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公開番号2019171969
公報種別公開特許公報(A)
公開日20191010
出願番号2018060280
出願日20180327
発明の名称制御装置、制御方法、および、制御システム
出願人株式会社シマノ
代理人個人,個人
主分類B62J 6/02 20060101AFI20190913BHJP(鉄道以外の路面車両)
要約【課題】人力駆動車用コンポーネントを好適に制御できる制御装置、制御方法、および、制御システムを提供する。
【解決手段】制御装置は、時刻情報および携帯可能な機器から送信される位置情報を含む制御情報に基づいて人力駆動車用コンポーネントを制御する制御部を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲約 2,400 文字を表示【請求項1】
時刻情報および携帯可能な機器から送信される位置情報を含む制御情報に基づいて人力駆動車用コンポーネントを制御する制御部を含む、制御装置。
【請求項2】
前記制御情報は、日付情報をさらに含む、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記人力駆動車用コンポーネントは、発光装置を含み、
前記制御部は、前記制御情報に基づいて前記発光装置を制御する、請求項1または2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記制御情報に基づいて前記発光装置のオンとオフとを切り替える、請求項3に記載の制御装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記制御情報に基づいて前記発光装置の出力の大きさを制御する、請求項3または4に記載の制御装置。
【請求項6】
前記発光装置の制御モードは点灯状態の異なる複数の制御モードを含み、
前記制御部は、前記制御情報に基づいて前記複数の制御モードを切り替える、請求項3〜5のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項7】
前記複数の制御モードは、継続して点灯する第1制御モード、および、点滅する第2制御モードを含む、請求項6に記載の制御装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記位置情報および前記時刻情報に基づいて算出される人力駆動車の周囲の明るさに関する第1照度情報に基づいて人力駆動車用コンポーネントを制御する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項9】
前記制御情報は、前記携帯可能な機器が検出する人力駆動車の周囲の明るさに関する第2照度情報を含み、
前記制御部は、前記第2照度情報に基づいて人力駆動車用コンポーネントを制御する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記位置情報および前記時刻情報に基づいて算出される人力駆動車の周囲の明るさに関する第1照度情報と、前記携帯可能な機器が検出する前記人力駆動車の周囲の明るさに関する第2照度情報とに基づいて前記人力駆動車用コンポーネントを制御する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項11】
前記人力駆動車用コンポーネントは、発光装置を含み、
前記制御部は、前記第1照度情報が第1所定条件を満たした場合に前記発光装置を発光させ、前記第1照度情報の状態にかかわらず前記第2照度情報が第2所定条件を満たした場合に前記発光装置を発光させる、請求項10に記載の制御装置。
【請求項12】
前記人力駆動車用コンポーネントは、発光装置を含み、
前記制御部は、前記第1照度情報が第1所定条件を満たさない場合であっても、前記第2照度情報が第2所定条件を満たした場合には、前記発光装置を発光させる、請求項10または11に記載の制御装置。
【請求項13】
前記携帯可能な機器と無線通信可能である通信部をさらに備える、請求項1〜12のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項14】
