
【0045】
画像データ生成プログラム42によって生成されるラベル画像ファイルは、専用印刷制御プログラム43における処理に適するファイルである。画像編集アプリ41は、印刷対象の画像データを専用印刷制御プログラム43に渡す場合には、ラベル画像ファイルを用い、また、指定された全ての印刷設定を付加する。
【0046】
一方、画像編集アプリ41は、印刷対象の画像データを特定印刷制御プログラム45や一般印刷制御プログラム46に渡すことも可能である。特定印刷制御プログラム45や一般印刷制御プログラム46は、シート状の印刷用紙に印刷を行う印刷装置1B〜印刷装置1Dに対応するプログラムであり、ラベル編集機能を有する画像編集アプリ41から使用する場合には、ラベル画像ファイルを、シート状の印刷用紙に印刷する場合に適した形式とした汎用画像ファイルを用いる。この場合には、画像編集アプリ41は、一般的な印刷設定のみを付加する。すなわち、ロール状の印刷媒体用の印刷設定は付加せず、印刷装置1B〜印刷装置1Dにおいて設定可能な印刷設定を付加する。
【0047】
通信プログラム47は、ネットワークインターフェース27を制御して、通信相手の装置との通信を行う機能を有するプログラムである。例えば、一般印刷制御プログラム46によって生成されたラスタライズデータはOS44のスプーラに登録される。情報処理装置2の通信プログラム47は、スプーラに登録されたデータを、ネットワークインターフェース27を介して印刷装置1に送信する。通信プログラム47も、OS44によって提供される標準のプログラムである。通信プログラム47の一部は、ROM22に記憶されていてもよい。
【0048】
本実施形態の印刷システム100は、印刷装置1に印刷を行わせる処理の経路として、図3に示すように、3種類の経路を有する。3種類の経路とは、情報処理装置2がラスタライズ処理を行う第1経路および第3経路と、印刷装置1がラスタライズ処理を行う第2経路と、である。
【0049】
第1経路を用いて印刷装置1に印刷を行わせる場合、図3に示すように、情報処理装置2は、ラスタライズ処理を実行して、ラベル画像ファイルに含まれる画像データをラスタライズし、ラスタライズデータを印刷装置1Aに送信する。印刷装置1Aは、ラスタライズ済みのラスタライズデータを受信して、受信したラスタライズデータに基づいて印刷する。第1経路では、情報処理装置2は、印刷対象の画像データを図2に示した専用印刷制御プログラム43を用いてラスタライズする。
【0050】
第2経路を用いて印刷装置1に印刷を行わせる場合、図3に示すように、情報処理装置2は、汎用画像ファイルに含まれる画像データを特定のページ記述言語により記述して規格データを生成し、その規格データを印刷装置1Cおよび印刷装置1Dに送信する。印刷装置1Cおよび印刷装置1Dは、受信した規格データをラスタライズ処理してラスタライズデータを生成し、そして、ラスタライズデータに基づいて印刷する。
【0051】
第3経路を用いて印刷装置1に印刷を行わせる場合、図3に示すように、情報処理装置2は、ラスタライズ処理を実行して、汎用画像ファイルに含まれる画像データをラスタライズし、ラスタライズデータを印刷装置1Bに送信する。印刷装置1Bは、ラスタライズ済みのラスタライズデータを受信して、受信したラスタライズデータに基づいて印刷する。第3経路は、一般印刷制御プログラム46を使用する。
【0052】
続いて、本実施形態の印刷システム100による印刷動作について説明する。以下では、まず、本実施形態の印刷システム100が、第1経路による印刷処理を行う場合について説明する。印刷装置1としては、テープ状のラベル媒体に印刷するための印刷装置1Aがデフォルトとして選択されている。
【0053】
また、画像編集アプリ41は、ラベルプリンタ用のラベル画像ファイルを生成するプログラムであり、専用印刷制御プログラム43は、ラベルプリンタに対応するラスタライズデータを生成するプログラムである。第1経路を用いた処理では、情報処理装置2は、印刷装置1Aにて対応可能な詳細な印刷設定を受け付ける。
【0054】
印刷システム100にてラベルを作成する場合、ユーザは、情報処理装置2にて画像編集アプリ41を実行させ、印刷対象の画像データを含むラベル画像ファイルを編集する。情報処理装置2は、画像編集アプリ41の実行を開始すると、例えば、図4に示すように、編集画面50を操作表示部26に表示する。
【0055】
