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公開番号2019131345
公報種別公開特許公報(A)
公開日20190808
出願番号2018014383
出願日20180131
発明の名称画像読取装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人特許業務法人ぱてな
主分類B65H 43/08 20060101AFI20190712BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】排出口から排出されるシートの詰まりを抑制できる画像読取装置を提供する。
【解決手段】供給トレイ91は、供給トレイ91に支持されるシートSHの減少に応じて第1位置から第2位置に移動するように構成された可動板50を含む。排出ユニット60は、搬送ガイド30によって搬送されたシートSHを排出トレイ96に排出するための排出口69を有し、供給トレイ91に支持されるシートSHの減少に応じて第3位置から第4位置に移動するように構成される。画像読取装置1は、可動板50及び排出ユニット60の移動を制御する制御部7と、排出トレイ96に支持されるシートSHが所定高さH1よりも少ないか否かを検知するシート検知部150と、をさらに備える。制御部7は、シート検知部150の検知結果に基づいて、排出ユニット60を第4位置から第3位置に向けて移動させるタイミングを判断する。
【選択図】図13
特許請求の範囲約 2,000 文字を表示【請求項1】
供給されるシートを支持するための供給トレイであって、当該供給トレイに支持されるシートの減少に応じて第1位置から前記第1位置よりも上方の第2位置に移動するように構成された可動板を含む前記供給トレイと、
前記供給トレイの下方に位置し、排出されるシートを支持するための排出トレイと、
前記供給トレイから前記排出トレイに向けてシートを搬送するための搬送ガイドと、
前記搬送ガイド上を搬送されるシートの画像を読み取るための読取センサと、
前記搬送ガイドによって搬送されたシートを前記排出トレイに排出するための排出口を有し、前記供給トレイに支持されるシートの減少に応じて第3位置から前記第3位置よりも上方の第4位置に移動するように構成された排出ユニットと、
を備えた画像読取装置であって、
前記可動板及び前記排出ユニットの移動を制御する制御部と、
前記排出トレイに支持されるシートが所定高さよりも少ないか否かを検知するシート検知部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記シート検知部の検知結果に基づいて、前記排出ユニットを前記第4位置から前記第3位置に向けて移動させるタイミングを判断することを特徴とする画像読取装置。
【請求項2】
前記シート検知部は、前記排出ユニットに設けられ、前記排出トレイに支持されるシートに当接することによって移動可能な第1アクチュエータと、
前記第1アクチュエータの移動を検知して前記検知結果に基づく検知信号を前記制御部に出力するセンサと、を有している請求項1記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記第1アクチュエータは、前記排出口を通過するシートに当接することによっても移動可能であり、
前記制御部は、前記検知信号の波形に基づいて、前記排出口を通過するシートの有無の判断と、前記排出トレイに支持されるシートが前記所定高さよりも少ないか否かの判断と、を区別する請求項2記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記シート検知部は、前記排出トレイとの相対位置関係が一定である第1軸心周りに回動可能な第2アクチュエータを有し、
前記第1アクチュエータは、前記排出ユニットの移動に伴って前記排出トレイとの相対位置関係が変化する第2軸心周りに回動可能に前記排出ユニットに支持され、
前記第2アクチュエータは、前記第1アクチュエータの回動に連動して前記第1軸心周りに回動するように構成され、