前記人力駆動車用コンポーネントは、アジャスタブルシートポスト、サスペンション、アシスト装置、および、変速装置の少なくとも1つを含む、請求項1〜13のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項15】
時刻情報および携帯可能な機器から送信される位置情報を含む制御情報に基づいて人力駆動車用コンポーネントを制御する、制御方法。
【請求項16】
携帯可能な機器と、
時刻情報および前記携帯可能な機器から送信される位置情報を含む制御情報に基づいて人力駆動車用コンポーネントを制御する制御部を含む制御装置とを備える、制御システム。
【請求項17】
前記制御情報は、前記位置情報および前記時刻情報に基づいて算出される人力駆動車の周囲の明るさに関する第1照度情報、および、前記携帯可能な機器が検出する前記人力駆動車の周囲の明るさに関する第2照度情報の少なくとも一方を含む、請求項16に記載の制御システム。
【請求項18】
前記制御情報は、前記第2照度情報を少なくとも含み、
前記携帯可能な機器は、前記人力駆動車に取り付け可能に構成される、請求項17に記載の制御システム。
【請求項19】
公衆通信回線網を介して通信可能な通信機器から送信される、位置情報、照度情報、および、時刻情報の少なくとも一つを含む制御情報に基づいて人力駆動車用コンポーネントを制御する制御部を含む、制御装置。
【請求項20】
前記制御情報は、日付情報を含む、請求項19に記載の制御装置。
【請求項21】
前記制御情報は、時間情報をさらに含む、請求項19または20に記載の制御装置。
【請求項22】
前記人力駆動車用コンポーネントは発光装置を含み、
前記制御部は、前記制御情報に基づいて前記発光装置を制御する、請求項19〜21のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項23】
前記制御部は、前記制御情報に基づいて前記発光装置のオンとオフとを切り替える、請求項22に記載の制御装置。
【請求項24】
前記人力駆動車用コンポーネントは発光装置を含み、
前記発光装置は点灯状態の異なる複数の制御モードを含み、
前記制御部は、前記制御情報に基づいて前記複数の制御モードを切り替える、請求項19〜23のいずれか一項に記載の制御装置。
【請求項25】
前記複数の制御モードは、継続して点灯する第1制御モード、点滅する第2制御モード、および、継続して点灯している際に前記発光装置の出力の大きさを自動で調整する第3制御モードを含む、請求項24に記載の制御装置。

発明の詳細な説明約 12,000 文字を表示【技術分野】
【0001】
本発明は、人力駆動車用コンポーネントの制御装置、制御方法、および、制御システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は人力駆動車用コンポーネントを制御する制御システムの一例を開示している。この制御システムは、人力駆動車の周囲の照度を検出する照度検出部、および、照度検出部の検出結果に応じて、前照灯の点灯状態を制御する制御装置を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015−85920号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
人力駆動車用コンポーネントを好適に制御できることが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1側面に従う制御装置は、時刻情報および携帯可能な機器から送信される位置情報を含む制御情報に基づいて人力駆動車用コンポーネントを制御する制御部を含む。
第1側面に従う制御装置によれば、時刻情報および位置情報を考慮して人力駆動車用コンポーネントを制御するため、人力駆動車用コンポーネントを好適に制御できる。
【0006】
前記第1側面に従う第2側面の制御装置において、前記制御情報は、日付情報をさらに含む。
第2側面に従う制御装置によれば、制御情報の精度が高められるため、人力駆動車用コンポーネントを一層好適に制御できる。
【0007】
前記第1または第2側面に従う第3側面の制御装置において、前記人力駆動車用コンポーネントは、発光装置を含み、前記制御部は、前記制御情報に基づいて前記発光装置を制御する。