編集画面50には、例えば、編集中のラベル画像のプレビュー画像501、印刷の実行指示を受け付ける印刷ボタン502、印刷のキャンセルを受け付けるキャンセルボタン503、編集画面50に表示された編集中のラベル画像などのキャンセルを受け付ける画像キャンセルボタン504、プルダウンメニューに表示された複数の印刷装置1の中から1個の印刷装置1を選択するためのプリンタ選択ボタン507、印刷装置の詳細情報を表示させるための印刷装置の詳細ボタン508、画像編集アプリ41を終了させるための終了ボタン509が表示される。
【0056】
例えば、情報処理装置2が画像編集アプリ41を起動すると、印刷装置1Aがデフォルトの印刷装置として選択され、プリンタ選択ボタン507部分に印刷装置1Aの装置名が表示される。
【0057】
また、編集画面50には、例えば、図4に示すように、オブジェクト選択ボタン505が表示される。情報処理装置2は、オブジェクト選択ボタン505によって、編集中のラベル画像に追加するオブジェクトの種類の指定を受け付ける。オブジェクトの種類としては、例えば、テキスト、枠、図形、写真、バーコードがある。
【0058】
情報処理装置2は、オブジェクトの追加の指示を受け付けると、プレビュー画像501に指定されたオブジェクトの領域を追加する。さらに、情報処理装置2は、オブジェクトの領域内に印刷する画像データの指定をさらに受け付け、受け付けた画像データに基づいて、プレビュー画像501を表示する。図4では、文字「XYZ」を含むテキストオブジェクト501aと花の図形オブジェクト501bとを含むプレビュー画像501の例を示している。
【0059】
また、編集画面50では、プレビュー画像501の一部が印刷範囲として設定されることがある。印刷範囲は、例えば、印刷に用いるラベルの幅や、印刷用紙の大きさに基づいて決まる印刷可能な範囲である。情報処理装置2は、プレビュー画像501中に印刷範囲を反映させて表示する。なお、情報処理装置2は、印刷範囲ボタン506の操作によって、プレビュー画像501中の印刷対象となる画像の範囲の設定を受け付けることもできる。ユーザによっては、例えば、作業効率の向上のために、印刷範囲外にオブジェクトを置くこともあり、印刷範囲は、そのようなオブジェクトを印刷範囲から除外するために設定される。図4のプレビュー画像501の例では、一点鎖線にて、テキストオブジェクト501aのみを含む印刷範囲506aを示している。
【0060】
また、編集画面50が操作表示部26に表示されているときに、印刷装置の詳細ボタン508がユーザによって操作されると、図5に示すように、選択されている印刷装置の詳細情報画面60が操作表示部26に表示される。
【0061】
詳細情報画面60には、例えば、図4に示す編集画面50に戻るための編集画面ボタン601、印字装置のバージョン情報を表示させるためのバージョン情報ボタン602、印字装置のマニュアルを表示させるためのマニュアルボタン603、プリンタ選択ボタン507部分に表示された印刷装置1Aの詳細情報604などが表示される。詳細情報画面60の詳細は後述のフローチャートで説明する。
【0062】
続いて、本実施形態の印刷システム100において前述した編集印刷動作を実現するために、情報処理装置2にて実行される編集印刷処理の手順について、図6および図7のフローチャートを参照して説明する。この編集印刷処理は、情報処理装置2が動作中、操作表示部26においてユーザの指示により画像編集アプリ41が選択されたことを契機に、情報処理装置2のCPU21にて実行される。この編集印刷処理は、画像編集アプリ41に含まれる処理である。
【0063】
CPU21は、まず、ステップ10(以下においては、「S10」と称す)において、画像編集アプリ41を起動し、図4に示す編集画面50を操作表示部26に表示する。次に、CPU21は、S11において、編集画面50上のオブジェクト選択ボタン505がユーザによって操作されたかを判断する。
【0064】
S11において、CPU21が、編集画面50上のオブジェクト選択ボタン505が操作されたと判断した場合には(S11:YES)、次のS12において、CPU21は、ユーザの指示に基づき編集処理を実行し、その後、S13へ移行する。
【0065】
次に、CPU21は、S13において、編集画面50上の終了ボタン509がユーザによって操作されたか否かを判断する。
【0066】
S13において、CPU21が、編集画面50上の終了ボタン509がユーザによって操作されたと判断した場合には(S13:YES)、本処理を終了する。また、S13において、CPU21が、編集画面50上の終了ボタン509が操作されなかったと判断した場合には(S13:NO)、先ほどのS11に戻る。