前記センサは、前記排出トレイとの相対位置関係が一定であり、前記第2アクチュエータの回動を検知する請求項2又は3記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記シート検知部は、前記第2アクチュエータを前記第1アクチュエータの回動に連動して回動させるための第1駆動列を有し、
前記排出ユニットは、第3軸心周りに回動可能であり、
前記第1駆動列は、前記第3軸心周りに回転可能な回転体を含み、前記回転体を経由して前記第1アクチュエータと前記第2アクチュエータとを連結している請求項4記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記排出ユニットを前記第3軸心周りに回動させるための第2駆動列を備え、
前記第1駆動列は、前記第2駆動列から独立している請求項5記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記第3軸心は、前記第2軸心と平行であり、
前記排出ユニットは、前記第2軸心周りに回転可能な排出ローラを有している請求項5又は6記載の画像読取装置。
【請求項8】
前記第1駆動列は、前記第2軸心周りに前記第1アクチュエータとともに回動可能に設けられた第1ギヤと、
前記第1ギヤと噛み合うギヤである前記回転体と、
前記第1軸心周りに前記第2アクチュエータとともに回動可能に設けられ、前記回転体から駆動力を受けて回転する第2ギヤと、を有している請求項7記載の画像読取装置。
【請求項9】
前記シート検知部は、前記供給トレイに設けられ、前記供給トレイに支持されるシートに当接することによって移動可能な第3アクチュエータを有し、
前記センサは、前記第3アクチュエータの移動も検知する請求項4乃至8のいずれか1項記載の画像読取装置。
【請求項10】
前記第3アクチュエータは、前記第1軸心周りに回動可能に支持されている請求項9記載の画像読取装置。
【請求項11】
前記第3アクチュエータにおける前記センサに検知される被検知部は、複数に分岐した分岐形状となっており、
前記制御部は、前記検知信号の波形が前記第3アクチュエータの前記分岐形状に対応する波形である場合に、前記供給トレイに支持されるシートの有無の判断を行う請求項10記載の画像読取装置。

発明の詳細な説明約 33,000 文字を表示【技術分野】
【0001】
本発明は画像読取装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に従来の画像読取装置の一例である原稿送り装置が開示されている。この原稿送り装置は、給紙トレイ、排紙トレイ及び搬送ガイドを備えている。給紙トレイは、供給される原稿を支持する。排紙トレイは、給紙トレイの下方に位置し、排出される原稿を支持する。搬送ガイドは、給紙トレイから排紙トレイに向けて原稿を搬送する。搬送ガイドの途中には、搬送ガイド上を搬送される原稿の画像を読み取るための画像読取位置が設定されている。
【0003】
給紙トレイは、給紙トレイに支持されるシートの減少に応じて上向きに移動して原稿ピックアップ部に接近する。原稿送り装置は、さらに揺動搬送部を有している。揺動搬送部は、搬送ガイドによって搬送された原稿を排紙トレイに排出するための排出口を有している。揺動搬送部は、給紙トレイに支持される原稿の減少に応じて上向きに移動して排出口を排紙トレイから離間させる。具体的には、給紙トレイと揺動搬送部との間にリンク部材が架設されており、給紙トレイの昇降に応じて揺動搬送部の排出口が昇降する。こうして、この原稿送り装置では、上下方向の小型化を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005−8283号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記の原稿送り装置と同様な構成を備える画像読取装置を想定する。この画像読取装置は、可動体を含む供給トレイと、排出ユニットとを備える。排出ユニットは、排出トレイにシートを排出するための排出口を有する。供給トレイの可動板と排出ユニットとの間には、リンク部材が架設される。そして、供給トレイの可動板の昇降に応じて排出ユニットの排出口が昇降する。
【0006】
