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公開番号2019168940
公報種別公開特許公報(A)
公開日20191003
出願番号2018056412
出願日20180323
発明の名称電子機器及びその制御方法
出願人キヤノン株式会社
代理人特許業務法人秀和特許事務所,個人全 6 件を表示,個人,個人,個人,個人
主分類G06F 3/041 20060101AFI20190906BHJP(計算;計数)
要約【課題】タッチパネルの誤操作が望ましくない状況では可及的に誤操作を防止できる一方で、誤操作防止が重要ではない状況では操作性の悪化を防ぐことを優先するような、誤操作防止技術を提供する。
【解決手段】表示面に第1の画面が表示されている場合には、操作面へのタッチ継続時間が所定時間未満であるタッチ操作ではタッチ操作に応じた機能を実行せず、前記操作面へのタッチ継続時間が前記所定時間以上の所定のタッチ操作が行われたことに応じて、該所定のタッチ操作に応じた第1の機能を実行する。一方、前記表示面に第2の画面が表示されている場合には、前記操作面への前記所定時間未満のタッチ操作に応じて第2の機能を実行する。
【選択図】図5
特許請求の範囲約 2,400 文字を表示【請求項1】
操作面へのタッチ操作を検出可能な検出手段と、
表示面に第1の画面が表示されている場合には、前記操作面へのタッチ継続時間が所定時間未満であるタッチ操作ではタッチ操作に応じた機能を実行せず、前記操作面へのタッチ継続時間が前記所定時間以上の所定のタッチ操作が行われたことに応じて、該所定のタッチ操作に応じた第1の機能を実行し、
前記表示面に第2の画面が表示されている場合には、前記操作面への前記所定時間未満のタッチ操作に応じて第2の機能を実行する
ように制御する制御手段と
を有することを特徴とする電子機器。
【請求項2】
前記所定時間がユーザーにより変更可能である
ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
【請求項3】
前記制御手段は、前記操作面へのタッチ操作の開始が検出されたことに応じて、タイマーの駆動を開始することによって、前記タッチ継続時間を計測する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
【請求項4】
前記所定のタッチ操作は、前記操作面へのタッチ継続時間が前記所定時間以上で、かつ、前記操作面へのタッチ操作が開始されたときのタッチ位置と前記所定時間の経過後のタッチ位置の間の差が所定量未満の操作であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項5】
前記制御手段は、前記表示面に前記第1の画面が表示されている場合には、前記操作面へのタッチ継続時間が前記所定時間に到達するまでの残り時間を表す表示を行うように制御する
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項6】
前記第1の画面は、前記電子機器を起動した後に、ユーザーの操作が無くとも表示される待機画面であり、
前記第2の画面は、前記電子機器を起動した後に、起動の操作以外のユーザーの操作に応じて表示される画面である
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項7】
前記第1の画面は、タッチを開始する操作とタッチ後に位置を移動せずにタッチを終了する操作の少なくとも一方に対して、前記電子機器の設定が変更される機能が割り当てられている画面であり、
前記第2の画面は、タッチを開始する操作及びタッチ後に位置を移動せずにタッチを終了する操作に対して、前記電子機器の設定が変更される機能が割り当てられていない画面である
ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項8】
前記電子機器は、コンテンツを記録媒体に記録するように制御する装置であり、
前記第1の画面は、タッチを開始する操作とタッチ後に位置を移動せずにタッチを終了する操作の少なくとも一方に対して、前記記録媒体に記録されるコンテンツに影響する設定を変更する機能が割り当てられている画面であり、
前記第2の画面は、タッチを開始する操作及びタッチ後に位置を移動せずにタッチを終了する操作に対して、前記記録媒体に記録されるコンテンツに影響する設定を変更する機能が割り当てられていない画面である
ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項9】
前記電子機器は、設定されたAF位置に対してオートフォーカスするように制御可能であり、
前記電子機器の設定が変更される機能は、前記AF位置を変更する機能である
ことを特徴とする請求項7に記載の電子機器。
【請求項10】
前記電子機器は、設定されたAF位置に対してオートフォーカスするように制御可能であり、
前記記録媒体に記録されるコンテンツに影響する設定を変更する機能は、前記AF位置を変更する機能である
ことを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
【請求項11】
前記記録媒体に記録されるコンテンツに影響する設定を変更する機能には、合焦度合いを示す表示の位置を変更する機能は含まれない
ことを特徴とする請求項8又は10に記載の電子機器。