【0067】
一方、S11において、CPU21が、編集画面50上のオブジェクト選択ボタン505が操作されなかったと判断した場合には(S11:NO)、次のS14において、CPU21は、編集中のラベル画像などのキャンセルを受け付ける画像キャンセルボタン504がユーザによって操作されたか否かを判断する。
【0068】
S14において、CPU21が、画像キャンセルボタン504が操作されたと判断した場合には(S14:YES)は、次のS15において、CPU21は、編集画面50上に表示された編集中のラベル画像を消去した後、次のS13へ移行する。
【0069】
一方、S14において、CPU21が、画像キャンセルボタン504が操作されなかったと判断した場合には(S14:NO)は、次のS16において、CPU21は、編集画面50上の印刷ボタン502がユーザによって操作されたか否かを判断する。
【0070】
S16において、CPU21が、印刷ボタン502が操作されたと判断した場合には(S16:YES)は、次のS17において、CPU21は、印刷のキャンセルを受け付けるキャンセルボタン503がユーザによって操作されたか否かを判断する。
【0071】
S17において、CPU21が、キャンセルボタン503が操作されたと判断した場合には(S17:YES)は、次のS18において、CPU21は、印刷処理を中止した後、次のS13へ移行する。
【0072】
一方、S17において、CPU21が、キャンセルボタン503が操作されなかったと判断した場合には(S17:NO)は、次のS19において、CPU21は、編集画面50上に表示されたプレビュー画像501、もしくは、プレビュー画像501中の、印刷範囲ボタン506の操作によって設定された画像の範囲について、ラベル画像データに基づいて、印刷を実行する。
【0073】
本実施形態では、印刷装置1Aが選択されている場合、CPU21は、図3に示す、第1経路を介して印刷装置1Aにラスタライズデータを送出し、ラベルプリンタである印刷装置1Aに印刷を実行させる。なお、S19が本発明の第1送信処理に相当し、また、専用印刷制御プログラム43が本発明の第1のプリンタ用のモジュールに相当する。
【0074】
一方、S16において、CPU21が、印刷ボタン502が操作されなかったと判断した場合には(S16:NO)は、次のS20において、CPU21は、印刷装置の詳細情報を表示させるための印刷装置の詳細ボタン508がユーザによって操作されたか否かを判断する。
【0075】
S20において、CPU21が、詳細ボタン508が操作されなかったと判断した場合には(S20:NO)は、S13へ移行する。
【0076】
一方、S20において、CPU21が、詳細ボタン508が操作されたと判断した場合には(S20:YES)は、図7に示すS29へ移行する。
【0077】
次に、CPU21は、S29において、図5に示す詳細情報画面60を操作表示部26に表示する。本実施形態では、印刷装置1Aが選択されている場合、詳細情報画面60には、印刷装置1Aの詳細情報604が表示される。
【0078】
次に、CPU21は、S30において、詳細情報画面60上のマニュアルボタン603がユーザによって操作されたか否かを判断する。
【0079】
S30において、CPU21が、詳細情報画面60上のマニュアルボタン603が操作されたと判断した場合には(S30:YES)、次のS31において、CPU21は、インターネット4を介してサーバ5に印刷装置1のマニュアル情報を問い合わせる。
【0080】
次に、CPU21は、S32において、インターネット4を介して受信したマニュアル情報をRAM23や不揮発性メモリ24に記憶させるとともに、例えば、図8に示すように、詳細情報画面60上に受信した印刷装置1のマニュアル605を表示させる。その後、S30へ戻る。
【0081】
本実施形態では、詳細情報画面60上に、インターネット4を介して受信した印刷装置1Aのマニュアルを表示させたが、これに限定されることはない。例えば、印刷装置1Aに対してマニュアル情報を問い合わせ、印刷装置1Aからマニュアル情報を受信し、詳細情報画面60上に印刷装置1Aのマニュアルを表示させてもよい。
【0082】
また、マニュアルは、印刷装置1Aのマニュアルに限定されるものではなく、例えば、画像編集アプリ41のマニュアルであってもよい。この場合においては、サーバや画像編集アプリ41に、画像編集アプリ41のマニュアル情報を問い合わせて、受信したマニュアル情報に基づいて、詳細情報画面60上に、画像編集アプリ41のマニュアルを表示させることになる。