この画像読取装置では、画像読取動作終了後、次の画像読取動作を開始する前に、排出ユニットを下降させる必要がある。しかしながら、排出トレイにシートが残ったままで排出ユニットを下降させてしまうと、その残ったシートが次の画像読取動作時に排出ユニットの排出口から排出されるシートの邪魔になり易く、シート詰まりが発生し易くなるという問題がある。
【0007】
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、排出口から排出されるシートの詰まりを抑制できる画像読取装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の画像読取装置は、供給されるシートを支持するための供給トレイであって、当該供給トレイに支持されるシートの減少に応じて第1位置から前記第1位置よりも上方の第2位置に移動するように構成された可動板を含む前記供給トレイと、
前記供給トレイの下方に位置し、排出されるシートを支持するための排出トレイと、
前記供給トレイから前記排出トレイに向けてシートを搬送するための搬送ガイドと、
前記搬送ガイド上を搬送されるシートの画像を読み取るための読取センサと、
前記搬送ガイドによって搬送されたシートを前記排出トレイに排出するための排出口を有し、前記供給トレイに支持されるシートの減少に応じて第3位置から前記第3位置よりも上方の第4位置に移動するように構成された排出ユニットと、
を備えた画像読取装置であって、
前記可動板及び前記排出ユニットの移動を制御する制御部と、
前記排出トレイに支持されるシートが所定高さよりも少ないか否かを検知するシート検知部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記シート検知部の検知結果に基づいて、前記排出ユニットを前記第4位置から前記第3位置に向けて移動させるタイミングを判断することを特徴とする。
【0009】
本発明の画像読取装置では、所定高さとして、次の画像読取動作時に排出ユニットの排出口から排出されるシートの邪魔になり得る高さを設定できる。所定高さは、例えば満載の高さでもよいし、0<所定高さ<満載の高さ、でもよい。また、排出ユニットが第4位置に向けて移動するその時々の姿勢に応じて所定高さが大きくなり、排出ユニットが第4位置にある状態で所定高さが満載の高さとなってもよい。そして、制御部は、画像読取動作終了後、次の画像読取動作を開始する前に、シート検知部の検知結果に基づいて、排出トレイに所定高さ以上のシートが残っていないことを確認した上で、排出ユニットを第4位置から第3位置に向けて移動させるタイミングを判断することができる。これにより、この画像読取装置では、排出トレイに所定高さ以上のシートが残っていない状態で次の画像読取動作を開始できる。
【0010】
したがって、本発明の画像読取装置では、排出口から排出されるシートの詰まりを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
実施例1の画像読取装置の斜視図である。
実施例1の画像読取装置の模式正面図である。
実施例1の画像読取装置のブロック図である。
実施例1の画像読取装置の部分断面図である。
実施例1の画像読取装置の部分断面図である。
実施例1の画像読取装置の模式上面図である。
図6の矢視Y方向から見た可動板、排出ユニット、第1駆動源及び第2回動駆動列等を示す模式図であって、可動板が第1位置にあり、排出ユニットが第3位置にある状態を示す図である。
図7と同様の模式図であって、可動板が第2位置に移動し、排出ユニットが第4位置に移動した状態を示す図である。
図6の矢視V方向から見たシート検知部のセンサ、第1アクチュエータ、第2アクチュエータ及び第1駆動列等を示す模式図である。
図9と同様の模式図であって、第1アクチュエータ及び第1ギヤが回動した状態を示す図である。
図6の矢視W方向から見たシート検知部のセンサ及び第3アクチュエータを示す模式図である。
センサの検知信号を説明するグラフである。
画像読取動作実行プログラムを示すフローチャートである。
排出中フラグ及び所定高さフラグのON/OFF切替プログラムを示すフローチャートである。
供給トレイにシート有りフラグのON/OFF切替プログラムを示すフローチャートである。
実施例2の画像読取装置に係り、シート検知部のセンサ、第1アクチュエータ、第2アクチュエータ及び第1駆動列等を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明を具体化した実施例1、2について図面を参照しつつ説明する。