【請求項12】
前記第1の画面は、タッチ後にタッチ位置を移動する操作に対して割り当てられた機能が存在しない画面であり、
前記第2の画面は、タッチ後にタッチ位置を移動する操作に対して割り当てられた機能が存在する画面である
ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の電子機器。
【請求項13】
操作面へのタッチ操作を検出する検出ステップと、
表示面に第1の画面が表示されている場合には、前記操作面へのタッチ継続時間が所定時間未満であるタッチ操作ではタッチ操作に応じた機能を実行せず、前記操作面へのタッチ継続時間が前記所定時間以上の所定のタッチ操作が行われたことに応じて、該所定のタッチ操作に応じた第1の機能を実行し、
前記表示面に第2の画面が表示されている場合には、前記操作面への前記所定時間未満のタッチ操作に応じて第2の機能を実行する
ように制御する制御ステップと
を有することを特徴とする電子機器の制御方法。
【請求項14】
コンピュータを、請求項1乃至12のいずれか1項に記載された電子機器の各手段として機能させるためのプログラム。
【請求項15】
コンピュータを、請求項1乃至12のいずれか1項に記載された電子機器の各手段として機能させるためのプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。

発明の詳細な説明約 16,000 文字を表示【技術分野】
【0001】
本発明は、電子機器及びその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
タッチパネルを備えた電子機器は、ユーザーが簡単に操作できることが特徴である反面、タッチパネルが触れやすい位置にあるため、誤操作しやすいという側面を持ち合わせている。例えば、タッチパネル操作を無効にすることで誤操作を防ぐことはできるが、それでは使いたいときに使えなくなってしまう。このように、単純に操作を受けつけないようにする方向の対応は、誤操作防止の対策になっても、その機能を使うことを躊躇する原因になりかねないものである。
【0003】
特許文献1には、ノート型PCのタッチパッドの制御において、タイマーにより所定時間の入力禁止状態を設定することで誤操作を防止する一方で、一定距離以上の移動操作を検知すると直ちに入力禁止状態を解除する方法が開示されている。この方法は、単純な無効化に比べて、使い勝手向上の効果が見込める。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007−122474号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の方法では、例えばタッチパッドの表面をすべるように指や物が誤って触れてしまった場合に、意図した移動操作なのか誤操作なのかの区別ができない。したがって、誤操作が許容されない場面などにおいて、誤操作の発生を確実に防ぐ方法としては有効な方法とはいえない。
【0006】
本発明は上記実情に鑑みなされたものであって、タッチパネルの誤操作が望ましくない状況では可及的に誤操作を防止できる一方で、誤操作防止が重要ではない状況では操作性の悪化を防ぐことを優先するような、誤操作防止技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、操作面へのタッチ操作を検出可能な検出手段と、表示面に第1の画面が表示されている場合には、前記操作面へのタッチ継続時間が所定時間未満であるタッチ操作ではタッチ操作に応じた機能を実行せず、前記操作面へのタッチ継続時間が前記所定時間以上の所定のタッチ操作が行われたことに応じて、該所定のタッチ操作に応じた第1の機能を実行し、前記表示面に第2の画面が表示されている場合には、前記操作面への前記所定時間未満のタッチ操作に応じて第2の機能を実行するように制御する制御手段とを有することを特徴とする電子機器を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、タッチパネルの誤操作が望ましくない状況では可及的に誤操作を防止できる一方で、誤操作防止が重要ではない状況では操作性の悪化を防ぐような、誤操作防止技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る電子機器の構成図。
電子機器の画面の表示例。
電子機器の設定を変更するためのメニュー画面の例。
電子機器の制御方法のフローチャートの例。
図4のタッチ操作処理の詳細を示すフローチャートの例。
図5のタイマー処理の詳細を示すフローチャートの例。
他の実施形態に係る電子機器の画面の表示例。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(電子機器の構成)
図1は、本発明に係る電子機器の一実施形態としてのデジタルビデオカメラ100の構成例を示すブロック図である。
【0011】