【0083】
一方、S30において、CPU21が、詳細情報画面60上のマニュアルボタン603が操作されなかったと判断した場合には(S30:NO)、次のS33において、CPU21は、詳細情報画面60上のバージョン情報ボタン602がユーザによって操作されたか否かを判断する。
【0084】
S33において、CPU21が、詳細情報画面60上のバージョン情報ボタン602が操作されたと判断した場合には(S33:YES)、次のS34において、印刷装置1へバージョン情報を問い合わせる。
【0085】
次に、CPU21は、S35において、印刷装置1から受信したバージョン情報をRAM23や不揮発性メモリ24に記憶させるとともに、詳細情報画面60上に受信したバージョン情報を表示させる。その後、S30へ戻る。
【0086】
本実施形態では、印刷装置1Aが選択されている場合、印刷装置1Aのバージョン情報が編集画面50上に表示される。また、印刷装置1Aのバージョン情報に代えて画像編集アプリ41のバージョン情報を詳細情報画面60上に表示するようにしても良い。
【0087】
一方、S33において、CPU21が、詳細情報画面60上のバージョン情報ボタン602が操作されなかったと判断した場合には(S33:NO)、次のS36において、CPU21は、詳細情報画面60上の印刷ボタン502がユーザによって操作されたか否かを判断する。なお、S36が本発明の受付処理に相当する。
【0088】
S36において、CPU21が、詳細情報画面60上の印刷ボタン502が操作されなかったと判断した場合には(S36:NO)、次のS37において、CPU21は、詳細情報画面60上に表示されたところの、図4に示す編集画面50に戻るための編集画面ボタン601がユーザによって操作されたか否かを判断する。
【0089】
S37において、CPU21が、詳細情報画面60上の編集画面ボタン601が操作されたと判断した場合には(S37:YES)、図6に示すS10へ戻る。
【0090】
一方、S37において、CPU21が、詳細情報画面60上の編集画面ボタン601が操作されなかったと判断した場合には(S37:NO)、S30へ戻る。
【0091】
一方、S36において、CPU21が、詳細情報画面60上の印刷ボタン502が操作されたと判断した場合には(S36:YES)、次のS38において、CPU21は、情報処理装置2に接続された印刷装置1を検索し、図8に示すように、詳細情報画面60上のプリンタ表示領域606に、検索で見つかった印刷装置1を一覧として表示する。
【0092】
本実施形態では、詳細情報画面60上の印刷ボタン502が操作された後には、図8に示すように、詳細情報画面60上に、プリンタ選択ボタン507に代えてプリンタ表示領域606が表示される。そして、CPU21がS38を実行することによって検索された印刷装置1が一覧として表示される。なお、この場合において、編集画面50にて選択されている印字装置1Aもプリンタ表示領域606に表示されているが、印字装置1Aは、選択できないように構成しても、非表示やグレーアウトとしても、差し支えない。後述するように、特に、マニュアル情報はカット紙への印刷が望ましいため、このようにするとよい。
【0093】
次に、CPU21は、詳細情報画面60上のプリンタ表示領域606に表示された印刷装置1のいずれかがユーザによって選択されたか否かを判断する。なお、S38およびS39が本発明の選択処理に相当する。
【0094】
ユーザは、操作表示部26の、詳細情報画面60のプリンタ表示領域606上をタッチすることによって、プリンタ表示領域606に表示された印刷装置1の1つを選択することができる。図8においては、印刷装置1Dが選択された状態を示している。
【0095】
ユーザによって、印刷装置1が選択されると、CPU21は、S39において、詳細情報画面60上の印刷装置1が選択されたと判断し(S39:YES)、次のS40において、CPU21は、詳細情報画面60上に表示されたマニュアルを印刷する。
【0096】
ここでは、印刷装置1Dが選択されているので、CPU21は、図3に示す第2経路を用いて特定のページ記述言語により記述して規格データを印刷装置1Dに送信する。それにより、印刷装置1Dは、マニュアルの印刷を実行する。
【0097】