【0013】
(実施例1)
図1に示すように、実施例1の画像読取装置1は、本発明の画像読取装置の具体的態様の一例である。図1では、操作パネル8Pが配置される側を装置の前方と規定し、操作パネル8Pに向かった場合に左に来る側を左方と規定して、前後、左右及び上下の各方向を表示する。そして、図2以降の各図に示す各方向は、全て図1に示す各方向に対応させて表示する。以下、図1等に基づいて、画像読取装置1が備える各構成要素について説明する。
【0014】
<全体構成>
図1〜図3に示すように、画像読取装置1は、本体部8、開閉部9、画像形成ユニット5、読取ユニット3、自動搬送機構4及び制御部7を備えている。本体部8は、扁平な略箱状体である。図1に示すように、本体部8の前面には、タッチパネル等である操作パネル8Pが設けられている。
【0015】
図2に示すように、画像形成ユニット5は、本体部8内の下部分に収容されている。画像形成ユニット5は、インクジェット方式又はレーザ方式等によりシートに画像を形成する。図2及び図4に示すように、読取ユニット3は、本体部8内の上部分に位置している。読取ユニット3は、原稿の画像を読み取る際に使用される。自動搬送機構4は、開閉部9に設けられている。自動搬送機構4は、供給トレイ91に支持されたシートSHを搬送ガイド30に沿って順次搬送しながらシートSHの画像を読取ユニット3に読み取らせる際に使用される。
【0016】
図2及び図3に示すように、制御部7は、本体部8内の左側面に沿う位置に収容されている。制御部7は、CPU、ROM、RAMを主とするマイクロコンピュータとして構成されている。ROMには、CPUが画像読取装置1の各種動作を制御するためのプログラムや、識別処理を実行するためのプログラムなどが格納されている。RAMは、CPUが上記プログラムを実行する際に用いるデータや信号を一時的に記録する記憶領域、又はデータ処理の作業領域として使用される。制御部7は、画像形成ユニット5、読取ユニット3、自動搬送機構4及び操作パネル8Pを制御する。
【0017】
図4に示すように、本体部8の上面にはプラテンガラスが配設され、そのプラテンガラスの上面によって大面積の原稿支持面8Aが形成されている。また、本体部8の上面における原稿支持面8Aよりも左方には別のプラテンガラスが配設され、その別のプラテンガラスの上面によって、前後方向に細長い読取面8Bが形成されている。
【0018】
原稿支持面8Aは、静止した状態の原稿の画像を読取ユニット3が読み取る際に、その原稿を下から支持する。読取対象の原稿には、用紙、OHPシート等であるシートの他、書籍等が含まれる。
【0019】
読取面8Bは、自動搬送機構4によって1枚ずつ搬送されるシートSHの画像を読取ユニット3が読み取る際に、その搬送されるシートSHに下から接触する。本体部8の上面における原稿支持面8Aと読取面8Bとの間には、ガイド凸部8Hが設けられている。ガイド凸部8Hは、読取面8Bに接触しながら搬送されるシートSHをすくい上げて右向きに上り傾斜するように案内する。
【0020】
なお、本実施例においては、原稿支持面8Aを使用して画像が読み取られる対象を原稿と記載し、自動搬送機構4により搬送しながら画像が読み取られる対象をシートと記載する。原稿とシートとは、実質的に同じものであってもよい。
【0021】
図1に示すように、開閉部9は、本体部8の後端部に配設された図示しないヒンジによって、左右方向に延びる開閉軸心X9周りに揺動可能に支持されている。開閉部9は、図1及び図4等に示す閉じた状態では、原稿支持面8A及び読取面8Bを上方から覆っている。図示は省略するが、開閉部9は、その前端部が上方かつ後方に変位するように開閉軸心X9周りに揺動することにより、原稿支持面8A及び読取面8Bを露出させる開放位置に変位する。これにより、ユーザは、読取対象の原稿を原稿支持面8Aに支持させることができる。
【0022】
なお、開閉部9の構成や内部構造等について説明する際には、上下方向及び前後方向について、閉じた状態の開閉部9の姿勢を基準とする。
【0023】
