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公開番号2019162469
公報種別公開特許公報(A)
公開日20190926
出願番号2019094060
出願日20190517
発明の名称遊技機
出願人株式会社ユニバーサルエンターテインメント
代理人特許業務法人日誠国際特許事務所
主分類A63F 5/04 20060101AFI20190830BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】発光素子の数が増大することを防止して、カバー部材に設けられる導光部材の凸部を均一な照度で照明することができる遊技機を提供する。
【解決手段】パチスロ機は、LED274と、LED274から照射された光を導光可能な導光レンズ272と、導光レンズ272の一部を露出可能な貫通孔271Bを設けた装飾カバー271と、を備え、導光レンズ272には、装飾カバー271の貫通孔271Bの形状に沿って凸部272Aが形成されており、導光レンズ272は、LED274から照射された光を装飾カバー271の貫通孔271Bの内周に向けて導光可能であり、装飾カバー271の貫通孔271Bは、LED274の発光面に直交する方向において当該発光面と重ならないように配されている。
【選択図】図17
特許請求の範囲約 330 文字を表示【請求項1】
発光素子と、
前記発光素子から照射される光を導光可能な導光部材と、
前記導光部材の一部を露出可能な孔を設けたカバー部材と、を備えた遊技機であって、
前記導光部材には、前記カバー部材の孔の形状に沿って凸部が形成されており、
前記導光部材は、前記発光素子から照射された光を前記カバー部材の孔の内周に向けて導光可能であり、
前記カバー部材の孔は、前記発光素子の発光面に直交する方向において前記発光面と重ならないように配されていることを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記カバー部材の孔の内周に導光される光は、少なくとも2方向から導光されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。

発明の詳細な説明約 42,000 文字を表示【技術分野】
【0001】
本発明は、パチンコ機やパチスロ機等の遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、パチスロ機等の遊技機は、キャビネットと、キャビネットに対して開閉可能に取付けられる前扉とを備えており、前扉には任意の画像が描かれた平面形状の腰部パネルと、腰部パネルを背面側から照明する照明部とを設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような遊技機によれば、機種名や役構成等の各種の情報を腰部パネルに表示して、遊技者に提供することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013−188391号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の特許文献1に記載の遊技機にあっては、腰部パネルが平面形状をしており、照明部は、腰部パネルの背面側から腰部パネルに向かって1方向を照明している。しかしながら、平面形状を有する腰部パネルは、単調な平面形状であり、腰部パネルの背面側から1方向に照明するだけでは、遊技機の個性を際立たせることができない。
【0005】
腰部パネルの表面を、例えば、腰部パネル等の装飾パネルを凹凸形状にして、遊技機の個性を際立たせることも考えられるが、凹凸部に対して1方向から照明するだけでは装飾パネル全体を均一な照度で照明することができないおそれがある。
【0006】
仮に、装飾パネル全体を均一な照度で照明するために、装飾パネルの凹凸形状を複数ブロックに分けてブロック毎に照明部を設けることも考えられるが、ブロック毎に照明部を設ける分だけ、照明部の部品点数の増加、照明部の取付け作業の作業性の低下等が生じてしまい、好ましくない。
【0007】
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたもので、発光素子の数が増大することを防止して、カバー部材に設けられる導光部材の凸部を均一な照度で照明することができる遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明に係る遊技機は、発光素子(LED274)と、前記発光素子から照射される光を導光可能な導光部材(導光レンズ272)と、前記導光部材の一部を露出可能な孔を設けたカバー部材(装飾カバー271)と、を備えた遊技機(パチスロ機1)であって、前記導光部材には、前記カバー部材の孔の形状に沿って凸部(272A)が形成されており、前記導光部材は、前記発光素子から照射された光を前記カバー部材の孔の内周に向けて導光可能であり、前記カバー部材の孔は、前記発光素子の発光面に直交する方向において前記発光面と重ならないように配されている構成を有する。
【0009】
この構成により、本発明に係る遊技機は、立体的形状の凸部であってもこの凸部の周面を均一な照度で照明することができる。このため、導光部材を有するカバー部材の表面形状を複雑な形状に加工することができ、カバー部材のデザインを多様化することができる。この結果、遊技機の個性をより一層際立たせることができる。
特に、凸部が周方向に不均一な歪な形状であっても、発光素子によって凸部の周面全面を均一、かつ確実に照射することができ、カバー部材のデザインをより効果的に多様化することができる。
【0010】
また、本発明の遊技機において、前記カバー部材の孔の内周に導光される光は、少なくとも2方向から導光されるのが好ましい。
【0011】
この構成により、本発明に係る遊技機は、凸部の周面全面を均一で、かつより明るく照射することができる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、発光素子の数が増大することを防止して、カバー部材に設けられる導光部材の凸部を均一な照度で照明することができる遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本発明の実施の形態に係るパチスロ機の機能フローを示す図である。
本発明の実施の形態に係るパチスロ機の外部構造を示す全体斜視図である。
本発明の実施の形態に係るパチスロ機の電気的構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態に係るパチスロ機の主制御回路の構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態に係るパチスロ機の副制御回路の構成を示すブロック図である。
本発明の実施の形態に係るパチスロ機の腰部パネルを取り外した状態のパチスロ機の腰部正面図である。
本発明の実施の形態に係るパチスロ機の左導光パネル、右導光パネル及びLED基板の正面図である。
図7のVIII−VIII方向矢視断面図である。
本発明の実施の形態に係るパチスロ機の左導光パネル、右導光パネル及びLED基板の要部拡大図である。
本発明の実施の形態に係るパチスロ機の左導光パネル及び右導光パネルの照射領域と非照射領域を示す図である。
本発明の実施の形態に係るパチスロ機のLEDから左導光パネル及び右導光パネルに照射される光の向きを示す図である。
本発明の実施の形態に係るパチスロ機の側部外装部材の分解図である。
本発明の実施の形態に係るパチスロ機の側部外装部材の正面図である。
本発明の実施の形態に係るパチスロ機の導光レンズの斜視図である。
本発明の実施の形態に係るパチスロ機の側部外装部材の側面図である。
図13のXVI−XVI方向矢視断面図である。
図13のXVI−XVI方向矢視断面図において、導光レンズの凸部に導かれる光の向きを示す図である。
本発明の実施の形態に係るパチスロ機の回転役物の分解図である。
本発明の実施の形態に係るパチスロ機の目玉部材が中立位置に位置した状態の回転役物の斜視図である。
本発明の実施の形態に係るパチスロ機の目玉部材が右側に回転した状態の回転役物の斜視図である。
本発明の実施の形態に係るパチスロ機の目玉部材、左目尻部材及び右目尻部材を背面から見た斜視図である。
本発明の実施の形態に係るパチスロ機の目玉部材が中立位置に位置した状態の回転役物の上面図である。
本発明の実施の形態に係るパチスロ機の目玉部材が中立位置から右方向に回転を開始した状態の回転役物の上面図である。
本発明の実施の形態に係るパチスロ機の目玉部材が右側の最大移動位置に位置した状態の回転役物の上面図である。
本発明の実施の形態に係るパチスロ機の目玉部材が中立位置に位置した状態の回転役物の下面図である。
本発明の実施の形態に係るパチスロ機の目玉部材が中立位置から右方向に回転を開始した状態の回転役物の下面図である。
本発明の実施の形態に係るパチスロ機の目玉部材が右側の最大移動位置に位置した状態の回転役物の下面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本発明の一実施の形態を示す遊技機であるパチスロ機について、図1〜図27を参照しながら説明する。なお、以後の説明において、パチスロ機1から遊技者に向かう側(方向)をパチスロ機1の前側と称し、前側とは逆側を後側と称し、遊技者から見て右側及び左側をパチスロ機1の右側(右方向)及び左側(左方向)とそれぞれ称する。また、前側及び後側を含む方向は、前後方向と称し、右側及び左側を含む方向は、左右方向又は幅方向と称する。前後方向及び左右方向(幅方向)に直交する方向を上下方向と称する。
【0015】
まず、図1を参照して、本発明の遊技機の実施の形態に係る機能フローについて説明する。
【0016】
本実施の形態のパチスロ機では、遊技を行うための遊技媒体としてメダルを用いる。なお、遊技媒体としては、メダル以外にも、コイン、遊技球、遊技用のポイントデータ又はトークン等を適用することもできる。
【0017】
遊技者によりメダルが投入され、スタートレバーが操作されると、予め定められた数値の範囲(例えば、0〜65535)の乱数から1つの値(以下、乱数値)が抽出される。内部抽籤手段は、抽出された乱数値に基づいて抽籤を行い、内部当籤役を決定する。
【0018】
この内部抽籤手段は、後述する主制御回路が担う。内部当籤役の決定により、後述の入賞判定ラインに沿って表示を行うことを許可する図柄の組合せが決定される。なお、図柄の組合せの種別としては、メダルの払い出し、再遊技の作動、ボーナスの作動等といった特典が遊技者に与えられる「入賞」に係るものと、それ以外のいわゆる「ハズレ」に係るものとが設けられている。
【0019】
また、スタートレバーが操作されると、複数のリールの回転が行われる。その後、遊技者により所定のリールに対応するストップボタンが押されると、リール停止制御手段は、内部当籤役とストップボタンが押されたタイミングとに基づいて、該当するリールの回転を停止する制御を行う。このリール停止制御手段は、後述する主制御回路が担う。
【0020】
パチスロ機では、基本的に、ストップボタンが押されたときから規定時間(190msec又は75msec)内に、該当するリールの回転を停止する制御が行われる。本実施の形態では、この規定時間内にリールの回転に伴って移動する図柄の数を「滑り駒数」と呼ぶ。規定時間が190msecである場合には、滑り駒数の最大数を図柄4コマ分に定め、規定時間が75msecである場合には、滑り駒数の最大数を図柄1コマ分に定める。
【0021】