このように本実施形態では、印刷装置1Aのマニュアルの印刷が印刷装置1Dにおいて実行されるので、印刷装置1Aにおいて印刷が実行される場合に比べて、印刷されたマニュアルの視認性が良い。つまり、印刷装置1Aにおいて印刷した場合には、幅の狭いラベル媒体への印刷になるため、文字が小さくなってしまったり、レイアウトが変わってしまったりして見づらいものとなる。しかし、印刷装置1Dにおいて印刷した場合には、幅の広いカット紙への印刷になるため、操作表示部26に表示された状態のような形態で印刷することができ、非常に読みやすくなる。
【0098】
また、印刷装置1Aにおいて印刷した場合には、ラベル媒体の幅が狭いので、マニュアルの1頁分を印刷するためにラベル媒体がたくさん消費される。しかし、印刷装置1Dにおいて印刷した場合には、印刷媒体の幅が広いためにマニュアルの1頁分を印刷するための印刷媒体の印刷枚数も少なくて済む。なお、S40が本発明の特定データ印刷処理および第2送信処理に相当する。
【0099】
また、本実施形態では、CPU21は、S40において、CPU21によってS35が実行されて詳細情報画面60上にバージョン情報が表示されている際には、バージョン情報を選択された印刷装置1によって印刷する。
【0100】
この場合においては、バージョン情報は、印刷量、すなわち、例えば、文字数や画像サイズがある閾値よりも小さいので、印刷装置1Aにて印刷する構成であってもよい。閾値としては、印刷装置1Aにて印刷された印刷物の視認性が低下せず、また、印刷媒体の印刷枚数(消費量)が増えることがないような適切な値が設定される。例えば、印刷装置1Dが選択されている場合であっても、バージョン情報を印刷する際には印刷装置1Aによって印刷するようにしてもよい。これにより、特定情報に応じた適切な印刷装置1で印刷されることになり、利便性が向上する。
【0101】
さらに、本実施形態では、CPU21は、S40において、図5に示す詳細情報画面60上に表示された、バージョン情報ボタン602およびマニュアルボタン603のいずれもが操作されていない状態では、図5に示す詳細情報画面60を印刷する。
【0102】
この場合において、ユーザがプリンタ表示領域606上をタッチすることによって、例えば、印刷装置1Bが選択されると、CPU21は、図3に示す第3経路を介して、印刷装置1Bにラスタライズ済みのラスタライズデータを送信する。それにより、印刷装置1Bは、詳細情報画面60の印刷を実行する。
【0103】
一方、S39において、CPU21が、ユーザによってプリンタ表示領域606上に表示された印刷装置1が選択されなかったと判断した場合には(S39:NO)、次のS41において、詳細情報画面60上のキャンセルボタン503がユーザによって操作されたか否かを判断する。
【0104】
S41において、CPU21が、詳細情報画面60上のキャンセルボタン503が操作されたと判断した場合には(S41:YES)、CPU21は、次のS42において、印刷処理を中止した後、S30へ戻る。
【0105】
一方、S41において、CPU21が、詳細情報画面60上のキャンセルボタン503が操作されなかったと判断した場合には(S41:NO)、S39へ戻る。
【0106】
このように本実施形態では、図4に示す編集画面50にて、ラベル媒体への印刷を行う印刷装置1Aが選択されている場合であっても、マニュアルを、カット紙への印刷を行う印刷装置1B〜印刷装置1Dによって印刷するようにしたので、印刷装置1Aにおいて印刷が実行される場合に比べて、印刷されたマニュアルの視認性が良い。つまり、印刷装置1Dにおいて印刷した場合には、操作表示部26に表示された状態に近い形態でマニュアルを印刷することができ、ユーザにとって、非常に読みやすくなる。また、印刷装置1Aにおいて印刷した場合には、マニュアルの1頁分がラベル媒体の幅に応じて何分割かに分けて印刷されるので、ラベル媒体がたくさん消費される。しかし、印刷装置1Dにおいて印刷した場合には、マニュアルの1頁分が1枚のシートに印刷され、印刷媒体の印刷枚数も少なくて済む。なお、S40が本発明の特定データ印刷処理および第2送信処理に相当し、特定印刷制御プログラム45が本発明の第2のプリンタ用のモジュールに相当する。
【0107】
(実施形態2)
図9は、実施形態2にかかる、情報処理装置にて実行される印刷装置の検索表示処理手順を示すフローチャートであり、以下に図9を参照してその詳細を説明する。なお、その説明中、実施形態1と同じ作用効果を奏するものには同じ符号を付して説明する。また、本実施形態は、実施形態1における、図7に示すS38に代わる別の処理手順である。したがって、S38以外は、実施形態1と同じ処理手順を採用する。
【0108】
まず、CPU21は、S50において、情報処理装置2に接続された印刷装置1を検索する。