読取ユニット3は、図2〜図5に示すように本体部8内の上部分に収容された読取センサ3Sと、図3に示す走査機構駆動源3Mと、走査機構駆動源3Mに駆動される図示しない走査機構とを有している。読取センサ3Sとしては、CIS(Contact Image Sensor)やCCD(Charge Coupled Device)等の周知の画像読取センサが使用される。
【0024】
図4に示すように、読取センサ3Sは、原稿支持面8A及び読取面8Bの下方に位置している。図示しない走査機構は、原稿支持面8Aに支持される原稿の画像を読み取る際に走査機構駆動源3Mによって駆動され、読取センサ3Sを本体部8内における原稿支持面8Aの下方で左右方向に往復動させる。また、図示しない走査機構は、自動搬送機構4によって搬送されるシートSHの画像を読取センサ3Sが読み取る際に走査機構駆動源3Mによって駆動され、読取センサ3Sを本体部8内における読取面8Bの下で停止させる。読取センサ3Sが読取面8Bの下で停止する位置は、予め定められた静止読取位置である。
【0025】
図4及び図5に示すように、開閉部9は、ベース部材39、第1シュート部材35、第2シュート部材36及びカバー部材38を備えている。
【0026】
ベース部材39は、開閉部9の底壁を形成している。ベース部材39には、読取面8B及びガイド凸部8Hに対向する領域が略矩形状に切り欠かれてなる矩形穴39Hが形成されている。ベース部材39における矩形穴39Hよりも左方に位置する部分には、搬送面39Gが形成されている。搬送面39Gの左端部は、下向きから向きを変えて右向きに下り傾斜するように湾曲している。そして、搬送面39Gは、矩形穴39Hの左端縁まで下り傾斜している。
【0027】
第2シュート部材36は、ベース部材39の左部分の上方に配設されている。第2シュート部材36には、押圧部材保持部36F及び案内面36G、36Hが形成されている。押圧部材保持部36Fは、読取面8Bに対向する位置で上向きに凹む凹部である。押圧部材保持部36Fには、押圧部材36Pが上下方向に変位可能に保持されている。押圧部材36Pは、読取面8Bに接触しながら搬送されるシートSHを上から押圧して、そのシートSHが読取面8Bから浮き上がることを抑制する。案内面36Gは、押圧部材保持部36Fよりも左方に位置している。案内面36Gの左端部は、ベース部材39の搬送面39Gの左端部に沿って湾曲している。そして、案内面36Gは、ベース部材39の搬送面39Gの下り傾斜する部分に沿って、右向きに下り傾斜している。案内面36Hは、押圧部材保持部36Fよりも右方に位置している。案内面36Hは、本体部8のガイド凸部8Hに沿って右向きに上り傾斜している。
【0028】
第1シュート部材35は、第2シュート部材36の上方に配設されている。第1シュート部材35には、規制面35K及び搬送面35Gが形成されている。規制面35Kは、第1シュート部材35の右端部から左向きに上り傾斜している。搬送面35Gは、規制面35Kの上端に接続し、左向きに略水平に延びている。搬送面35Gの左端部は、左向きから下向きに向きを変えるように湾曲している。
【0029】
カバー部材38は、第1シュート部材35の上方に配設されている。カバー部材38には、下向きに突出する複数のリブ38Rの下端縁からなる案内面38Gが形成されている。案内面38Gの右端部は、第1シュート部材35における規制面35Kと搬送面35Gとの接続部よりも左方にずれた位置で搬送面35Gに上から対向している。案内面38Gは、第1シュート部材35の搬送面35Gに沿って左向きに略水平に延びている。案内面38Gの左端部は、第1シュート部材35の搬送面35Gの左端部に沿って湾曲している。
【0030】
図6に示すように、開閉部9は、第1サイドフレーム9A及び第2サイドフレーム9Bを備えている。第1サイドフレーム9Aは、開閉部9の前面側で左右方向に延びるように配置されて、開閉部9の内部フレームの一部を構成している。第2サイドフレーム9Bは、開閉部9の後面側で左右方向に延びるように配置されて、開閉部9の内部フレームの一部を構成している。第1サイドフレーム9Aと第2サイドフレーム9Bとは、図4等に示すカバー部材38の案内面38G、第1シュート部材35の規制面35K及び搬送面35G、第2シュート部材36の案内面36G、36H、並びにベース部材39の搬送面39Gを挟むように前後方向において対向している。なお、図6では、説明し易くするために、供給トレイ91の供給トレイ本体92及び可動板50の一部を簡略して図示している。また、図6では、説明し易くするために、第1駆動源M1及び第2駆動源M2の位置を分離ローラ42の回転軸42Sよりも下方の位置から右方にずらして図示している。