リール停止制御手段は、入賞に係る図柄の組合せ表示を許可する内部当籤役が決定されているときは、通常、190msec(図柄4コマ分)の規定時間内に、その図柄の組合せが入賞判定ラインに沿って極力表示されるようにリールの回転を停止させる。また、リール停止制御手段は、例えば、第2種特別役物であるチャレンジボーナス(CB)及びCBを連続して作動させるミドルボーナス(MB)の動作時には、1つ以上のリールに対して、規定時間75msec(図柄1コマ分)内に、その図柄の組合せが入賞判定ラインに沿って極力表示されるようにリールの回転を停止させる。
【0022】
さらに、リール停止制御手段は、遊技状態に対応する各種規定時間を利用して、内部当籤役によってその表示が許可されていない図柄の組合せが入賞判定ラインに沿って表示されないようにリールの回転を停止させる。
【0023】
こうして、複数のリールの回転がすべて停止されると、入賞判定手段は、入賞判定ラインに沿って表示された図柄の組合せが、入賞に係るものであるか否かの判定を行う。この入賞判定手段は、後述する主制御回路が担う。入賞判定手段により入賞に係るものであるとの判定が行われると、メダルの払い出し等の特典が遊技者に与えられる。パチスロ機では、以上のような一連の流れが1回の遊技として行われる。
【0024】
また、パチスロ機では、前述した一連の流れの中で、液晶表示装置などの画像表示装置により行う映像の表示、各種ランプにより行う光の出力、スピーカにより行う音の出力、回転役物の駆動、あるいはこれらの組合せを利用して様々な演出が行われる。
【0025】
スタートレバーが操作されると、上述した内部当籤役の決定に用いられた乱数値とは別に、演出用の乱数値(以下、演出用乱数値)が抽出される。演出用乱数値が抽出されると、演出内容決定手段は、内部当籤役に対応づけられた複数種類の演出内容の中から今回実行するものを抽籤により決定する。この演出内容決定手段は、後述する副制御回路が担う。
【0026】
演出内容が決定されると、演出実行手段は、リールの回転開始時、各リールの回転停止時、入賞の有無の判定時等の各契機に連動させて対応する演出を実行する。このように、パチスロ機では、内部当籤役に対応づけられた演出内容を実行することによって、決定された内部当籤役(言い換えると、狙うべき図柄の組合せ)を知る機会又は予想する機会が遊技者に提供され、遊技者の興味の向上を図ることができる。
【0027】
<パチスロ機の構造>
次に、図2を参照して、本実施の形態におけるパチスロ機の外観構造について説明する。
【0028】
[外観構造]
図2は、パチスロ機1の外部構造を示す斜視図である。
【0029】
図2に示すように、パチスロ機1は、外装体2を備えている。外装体2は、リールや回路基板等を収容する筐体としてのキャビネット2aと、キャビネット2aに対して開閉自在に取付けられたフロントドア2bとを有している。キャビネット2aの両側面には、把手2cが設けられている(図2では一側面の把手2cのみを示す)。この把手2cは、パチスロ機1を運搬するときに手をかける凹部である。
【0030】
キャビネット2aの内部には、複数(例えば21個)の図柄が周方向に沿って所定の間隔をあけて表示された複数(本実施の形態では3つ)のリール3L、3C、3R(図3参照)が収容されている。以下、各リール3L、3C、3Rを、それぞれ左リール3L、中リール3C、リール3Rという。各リール3L、3C、3Rは、円筒状に形成されたリール本体と、リール本体の周面に装着された透光性のシート材を有している。上述の複数(例えば21個)の図柄は、前述のシート材の表面に描かれている。
【0031】
フロントドア2bは、ドア本体9と、画像を表示する画像表示手段としての液晶表示装置11とを備えている。ドア本体9は、ヒンジ(不図示)を用いてキャビネット2aに開閉自在に取り付けられている。ヒンジは、パチスロ機1の前方からドア本体9を見た場合に、ドア本体9における左側の端部に設けられている。
【0032】
液晶表示装置11は、例えば、遊技上の演出に係る画像や遊技に関する情報を表示するようフロントドア2bのドア本体9の上部に取り付けられている。液晶表示装置11は、映像の表示による演出を実行する他、例えばパチスロ機1のカスタマイズや遊技履歴等の遊技台情報を表示することができる。
【0033】
また、フロントドア2bは、3つのリール3L、3C、3Rを視認させることが可能な表示窓4を有する。表示窓4は、3つのリール3L、3C、3Rに対応する3つの左表示窓4L、中表示窓4C、右表示窓4Rによって構成されている。これら表示窓4L、4C、4Rは、正面(遊技者側)から見て、3つのリール3L、3C、3Rの配置領域と重畳する位置に設けられ、かつ、3つのリールより手前(遊技者側)に位置するように設けられる。したがって、遊技者は、表示窓4L、4C、4Rを介して、表示窓4の背後に設けられた3つのリール3L、3C、3Rを視認することができる。
【0034】
本実施の形態では、表示窓4L、4C、4Rは、その背後に設けられた対応するリールの回転が停止したとき、各リールに描かれた複数種類の図柄のうち、連続して配置された3つの図柄を表示できる大きさに設定されている。すなわち、表示窓4L、4C、4Rの枠内には、リール毎に上段、中段及び下段の各領域が設けられ、各領域に1個の図柄が表示される。そして、本実施の形態では、左リール3Lの中段領域、中リール3Cの中段領域、及び、右リール3Rの中段領域を結ぶラインを、入賞か否かの判定を行う入賞判定ラインとして定義する。
【0035】
また、上述したリール3L、3C、3R及び液晶表示装置11の前面側には、保護ガラス6が配設されている。これにより、リール3L、3C、3R及び液晶表示装置11を遊技者が直接触れることができないようになっている。
【0036】
また、ドア本体9の前面側の上部には、保護ガラス6を取り囲むようにして装飾部材7が取り付けられている。装飾部材7は、パチスロ機1の外装の一部を構成するとともに、上部外装部材7a、一対の側部外装部材7b及び下部外装部材7cを含んで構成されている。特に、上部外装部材7aは、液晶表示装置11の上方であって、後述する回転役物200の前方に配置されている。
【0037】
ドア本体9の中央には、台座部12が形成されている。この台座部12には、遊技者の操作対象となる各種装置(メダル投入口13、MAXベットボタン14、1ベットボタン15、スタートレバー16、ストップボタン17L、17C、17R、選択ボタン18、決定ボタン19)が設けられている。
【0038】
メダル投入口13は、遊技者によって外部からパチスロ機1に投下されるメダルを受け入れるために設けられる。すなわち、メダル投入口13は、遊技者によってメダルが投入されるためのものである。メダル投入口13から投入されたメダルは、予め設定された枚数(例えば3枚)を上限として1回の遊技に使用され、予め設定された枚数を超えた分は、パチスロ機1の内部に預けることができる(いわゆるクレジット機能)。
【0039】
MAXベットボタン14及び1ベットボタン15は、パチスロ機1の内部に預けられているメダルから1回の遊技に使用する枚数を決定するために設けられる。なお、図2には示さないが、台座部12には、精算ボタンが設けられる。この精算ボタンは、パチスロ機1の内部に預けられているメダルを外部に引き出す(排出する)ために設けられる。スタートレバー16は、遊技者の操作に応じて全てのリール(3L、3C、3R)の回転を開始させるためのものである。
【0040】
ストップボタン17L、17C、17Rは、それぞれ、左リール3L、中リール3C、右リール3Rに対応付けて設けられ、遊技者の操作に応じて対応する各リールの回転を停止させるためのものである。
【0041】
また、これらストップボタン17L、17C、17Rは、液晶表示装置11に表示される情報に関する操作を行う際に用いられるようになっており、例えば液晶表示装置11の表示画面上における選択操作を行う際に用いられる。以下、ストップボタン17L、17C、17Rを、それぞれ左ストップボタン17L、中ストップボタン17C、右ストップボタン17Rという。
【0042】
選択ボタン18及び決定ボタン19は、液晶表示装置11の表示画面上における各種操作を行う際に用いられる。また、台座部12には、7セグメントLED(Light Emitting Diode)からなる7セグ表示器28が設けられている。この7セグ表示器28は、特典として遊技者に対して払い出すメダルの枚数(以下、払出枚数)、パチスロ機1の内部に預けられているメダルの枚数(以下、クレジット枚数)等の情報をデジタル表示する。
【0043】
ドア本体9の下部には、メダル払出口21、メダル受皿22、スピーカ23L、23R等が設けられている。メダル払出口21は、後述のホッパー装置43の駆動により排出されるメダルを外部に導く。メダル受皿22は、メダル払出口21から排出されたメダルを貯める。また、スピーカ23L、23Rは、演出内容に対応する効果音や楽曲等の音を出力する。
【0044】
台座部12とメダル受皿22との間には腰部パネル29が設けられており、腰部パネル29は、パチスロ機1の機種名や役構成等の各種の情報を表示する。
【0045】
<パチスロ機の電気的構成>
次に、パチスロ機1の電気的構成について、図3を参照して説明する。図3は、パチスロ機1の電気的構成を示すブロック図である。
【0046】
図3に示すように、パチスロ機1は、キャビネット2aに配設された主制御基板41と、フロントドア2bに配設された副制御基板42とを有している。主制御基板41には、リール中継端子板51と、設定用鍵型スイッチ52と、キャビネット側中継基板53と、ドア中継端子板54と、電源装置44の電源基板44bとが電気的に接続されている。
【0047】
リール中継端子板51は、各リール3L、3C、3Rのリール本体の内側に配設されている。このリール中継端子板51は、各リール3L、3C、3Rのステッピングモータ(不図示)に電気的に接続されており、主制御基板41からステッピングモータに出力される信号を中継する。
【0048】
設定用鍵型スイッチ52は、パチスロ機1の設定を変更する際又はパチスロ機1の設定を確認する際に使用する。キャビネット側中継基板53には、外部集中端子板56と、ホッパー装置43と、メダル補助収納庫スイッチ57とが電気的に接続されている。
【0049】
このキャビネット側中継基板53は、主制御基板41から外部集中端子板56、ホッパー装置43、メダル補助収納庫スイッチ57に出力される信号を中継する。つまり、外部集中端子板56、ホッパー装置43及びメダル補助収納庫スイッチ57は、キャビネット側中継基板53を介して主制御基板41に接続されている。
【0050】
外部集中端子板56は、キャビネット2aに取り付けられており、メダル投入信号、メダル払出信号及びセキュリティ信号などの信号をパチスロ機1の外部へ出力するために設けられている。
【0051】
メダル補助収納庫スイッチ57は、図示しないメダル補助収納庫を貫通している。このメダル補助収納庫スイッチ57は、メダル補助収納庫がメダルで満杯になっているか否かを検出する。電源装置44の電源基板44bには、電源スイッチ44aが接続されている。
【0052】
この電源スイッチ44aは、パチスロ機1に必要な電源を供給するときにONにする。ドア中継端子板54には、メダルセンサ46、ドア開閉監視スイッチ61、BETスイッチ62、精算スイッチ63、スタートスイッチ64、ストップスイッチ基板65、遊技動作表示基板66、選択スイッチ67、決定スイッチ68及び副中継基板69が接続されている。
【0053】
つまり、メダルセンサ46、ドア開閉監視スイッチ61、BETスイッチ62、精算スイッチ63、スタートスイッチ64、ストップスイッチ基板65、遊技動作表示基板66、選択スイッチ67、決定スイッチ68及び副中継基板69は、ドア中継端子板54を介して主制御基板41に接続されている。
【0054】