【0109】
次に、CPU21は、S51において、S50で検索された印刷装置1の中で、編集画面50にて選択されている印字装置1Aより大きな用紙に印刷可能な印刷装置1を抽出する。
【0110】
本実施形態では、印刷装置1と、その印刷装置1が印刷可能な印刷媒体のサイズとの関係を示す、図11に示すようなテーブル70を情報処理装置2は記憶しているので、CPU21は、S51において、このテーブル70に基づいて抽出する。なお、テーブル70は情報処理装置2が記憶している場合に限らず、テーブル70を印刷装置1やサーバ5に記憶し、情報処理装置2が印刷装置1やサーバ5にテーブル70を問い合わせしてテーブル70を取得するようにしてもよい。
【0111】
ここで本実施形態では、通常、印刷装置1Aがデフォルトの印字装置として選択されているので、CPU21は、S51において、印刷装置1Aよりも大きい印刷媒体に印刷可能な印刷装置1B〜印刷装置1Dを抽出、つまり、フィルタリングする。また、情報処理装置2の専用印刷制御プログラム43にラベルプリンタが複数台接続されている場合においては、ラベルプリンタに装置されたテープ状のラベル媒体の幅が、デフォルトのラベルプリンタのラベル媒体の幅よりも大きいラベルプリンタが抽出されるようにしても良い。
【0112】
次に、CPU21は、S52において、S51にて抽出、つまり、フィルタリングした印刷装置1を詳細情報画面60上のプリンタ表示領域606に表示する。そして、その後本処理を終了する。
【0113】
本実施形態の場合には、図10に示すように、詳細情報画面60上のプリンタ表示領域606に、抽出された印刷装置1のみが表示されることになる。したがって、ユーザは、間違えることなく適切な印刷装置1を選択できる。
【0114】
このように本実施形態では、詳細情報画面60上のプリンタ表示領域606に、抽出された印刷装置1のみが表示されるようにしたが、これに限定されるものではない。
【0115】
たとえば、詳細情報画面60上のプリンタ表示領域606に、S50で検索された印刷装置1をすべて表示するとともに、S51にて抽出されなかった印刷装置1と、S51にて抽出された印刷装置1とを、区別する表示としても良い。
【0116】
区別する表示としては、S51にて抽出されなかった印刷装置1の表示をグレーアウトして表示するとか、S51にて抽出されなかった印刷装置1の表示を、S51にて抽出された印刷装置1の表示にくらべて小さい文字で表示するとか、S51にて抽出されなかった印刷装置1の表示の左側にマークを付すとか、S51にて抽出された印刷装置1の表示をS51にて抽出されなかった印刷装置1の表示よりも上方に表示するとかが考えられる。また、それらを組み合わせた区別する表示であっても良い。
【0117】
なお、本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、印刷装置1は、操作パネル13を備えなくてもよい。情報処理装置2は、不揮発性メモリ24に限らず、どのような種類の大容量記憶装置を備えていてもよい。
【0118】
また、例えば、印刷装置1Bおよび印刷装置1Cは、モノクロ専用の装置であってもよい。その場合には、情報処理装置2は、オブジェクトの種類に関わらず、色の設定に関する選択肢を表示しないとすればよい。
【0119】
また、印刷装置1と情報処理装置2との通信方式は、Wi−Fi(登録商標)規格に準拠した無線通信に限らない。例えば、USBケーブルを用いた有線通信であってもよいし、Bluetooth(登録商標)等の他の規格に基づく無線通信であってもよい。また、複数の通信機能を備えていてもよい。
【0120】
また、印刷対象の画像ファイルは、ラベルに印刷するためのラベル画像ファイルに限らない。例えば、PDFファイル、JPEG等の圧縮ファイル、ビットマップファイルでもよい。ラベル画像ファイル以外の画像ファイルを対象とする場合、画像編集アプリ41や専用印刷制御プログラム43として、対象の画像ファイルに適合するものを使用すればよい。
【0121】
また、実施の形態に開示されている処理は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
【符号の説明】
【0122】
1 印刷装置
2 情報処理装置
41 画像編集アプリ
50 編集画面
508 詳細ボタン
60 詳細情報画面
502 印刷ボタン
100 印刷システム

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