図1において、撮影レンズ102はズームレンズ、フォーカスレンズを含むレンズ群である。ズームレンズは、焦点距離を変化させることによってズーム倍率を変化させるためのレンズであり、ズーム制御部90によって制御される。フォーカスレンズはピント合わせを行うレンズであり、測距制御部91によって制御される。撮像部22は光学像を電気信号に変換するCCDやCMOS素子等で構成される撮像素子である。A/D変換器23は、アナログ信号をデジタル信号に変換する。A/D変換器23は、撮像部22から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するために用いられる。バリア101は、デジタルビデオカメラ100の、撮影レンズ102及び撮像部22を含む撮像系を覆うことにより、撮像系の汚れや破損を防止する。画像処理部24は、A/D変換器23からのデータ、又は、メモリ制御部15からのデータに対し所定の画素補間、縮小といったリサイズ処理や色変換処理を行う。また、画像処理部24では、撮像した画像データを用いて所定の演算処理が行われ、得られた演算結果に基づいてシステム制御部50が露光制御、測距制御を行う。これにより、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理が行われる。画像処理部24では更に、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行うことができる。
【0012】
A/D変換器23からの出力データは、画像処理部24及びメモリ制御部15を介して、或いは、メモリ制御部15を介してメモリ32に書き込まれる。メモリ32は、撮像部22によって得られA/D変換器23によりデジタルデータに変換された画像データや、表示部28に表示するための画像データを格納する。メモリ32は、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像および音声を格納するのに十分な記憶容量を備えている。また、メモリ32は記録媒体200から読みだしたデータやOSD(On Screen Display)といった画像表示用のメモリ(ビデオメモリ)を兼ねている。D/A変換器13は、メモリ32に格納されている画像表示用のデータをアナログ信号に変換して表示部28に供給する。こうして、メモリ32に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器13を介して表示部28により表示される。表示部28は、D/A変換器13からのアナログ信号に応じた表示を行う。A/D変換器23によって一度A/D変換されメモリ32に蓄積されたデジタル信号をD/A変換器13においてアナログ変換し、表示部28に逐次転送して表示することで、スルー画像表示を行える。
【0013】
本実施形態において、表示部28は液晶ディスプレイである。ただし、表示部28は、液晶ディスプレイに限られるものではなく、有機EL(Organic Electroluminescence)ディスプレイなどの他の方式のディスプレイが採用されてもよい。また、本実施形態での表示部28は液晶ディスプレイとしたが、表示部28は、ビューファインダーでもよいし、HDMI(登録商標)やSDI等の表示出力を介して接続された外部ディスプレイでもよい。さらに、これらの表示出力を複数備えてもよい。
【0014】
不揮発性メモリ56は、電気的に消去・記録可能なメモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。不揮発性メモリ56には、システム制御部50の動作用の定数、プログラム等が記憶される。ここでいう、プログラムは、本実施形態にて後述する各種フローチャートを実行するためのプログラムのことである。システム制御部50は、デジタルビデオカメラ100全体を制御する。システム制御部50は、不揮発性メモリ56に記録されたプログラムを実行することで、後述する本実施形態の各処理を実現する。符号52はシステムメモリであり、揮発性メモリであるRAMが用いられる。システムメモリ52には、システム制御部50の動作用の定数、変数、不揮発性メモリ56から読み出したプログラム等を展開する。また、システム制御部50はメモリ32、D/A変換器13、表示部28等を制御することにより表示制御も行う。
【0015】
システムタイマー53は各種制御に用いる時間や、内蔵された時計の時間を計測する計時部である。モード切替スイッチ62、操作部60、タッチパネル61はシステム制御部50に各種の動作指示を入力するための操作手段である。操作部60の各操作部材は、メニューボタン、キャンセルボタン、十字キー、SETボタン、AF/MFといった各種機切り替えボタンを含む。例えば、メニューボタンが押されると各種の設定可能なメニュー画面が表示部28に表示される。利用者は、表示部28に表示されたメニュー画面と、上下左右の4方向ボタンやSETボタンとを用いて直感的に各種設定を行うことができる。
【0016】
操作部60は、半押しと全押しの2段階操作が可能なシャッターボタンを含む。シャッターボタンの操作途中、いわゆる半押し(撮影準備指示)で第1シャッタースイッチ信号SW1を発生する。第1シャッタースイッチ信号SW1により、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作を開始する。シャッターボタンの操作完了、いわゆる全押し(撮影指示)で第2シャッタースイッチ信号SW2を発生する。システム制御部50は、第2シャッタースイッチ信号SW2により、撮像部22からの信号読み出しから記録媒体200に画像データを書き込むまでの一連の撮影処理の動作を開始する。また、操作部60は、動画撮影(動画記録)の開始を指示するRECボタンを含む。撮像部22でライブビューの撮影を行っている撮影待機状態にてRECボタンが押下されると、撮像部22で撮影された動画を動画ファイルとして記録媒体200に記録する、動画記録が開始される。