第3側面に従う制御装置によれば、発光装置を好適に制御できる。
【0008】
前記第3側面に従う第4側面の制御装置において、前記制御部は、前記制御情報に基づいて前記発光装置のオンとオフとを切り替える。
第4側面に従う制御装置によれば、発光装置のオンとオフとを好適に切り替えることができる。
【0009】
前記第3または第4側面に従う第5側面の制御装置において、前記制御部は、前記制御情報に基づいて前記発光装置の出力の大きさを制御する。
第5側面に従う制御装置によれば、発光装置の出力の大きさを好適に制御できる。
【0010】
前記第3〜第5側面のいずれか1つに従う第6側面の制御装置において、前記発光装置の制御モードは点灯状態の異なる複数の制御モードを含み、前記制御部は、前記制御情報に基づいて前記複数の制御モードを切り替える。
第6側面に従う制御装置によれば、発光装置を多様に制御できる。
【0011】
前記第6側面に従う第7側面の制御装置において、前記複数の制御モードは、継続して点灯する第1制御モード、および、点滅する第2制御モードを含む。
第7側面に従う制御装置によれば、発光装置を多様に制御できる。
【0012】
前記第1〜第7側面のいずれか1つに従う第8側面の制御装置において、前記制御部は、前記位置情報および前記時刻情報に基づいて算出される人力駆動車の周囲の明るさに関する第1照度情報に基づいて人力駆動車用コンポーネントを制御する。
第8側面に従う制御装置によれば、第1照度情報の精度が高められるため、人力駆動車用コンポーネントを一層好適に制御できる。
【0013】
前記第1〜第8側面のいずれか1つに従う第9側面の制御装置において、前記制御情報は、前記携帯可能な機器が検出する人力駆動車の周囲の明るさに関する第2照度情報を含み、前記制御部は、前記第2照度情報に基づいて、人力駆動車用コンポーネントを制御する。
第9側面に従う制御装置によれば、携帯可能な機器を用いて人力駆動車用コンポーネントが制御できるため、人力駆動車用コンポーネントの制御に関する構成を簡素化できる。
【0014】
前記第1〜第7側面のいずれか1つに従う第10側面の制御装置において、前記制御部は、前記位置情報および前記時刻情報に基づいて算出される人力駆動車の周囲の明るさに関する第1照度情報と、前記携帯可能な機器が検出する前記人力駆動車の周囲の明るさに関する第2照度情報とに基づいて前記人力駆動車用コンポーネントを制御する。
第10側面に従う制御装置によれば、人力駆動車用コンポーネントを一層好適に制御できる。
【0015】
前記第10側面に従う第11側面の制御装置において、前記人力駆動車用コンポーネントは、発光装置を含み、前記制御部は、前記第1照度情報が第1所定条件を満たした場合に前記発光装置を発光させ、前記第1照度情報の状態にかかわらず前記第2照度情報が第2所定条件を満たした場合に前記発光装置を発光させる。
第11側面に従う制御装置によれば、人力駆動車用コンポーネントを一層好適に制御できる。
【0016】
前記第10または第11側面に従う第12側面の制御装置において、前記人力駆動車用コンポーネントは、発光装置を含み、前記制御部は、前記第1照度情報が第1所定条件を満たさない場合であっても、前記第2照度情報が第2所定条件を満たした場合には、前記発光装置を発光させる。
第12側面に従う制御装置によれば、人力駆動車用コンポーネントを一層好適に制御できる。
【0017】
前記第1〜第12側面のいずれか1つに従う第13側面の制御装置において、前記携帯可能な機器と無線通信可能である通信部をさらに備える。
第13側面に従う制御装置によれば、容易に通信できる。
【0018】
前記第1〜第13側面のいずれか1つに従う第14側面の制御装置において、前記人力駆動車用コンポーネントは、アジャスタブルシートポスト、サスペンション、アシスト装置、および、変速装置の少なくとも1つを含む。
第14側面に従う制御装置によれば、制御情報に基づいて、多様な人力駆動車用コンポーネントを制御できる。
【0019】
本発明の第15側面に従う制御方法は、時刻情報および携帯可能な機器から送信される位置情報を含む制御情報に基づいて人力駆動車用コンポーネントを制御する。
第15側面に従う制御方法によれば、時刻情報および位置情報を考慮して人力駆動車用コンポーネントを制御するため、人力駆動車用コンポーネントを好適に制御できる。