メダルセンサ46は、メダルが図示しないセレクタ内を通過したことを検出して、その検出結果を主制御基板41に出力する。ドア開閉監視スイッチ61は、フロントドア2bの開閉を報知するためのセキュリティ信号をパチスロ機1の外部へ出力する。BETスイッチ62は、MAXベットボタン14及び1ベットボタン15(図2参照)が遊技者により押されたことを検出して、その検出結果を主制御基板41に出力する。
【0055】
精算スイッチ63は、精算ボタン(不図示)が遊技者により押されたことを検出して、その検出結果を主制御基板41に出力する。スタートスイッチ64は、スタートレバー16が遊技者により操作されたこと(開始操作)を検出して、その検出結果を主制御基板41に出力する。
【0056】
ストップスイッチ基板65は、回転しているリールを停止させるための回路と、停止可能なリールをLEDなどにより表示するための回路を構成する基板である。このストップスイッチ基板65には、ストップスイッチが設けられている。ストップスイッチは、各ストップボタン17L、17C、17Rが遊技者により押されたこと(停止操作)を検出する。
【0057】
遊技動作表示基板66は、メダルの投入を受け付けるとき、3つのリール3L、3C、3Rが回動可能なとき及び再遊技を行うときに、投入されたメダルの枚数を7セグ表示器28に表示させるための基板である。
【0058】
この遊技動作表示基板66には、7セグ表示器28とLED70が接続されている。LED70は、例えば、遊技の開始を表示するマークや再遊技を行うマークなどを点灯させる。選択スイッチ67は、選択ボタン18が遊技者により押されたことを検出して、その検出結果を主制御基板41に出力する。
【0059】
決定スイッチ68は、決定ボタン19が遊技者により押されたことを検出して、その検出結果を主制御基板41に出力する。副中継基板69は、副制御基板42と主制御基板41とを接続する配線を中継する。
【0060】
また、副中継基板69は、副制御基板42と副制御基板42の周辺に配設された複数の基板とを接続する配線を中継する。すなわち、副中継基板69には、副制御基板42と、サウンドI/O基板71と、LED基板72と、24hドア開閉監視ユニット74と、回転役物制御基板78とが電気的に接続されている。
【0061】
副制御基板42は、ドア中継端子板54と副中継基板69を介して主制御基板41に接続されている。また、副制御基板42は、副中継基板69を介して、サウンドI/O基板71と、LED基板72と、24hドア開閉監視ユニット74と、回転役物制御基板78とに電気的に接続されている。
【0062】
サウンドI/O基板71は、スピーカ23L、23Rへの音声の出力を行う。LED基板72は、副制御回路101(図5参照)の制御により実行される演出に応じて、光源の一具体例を示すLED群25を発光させて、点滅パターンを表示する。なお、LED基板72は、後述する腰部パネル29を照明するLED群25Aを制御するLED基板72Aと、一対の側部外装部材7bを照明するLED群25Bを制御するLED基板72Bとを備えている。
【0063】
24hドア開閉監視ユニット74は、フロントドア2bの開閉の履歴を保存する。また、24hドア開閉監視ユニット74は、フロントドア2bを開放したときに、液晶表示装置11にエラー表示を行うための信号を副制御基板42(副制御回路101)に出力する。
【0064】
回転役物制御基板78は、副制御回路101(図5参照)の制御により実行される演出に応じて、回転役物200を駆動させる。回転役物200は、回転役物制御基板78によって駆動制御されることで後述する目玉部材205の回転駆動を行う。
【0065】
副制御基板42には、ロムカートリッジ基板76と、液晶中継基板77とが接続されている。ロムカートリッジ基板76は、演出用の画像(映像)、音声、光(LED群25)、回転役物200の駆動及び通信のデータを管理するための基板である。液晶中継基板77は、副制御基板42と液晶表示装置11とを接続する配線を中継する基板である。
【0066】
<主制御回路>
次に、主制御基板41により構成される主制御回路91について、図4を参照して説明する。図4は、パチスロ機1の主制御回路91の構成例を示すブロック図である。図4に示すように、主制御部としての主制御回路91は、主制御基板41上に設置されたマイクロコンピュータ92を主たる構成要素とし、遊技の進行を制御するものである。
【0067】
マイクロコンピュータ92は、メインCPU93、メインROM94及びメインRAM95により構成される。メインROM94には、メインCPU93により実行される制御プログラム、データテーブル、副制御回路101に対して各種制御指令(コマンド信号)を送信するためのデータ等が記憶されている。メインRAM95には、制御プログラムの実行により決定された内部当籤役等の各種データを格納する格納領域が設けられる。
【0068】
メインCPU93には、クロックパルス発生回路96、分周器97、乱数発生器98及びサンプリング回路99が接続されている。クロックパルス発生回路96及び分周器97は、クロックパルスを発生する。メインCPU93は、発生されたクロックパルスに基づいて、制御プログラムを実行する。乱数発生器98は、予め定められた範囲の乱数(例えば、0〜65535)を発生する。サンプリング回路99は、発生された乱数の中から1つの値を抽出する。
【0069】
メインCPU93は、リールインデックスを検出してから各リール3L、3C、3Rのステッピングモータに対してパルスを出力した回数をカウントする。これにより、メインCPU93は、各リール3L、3C、3Rの回転角度(主に、リールが図柄何個分だけ回転したか)を管理する。
【0070】
なお、リールインデックスとは、リールが一回転したことを示す情報である。このリールインデックスは、例えば、発光部及び受光部を有する光センサと、各リール3L、3C、3Rの所定の位置に設けられ、各リール3L、3C、3Rの回転により発光部と受光部との間に介在される検知片を備えたリール位置検出部(不図示)により検出する。
【0071】
ここで、各リール3L、3C、3Rの回転角度の管理について、具体的に説明する。ステッピングモータに対して出力されたパルスの数は、メインRAM95に設けられたパルスカウンタによって計数される。そして、図柄1つ分の回転に必要な所定回数(例えば16回)のパルスの出力がパルスカウンタで計数される毎に、メインRAM95に設けられた図柄カウンタが1ずつ加算される。図柄カウンタは、各リール3L、3C、3Rに応じて設けられている。図柄カウンタの値は、リール位置検出部(不図示)によってリールインデックスが検出されるとクリアされる。
【0072】
つまり、本実施の形態では、図柄カウンタを管理することにより、リールインデックスが検出されてから図柄何個分の回転が行われたのかを管理するようになっている。したがって、各リール3L、3C、3Rの各図柄の位置は、リールインデックスが検出される位置を基準として検出される。
【0073】
本実施の形態では、基本的に滑り駒数の最大数を図柄4個分に定めている。したがって、左ストップボタン17Lが押されたときに表示窓4の中段にある左リール3Lの図柄と、その4個先の図柄までの範囲内にある各図柄が、表示窓4の中段に停止可能な図柄となる。
【0074】
<副制御回路>
次に、副制御基板42により構成される副制御回路101について、図5を参照して説明する。図5は、パチスロ機1の副制御回路101の構成例を示すブロック図である。
【0075】
図5に示すように、副制御部としての副制御回路101は、主制御回路91と電気的に接続されており、主制御回路91から送信されるコマンド信号に基づいて演出内容の決定や実行等の処理を行うとともに、液晶表示装置11、回転役物200、LED群25、スピーカ23L、23R等の周辺装置の制御を行うものである。
【0076】
副制御回路101は、基本的に、サブCPU102、サブRAM103、レンダリングプロセッサ104、描画用RAM105、ドライバ106を含んで構成されている。サブCPU102は、主制御回路91から送信されたコマンド信号に応じて、ロムカートリッジ基板76に記憶されている制御プログラムに従い、映像、音、光の出力及び回転役物200の駆動の制御を行う。
【0077】
ロムカートリッジ基板76は、基本的に、プログラム記憶領域とデータ記憶領域によって構成される。プログラム記憶領域には、サブCPU102が実行する制御プログラムが記憶されている。
【0078】
例えば、制御プログラムには、主制御回路91との通信を制御するための主基板通信タスクや、演出用乱数値を抽出し、演出内容(演出データ)の決定及び登録を行うための演出登録タスクが含まれる。また、決定した演出内容に基づいて液晶表示装置11(図2参照)による映像の表示を制御する描画制御タスク、回転役物200を制御する役物制御タスク、LED群25等の光源による光の出力を制御するランプ制御タスク、スピーカ23L、23Rによる音の出力を制御する音声制御タスク等が含まれる。
【0079】
データ記憶領域は、各種データテーブルを記憶する記憶領域、各演出内容を構成する演出データを記憶する記憶領域、映像の作成に関するアニメーションデータを記憶する記憶領域が含まれている。また、BGMや効果音に関するサウンドデータを記憶する記憶領域、光の点消灯のパターンに関するランプデータを記憶する記憶領域等が含まれている。
【0080】
サブRAM103は、決定された演出内容や演出データを登録する格納領域や、主制御回路91から送信される内部当籤役等の各種データを格納する格納領域が設けられている。
【0081】
サブCPU102、レンダリングプロセッサ104、描画用RAM(フレームバッファを含む)105及びドライバ106は、演出内容により指定されたアニメーションデータに従って映像を作成し、作成した映像を液晶表示装置11に表示させる。また、サブCPU102は、演出内容により指定された役物可動データに従って回転役物200を駆動する。
【0082】
また、サブCPU102は、演出内容により指定されたサウンドデータに従ってBGMなどの音をスピーカ23L、23Rにより出力させる。また、サブCPU102は、演出内容により指定されたランプデータに従ってLED群25の点灯及び消灯を制御する。
【0083】
<腰部パネルの構造>
次に、腰部パネル29について、図2及び図6〜図11を参照して説明する。
【0084】
図2に示すように、腰部パネル29は、パチスロ機1の左下方から右上方に向かって斜めに傾斜する爪痕部250を備えており、爪痕部250は、例えば、キャラクタの爪によって腰部パネル29が右上方から左下方に向かって引っ掻かれた爪痕を模した装飾である。なお、本実施の形態の腰部パネル29は、本発明の装飾パネルを構成する。また、爪痕部250の背面には図示しない導光部材が爪痕部250と一体に設けられており、導光部材と一体の爪痕部250は、本発明の第3の導光部材を構成する。
【0085】
図6に示すように、腰部パネル29の背面には左導光パネル251及び右導光パネル252が設置されている。図7に示すように、左導光パネル251の右端及び右導光パネル252の左端にはそれぞれ傾斜面251A、252Aが形成されており、傾斜面251A、252Aは、爪痕部250の傾斜方向と同一方向に傾斜して対向している。
【0086】
左導光パネル251及び右導光パネル252の間には1枚のLED基板72Aが設置されており、LED基板72Aは、LED群25Aを備えている。ここで、本実施の形態の左導光パネル251及び右導光パネル252は、本発明の導光部材及び導光パネルを構成し、LED基板72Aは、本発明の発光基板を構成する。また、左導光パネル251は、本発明の第1の導光部材を構成し、右導光パネル252は、本発明の第2の導光部材を構成する。
【0087】