【0031】
図2、図4及び図5に示すように、開閉部9は、自動搬送機構4の一部を構成する搬送ガイド30と、搬送ガイド30に供給されるシートSHを支持するための供給トレイ91と、搬送ガイド30から排出されるシートSHを支持するための排出トレイ96とを備えている。
【0032】
図4に示すように、供給トレイ91は、第1シュート部材35よりも右方に位置し、かつベース部材39の右部分の上方に配設されている。供給トレイ91は、供給トレイ本体92及び可動板50を有している。供給トレイ本体92は、開閉部9の右端部側から左向きに緩やかに下り傾斜している。可動板50は、供給トレイ本体92の左端部に隣接するように配置されている。可動板50は、第1シュート部材35の規制面35Kに向かって略平板状に延びている。可動板50は、カバー部材38の右部分に上から覆われている。供給トレイ91は、供給トレイ本体92及び可動板50によって、自動搬送機構4に供給されるシートSHを支持する。
【0033】
図6に示すように、可動板50は、前後方向に延びる第1軸心X1を軸心とする軸部50S、50Tを有している。前方の軸部50Sは、可動板50の前方かつ右方の角部から前向きに突出する円筒軸である。前方の軸部50Sは、第1サイドフレーム9Aに回動可能に支持されている。後方の軸部50Tは、可動板50の後方かつ右方の角部から後向きに突出する円柱軸である。後方の軸部50Tは、第2サイドフレーム9Bに回動可能に支持されている。こうして、可動板50は、第1軸心X1周りに回動可能となっている。
【0034】
後で詳しく説明するが、可動板50は、図6及び図7等に示す第1駆動源M1及び第1回動駆動列110が作動することにより、供給トレイ91に支持されるシートSHの減少に応じて、図2、図4及び図7に示す第1位置から図5及び図8に示す第2位置に回動するように構成されている。図5等に示す第2位置は、図4等に示す第1位置よりも上方の位置である。
【0035】
図1及び図4に示すように、供給トレイ本体92上には、2つの幅規制ガイド94A、94Bがそれぞれ前後方向にスライド可能に設けられている。前方の幅規制ガイド94Aと後方の幅規制ガイド94Bとが互いに接近又は離間することにより、供給トレイ91に支持されるサイズの異なる複数種類のシートSHを前後から挟む。これにより、様々なサイズのシートSHを供給トレイ91における幅方向の中央部を基準として位置決めできる。
【0036】
図4及び図5に示すように、排出トレイ96は、ベース部材39の右部分に形成されている。つまり、排出トレイ96は、供給トレイ91よりも下方の位置で、供給トレイ91に重なるように設けられている。排出トレイ96には、読取センサ3Sによって画像が読み取られ、自動搬送機構4によって搬送されたシートSHが排出される。排出トレイ96の上面は、排出されるシートSHを支持するシート支持面96Aとされている。
【0037】
搬送ガイド30は、供給トレイ91から排出トレイ96に向けてシートSHを搬送するための搬送経路を構成している。具体的には、搬送ガイド30は、第1ガイド31、第2ガイド32及び第3ガイド33を有している。
【0038】
第1ガイド31は、第1シュート部材35の搬送面35Gの略水平に延びる部分と、カバー部材38の案内面38Gの略水平に延びる部分とを含んで構成されている。第1ガイド31は、供給トレイ91から送り出されるシートSHを左向きに案内する。
【0039】
第2ガイド32は、第1シュート部材35の搬送面35Gの湾曲する左端部と、カバー部材38の案内面38Gの湾曲する左端部と、ベース部材39の搬送面39Gの湾曲する左端部と、第2シュート部材36の案内面36Gの湾曲する左端部とを含んで構成されている。第2ガイド32は、第1ガイド31に接続し、シートSHの搬送方向を左向きから右向きに変化させる。
【0040】