【0020】
本発明の第16側面に従う制御システムは、携帯可能な機器と、時刻情報および前記携帯可能な機器から送信される位置情報を含む制御情報に基づいて人力駆動車用コンポーネントを制御する制御部を含む制御装置とを備える。
第15側面に従う制御システムによれば、時刻情報および位置情報を考慮して人力駆動車用コンポーネントを制御するため、人力駆動車用コンポーネントを好適に制御できる。
【0021】
前記第16側面に従う第17側面の制御システムにおいて、前記制御情報は、前記位置情報および前記時刻情報に基づいて算出される人力駆動車の周囲の明るさに関する第1照度情報、および、前記携帯可能な機器が検出する前記人力駆動車の周囲の明るさに関する第2照度情報の少なくとも一方を含む。
第17側面に従う制御システムによれば、人力駆動車用コンポーネントを一層好適に制御できる。
【0022】
前記第17側面に従う第18側面の制御システムにおいて、前記制御情報は、前記第2照度情報を少なくとも含み、前記携帯可能な機器は、前記人力駆動車に取り付け可能に構成される。
第18側面に従う制御システムによれば、利便性が高められる。
【0023】
本発明の第19側面に制御装置は、公衆通信回線網を介して通信可能な通信機器から送信される、位置情報、照度情報、および、時刻情報の少なくとも一つを含む制御情報に基づいて人力駆動車用コンポーネントを制御する制御部を含む。
第19側面に従う制御装置によれば、公衆通信回線網を介して通信可能な通信機器から送信される制御情報に基づいて人力駆動車用コンポーネントを制御するため、人力駆動車用コンポーネントを好適に制御できる。
【0024】
前記第19側面に従う第20側面の制御装置において、前記制御情報は、日付情報を含む。
第20側面に従う制御装置によれば、人力駆動車用コンポーネントを一層好適に制御できる。
【0025】
前記第19または第20側面に従う第21側面の制御装置において、前記制御情報は、時間情報をさらに含む。
第21側面に従う制御装置によれば、人力駆動車用コンポーネントを一層好適に制御できる。
【0026】
前記第19〜第21側面に従う第22側面の制御装置において、前記人力駆動車用コンポーネントは発光装置を含み、前記制御部は、前記制御情報に基づいて前記発光装置を制御する。
第22側面に従う制御装置によれば、発光装置を好適に制御できる。
【0027】
前記第22側面に従う第23側面の制御装置において、前記制御部は、前記制御情報に基づいて前記発光装置のオンとオフとを切り替える。
第23側面に従う制御装置によれば、発光装置のオンとオフとを好適に切り替えることができる。
【0028】
前記第19〜第23側面のいずれか1つに従う第24側面の制御装置において、前記人力駆動車用コンポーネントは発光装置を含み、前記発光装置は点灯状態の異なる複数の制御モードを含み、前記制御部は、前記制御情報に基づいて前記複数の制御モードを切り替える。
第24側面に従う制御装置によれば、発光装置を多様に制御できる。
【0029】
前記第24側面に従う第25側面の制御装置において、前記複数の制御モードは、継続して点灯する第1制御モード、点滅する第2制御モード、および、継続して点灯している際に前記発光装置の出力の大きさを自動で調整する第3制御モードを含む。
第25側面に従う制御装置によれば、発光装置を一層多様に制御できる。
【発明の効果】
【0030】
本発明に関する制御装置、制御方法、および、制御システムによれば、人力駆動車用コンポーネントを好適に制御できる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
第1実施形態の制御システムが提供される人力駆動車の側面図。
図1の制御システムのブロック図。
図2の制御部が実行するコンポーネント制御の処理手順の一例を示すフローチャート。
第2実施形態の制御システムのブロック図。
【発明を実施するための形態】
【0032】
(第1実施形態)