図7、図9に示すように、LED群25Aは、LED253、254、255を含んで構成されている。LED253は、LED基板72Aの表面に設けられており、左導光パネル251の傾斜面251Aに対向するようにして左導光パネル251の傾斜面251Aに沿って隣接している。LED254は、LED基板72Aの裏面に設けられており、右導光パネル252の傾斜面252Aに対向するようにして右導光パネル252の傾斜面252Aに沿って隣接している。本実施の形態のLED253、254、255は、本発明の発光素子を構成する。また、LED253は、本発明の第1の発光素子を構成し、LED254は、本発明の第2の発光素子を構成し、LED255は、本発明の第3の発光素子を構成する。
【0088】
図8に示すように、左導光パネル251及び右導光パネル252は、前後方向に離隔して段違いに設置されており、LED253とLED254とは前後方向に離隔している。また、LED253及びLED254は、パチスロ機1の左右方向において左導光パネル251及び右導光パネル252と重なるようにパチスロ機1の前後方向に離隔している。
【0089】
LED253は、左導光パネル251の右斜め下方向から左斜め上方向に向かって直線状に光を照射するトップビュータイプのLEDである。LED254は、右導光パネル252の左斜め上方向から右斜め下方向に向かって光を照射するトップビュータイプのLEDである。
【0090】
LED255は、LED基板72Aの表面に設けられている。LED255は、パチスロ機1の前後方向において左導光パネル251及び右導光パネル252の間でかつ、左導光パネル251の傾斜面251Aに沿って隣接している。また、LED255は、パチスロ機1の前後方向において爪痕部250に重なる位置に設置されている。
【0091】
LED255は、LED253、254の照射方向と直交するパチスロ機1の前方(遊技者側)に向かって光を照射するサイドビュータイプのLEDである。したがって、LED255から照射される光は、爪痕部250を照射する。このように本実施の形態のパチスロ機1は、複数のLED253、254、255によって互いに直交する3方向に光が照射され、3方向の光のうち、LED255から照射される光は、遊技者側に向かって照射される。
【0092】
また、左導光パネル251及び右導光パネル252の背面には、図示しないリフレクタが設けられており、LED253、254から左導光パネル251及び右導光パネル252に照射された光は、それぞれパチスロ機1の左右方向(左右方向一方向及び左右方向他方)に導かれながらリフレクタに反射されてパチスロ機1の前方に導かれ、腰部パネル29が照明される。ここで、LED基板72Aは、1枚ではなく、2枚以上であってもよい。
【0093】
本実施の形態の左導光パネル251及び右導光パネル252は、上端及び下端が水平方向に沿って延びており、LED基板72Aが斜めに設置されている。このため、LED253、254から左導光パネル251及び右導光パネル252に照射される直線上の光L1の照射範囲は、後述する穿孔が形成されていなければ、図10において、A1で示す範囲が照射領域W1となり、A1で示す範囲外の領域は、直線状の光L1が照射され難い非照射領域W2、W3となる。
【0094】
このように本実施の形態の腰部パネル29は、左導光パネル251及び右導光パネル252に非照射領域W2、W3が形成されるおそれがあることから、非照射領域W2、W3に光が届くように、本実施の形態の左導光パネル251及び右導光パネル252には、非照射領域W2、W3に光を届けるための穿孔256、257が形成されている。
【0095】
図9に示すように、左導光パネル251には複数の穿孔256が形成されており、穿孔256は、三角形状に形成されている。穿孔256の一辺には湾曲面256Aが形成されており、LED253から照射される光の光軸方向において、湾曲面256Aの上側の頂点256aは、湾曲面256Aの下側の頂点256bよりもLED253の傾斜方向の下端253b側に位置している。また、LED253の傾斜方向の上端253aは、湾曲面256Aの下方側の頂点256bよりも下方に位置している。
【0096】
これにより、LED253から照射される直線状の幅Hの光束の一部の光L2は、湾曲面256Aに照射され、湾曲面256Aに照射された光L2は、湾曲面256Aに沿って屈折(反射)して非照射領域W2に導かれる(図11参照)。
また、湾曲面256Aは、光の照射方向に沿って凹状に湾曲している。これにより、より多くの光を集光して非照射領域W2に導くことができる。
【0097】
右導光パネル252には穿孔257が形成されており、穿孔257は、三角形状に形成されている。穿孔257の一辺には湾曲面257Aが形成されており、LED254から照射される光の光軸方向において、湾曲面257Aの下側の頂点257aは、湾曲面257Aの上側の頂点257bよりもLED254の傾斜方向の上端254a側に位置している。また、LED254の傾斜方向の下端254bは、湾曲面257Aの上側の頂点257bよりも上方に位置している。
【0098】
これにより、LED254から照射される直線状の幅Hの光束の一部の光L3は、湾曲面257Aに照射され、湾曲面257Aに照射された光L3は、湾曲面257Aに沿って屈折(反射)して非照射領域W3に導かれる(図11参照)。また、湾曲面257Aは、光の照射方向に沿って凹状に湾曲している。
【0099】
これにより、より多くの光を集光して非照射領域W3に導くことができる。なお、湾曲面256A、257Aは、光の照射方向に沿って凸状に湾曲してもよい。すなわち、湾曲面256A、257Aは、光の照射方向に対して上方(凸状)または下方(凹状)に湾曲していればよい。
【0100】
より具体的には、湾曲面256A、257Aは、光の照射方向と直交する方向に対して上方(凸状)または下方(凹状)に湾曲していなければ、湾曲面256A、257Aに照射された光を、湾曲面256A、257Aに沿って屈折(反射)して非照射領域W2、W3に確実に導くことができる。また、反射面は、湾曲しない平坦面であってもよい。
【0101】
図11においては、図が煩雑になるのを避けるために光L2、L3の軌跡の一部を示している。本実施の形態の湾曲面256A、257Aは、本発明の反射面を構成する。なお、穿孔256、257の形状は、三角形状に限定されるものではない。
【0102】
また、反射面を有する孔としては、穿孔に限らず、左導光パネル251及び右導光パネル252に穿孔することなく、左導光パネル251及び右導光パネル252にレーザ等によって反射面が形成されるように加工を施してもよい。
【0103】
本実施の形態のパチスロ機1によれば、LED基板72Aが、LED基板72の表面と裏面とに設けられた複数のLED253及びLED254と、LED基板72の表面に設けられLED253及びLED254の光の照射方向と直交する方向に光を照射する複数のLED255とを有し、LED253〜255によって互いに直交する3方向に光を照射することができる。
【0104】
これにより、1枚のLED基板72Aによって複数方向に光を照射することができ、左導光パネル251及び右導光パネル252を通して腰部パネル29を均一な照度で照明することができる。このため、LED基板72Aの部品点数を少なくすることができ、LED基板72Aの製造コストを低減することができる。
【0105】
また、LED基板72Aをパチスロ機1に取付ける際の取付け工数を低減して、LED基板72Aの取付け作業の作業性を向上できる。また、1枚のLED基板72Aを管理するだけでよいので、LED基板72Aの管理を容易にしてLED基板72Aの管理コストを低減することができる。
【0106】
特に、本実施の形態のパチスロ機1において、腰部パネル29の後方に設置され、パチスロ機1の前後方向に離隔する左導光パネル251及び右導光パネル252と、腰部パネル29に設置された爪痕部250とを有し、LED253及びLED254をパチスロ機1の左右方向において左導光パネル251及び右導光パネル252と重なるようにパチスロ機1の前後方向に離隔し、LED253が、左導光パネル251を通して光をパチスロ機の左方向に照射し、LED254が、右導光パネル252を通して光をパチスロ機1の右方向に照射し、LED255が、爪痕部250を通して腰部パネル29に向かう方向に光を照射するように構成される。
【0107】
これにより、腰部パネル29の表面に爪痕部250のような凹凸を有する立体構造が形成された場合であっても、腰部パネル29の背面から1枚のLED基板72Aによって複数方向、すなわち三次元的に光を照射することができ、左導光パネル251及び右導光パネル252を通して立体構造である腰部パネル29を均一な照度で照明することができる。このため、特徴的な構造の腰部パネル29を備えたパチスロ機1を提供することができ、パチスロ機1の個性を際立たせることができる。
【0108】
また、本実施の形態のパチスロ機1によれば、左導光パネル251及び右導光パネル252に穿孔256、257が設けられ、穿孔256、257がLED253、254から照射される光が反射する湾曲面256A、257Aを有し、LED253、254から照射される光を湾曲面256A、257Aで反射させて非照射領域W2、W3に導く。
【0109】
これにより、左導光パネル251及び右導光パネル252に穿孔256、257を形成するだけで、簡素な構造の左導光パネル251及び右導光パネル252によってLED253、254から照射されて左導光パネル251及び右導光パネル252に導光される光の一部を屈折(反射)させて非照射領域W2、W3に導くことができる。
【0110】
このため、非照射領域W2、W3に光を照射するLEDを追加することを不要にして、パチスロ機1の製造コストが増大することを防止できる。さらに、LEDを追加することでLED基板が増設されることを不要にできるので、LED基板72Aをパチスロ機1に取付ける工数を低減でき、LED基板72Aの取付け作業の作業性を向上できる。
【0111】
また、本実施の形態のパチスロ機1によれば、穿孔256、257が、湾曲面256A、257Aから構成される。
【0112】
これにより、穿孔256、257の湾曲面256A、257AによってLED253、254から照射される光束の一部を確実に屈折(反射)させることができる一方で、LED253、254から直線状に照射されるその他の光の直線状態を維持することができる。
【0113】
このため、穿孔256、257によって1つのLED253、254から照射される光を直線状の光と屈折(反射)した光に分解することができ、異なる2方向に光を照射するために2つのLEDを設ける必要がない。これにより、LED253、254の数を低減して、非照射領域W2、W3に光を照射することができる。
【0114】
<側部外装部材の構造>
次に、側部外装部材7bの構成について説明する。
【0115】
図12に示すように、側部外装部材7bは、装飾カバー271と、装飾カバー271の背面に設けられた導光レンズ272と、導光レンズ272の背面に設けられたリフレクタ273と、リフレクタ273の背面に設けられたLED基板72Bとを備えている。ここで、本発明の発光基板を構成する。
【0116】
図12、図13に示すように、装飾カバー271には血管部271Aが形成されている。血管部271Aは、装飾カバー271の表面271aから突出しており、装飾カバー271には血管部271Aによって取り囲まれる複数の貫通孔271Bが形成されている。貫通孔271Bは、後述する導光レンズ272の凸部272Aに挿着可能となっている。本実施の形態の装飾カバー271は、本発明のカバー部材を構成し、貫通孔271Bは、本発明の孔を構成する。
【0117】
図12に示すように、導光レンズ272には複数の凸部272Aが形成されている。凸部272Aは、導光レンズ272の表面272aから前方に突出しており、凸部272Aは、周方向に不均一な形状、換言すれば、歪な形状に形成されている。凸部272Aは、貫通孔271Bに嵌合されるようになっている(図16参照)。これにより、装飾カバー271は、凸部272Aの周面に設けられる。