【0017】
タッチパネル61は、タッチパネル61が有する操作面へのタッチ操作を検出可能な入力デバイスである。タッチパネル61と表示部28とを一体にし、タッチパネルディスプレイを構成してもよい。例えば、タッチパネル61は光の透過率が表示部28の表示を妨げないように構成され、表示部28の表示面の上層に取り付けられる。そして、タッチパネル61における入力座標と、表示部28の表示画面上の表示座標とを対応付ける。これにより、恰もユーザーが表示部28上に表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を提供できる。システム制御部50はタッチパネル61への以下の操作、あるいは状態を検出できる。
【0018】
・タッチパネル61にタッチしていなかった指やペンが新たにタッチパネル61にタッチしたこと。すなわち、タッチの開始(以下、タッチダウン(Touch−Down)と称する)。
・タッチパネル61を指やペンでタッチしている状態であること(以下、タッチオン(Touch−On)と称する)。
・タッチパネル61を指やペンでタッチしたまま移動していること(以下、タッチムーブ(Touch−Move)と称する)。
・タッチパネル61へタッチしていた指やペンを離したこと。すなわち、タッチの終了(以下、タッチアップ(Touch−Up)と称する)。
・タッチパネル61に何もタッチしていない状態(以下、タッチオフ(Touch−Off)と称する)。
【0019】
タッチダウンが検出されると、同時にタッチオンであることも検出される。タッチダウンの後、タッチアップが検出されない限りは、通常はタッチオンが検出され続ける。タッチムーブが検出されるのもタッチオンが検出されている状態である。タッチオンが検出されていても、タッチ位置が移動していなければタッチムーブは検出されない。タッチしていた全ての指やペンがタッチアップしたことが検出された後は、タッチオフとなる。
【0020】
これらの操作・状態や、タッチパネル61上に指やペンがタッチしている位置座標は内部バスを通じてシステム制御部50に通知される。システム制御部50は通知された情報に基づいてタッチパネル61上にどのような操作(タッチ操作)が行なわれたかを判定する。タッチムーブについてはタッチパネル61上で移動する指やペンの移動方向についても、位置座標の変化に基づいて、タッチパネル61上の垂直成分・水平成分毎に判定できる。所定距離以上をタッチムーブしたことが検出された場合はスライド操作が行なわれたと判定するものとする。タッチパネル上に指をタッチしたままある程度の距離だけ素早く動かして、そのまま離すといった操作をフリックと呼ぶ。フリックは、言い換えればタッチパネル61上を指ではじくように素早くなぞる操作である。所定距離以上を、所定速度以上でタッチムーブしたことが検出され、そのままタッチアップが検出されるとフリックが行なわれたと判定できる(スライド操作に続いてフリックがあったものと判定できる)。
【0021】
更に、複数箇所(例えば2点)を同時にタッチして、互いのタッチ位置を近づけるタッチ操作をピンチイン、互いのタッチ位置を遠ざけるタッチ操作をピンチアウトと称する。ピンチアウトとピンチインを総称してピンチ操作(あるいは単にピンチ)と称する。
【0022】
タッチパネル61は、抵抗膜方式や静電容量方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、画像認識方式、光センサ方式等、様々な方式のタッチパネルのうちいずれの方式のものを用いても良い。方式によって、タッチパネルに対する接触があったことでタッチがあったと検出する方式や、タッチパネルに対する指やペンの接近があったことでタッチがあったと検出する方式ものがあるが、いずれの方式でもよい。
【0023】
また、タッチパネル61を、操作面に特になにも表示されない(操作面を表示部28の表示面としない)タッチ操作部として構成してもよい(例えば、いわゆるタッチパッド)。タッチパネル61をタッチパッドとして構成しても、後述する各種処理を実行可能である。
【0024】
モード切替スイッチ62は、システム制御部50の動作モードを動画記録モード、再生モード等のいずれかに切り替える。電源スイッチ63は、デジタルビデオカメラ100の電源を投入したり、電源を切るための操作部である。電源制御部80は、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成され、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行う。また、電源制御部80は、その検出結果及びシステム制御部50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体200を含む各部へ供給する。電源部30は、アルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプター等である。記録媒体I/F18は、メモリカードやハードディスク等の記
録媒体200とのインターフェースである。記録媒体200は、撮影された画像を記録するためのメモリカード等の記録媒体であり、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される。