図1を参照して、制御システム10が適用される人力駆動車Aについて説明する。ここで、人力駆動車は、走行のための原動力に関して、少なくとも部分的に人力を用いる車両を意味し、電動で人力を補助する車両を含む。人力以外の原動力のみを用いる車両は、人力駆動車には含まれない。特に、内燃機関のみを原動力に用いる車両は、人力駆動車には含まれない。通常、人力駆動車には、小型軽車両が想定され、公道での運転に免許を要しない車両が想定される。図示される人力駆動車Aは、電気エネルギーを用いて人力駆動車Aの推進を補助するアシスト装置E40を含む自転車(e−bike)である。より具体的には、図示される人力駆動車Aは、シティサイクルである。人力駆動車Aの構成は、任意に変更可能である。人力駆動車Aは、アシスト装置E40を省いて構成できる。言い換えれば、人力駆動車Aは人力駆動力によってのみ駆動される通常の自転車であってもよい。人力駆動車Aの種類は、ロードバイク、マウンテンバイク、クロスバイク、カーゴバイク、または、リカンベントであってもよい。人力駆動車Aの車輪数は2輪であっても、3輪であってもよく、車輪数は問わない。
【0033】
人力駆動車Aは、本体A1、ハンドルバーA2、駆動輪A3、ハンドルステムA4、駆動機構B、操作部C、バッテリユニットD、人力駆動車用コンポーネントE、および、制御システム10を備える。本体A1はフレームA5を備える。駆動輪A3は、前輪A31および後輪A32を備える。
【0034】
駆動機構Bは、人力駆動力を後輪A32に伝達する。駆動機構Bは、フロントスプロケットB1、リアスプロケットB2、チェーンB3、クランク機構F、および、一対のペダルB4を含む。なお、駆動機構Bは、例えば、ベルトドライブタイプ、または、シャフトドライブタイプであってもよい。
【0035】
クランク機構Fは、クランクF1、右クランクアームF2、および、左クランクアームF3を含む。クランクF1は、フレームA5に設けられるボトムブラケット(図示略)に回転可能に支持される。右クランクアームF2および左クランクアームF3は、それぞれクランクF1に連結される。一対のペダルB4の一方は右クランクアームF2に回転可能に支持される。一対のペダルB4の他方は左クランクアームF3に回転可能に支持される。
【0036】
フロントスプロケットB1は、クランクF1に連結される。クランクF1の回転軸心はフロントスプロケットB1の回転軸心と同軸である。フロントスプロケットB1をクランクF1と連結するための構造は、任意に選択可能である。クランクF1とフロントスプロケットB1との間にワンウェイクラッチ(図示略)が設けられる。ワンウェイクラッチは、前転するクランクF1の回転速度が、フロントスプロケットB1の回転速度よりも速い場合に、クランクF1の回転をフロントスプロケットB1に伝達する。なお、ワンウェイクラッチは省略されてもよい。
【0037】
リアスプロケットB2は、後輪A32のハブに支持される。チェーンB3は、フロントスプロケットB1およびリアスプロケットB2に巻き掛けられる。一対のペダルB4に加えられる人力駆動力によってクランクF1およびフロントスプロケットB1が前転する場合、チェーンB3およびリアスプロケットB2を介して伝達される人力駆動力によって後輪A32が前転する。
【0038】
操作部Cは、ハンドルバーA2に取り付けられる。操作部Cは、制御システム10の制御装置20(図2参照)と有線または無線によって通信可能に接続されている。操作者によって操作部Cが操作された場合、操作部CはクランクF1の回転速度に対する駆動輪A3の回転速度の比率RAを小さくする信号、または、比率RAを大きくする信号を制御部22に送信する。
【0039】
バッテリユニットDは、バッテリD1、および、バッテリD1をフレームA5に着脱可能に取り付けるためのバッテリホルダD2を備えている。バッテリD1は、1または複数のバッテリセルを含む。バッテリD1は、充電池によって構成される。バッテリD1は、アシスト装置E40のモータE42(図2参照)に電気的に接続される。バッテリD1はモータE42に電力を供給する。
【0040】
人力駆動車用コンポーネントEは、制御システム10の制御装置20と有線または無線により通信可能に接続されている。人力駆動車用コンポーネントEは、発光装置E10を含む。このため、発光装置E10を好適に制御できる。人力駆動車用コンポーネントEは、好ましくは、アジャスタブルシートポストE20、サスペンションE30、アシスト装置E40、および、変速装置E50の少なくとも1つを含む。このため、制御情報に基づいて、多様な人力駆動車用コンポーネントEを制御できる。