【0118】
また、図16に示すように、凸部272Aが貫通孔271Bに嵌合した状態では、凸部272Aの突出方向の前端の頂面272cに対して、血管部271Aの突出方向の前端が前方に位置している。リフレクタ273は、導光レンズ272の背面に取付けられており、導光レンズ272の背面は、リフレクタ273によって光学的に遮蔽される。
【0119】
図14、図15に示すように、導光レンズ272の背面には複数の突出片272Bが設けられており、突出片272Bは、導光レンズの272の背面から後方に突出している。ここで、本実施の形態の導光レンズ272は、本発明の導光部材を構成する。
【0120】
LED基板72Bは、LED群25Bを備えており、LED群25Bは、複数のLED274(本実施の形態では8個)を備えている。本実施の形態のLED274は、本発明の発光素子を構成する。
【0121】
LED274は、突出片272Bに対向して配置されており、LED274から照射された光は、突出片272Bから導光レンズ272を通して複数の凸部272A(本実施の形態では8個)に導かれる。
【0122】
突出片272Bは、パチスロ機1の前後方向において凸部272Aと重ならない位置に形成されている。このため、LED274は、凸部272Aに光を直接照射することがなく、導光レンズ272を通して凸部272Aの周囲から凸部272Aに照射することになる。
【0123】
図12、図16において、LED274と導光レンズ272との間にリフレクタからなる集光部材276が設けられている。集光部材276は、集光部276Aを有し、集光部276は、突出片272Bを取り囲むよう円状に形成され、内周面に図示しない反射面が形成されている。この集光部276Aは、LED274から照射された光を集光して導光レンズ272に導く。すなわち、LED274から照射された光を集光して突出片272Bから導光レンズ272の表面272aや凸部272Aに導く。
【0124】
図16及び図17において、凸部272Aの周面272bに対向する貫通孔271Bの内周面には反射部材275が形成されており、反射部材275は、貫通孔271Bの内周面に沿って延在している。すなわち、反射部材275は、凸部272Aの頂面272cを除いた凸部272Aの周面272bに沿って設けられており、凸部272Aに導かれた光を反射させる。なお、反射部材275は、貫通孔271Bの内周面に反射膜を塗布したものから構成されてもよく、貫通孔271Bの内周面にリフレクタを取付けたものから構成されてもよい。
【0125】
また、反射部材は、凸部272Aの周面272bに設けてもよい。反射部材275は、凸部272Aの頂面272cを除いた凸部272Aの周面272bに沿って設けられたものであれば、凸部272Aに直接設けられたものでも、凸部272Aの周囲に設置された貫通孔271Bに設けられたものでもよい。
【0126】
また、導光レンズ272の表面272aの外縁には、導光レンズ272の側面から内側に向かって傾斜した傾斜面272dが形成されている。これにより、LED274から突出片272Bに向かって照射され導光レンズ272内に導かれた光が、傾斜面272dによって反射され、凸部272Aに導かれる。
【0127】
すなわち、図17に示すように、本実施の形態の導光レンズ272は、LED274から突出片272Bに照射された光を、傾斜面272dによって反射することで、凸部272Aの中心部Cを挟んで凸部272Aの半径方向の一方側(例えば、図17の右側あるいは左側)から半径方向の他方側(例えば、図17の左側あるいは右側)に導くように構成されており、凸部272Aの半径方向の他方側に導かれた光を反射部材275で反射させるように構成されている。
【0128】
特に、本実施の形態のLED274は、図17に示すように、凸部272Aの中心部Cを挟んで凸部272Aの半径方向の一方側と他方側とに対向して一対で設けられている。また、導光レンズ272は、一方側に設けられたLED274から照射された光を凸部272Aの半径方向の他方側の周面272bに導き、他方側に設けられたLED274から照射された光を凸部272Aの半径方向の一方側の周面272bに導くことで、装飾カバー271の内周面の全周を照射する。
【0129】
本実施の形態の導光レンズ272は、凸部272Aの中心部Cを挟んで凸部272Aの半径方向の一方側に設けられた4個のLED274から照射された光をそれぞれ8個の凸部272Aの半径方向の他方側の周面272bに導き、他方側に設けられた4個のLED274から照射された光をそれぞれ8個の凸部272Aの半径方向の一方側の周面272bに導くことで、装飾カバー271の内周面の全周を照射する。このように、本実施の形態では、左右4対のLED274によって8個の凸部272Aの全てを均一に照らすことができる。したがって、LED274の数を必要以上に増やさなくとも8個の凸部272Aの全ての内周面の全周を照らすことができる。
【0130】
凸部272Aは、周面272bを有するので、凸部272Aの中心部Cを挟んで凸部272Aの半径方向の一方側から半径方向の他方側に光を導くと、中心部Cに対して360°の方向において、凸部272Aの半径方向の一方側から半径方向の他方側に光が導かれる。
【0131】
すなわち、本実施の形態の凸部272Aの半径方向の一方側は、中心部Cに対して360°の方向のいずれの同方向でもよく、凸部272Aの半径方向の他方側は、中心部Cに対して360°の方向のいずれの方向において凸部272Aの半径方向の一方側と対向する方向である。
【0132】
本実施の形態のパチスロ機1によれば、LED274と、表面に複数の凸部272Aを有し、LED274から照射された光を凸部272Aに導く導光レンズ272と、凸部272Aに装着可能な貫通孔271Bを設けた装飾カバー271とを備え、LED274が、凸部272Aの中心部Cを挟んで凸部272Aの半径方向の一方側と他方側とに対向して一対で設けられており、導光レンズ272は、一方側に設けられたLED274と他方側に設けられたLED274とから照射された光を凸部272Aの周面272bの全面に導くことで(図17において、光路をL4で示す)、装飾カバー271を照射する。
【0133】
これにより、反射部材275によって凸部272Aの周面272bの照度を頂面272cの中央部の照度よりも高くして、周方向に不均一な形状を有する凸部272A、すなわち、歪な凸部272Aであってもこの凸部272Aの周面272bを均一な照度で照明することができる。このため、凸部272Aの頂面272cの中央部をぼんやりと光らせ、血管部271Aに隣接する頂面272cの外縁を明るく光らせることで、あたかも血管が脈打っているかのような表示演出を行うことができる。
【0134】
したがって、側部外装部材7bの表面形状を複雑な形状に加工することができ、側部外装部材7bのデザインを多様化することができる。この結果、パチスロ機1の個性をより一層際立たせることができる。
【0135】
また、本実施の形態のパチスロ機1において、LED274と導光レンズ272との間に集光部材276を設け、集光部材276に、突出片272Bを取り囲み、LED274から照射された光を集光して導光レンズ272に導く円状の集光部276Aを設けている。これにより、LED274から導光レンズ272を通して凸部272Aに導かれる光量が低下することを防止することができ、凸部の周面全面を均一で、かつより明るく照射することができる。
【0136】
<回転役物の構造>
次に、回転役物200について、図2及び図18〜図27を参照して説明する。なお、本実施の形態の回転役物200は、本発明の回転役物を構成する。
【0137】
図2に示すように、回転役物200は、液晶表示装置11よりもパチスロ機1の前面側に設けられている。回転役物200の手前には、上下に開閉可能なカバー部材198が設けられている。また、カバー部材198の手前には、カバー部材198及び回転役物200が遊技者によって直接触れられることがないように図示しない透明なレンズ199が設けられている。
【0138】
カバー部材198が開放されると、図19に示すように、回転役物200が露出する。また、カバー部材198が閉止されると、回転役物200は、遊技者に対して視認不能になる。なお、カバー部材198は、瞼を模したものであり、図示しないモータ等のアクチュエータによって上下に開閉される。また、レンズ199は、カバー部材198及び回転役物200を覆うことにより、カバー部材198及び回転役物200を保護する。
【0139】
図18〜図20において、回転役物200は、上側ベース202、目玉本体203及び下側ベース204を備えている。
【0140】
目玉本体203は、パチスロ機1の左右方向に延在する目玉部材205と、目玉部材205の延在方向一端部に設けられた左目尻部材206と、目玉部材205の延在方向他端部に設けられた右目尻部材207とを備えている。なお、目玉部材205の回転方向及び左右の向きは、遊技者から見た回転方向及び左右の向きである。
【0141】
目玉部材205は、延在方向に沿った円弧面205Aを有する半球形状に形成されており、円弧面205Aには目玉を模した画像205aが形成されている。目玉部材205は、円弧面205Aに沿って左右方向に回転可能になっている。目玉部材205は、本発明の回転部材を構成し、円弧面205Aは、本発明の回転部材の延在方向に沿った面を構成する。また、目玉部材205は、レンズから構成されている。
【0142】
左目尻部材206及び右目尻部材207は、それぞれ目玉部材205と非係合であるときには、目玉部材205と左目尻部材206及び右目尻部材207とが重畳した位置に配されている。また、左目尻部材206及び右目尻部材207は、遊技者側から見て目玉部材205よりも後方に重なって設けられている。具体的には、左目尻部材206及び右目尻部材207の後端は、目玉部材205の幅方向の後端よりも後方に位置している。
【0143】
左目尻部材206及び右目尻部材207の前端は、目玉部材205の延在方向の両端部側を覆うようにして目玉部材205の前方に設置されており、目玉部材205に対して相対回転可能となっている。左目尻部材206及び右目尻部材207の背面にはそれぞれ係合突起206A、207Aが形成されている。
【0144】
図21、図22に示すように、目玉部材205の延在方向の一端部(左端部)には係合突起205Bが形成されている。係合突起205Bは、左目尻部材206の背面に形成された係合突起206Aに係合可能となっている。
【0145】
目玉部材205の延在方向の他端部(右端部)には係合突起205Cが形成されている。係合突起205Cは、右目尻部材207の背面に形成された係合突起207Aに係合可能となっている。
【0146】
左目尻部材206の係合突起206Aは、目玉部材205の係合突起205Bに対して目玉部材205の延在方向内方に位置している。これにより、目玉部材205が回転方向の一方側である右方向に回転すると、係合突起205Bが係合突起206Aに係合することとなる。その後、目玉部材205がさらに右方向に回転すると、左目尻部材206が目玉部材205と共に右方向に可動する。本実施の形態の左目尻部材206は、本発明の可動部材を構成する。
【0147】
右目尻部材207の係合突起207Aは、目玉部材205の係合突起205Cに対して目玉部材205の延在方向内方に位置している。これにより、目玉部材205が回転方向の他方側である左方向に回転すると、係合突起205Cが係合突起207Aに係合することとなる。その後、目玉部材205がさらに左方向に回転すると、右目尻部材207が目玉部材205と共に左方向に可動する。本実施の形態の右目尻部材207は、本発明の可動部材を構成する。
【0148】