【0025】
(画面の表示例)
図2A〜図2Cは、表示部28に表示される画面の例である。図2Aは、カメラの映像(撮像部22で撮像されているライブビュー(LV)画像)が映し出されている撮影待機画面(第1の画面)であり、基準となる画面である。図示の例では、LV画像だけを表示しているが、動画の残り撮影可能時間、撮影モード、画質、フレームレートなどの各種撮影設定を示す情報を一緒に表示してもよい。デジタルビデオカメラ100を撮影モードで起動すると、まず図2Aの表示状態(撮影待機画面)となる。撮影待機画面では、タッチムーブに割り当てられた機能がない。また、タッチダウンに割り当てられた機能として「AF位置の設定」がある。ユーザーは、ライブビュー画像上の任意の位置をタッチすることで、タッチした位置にAF位置を設定することができる。
【0026】
図2Bは、図2Aで表示しているものに加えて、オートフォーカスの対象を指示するためインジケータであるAF枠を表示したときの撮影待機画面である。このAF枠は、画面の任意の位置に移動することができるものとし、その操作はタッチパネル61や操作部60を使って行う。本実施形態では、タッチパネル61上で所望の位置をタッチすることで、タッチした位置にAF枠を移動することができるものとする。符号204はタイマーの進行状況を表示するインジケータである。このインジケータ204は、タッチパネル61の応答時間を設定した場合に重畳表示され、タッチ操作を開始してからの継続時間(タッチ継続時間)が応答時間に到達するまでの残り時間、すなわち、タッチ操作が有効になるまでの残り時間を示す。インジケータ204の動作の詳細は後述する。
【0027】
図2Cは、図2Aの映像の中央を拡大表示した拡大表示画面である(ライブビュー拡大)。このような拡大表示は、手動でフォーカス調整をする際(マニュアルフォーカス(MF)する際)のピント確認等の目的で使用される。拡大表示は、表示部28上の表示映像を拡大する機能であり、記録媒体200に記録される映像が拡大されるわけではない。符号202と203は、図2Cにおいて、映像がどの範囲を拡大したものなのかを確認するためのガイド表示であり、符号202は図2Aの映像範囲を表し、符号203は図2Cの映像範囲を表す。拡大位置は移動することができる。例えば、ユーザーは、拡大表示中の映像をタッチし、タッチムーブすることで拡大位置(拡大範囲)を変更することができる。なお、図2Cの拡大表示においてはAF枠は表示されないものとし、AF枠の移動はできないものとする。また、本実施形態における拡大表示画面では、タッチダウンに応じて実行される機能は割り当てられていないものとする。
【0028】
(タッチパネル操作の応答速度)
図3Aは、タッチパネル61の操作の応答速度を設定するメニューの例である。メニュー画面300は、タッチパネル61の誤操作防止等を目的としたメニュー画面で、ユーザーがタッチパネル61に触れてからデジタルビデオカメラ100が反応するまでの応答時間を設定するためのものである。カーソル301は設定を選ぶためのカーソルであり、図3Aの例では「通常」と「遅い」の2つから応答速度を選択することができる。「通常」設定では、タッチパネル61を操作すると即座に応答するのに対して、「遅い」設定では所定時間以上タッチを継続しないと反応しないという違いがある。つまり、所定時間未満のタッチ操作は受け付けられない。「遅い」設定での応答速度(つまり、タッチ開始から反応するまでの遅延時間)は固定値でもよいし、ユーザーが設定変更できても良い。ユーザにより変更可能とする場合、例えば図3Aのようなメニュー画面においてユーザーに遅延時間を入力ないし選択させればよい。なお、図3Aでは応答速度を2段階で設定可能としたが、3つ以上の設定値から応答速度を選択できるようにしてもよい。図3Bは、AF枠の表示の有無を設定するためのメニュー画面302である。ユーザーはカーソル303を移動することで、AF表示の有無を選択する。
【0029】
(制御方法の例)
図4〜図6を使って本実施形態のデジタルビデオカメラ100の制御方法の一例を説明する。図4〜図6はデジタルビデオカメラ100の動作の流れを示すフローチャートである。特にことわりのない限り、図4〜図6の処理はシステム制御部50が実行するものである(システム制御部50の制御の下で他の機能部やデバイスが動作する処理を含む。)。具体的には、システム制御部50が、不揮発性メモリ56に記憶されているプログラムをシステムメモリ52に展開し、当該プログラムを実行することにより、図4〜図6のフローチャートに示す処理が実現される。図3Aのメニューを使ってタッチパネル61の操作時の応答速度を「遅い」に設定した場合の動作を例に挙げて、以下の説明を進める。特に、図2Aの撮影待機画面(全体表示)では応答速度の設定が有効となり、図2Cの撮影待機画面(拡大表示)では応答速度の設定が無効となるといった特徴を持つ動作の例である。
【0030】