【0041】
発光装置E10は、フロントライトE11、および、バックライトE12を備える。フロントライトE11は、フロントフォークA6に取り付けられる。バックライトE12は、シートステイA7に設けられる。発光装置E10は、ランプを含んでいてもよい。
【0042】
アジャスタブルシートポストE20は、フレームA5に対するサドルA8の高さを変更するように動作する。サスペンションE30は、前輪A31が地面から受ける衝撃が緩和されるように動作する。サスペンションE30は、後輪A32が地面から受ける衝撃が緩和されるように動作するリアサスペンション(図示略)を含んでいてもよい。
【0043】
アシスト装置E40は、駆動回路E41およびモータE42を含む。駆動回路E41は、バッテリD1からモータE42に供給される電力を制御する。モータE42は、人力駆動車Aの推進をアシストする。モータE42は、電気モータによって構成される。モータE42は、クランクF1に結合される。モータE42とクランクF1との間の動力伝達経路には、クランクF1の回転力によってモータE42が回転しないようにワンウェイクラッチ(図示略)が設けられることが好ましい。
【0044】
変速装置E50は、例えば、リアディレーラE51を含む。リアディレーラE51は、フレームA5のリアエンドA51に設けられる。変速装置E50は、フロントディレーラおよび内装変速機を含んでいてもよい。
【0045】
図2に示されるように、制御システム10は、携帯可能な機器12と、時刻情報および携帯可能な機器12から送信される位置情報を含む制御情報に基づいて人力駆動車用コンポーネントEを制御する制御部22を含む制御装置20とを備える。
【0046】
携帯可能な機器12は、人力駆動車Aに取り付け可能に構成される。このため、利便性が高められる。一例では、携帯可能な機器12は、ハンドルステムA4(図1参照)に取り付け可能に構成される。携帯可能な機器12は、ユーザが携帯可能なスマートデバイスである。スマートデバイスの一例は、タブレット、スマートフォン、および、サイクルコンピュータである。携帯可能な機器12は、制御装置20の通信部24と有線または無線によって通信可能に接続されている。携帯可能な機器12は、インターネットに接続可能に構成され、GPS(global positioning system)の受信部12A、および、照度検出部12Bを備える。受信部12Aは、GPSおよびインターネットから、人力駆動車Aが走行する場所の位置情報を取得する。照度検出部12Bは、人力駆動車Aの周囲の明るさに関する照度情報を検出する。
【0047】
制御装置20は、時刻情報および携帯可能な機器12から送信される位置情報を含む制御情報に基づいて人力駆動車用コンポーネントEを制御する制御部22を含む。制御部22は、時刻情報および携帯可能な機器12から送信される位置情報を含む制御情報に基づいて人力駆動車用コンポーネントEを制御する制御方法を実行する。制御情報は、日付情報をさらに含む。制御情報の精度が高められるため、人力駆動車用コンポーネントEを一層好適に制御できる。制御部22は、携帯可能な機器12から、制御情報を取得する。なお、制御部22は、制御情報のうち時刻情報を携帯可能な機器12以外から取得してもよい。制御装置20は、好ましくは、携帯可能な機器12と無線通信可能である通信部24をさらに備える。このため、容易に通信できる。
【0048】
制御部22は、制御情報に基づいて発光装置E10を制御する。制御部22は、制御情報に基づいて発光装置E10のオンとオフとを切り替える。このため、発光装置E10のオンとオフとを好適に切り替えることができる。発光装置E10のオンは、発光装置E10が連続的または間欠的に発光している状態である。発光装置E10のオフは、発光装置E10が発光していない状態が連続的に続く状態である。制御部22は、制御情報に基づいて発光装置E10の出力の大きさを制御する。このため、発光装置の出力の大きさを好適に制御できる。発光装置E10の制御モードは点灯状態の異なる複数の制御モードを含み、制御部22は、制御情報に基づいて複数の制御モードを切り替える。このため、発光装置E10を多様に制御できる。複数の制御モードは、継続して点灯する第1制御モード、および、点滅する第2制御モードを含む。このため、発光装置E10を多様に制御できる。