なお、本実施の形態の目玉部材205の回転方向の他方向を、回転方向の一方向とした場合には、右目尻部材207が本発明の可動部材を構成する。なお、目玉部材205の回転方向の右方向及び左方向の両方向を回転方向の一方向とした場合には、左目尻部材206及び右目尻部材207が本発明の可動部材を構成する。本実施の形態の目玉役物200は、左目尻部材206及び右目尻部材207のいずれか一方が設けられてもよく、両方が設けられてもよい。
【0149】
図21に示すように、目玉部材205の背面には突出板208が設けられており、突出板208は、目玉部材205の背面から後方に突出している。突出板208の上面には3つのボス部208A(図21においては、中央のボス部208Aのみが図示されている)が立設されている。
【0150】
ボス部208Aには、ブッシュ209Aがボス部208Aに対して回転自在に取り付けられている。ブッシュ209Aは、ワッシャ209Bを介してビス209Cによって、ボス部208Aに対して抜け止めされている。
【0151】
図18に示すように、上側ベース202は、左右方向に延在するベース本体210と、ベース本体210から前方に突出する半円部211とを備えている。ベース本体210には左右方向に延在するガイド溝210Aが形成されており、ガイド溝210Aにはラック部材212が左右方向に移動自在に挿入されている。
【0152】
ラック部材212の右端部にはラック歯212Aが形成されており、ラック歯212Aには中継ギヤ213が噛み合っている。中継ギヤ213は、ベース本体210に回転自在に支持されており、中継ギヤ213は、モータ214の出力ギヤ214Aに噛み合っている。なお、モータ214は、回転役物制御基板78によって駆動される。本実施の形態のモータ214は、本発明の駆動部材を構成する。
【0153】
モータ214は、ベース本体210に支持されており、出力ギヤ214Aを回転させる。出力ギヤ214Aが正逆回転すると、中継ギヤ213を介してラック部材212が左右方向に往復移動する。
【0154】
ラック部材212にはガイド片212Bが設けられており、ガイド片212Bは、ラック部材212から前方に突出する。ガイド片212Bには前後方向に延びる長穴212bが形成されている。長穴212bには、突出板208の上面に形成された3つのボス部208Aのうちの中央に位置するボス部208Aに取り付けられたブッシュ209Aが摺動自在に嵌合するようになっている。
【0155】
半円部211には目玉部材205の回転方向、換言すれば、円弧面205Aに沿った方向と同一方向に湾曲するガイド溝211Aが形成されている。ガイド溝211Aには上述の3つのブッシュ209Aが摺動自在に嵌合するようになっている。この3つのブッシュ209Aのうち中央のブッシュ209Aは、ガイド溝211Aを通してさらに長穴212bに嵌合されている。
【0156】
これにより、ラック部材212が左右方向に移動した際には、中央のブッシュ209Aが長穴212b内を前後方向に移動しつつガイド溝211Aに沿って移動することで、目玉部材205が左右方向に回転する。
【0157】
左目尻部材206及び右目尻部材207の上部にはそれぞれ係合片206B、207Bが形成されている。図18、図22〜図24に示すように、ベース本体210にはガイド溝210B、210Cが形成されており、ガイド溝210B、210Cは、目玉部材205の回転方向と同一方向に延在している。ガイド溝210B、210Cにはそれぞれ係合片206B、207Bが係合しており、左目尻部材206及び右目尻部材207は、ガイド溝210B、210Cにそれぞれ案内されて左右方向に回転する。
【0158】
図18、図25〜図27に示すように、下側ベース204には、ガイド溝204A、204Bが形成されており、ガイド溝204A、204Bは、目玉部材205の回転方向と同一方向に延在している。
【0159】
左目尻部材206の下部には一対のブッシュ215A、215Bが回転自在に設けられており、ブッシュ215A、215Bは、ガイド溝204Aに摺動自在に嵌合されている。右目尻部材207の下部には一対のブッシュ215C、215Dが回転自在に設けられており、ブッシュ215C、215Dは、ガイド溝204Bに摺動自在に嵌合されている。
【0160】
これにより、係合片206B、207Bが上側ベース202のガイド溝210B、210Cに案内され、かつブッシュ215A、215B、215C及び215Dが下側ベース204のガイド溝204A、204Bに案内されることによって、左目尻部材206及び右目尻部材207が目玉部材205の回転方向に安定して可動される。
【0161】
図18、図19において、下側ベース204には左目尻部材216及び右目尻部材217が固定されている。左目尻部材216及び右目尻部材217は、可動式の左目尻部材206及び右目尻部材207の前方に位置し、目玉部材205が中立位置に位置した状態において、左目尻部材206及び右目尻部材207の一部を前方から覆っている。なお、目玉部材205が中立位置に位置した状態とは、図19、図22、図25に示すように、目玉部材205の目玉を模した画像205aが正面を向いた状態のことである。
【0162】
目玉部材205が中立位置に位置した状態において、左目尻部材216は、左目尻部材206の左側半分を覆っている。一方、左目尻部材206の右側半分は、左目尻部材216によって覆われておらず、前方から目視可能である。右目尻部材217は、右目尻部材207の右側半分を覆っている。一方、右目尻部材207の左側半分は、右目尻部材217によって覆われておらず、前方から目視可能である。
【0163】
図18、図25において、左目尻部材206のブッシュ215Aにはワイヤ218の一端部が取付けられており、ワイヤ218の他端部は、コイルスプリング219の一端部に取付けられている。コイルスプリング219の他端部は、下側ベース204に取付けられており、コイルスプリング219は、左目尻部材206を目玉部材205の回転方向の他方向である左方向に付勢している。
【0164】
コイルスプリング219と左目尻部材206との間には滑車220が設けられており、滑車220は、ワイヤ218に摺接し、コイルスプリング219が目玉部材205の延在方向一端部に対して側方(左側)に位置するようにワイヤ218を屈曲させている。
【0165】
ここで、本実施の形態のワイヤ218は、本発明の線状部材を構成し、コイルスプリング219は、本発明のばね部材を構成する。滑車220は、本発明の滑車を構成し、ワイヤ218、コイルスプリング219及び滑車220は、本発明の付勢部材230を構成する。
【0166】
右目尻部材207のブッシュ215Cにはワイヤ221の一端部が取付けられており、ワイヤ221の他端部は、コイルスプリング222の一端部に取付けられている。コイルスプリング222の他端部は、下側ベース204に取付けられており、コイルスプリング222は、右目尻部材207を目玉部材205の回転方向の一方向である右方向に付勢している。
【0167】
コイルスプリング222と右目尻部材207との間には滑車223が設けられており、滑車223は、ワイヤ221に摺接し、コイルスプリング222が目玉部材205の延在方向一端部に対して側方(右側)に位置するようにワイヤ221を屈曲させている。
【0168】
ここで、本実施の形態のワイヤ221は、本発明の線状部材を構成し、コイルスプリング222は、本発明のばね部材を構成する。滑車223は、本発明の滑車を構成し、ワイヤ221、コイルスプリング222及び滑車223は、本発明の付勢部材231を構成する。なお、回転役物200には、図示しない複数のLEDを備えた図示しないLED基板が設けられており、LED基板は、目玉部材205の後方に設けられている。目玉部材205は、LEDによって後方から照射され、目玉部材205に照明された光は、レンズ199を通してパチスロ機1の前方に照射される。
【0169】
本実施の形態の回転役物200において、図22に示すように、目玉部材205が中立位置に位置した状態からモータ214によって出力ギヤ214Aが反時計回転方向に回転すると、中継ギヤ213を介してラック部材212が右方向に移動する。このとき、図23に示すように、長穴212bに嵌合されている中央のブッシュ209A(図18参照)がガイド片212Bによって右方向に押圧される。
【0170】
3つのブッシュ209Aは、半円部211に形成されたガイド溝211Aに摺動自在に嵌合されているので、中央のブッシュ209Aがガイド片212Bによって右方向に押圧されると、目玉部材205は、3つのブッシュ209Aを介してガイド溝211Aに沿って右方向に回転する。
【0171】
ガイド溝211Aは、目玉部材205の回転方向と同一方向に湾曲しており、3つのブッシュ209Aは、湾曲したガイド溝211Aに沿って右方向に移動する。中央のブッシュ209Aは、ラック部材212のガイド片212Bの長穴212bに摺動自在に嵌合しており、長穴212bは、パチスロ機1の前後方向に沿って延在しているので、3つのブッシュ209Aがガイド溝211Aに沿って右方向に移動するときに、中央のブッシュ209Aが長穴212bに沿って前後方向に摺動することで目玉部材205がガイド溝211Aに沿って円滑に回転する。
【0172】
目玉部材205が右方向に移動するときには、目玉部材205の延在方向一端部に形成された係合突起205Bに左目尻部材206の係合突起206Aが係合することで(図23、図24参照)、目玉部材205の後方において左目尻部材206が目玉部材205の延在方向一端部と重なりながら目玉部材205と共に右方向に可動する。
【0173】
左目尻部材206が右方向に可動すると、係合突起205Bが係合突起206Aに係合した瞬間(図26の状態)から図27に示すように、ワイヤ218がコイルスプリング219を引っ張ることにより、コイルスプリング219が伸長して、左目尻部材206を左方向側に付勢する。
【0174】
左目尻部材206の係合突起206Aは、目玉部材205の係合突起205Bに対して目玉部材205の延在方向内方に位置しているので、左目尻部材206が目玉部材205と共に右方向に可動しても左目尻部材206がコイルスプリング219に引っ張られて左方向に引き戻されることがない。このようにして、目玉部材205は、右方向に移動する。図20、図24、図27は、目玉部材205が右方向の最大移動位置まで移動した状態を示している。
【0175】
目玉部材205が右方向の最大移動位置まで移動した状態からモータ214によって出力ギヤ214Aが時計回転方向に回転すると、中継ギヤ213を介してラック部材212が左方向に移動する。このとき、中央のブッシュ209A(図18参照)がガイド片212Bによって左方向に押圧される。
【0176】
中央のブッシュ209Aがガイド片212Bによって左方向に押圧されると、目玉部材205は、3つのブッシュ209Aを介してガイド溝211Aに沿って左方向に回転する。目玉部材205が中立位置に向かって左方向に回転すると、左目尻部材206は、コイルスプリング219に引っ張られることで、目玉部材205と共に左方向に可動する。目玉部材205が右方向の最大移動位置から中立位置まで回転すると、左目尻部材206は、初期位置に復帰する。なお、目玉部材205が右方向から中立位置に向かって移動する状態は、図24(図27)、図23(図26)、図22(図25)の順で示される。
【0177】
目玉部材205が中立位置に位置した状態からモータ214によって出力ギヤ214Aが時計回転方向に回転すると、中継ギヤ213を介してラック部材212が左方向に移動する。このとき、長穴212bに嵌合されている中央のブッシュ209A(図18参照)がガイド片212Bによって左方向に押圧される。
【0178】
中央のブッシュ209Aがガイド片212Bによって左方向に押圧されると、目玉部材205は、3つのブッシュ209Aを介してガイド溝211Aに沿って左方向に回転する。