図4は、本実施形態のデジタルビデオカメラ100の表示部28の画面表示の動作フローを表すフローチャートであり、図2A〜図2Cに示した画面の遷移を示している。ユーザーが電源スイッチ63を操作してカメラの電源を投入すると、S401でシステム制御部50がカメラの起動判定を行い、S402でシステム制御部50がカメラ画面の表示を行う。ここで表示される画面が、図2Aである。この状態で、S403で拡大表示するための操作が行われたことを検出すると、システム制御部50はS403からS404に進んで画面の拡大を行う。このときの画面が、図2Cである。拡大後は、システム制御部50はタッチダウン操作の有無をS412で確認し、タッチダウン操作があればシステム制御部50はタッチ操作処理S413へ進んでタッチ操作処理を行う。なければシステム制御部50はS411でカメラの起動状態の確認をして、起動中であればS403以降の処理を繰り返し、起動中でなければ処理を終了する。S413のタッチ操作処理については、図5で詳細を説明する。S403で拡大操作が行われたことを検出しなかった場合はS405に進み、画面が拡大表示中であれば、S406で拡大解除の操作の有無を確認する。拡大解除操作があった場合は、システム制御部50はS407に進んで画面の拡大解除処理を行い、S412のタッチダウン判定に進む。ここでタッチダウンを検出した場合は、AF枠の移動操作が生じる可能性があるため、S413でタッチ操作処理を行う。
【0031】
S407における画面は、図2Aとなる場合と、図2Bとなる場合があるが、どちらになるかは図3Bに記したAF枠の設定に依存する。S406で拡大解除操作がないと判定された場合にはS412に進むが、このときのタッチダウン操作では、拡大位置の変更操作が行われる可能性がある。S405で拡大表示中ではないと判定された場合は、AF枠の表示の制御に進む。S408では、システム制御部50は、図3Bに示したAF枠の設定値を参照して、AF枠がオンになっているか否かを確認する。AF枠がオンになっている場合は、システム制御部50はS409に進んでAF枠画面を表示する。この時の画面が、図2Bである。その次のS412のタッチダウン判定後の処理では、AF枠の移動が行われる可能性がある。一方、S408でAF枠がオフになっていると判定した場合は、S410に進んでAF枠のないカメラ画面表示を行う。この時の画面が、図2Aである。このときは、タッチパネル操作の対象オブジェクトが存在しないため、S412には進まずにS411へ進む。
【0032】
図5は、図4のS413のタッチ操作処理の詳細フローチャートである。また、図5は、図3Aにあるタッチパネル応答速度の設定が、図2A〜図2Cに示した画面によって、どのようにタッチパネル操作の受け付け動作に影響を与えるのかを説明するためのフローチャートである。
【0033】
ここに至る処理の過程である前述の図4のS412でタッチダウンが検出されているため、システム制御部50は、S501で初期タッチ位置を表す座標を取得し、S502で拡大表示中か否かを確認する。拡大表示中であれば、システム制御部50はS512へ進
む。拡大表示中でなければ、システム制御部50はS503へ進む。S503では、システム制御部50は、図3Bのメニュー302の設定を参照してAF枠が表示されているか否かを確認し、表示されていればS504へ進み、AF枠がオフであれば、S511へ進む。S504では、システム制御部50は、図3Aのメニュー300の設定を参照してタッチパネル61の応答速度の設定を確認する。タッチパネル応答時間が「遅い」に設定されている場合はS505に進んで、システム制御部50は、操作に対する応答を遅くするためのタイマー処理を行う。タイマー処理の詳細は図6を用いて後述する。「遅い」設定でない場合は、即座にタッチダウン操作を受け付けるために、システム制御部50は、S509に進んで、タッチダウンを有効な操作として受け付け、タッチダウンに応じた機能を実行する。ここでは、タッチダウンに応じた機能の実行とは、タッチダウンされた位置に対応する位置にAFの対象となる位置を設定することである。S510で、システム制御部50は、AF枠をS501で取得した初期タッチ座標(つまりタッチダウンされた位置)に移動させる。このようにしてAF枠の位置が設定(移動)されると、コンティニュアスAFを行っている場合には移動後のAF枠の位置に基づいたAFが実行される。AF枠の移動は、動画の記録中であっても行うことが可能であり、動画の記録中であればタッチダウンによるAF枠の移動に伴って即座にAFされる位置が変わり、記録される映像のピント位置が変わることになる。
【0034】
S505のタイマー処理の詳細を、図6に示す。本処理が呼ばれると、システム制御部50は、システムタイマー53の初期化(S601)を行い、タイマーの駆動を開始する(S602)。ここでのタイマーの設定時間(つまりタッチ開始から反応までの遅延時間)は、1秒であるものとする。1秒に限るものではないが、意図せず体の一部がタッチパネルに触れてしまうなどの、誤って触って離した場合の誤動作の防止が目的であるため、200msec〜2秒程度に設定されるのが実用的である。S603では、システム制御部50は、タイマーのカウントが終了したか否かを監視し、終了していなければS604に進んで、タッチアップがあったか否かを確認する。タッチアップが無かった場合、すなわちタッチオンの状態が継続していればS605に進んでタイマーのカウントダウンを行い、図2Bのインジケータ204の表示を更新する処理をS608で実行してから、再びS603でタイマー終了の判定を行う。S603でタイマーのカウントが終了したと判定された場合はS607に進み、システム制御部50は、タイマーが満了したことを通知する処理を行い、タイマー処理を終了する。S604でタイマーカウントダウン中にタッチアップを検出した場合、すなわちタッチ操作が解除された場合は、システム制御部50は、S606に進んでタイマーの処理を中止する。