制御部22は、位置情報および時刻情報に基づいて算出される人力駆動車の周囲の明るさに関する第1照度情報に基づいて人力駆動車用コンポーネントEを制御する。第1照度情報の精度が高められるため、人力駆動車用コンポーネントEを一層好適に制御できる。制御情報は、携帯可能な機器12が検出する人力駆動車の周囲の明るさに関する第2照度情報を含み、制御部22は、第2照度情報に基づいて人力駆動車用コンポーネントEを制御する。携帯可能な機器12を用いて人力駆動車用コンポーネントEが制御できるため、人力駆動車用コンポーネントEの制御に関する構成を簡素化できる。第2照度情報は、照度検出部12Bによって検出される。
【0049】
制御部22は、位置情報および時刻情報に基づいて算出される人力駆動車の周囲の明るさに関する第1照度情報と、携帯可能な機器12が検出する人力駆動車Aの周囲の明るさに関する第2照度情報とに基づいて人力駆動車用コンポーネントEを制御する。このため、人力駆動車用コンポーネントEを一層好適に制御できる。制御部22は、第1照度情報が第1所定条件を満たした場合に発光装置E10を発光させ、第1照度情報の状態にかかわらず第2照度情報が第2所定条件を満たした場合に発光装置E10を発光させる。このため、人力駆動車用コンポーネントEを一層好適に制御できる。第1所定条件は、第1照度情報に含まれる照度(以下「第1照度」)が第1所定値未満であることである。第1所定値は、人力駆動車Aの周囲が十分明るいことにより、発光装置E10を発光させる必要がないと判定できる照度の値である。第2所定条件は、第2照度情報に含まれる照度(以下「第2照度」)が第2所定値未満であることである。第2所定値は、人力駆動車Aの周囲が十分明るいことにより、発光装置E10を発光させる必要がないと判定できる照度の値である。一例では、第1所定値と第2所定値とは等しい。第1所定値と第2所定値とを異なる値に設定してもよい。制御部22は、第1照度または第2照度が第1基準値未満の場合、第1制御モードで発光装置E10を制御する。制御部22は、第1照度または第2照度が第1基準値以上の場合、第2制御モードで発光装置E10を制御する。第1基準値は、第1所定値および第2所定値よりも低い値であり、人力駆動車Aの周囲が暗いため、発光装置E10を継続して点灯させたほうが好ましいと判定できる値である。制御部22は、第1照度情報が第1所定条件を満たさない場合であっても、第2照度情報が第2所定条件を満たした場合には、発光装置E10を発光させる。このため、人力駆動車用コンポーネントを一層好適に制御できる。なお、第1照度情報が第1所定条件を満たさず、かつ、第2照度情報が第2所定条件を満たす場合の典型的な例は、人力駆動車Aが昼間にトンネルを走行している場合である。
【0050】
図3を参照して、制御部22による発光装置E10の制御(以下「コンポーネント制御」)の一例について説明する。コンポーネント制御は携帯可能な機器12と通信部24との通信が開始されることにより開始される。なお、制御部22は、フロントライトE11およびバックライトE12のオンとオフの切り替え、ならびに、制御モードを一括して制御してもよく、個別に制御してもよい。
【0051】
制御部22は、ステップS11において、制御情報を取得し、第1照度情報を算出する。制御部22は、ステップS12において、第2照度情報を取得する。
【0052】
制御部22は、ステップS13において、第1照度情報が第1所定条件を満たしているか否かを判定する。ステップS13の判定結果が肯定の場合、すなわち、第1照度が第1所定値未満の場合、制御部22は、ステップS14を実行する。制御部22は、ステップS14において、発光装置E10をオンに設定し、発光装置E10を第1制御モードまたは第2制御モードで制御する。
【0053】
ステップS13の判定結果が否定の場合、すなわち、第1照度が第1所定値以上である場合、制御部22は、ステップS15を実行する。制御部22は、ステップS15において、第2照度情報が第2所定条件を満たしているか否かを判定する。ステップS15の判定結果が否定の場合、すなわち、第2照度が第2所定値以上である場合、制御部22は、ステップS16において、発光装置E10をオフに設定する。ステップS15の判定結果が肯定の場合、すなわち、第2照度が第2所定値未満である場合。制御部22は、ステップS17を実行する。制御部22は、ステップS17において、発光装置E10をオンに設定し、発光装置E10を第1制御モードまたは第2制御モードで制御する。