【0179】
3つのブッシュ209Aがガイド溝211Aに沿って左方向に移動するときに、中央のブッシュ209Aが長穴212bに沿って前後方向に摺動することで目玉部材205がガイド溝211Aに沿って円滑に回転する。
【0180】
また、目玉部材205が左方向に移動するときには、目玉部材205の延在方向他端部に形成された係合突起205Cに右目尻部材207の係合突起207Aが係合することで、目玉部材205の後方において右目尻部材207が目玉部材205の延在方向他端部と重なりながら目玉部材205と共に左方向に可動する。
【0181】
右目尻部材207が左方向に可動すると、ワイヤ221がコイルスプリング222を引っ張ることにより、コイルスプリング222が伸長して、右目尻部材207を右方向側に付勢する。右目尻部材207の係合突起207Aは、目玉部材205の係合突起205Cに対して目玉部材205の延在方向内方に位置しているので、右目尻部材207が目玉部材205と共に左方向に可動しても右目尻部材207がコイルスプリング222に引っ張られて右方向に引き戻されることがない。このようにして、目玉部材205は、左方向に移動する。
【0182】
目玉部材205が左方向の最大移動位置まで移動した状態からモータ214によって出力ギヤ214Aが反時計回転方向に回転すると、中継ギヤ213を介してラック部材212が右方向に移動する。このとき、中央のブッシュ209A(図18参照)がガイド片212Bによって右方向に押圧される。
【0183】
中央のブッシュ209Aがガイド片212Bによって右方向に押圧されると、目玉部材205は、3つのブッシュ209Aを介してガイド溝211Aに沿って右方向に回転する。目玉部材205が中立位置に向かって右方向に回転すると、右目尻部材207は、コイルスプリング219に引っ張られることで、目玉部材205と共に右方向に可動する。目玉部材205が左方向の最大移動位置から中立位置まで回転すると、右目尻部材207は、初期位置に復帰する。
【0184】
このように目玉部材205は、中立位置を経て右方向と左方向との間で回転することで、あたかも目玉が左右方向に動くような演出を行うことができる。
【0185】
以上のように、本実施の形態のパチスロ機1は、回転役物200が、延在方向に沿った円弧面205Aを有する回転可能な目玉部材205と、目玉部材205の延在方向一端部に係合可能に設けられ、目玉部材205一方向(あるいは他方向)に回転するのに連動して目玉部材205に係合することで、目玉部材205とともに一方向(あるいは他方向)に可動する左目尻部材206及び右目尻部材207とを備え、目玉部材205と左目尻部材206または右目尻部材207が非係合であるときには、目玉部材205と左目尻部材206または右目尻部材207とが重畳した位置に配される。
【0186】
これにより、目玉部材205と左目尻部材206及び右目尻部材207とを組み合わせることで、遊技者に対して1つの回転役物が回転しているように見せることができる。このため、目玉部材205を備えた回転役物200によってダイナミックな演出効果を図ることができる。
【0187】
また、回転役物200に半球形状の目玉部材205を用いることで、目玉部材205の直径分の奥行きが必要なくなり、パチスロ機1は、目玉部材205の設置するための奥行きのスペースを少なくできる。このため、パチスロ機1の前後方向の寸法を短くすることができ、パチスロ機1の設置スペースが増大することを防止できる。
【0188】
また、本実施の形態のパチスロ機1は、左目尻部材206及び右目尻部材207は、遊技者側から見て目玉部材205よりも後方に重なって設けられ、目玉部材205が回転するときに、左目尻部材206及び右目尻部材207の一部が重なったまま目玉部材205とともに可動する。
【0189】
本実施の形態の目玉部材205は、半球状に形成されているため、円弧面205Aの端部と目玉部材205の裏面との接続部(図21において、接続部224で示す)が切欠き状に形成されるため、接続部224が遊技者から見えてしまうと、見栄えが悪い。また、半球状の目玉部材205が回転した際に、前述の接続部224と左目尻部材206との隙間、又は接続部224と右目尻部材207との隙間から回転役物200の内部が遊技者から見えてしまっても見栄えが悪い。
【0190】
本実施の形態の回転役物200は、目玉部材205が左右方向に回転するときに目玉部材205の円弧面205Aの延在方向一端部及び他端部を左目尻部材206及び右目尻部材207で覆うことができるので、円弧面205Aの端部と目玉部材205の裏面との接続部224が遊技者に見えてしまったり、接続部224と左目尻部材206との隙間、又は接続部224と右目尻部材207との隙間から回転役物200の内部が遊技者から見えてしまったりすることを防止でき、回転役物200の見栄えが悪化することを防止できる。
【0191】
また、本実施の形態のパチスロ機1は、左目尻部材206を左方向に付勢する付勢部材230と、右目尻部材207を右方向に付勢する付勢部材231とを設けた。付勢部材230は、一端部が左目尻部材206に取付けられるとともに他端部がコイルスプリング219に取付けられたワイヤ218と、ワイヤ218に摺接し、コイルスプリング219が目玉部材205の延在方向一端部に対して側方に位置するようにワイヤ218を屈曲させる滑車220とを備え、付勢部材231は、一端部が右目尻部材207に取付けられるとともに他端部がコイルスプリング222に取付けられたワイヤ221と、ワイヤ221に摺接し、コイルスプリング222が目玉部材205の延在方向他端部に対して側方に位置するようにワイヤ221を屈曲させる滑車223とを備えている。
【0192】
これにより、目玉部材205が左方向に回転するときに、付勢部材230によって左目尻部材206を左方向に可動させ、目玉部材205が右方向に回転するときに、付勢部材231によって右目尻部材207を右方向に可動させることができる。このため、モータ214によって目玉部材205が回転されるときに、コイルスプリング219及びコイルスプリング222のばね力によって左目尻部材206及び右目尻部材207を目玉部材205に追従させて回転させることができる。
【0193】
さらに、本実施の形態のパチスロ機1は、滑車220及び滑車223によって、コイルスプリング219及びコイルスプリング222が目玉部材205の延在方向一端部及び他端部に対して側方に位置するようにワイヤ218及びワイヤ221を屈曲させている。これにより、付勢部材230及び付勢部材231を目玉部材205の奥側(パチスロ機1の奥行き方向)ではなく、目玉部材205の左右両側のスペースに設置できる。このため、パチスロ機1の前後方向の寸法をより効果的に短くすることができ、パチスロ機1の設置スペースが増大することをより効果的に防止できる。
【0194】
なお、本実施の形態においては、複数のLED253、254、255によって互いに直交する3方向に光が照射しているが、LED基板72Aの表面及び裏面のそれぞれに1つ以上のトップビュータイプのLEDを設け、LED基板72Aの表面及び裏面のそれぞれに、LEDの光の照射方向と直交する方向に光を照射する少なくとも1つのサイドビュータイプのLEDを設け、複数のLEDによって方向の異なる4方向に光を照射するようにしてもよい。
【0195】
また、本実施の形態においては、本発明に係る遊技機としてパチスロ機を例に説明したが、これに限定されず、本発明に係る遊技機は、パチンコ遊技機等、他の遊技機にも適用することができる。また、遊技機に限定されるものでもない。
【0196】
<発明の要旨>
特許文献(特開2013−188391号公報)に記載の遊技機にあっては、腰部パネルが平面形状をしているので、照明部は、腰部パネルの背面側から腰部パネルに向かって1方向を照明すればよい。しかしながら、平面形状を有する腰部パネルは、単調な平面形状であり、腰部パネルの背面側から1方向に照明するだけでは、遊技機の個性を際立たせることができない。
【0197】
腰部パネルの表面を立体的な凹凸形状にして遊技機の個性を際立たせることも考えられるが、凹凸部に対して1方向から照明するだけでは腰部パネル全体を均一な照度で照明することができないおそれがある。
【0198】
仮に、腰部パネル全体を均一な照度で照明するために、腰部パネルの凹凸形状を複数ブロックに分けてブロック毎に照明部を設けることも考えられるが、ブロック毎に照明部を設ける分だけ、照明部の部品点数の増加、照明部の取付け作業の作業性の低下等が生じてしまい、好ましくない。
【0199】
本発明に係る遊技機は、複数の発光素子(LED253,254,255)と、前記発光素子の発光を制御する発光基板(LED基板72A)とを備えた遊技機(パチスロ機1)であって、前記発光基板は、前記発光基板の表面と裏面とに少なくとも1つの発光素子(LED253,254)を有し、前記発光基板の表面及び裏面の少なくとも一方に、前記表面及び裏面に設けられた発光素子の光の照射方向と直交する方向に光を照射する少なくとも1つの発光素子(LED255)を有し、前記複数の発光素子によって少なくとも方向の異なる3方向に光を照射する構成を有する。
【0200】
この構成により、本発明に係る遊技機は、少なくとも1枚の発光基板によって複数方向に光を照射することができ、立体構造を均一な照度で照明することができる。このため、発光基板の部品点数を少なくして、発光基板の製造コストを低減することができる。また、発光基板を遊技機に取付ける際の取付け工数を低減して、発光基板の取付け作業の作業性を向上できる。また、1枚の発光基板を管理するだけでよいので、発光基板の管理を容易にして発光基板の管理コストを低減することができる。
【0201】
また、本発明の遊技機は、遊技機の前面を装飾する装飾パネル(腰部パネル29)と、前記装飾パネルの後方に設置され、前記遊技機の前後方向に離隔する第1の導光部材左導光パネル251)及び第2の導光部材(右導光パネル252)と、前記装飾パネルに設置された第3の導光部材(爪痕部250)とを有し、前記3方向に光を照射する発光素子をそれぞれ第1ないし第3の発光素子とした場合に、前記第1の発光素子(LED253及び前記第2の発光素子(LED254)を前記遊技機の左右方向において前記第1の導光部材及び前記第2の導光部材と重なるように前記遊技機の前後方向に離隔し、前記第1の発光素子は、前記第1の導光部材を通して光を前記遊技機の左右方向一方向に照射し、前記第2の発光素子は、前記第2の導光部材を通して光を前記遊技機の左右方向他方向に照射し、前記第3の発光素子(LED255)は、前記第3の導光部材を通して前記装飾パネルに向かう方向に光を照射することが好ましい。
【0202】
この構成により、本発明に係る遊技機は、装飾パネルの表面に凹凸を有する立体構造が形成された場合であっても、装飾パネルの背面から1枚の発光基板によって複数方向、すなわち、三次元的に光を照射することができ、凹凸を有する装飾パネルを均一な照度で照明することができる。このため、特徴的な構造の装飾パネルを備えた遊技機を提供することができ、遊技機の個性を際立たせることができる。
【0203】
また、特許文献(特開2013−188391号公報)に記載の遊技機にあっては、腰部パネルが平面形状をしており、照明部は、腰部パネルの背面側から腰部パネルに向かって1方向を照明している。これにより、腰部パネルに光が届かない領域がある場合には、その領域に照明する照明部が必要になってしまう。このため、照明部の部品点数の増加、照明部の取付け作業の作業性の低下等が生じてしまい、好ましくない。
【0204】