【0035】
図5に戻って、S507では、システム制御部50は、タイマー処理の結果タイマーが満了したか否かを判定する。S607でタイマーの満了を検出していた場合、すなわち、タッチオン状態がタイマーの設定時間以上継続していた場合はS507に進み、そうでない場合、すなわちS606でタイマー中止処理が行われていた場合は、今回のタッチ操作に応じた機能の実行は行わずに、タッチ操作処理を終了する。S507では、システム制御部50は、設定時間の経過後のタッチ位置の座標(現在のタッチ座標)を取得し、現在のタッチ座標がS501で取得した初期タッチ座標(タッチダウン座標)と一致するか否かを判定する。現在のタッチ座標とタッチダウン座標の差が所定距離以内である場合(すなわち、ユーザーがタッチパネル上の同じ位置を長押ししていた場合)には、S509に進む。S509では、前述の通り、システム制御部50は、S509に進んでタッチダウン対応機能を実行し、S510でAF枠を移動する。一方、S508でタッチ座標が一致しなかった場合は、S509,S510の処理は行われず、本例では何も処理を行わない(タッチダウンに応じた機能の実行は行われない)。その後、タッチアップを検出すると、本処理を終了する(S511)。
【0036】
一方、S502で拡大中であると判定された場合は、AF枠は表示されず、拡大位置の
移動のためのタッチ操作(本実施形態ではタッチムーブ)があったか否かを判定する処理となる。拡大位置を変更する操作は、記録されない表示映像に対する操作であるため、仮に誤って拡大位置を変更してしまったとしても、記録される映像には影響しない。そのため誤って拡大位置を変更してしまう誤動作を防止する必要性は高くなく、タッチパネル応答速度の設定を適用して応答速度をわざわざ遅くする必然性は低い。むしろ、すぐにタッチ操作に反応するという操作性の高さを優先したようがよい。そのため、本実施形態では拡大表示中の拡大位置の変更は、誤操作による影響が少ない機能であると位置付けて、タッチパネル応答速度の「遅い」設定の適用外とする。すなわち、タッチパネル応答速度の設定が「遅い」に設定されていたとしても、前述のS505のタイマー処理を行うことなく(すなわち、タッチ操作を所定時間以上継続するという条件を設けることなく)、タッチ操作に応じた機能の実行を行う。
【0037】
S512では、システム制御部50は、現在のタッチ座標を取得し、S513で初期タッチ座標(タッチダウン位置)との比較を行い、現在のタッチ座標と初期タッチ座標の変化量を取得する。S514では、システム制御部50は、S513で取得した変化量に基づいてタッチムーブがあったか否かを判定する。変化量が所定量以上である場合にはタッチムーブがあったと判定し、S515に進む。タッチムーブがない場合にはS516に進むS515では、システム制御部50は、タッチムーブに応じた拡大位置の移動を行う。この処理では、前述のS505のタイマー処理(特に、S603のタイマー満了までの待機処理)が行われない分、非拡大時よりもタッチ操作に対する応答速度が速く、ユーザーは快適にタッチ操作によって拡大位置を変更することができる。S516では、システム制御部50は、タッチアップがあったか否かを判定する。タッチアップがあった場合にはタッチ操作処理を終了し、タッチアップがない場合にはS512に戻って処理を繰り返す。
【0038】
ここでは、S514でタッチムーブを検出しなかった場合には何も処理しないものとして説明を行ったが、この例に限られない。例えば、タッチムーブの有無によって第1の処理、第2の処理という分岐を入れて複数の機能の操作を受け付けたり、一方の処理にタイマーを入れて「遅い」設定を適用したり、といったこともできる。例えば、上述の実施形態では、拡大表示画面ではタッチダウン、タップ(タッチ後に位置を移動せずにタッチアップする操作)に割り当てた機能が無い場合を説明したが、これらに対応する機能を割り当て、次のように制御しても良い。拡大表示中にタッチダウンがあり、タッチムーブがあった場合は、タイマーによる待機処理をすることなく、タッチムーブに応じた拡大位置の変更を行う(第1の処理)。一方、タッチムーブが無かった場合(拡大表示中にタッチダウンされたが、タッチ位置が移動していない場合)には、タッチパネル応答速度が「遅い」に設定されていた場合には、S505のタイマー処理を行う。すなわち、タイマーの設定時間未満でタッチアップされた場合には誤操作の防止を目的として、タップ(タッチして移動せずに離す操作)に応じた処理を行わない。一方、タイマーの設定時間が経過してからタッチアップされた場合には、タップに応じた処理として、例えばMF操作のためのフォーカスのガイド表示の指標(フォーカスガイド)をタップされた位置に表示するなどの処理を行う(第2の処理)。フォーカスのガイド表示は、フォーカスガイドの表示された位置に関しての合焦度合いを示す表示である。
【0039】
上述の実施形態においては、タッチパネル応答速度「遅い」の設定を適用する第1の画面の例として撮影待機画面の例を説明し、タッチパネル応答速度「遅い」の設定を適用しない第2の画面の例として拡大表示画面の例を説明した。しかしこれに限るものではなく、第1の画面、第2の画面としてそれぞれ以下のような特徴を1つ以上有しているものであれば、本発明の制御を適用可能である。なお、上述の撮影待機画面は、下記の第1の画面の特徴を全て備えている。上述の拡大表示画面は、下記の第2の画面の特徴を全て備えている。