【0054】
第1実施形態の制御システム10によれば、次のような作用および効果が得られる。
時刻情報および位置情報を考慮して人力駆動車用コンポーネントEを制御するため、人力駆動車用コンポーネントEを好適に制御できる。
【0055】
(第2実施形態)
図4を参照して、第2実施形態の制御システム10について説明する。第2実施形態の制御システム10は、制御部22の通信対象が異なる点以外は第1実施形態の制御システム10と同様であるため、第1実施形態と共通する構成については、第1実施形態と同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0056】
図4に示されるように、制御システム10は、制御装置20を含む。制御装置20は、公衆通信回線網26を介して通信可能な通信機器28から送信される、位置情報、照度情報、および、時刻情報の少なくとも一つを含む制御情報に基づいて人力駆動車用コンポーネントEを制御する制御部30を含む。公衆通信回線網26は、第一種電気通信事業者が提供している通信回線のうちの不特定多数のユーザ相互間を結ぶ目的で利用される回線である。一例では、公衆通信回線網26は、一般電話回線またはISDN(Integrated Services Digital Network)である。
【0057】
制御情報は、日付情報を含む。このため、人力駆動車用コンポーネントEを一層好適に制御できる。制御情報は、時間情報をさらに含む。このため、人力駆動車用コンポーネントEを一層好適に制御できる。人力駆動車用コンポーネントEは発光装置E10を含み、制御部22は、制御情報に基づいて発光装置E10を制御する。このため、発光装置E10を好適に制御できる。制御部22は、制御情報に基づいて発光装置E10のオンとオフとを切り替える。このため、発光装置E10のオンとオフとを好適に切り替えることができる。発光装置E10は点灯状態の異なる複数の制御モードを含む。このため、発光装置E10を多様に制御できる。制御部22は、制御情報に基づいて複数の制御モードを切り替える。複数の制御モードは、継続して点灯する第1制御モード、点滅する第2制御モード、および、継続して点灯している際に発光装置の出力の大きさを自動で調整する第3制御モードを含む。このため、発光装置E10を一層多様に制御できる。
【0058】
第2実施形態の制御システム10によれば、次のような作用および効果が得られる。
公衆通信回線網26を介して通信可能な通信機器28から送信される制御情報に基づいて人力駆動車用コンポーネントEを制御するため、人力駆動車用コンポーネントEを好適に制御できる。
【0059】
(変形例)
上記実施形態は、本発明に関する制御装置、制御方法、および、制御システムが取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に関する制御装置、制御方法、および、制御システムは、実施形態に例示された形態とは異なる形態を取り得る。その一例は、実施形態の構成の一部を置換、変更、もしくは、省略した形態、または、実施形態に新たな構成を付加した形態である。以下に実施形態の変形例の一例を示す。
【0060】
・第1実施形態の制御装置20の制御部22が実行するコンポーネント制御の具体的な内容は任意に変更可能である。一例では、制御部22は第1照度情報または第2照度情報に基づいてコンポーネント制御を実行する。制御部22が第1照度情報に基づいてコンポーネント制御を実行する場合、コンポーネント制御におけるステップS12〜S14の処理が省略される。制御部22が第2照度情報に基づいてコンポーネント制御を実行する場合、ステップS15〜S17の処理が省略される。制御部22は、ステップS13の判定結果が否定の場合、発光装置E10をオフに設定する。
【符号の説明】
【0061】
10…制御システム、12…携帯可能な機器、20…制御装置、22、30…制御部、24…通信部、26…公衆通信回線網、28…通信機器。

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