本発明に係る遊技機は、前面を装飾する装飾パネル(腰部パネル29)と、複数の発光素子(LED253,254)を備え、前記発光素子の発光を制御する発光基板(LED基板72A)と、前記発光素子から照射された光を前記装飾パネルに導く導光パネル(左導光パネル251,右導光パネル252)とを備え、前記導光パネルが、前記導光パネルに対する前記発光素子の設置位置によって前記発光素子から照射された直線状の光が照射され難い非照射領域(W2,W3)を有する遊技機(パチスロ機1)であって、前記導光パネルに、前記発光素子から照射される光が反射する反射面(湾曲面256A,257A)を有し、前記発光素子から照射される光を前記反射面に反射させて前記非照射領域に導く構成を有する。
【0205】
この構成により、本発明に係る遊技機において、導光パネルに形成された反射面が、発光素子から照射される光を反射させて非照射領域に導くので、導光パネルに反射面を形成するだけで、簡素な構造の導光部材によって発光素子から照射される光を反射面に反射させて非照射領域に導くことができる。
【0206】
このため、非照射領域に光を照射する発光素子を追加することを不要にして、遊技機の製造コストが増大することを防止できる。さらに、発光素子を追加することで発光基板が増設されることを不要にできるので、発光基板を遊技機に取付ける工数を低減でき、発光基板の取付け作業の作業性を向上できる。
【0207】
また、本発明の遊技機において、前記反射面は、湾曲した形状をなしていてもよい。
【0208】
この構成により、本発明に係る遊技機は、湾曲面によって発光素子から照射される光を反射させることができる一方で、発光素子から直線状に照射されるその他の光の直線状態を維持することができる。このため、湾曲面によって1つの発光素子から照射される光を直線状の光と反射した光に分解することができ、異なる2方向に光を照射するために2つの発光素子を設ける必要がない。これにより、発光素子の数を低減して、非照射領域に光を照射することができる。
【0209】
また、特許文献(特開2010−269012号公報)に記載の遊技機にあっては、腰部パネルが平面形状をしているので、照明部は、腰部パネルの背面側から腰部パネルに向かって1方向を照明すればよい。しかしながら、平面形状を有する腰部パネルは、単調な平面形状であり、腰部パネルの背面側から1方向に照明するだけでは、遊技機の個性を際立たせることができない。
【0210】
腰部パネルの表面を、例えば、腰部パネル等の装飾パネルを凹凸形状にして、遊技機の個性を際立たせることも考えられるが、凹凸部に対して1方向から照明するだけでは装飾パネル全体を均一な照度で照明することができないおそれがある。
【0211】
仮に、装飾パネル全体を均一な照度で照明するために、装飾パネルの凹凸形状を複数ブロックに分けてブロック毎に照明部を設けることも考えられるが、ブロック毎に照明部を設ける分だけ、照明部の部品点数の増加、照明部の取付け作業の作業性の低下等が生じてしまい、好ましくない。
【0212】
本発明に係る遊技機は、発光素子(LED274)と、表面に凸部(272A)を有し、前記発光素子から照射された光を前記凸部に導く導光部材(導光レンズ272)と、前記凸部に挿着可能な孔を設けたカバー部材(装飾カバー271)とを備えた遊技機(パチスロ機1)であって、前記カバー部材は、前記凸部の周面に沿って設けられ、前記発光素子は、前記凸部の中心部を挟んで前記凸部の半径方向の一方側と他方側とに対向して一対で設けられ、前記導光部材は、前記一方側に設けられた発光素子から照射された光を前記凸部の半径方向の他方側の周面に導き、前記他方側に設けられた発光素子から照射された光を前記凸部の半径方向の一方側の周面に導くことで、前記カバー部材の内周面の全周を照射する構成を有する。
【0213】
この構成により、本発明に係る遊技機によれば、立体的形状の凸部であってもこの凸部の周面を均一な照度で照明することができる。このため、導光部材を有するカバー部材の表面形状を複雑な形状に加工することができ、カバー部材のデザインを多様化することができる。この結果、遊技機の個性をより一層際立たせることができる。
【0214】
特に、凸部が周方向に不均一な歪な形状であっても、発光素子によって凸部の周面全面を均一、かつ確実に照射することができ、カバー部材のデザインをより効果的に多様化することができる。
【0215】
また、本発明の遊技機において、導光部材は、一方側に設けられた発光素子から照射された光を凸部の半径方向の他方側の周面に導き、他方側に設けられた発光素子から照射された光を凸部の半径方向の一方側の周面に導くことで、凸部の中央に光が直接導かれてしまうことを防止でき、凸部の周面を均一な照度で照明することができる。
【0216】
また、本発明の遊技機は、前記発光素子と前記導光部材との間に集光部材(276)が設けられ、前記集光部材は、前記発光素子から照射された光を集光して前記導光部材に導く集光部(276A)を有してもよい。
【0217】
この構成により、発光素子から導光部材を通して凸部に導かれる光量が低下することを防止することができ、凸部の周面全面を均一で、かつより明るく照射することができる。
【0218】
また、特許文献(特開2008−154773号公報)に記載の遊技機にあっては、リールドラムが横長円筒形に形成されているので、リールドラムの直径が大きくなる。これにより、遊技機は、リールドラムの直径分の奥行きが必要となる。このため、ダイナミックな演出効果を高めるためにリールドラムの直径を大きくした場合には、遊技機にリールドラムを取付けるためのスペースを確保し難い。
【0219】
本発明に係る遊技機は、回転役物(200)を有する遊技機(パチスロ機1)であって、前記回転役物は、延在方向に沿った面(円弧面205A)を有する回転可能な回転部材(目玉部材205)と、前記回転部材の延在方向一端部に係合可能に設けられ、前記回転部材が一方向に回転するのに連動して前記回転部材に係合することで、前記回転部材とともに前記一方向に可動する可動部材(左目尻部材206,右目尻部材207)とを備え、前記回転部材と前記可動部材が非係合であるときには、前記回転部材と前記可動部材とが重畳した位置に配されるものから構成される。
【0220】
この構成により、本発明に係る遊技機は、回転部材と可動部材とを組み合わせることで、遊技者に対して1つの回転役物が回転しているように見せることができる。このため、回転部材を備えた回転役物によってダイナミックな演出効果を図ることができる。
【0221】
また、回転役物に、例えば、半球形状の回転部材を用いることで、回転部材の直径分の奥行きが必要なくなり、遊技機は、回転部材の設置するための奥行きのスペースを少なくできる。このため、遊技機の前後方向の寸法を短くすることができ、遊技機の設置スペースが増大することを防止できる。
【0222】
また、本発明の遊技機において、前記回転部材が前記一方向に回転する際に、前記可動部材の少なくとも一部が重なったまま前記回転部材ととも前記一方向に可動するようにしてもよい。
【0223】
この構成により、本発明に係る遊技機は、回転部材が回転するときに回転部材の面の延在方向一端部を可動部材で覆うことができる。これにより、面の端部と回転部材の裏面の直線の端部との接続部が遊技者に見えてしまったり、接続部と可動部材との隙間から回転役物の内部が遊技者から見えてしまったりすることを防止でき、回転役物の見栄えが悪化することを防止できる。
【0224】
また、特許文献(特開2008−154773号公報)に記載の遊技機にあっては、リールドラムが横長円筒形に形成されているので、リールドラムの直径が大きくなる。これにより、遊技機は、リールドラムの直径分の奥行きが必要となる。このため、ダイナミックな演出効果を高めるためにリールドラムの直径を大きくした場合には、遊技機にリールドラムを取付けるためのスペースを確保し難い。
【0225】
本発明に係る遊技機は、回転役物(200)を有する遊技機(パチスロ機1)であって、前記回転役物は、延在方向に沿った面を有する回転可能な回転部材(目玉部材205)と、前記回転部材の延在方向一端部に係合可能に設けられ、前記回転部材が一方向に回転するのに連動して前記回転部材に係合することで、前記回転部材とともに前記一方向に可動する可動部材(左目尻部材206,右目尻部材207)と、前記可動部材を回転方向の他方向に付勢する付勢部材(230,231)とを備え、前記付勢部材は、一端部が前記可動部材に取付けられるとともに他端部がばね部材(コイルスプリング219,222)に取付けられた線状部材(ワイヤ218,221)と、前記線状部材に摺接し、前記ばね部材が前記回転部材の延在方向一端部に対して側方に位置するように前記線状部材を屈曲させる滑車(220,223)とを備えたものから構成されている。
【0226】
この構成により、本発明に係る遊技機は、回転部材と可動部材とを組み合わせることで、遊技者に対して1つの回転役物が回転しているように見せることができる。このため、回転部材を備えた回転役物によってダイナミックな演出効果を図ることができる。
【0227】
また、回転役物に、例えば、半球形状の回転部材を用いることで、回転部材の直径分の奥行きが必要なくなり、遊技機は、回転部材の設置するための奥行きのスペースを少なくできる。このため、遊技機の前後方向の寸法を短くすることができ、遊技機の設置スペースが増大することを防止できる。
【0228】
また、回転部材が回転方向一方向に回転するときに、付勢部材によって可動部材を回転方向一方向に可動させるので、ばね部材のばね力によって可動部材を回転部材に追従させて回転させることができる。
【0229】
さらに、滑車によって、ばね部材が回転部材の延在方向一端部に対して側方に位置するように線状部材を屈曲させた。これにより、付勢部材を回転部材の奥側(遊技機の奥行き方向)ではなく、回転部材の両側のスペースに設置できる。このため、遊技機の前後方向の寸法をより効果的に短くすることができ、遊技機の設置スペースが増大することをより効果的に防止できる。
【0230】
また、本発明の遊技機において、前記可動部材は、遊技者側から見て前記回転部材よりも後方に重なって設けられ、前記回転部材が前記一方向に回転する際に、前記可動部材の少なくとも一部が重なったまま前記回転部材ととも前記一方向に可動するようにしてもよい。
【0231】
この構成により、本発明に係る遊技機は、回転部材が回転するときに回転部材の面の延在方向一端部を可動部材で覆うことができる。これにより、面の端部と回転部材の裏面の直線の端部との接続部が遊技者に見えてしまったり、接続部と可動部材との隙間から回転役物の内部が遊技者から見えてしまったりすることを防止でき、回転役物の見栄えが悪化することを防止できる。
【符号の説明】
【0232】
1 パチスロ機(遊技機)
29 腰部パネル(装飾パネル)
72A,72B LED基板(発光基板)
200 回転役物
205 目玉部材(回転部材)
205A 円弧面(回転部材の延在方向に沿った面)
206 左目尻部材(可動部材)
207 右目尻部材(可動部材)
218,221 ワイヤ(線状部材,付勢部材)
219,222 コイルスプリング(ばね部材,付勢部材)
220,223 滑車(滑車,付勢部材)
230,231 付勢部材
250 爪痕部(第3の導光部材)
251 左導光パネル(導光パネル,導光部材,第1の導光部材)
252 右導光パネル(導光パネル,導光部材,第2の導光部材)
253 LED(発光素子,第1の発光素子)
254 LED(発光素子,第2の発光素子)
255 LED(発光素子,第3の発光素子)
256,257 穿孔
256A、257A 湾曲面(反射面)
271 装飾カバー(カバー部材)
271B 貫通孔(孔)
272 導光レンズ(導光部材)
272A 凸部
272b 周面(凸部の周面)
272c 頂面(凸部の頂面)
274 LED(発光素子)
276 集光部材
276A 集光部
W1 照射領域
W2,W3 非照射領域

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