【0040】
<第1の画面(誤操作防止を優先し、タッチパネル応答速度「遅い」の設定を適用する画面)>
・装置を起動した後、ユーザーの操作が無くとも表示される待機画面
・タッチダウンまたはタップに対して、装置の設定(撮影設定)が変更される機能が割り当てられている画面
・タッチダウンまたはタップに対して、記録されるコンテンツに影響する設定を変更する機能が割り当てられている画面
・タッチムーブに割り当てられた機能が存在しない画面
【0041】
<第2の画面(応答速度の速さを優先し、タッチパネル応答速度「遅い」の設定を適用しない画面)>
・装置を起動した後、起動操作以外のユーザーの操作に応じて表示される画面
・タッチダウンまたはタップに対して、装置の設定(撮影設定)が変更される機能が割り当てられていない画面
・タッチダウンまたはタップに対して、記録されるコンテンツに影響する設定を変更する機能が割り当てられていない画面
・タッチムーブに割り当てられた機能が存在する画面
【0042】
上記において、装置の設定(撮影設定)が変更される機能とは、例えば、AF位置を変更する機能である。また、記録されるコンテンツに影響する設定を変更する機能とは、例えば、AF位置を変更する機能である。なお、上述したフォーカスガイド(合焦度合いを示す表示)の表示位置を変更する機能は、記録されるコンテンツに影響する設定を変更する機能には含まれない。
【0043】
ここまでは、映像を記録するカメラにおける誤操作防止の観点から、撮像部22が出力した映像が表示部28に表示されているときの動作について説明を行ってきた。他にも、撮影中の映像ではタッチパネル応答速度「遅い」の設定を適用し、記録した映像を再生する際には適用外にするといった方法も考えられる。すなわち、タッチパネル応答速度「遅い」の設定を、撮影モードの画面(第1の画面)には適用し、再生モードの画面(第2の画面)には適用しない。このようにすることで、撮影モードで誤った撮影設定(AF位置など)がされてしまい、意図せぬ撮影設定での撮影が行われてしまうことを防止できるとともに、再生モードでは応答性良く操作することができる。さらに、図7A〜図7Dでは、デジタルビデオカメラではなくスマートフォンで同様の処理を適用した場合の実施形態の例を表している。図7Aは待ち受け画面、図7Bはパスコード入力画面、図7Cは定常画面、図7Dは緊急電話画面である。タッチパネルの応答速度を「遅い」に設定した場合には、待ち受け画面、パスコード入力画面、定常画面には「遅い」設定を適用して誤操作を防止し、緊急電話画面は「遅い」設定の適用対象外にすることで緊急時の対応を容易にするという使い方が考えられる。すなわち、待ち受け画面、パスコード入力画面、定常画面が第1の画面であり、緊急電話画面が第2の画面である。このように、本発明は様々な実施形態への適用が容易である。
【0044】
なお、第1の画面であれば、表示部28(タッチ操作が可能なタッチ操作面)のうちどの位置に対するタッチであっても、タッチパネル応答速度「遅い」の設定を適用してもよい。或いは、第1の画面のうちの一部の領域に対して、タッチパネル応答速度「遅い」の設定を適用しないようにしても良い。例えば、緊急通話画面に遷移するためのタッチアイコンに対してのみ、タッチパネル応答速度「遅い」の設定を適用しないようにしても良い。
【0045】
なお、システム制御部50が行うものとして説明した上述の各種制御は1つのハードウ
ェアが行ってもよいし、複数のハードウェア(例えば、複数のプロセッサーや回路)が処理を分担することで、装置全体の制御を行ってもよい。
【0046】
また、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。さらに、上述した各実施形態は本発明の一実施形態を示すものにすぎず、各実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
【0047】
また、上述した実施形態においては、本発明をデジタルビデオカメラに適用した場合を例にして説明したが、これはこの例に限定されずタッチ操作可能な入力デバイスを備える電子機器であれば本発明を適用可能である。すなわち、本発明は、パーソナルコンピュータ、PDA、携帯電話端末、携帯型の画像ビューワ、ディスプレイを備えるプリンタ装置、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダーなどに適用可能である。また、本発明は、動画再生機能を有するディスプレイ、動画プレーヤー、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、動画編集装置、スマートフォン、タブレットPCなどにも適用可能である。
【0048】
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)をネットワーク又は記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムコードを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【符号の説明】
【0049】
50:システム制御部(制御手段)
61:タッチパネル(検出手段)
100:デジタルビデオカメラ(電子機器)

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