第3ガイド33は、ベース部材39の搬送面39Gの下り傾斜する部分と、第2シュート部材36の案内面36Gの下り傾斜する部分と、第2シュート部材36の案内面36Hとを含んで構成されている。第3ガイド33は、第2ガイド32に接続し、排出トレイ96に向けてシートSHを案内する。
【0041】
自動搬送機構4は、第3ガイド33に案内されたシートSHを排出ガイド61によって排出トレイ96に排出するための排出ユニット60を有している。排出ガイド61には、搬送面61G及び案内面61Hが形成されている。搬送面61Gは、本体部8のガイド凸部8Hよりも右方に位置し、右向きに上り傾斜している。案内面61Hは、第2シュート部材36の案内面36Hよりも右方に位置している。案内面61Hは、搬送面61Gに沿って右向きに上り傾斜している。排出ガイド61は、排出トレイ96にシートSHを排出するための排出口69を有している。排出口69は、搬送面61Gの右端部と、案内面61Hの右端部との間で開口している。
【0042】
図6に示すように、排出ユニット60において、排出ガイド61は、搬送面61Gが形成された平板と、案内面61Hが形成された平板とが上下方向において対向し、双方の平板の前端縁と後端縁とが前後一対の側板によって接続されてなる略角筒形状部材である。排出ガイド61は、前後方向に延びる第3軸心X3を軸心とする軸部61S、61Tを有している。第3軸心X3は、第1軸心X1と平行である。
【0043】
前方の軸部61Sは、搬送面61G及び案内面61Hの前方かつ左方の角部から前向きに突出する円柱軸である。前方の軸部61Sは、第1サイドフレーム9Aに回動可能に支持されているとともに、第1サイドフレーム9Aよりも前方に突出している。
【0044】
後方の軸部61Tは、搬送面61G及び案内面61Hの後方かつ左方の角部から後向きに突出する円柱軸である。後方の軸部61Tは、第2サイドフレーム9Bに回動可能に支持されているとともに、第2サイドフレーム9Bよりも後方に突出している。
【0045】
こうして、排出ガイド61は、第3軸心X3周りに回動可能となっている。図4に示すように、第3軸心X3の位置は、搬送ガイド30の第3ガイド33と、排出ガイド61とによって形成される搬送経路と重なるように設定されている。
【0046】
排出ユニット60は、排出ローラ47及び排出ピンチローラ48を有している。排出ローラ47は、排出口69に対して上方に配置されている。排出ピンチローラ48は、排出口69に対して下方に配置されている。図示は省略するが、2組の排出ローラ47及び排出ピンチローラ48が互いに前後方向の間隔を有して配設されている。
【0047】
図6に示すように、排出ローラ47は、第3軸心X3と平行な第2軸心X2を軸心とする回転軸47Sに固定されている。回転軸47Sは、排出ガイド61の上面側に設けられた軸支持部61M、61Nによって回転可能に支持されている。
【0048】
前方の軸支持部61Mは、排出ガイド61の前方かつ右方の角部に対して後方にずれた位置において回転軸47Sを支持している。回転軸47Sの前端部は、前方の軸支持部61Mよりも前方に突出している。後方の軸支持部61Nは、排出ガイド61の後方かつ右方の角部において回転軸47Sを支持している。回転軸47Sの後端部は、排出ガイド61よりも後方に突出している。こうして、排出ローラ47は、前後方向に延びる第2軸心X2周りに回転可能に排出ガイド61に支持されている。
【0049】
図4及び図7に示すように、排出ピンチローラ48は、排出ガイド61の右端部に回転可能に支持され、排出ローラ47に下から対向している。排出ガイド61の搬送面61G及び案内面61Hは、排出ローラ47と排出ピンチローラ48とのニップ位置に向けてシートSHを案内する。
【0050】
後で詳しく説明するが、排出ユニット60は、図6及び図7等に示す第1駆動源M1及び第2回動駆動列120が作動することにより、供給トレイ91に支持されるシートSHの減少に応じて、図2、図4及び図7に示す第3位置から、図5及び図8に示す第4位置に回動するように構成されている。図5等に示す第4位置は、図4等に示す第3位置よりも上方の位置である。
【0051】
図4に示すように、自動搬送機構4は、シートSHを搬送ガイド30に沿って搬送するための供給ローラ41、分離ローラ42、リタードローラ42A、第1搬送ローラ43、第1ピンチローラ43P、第2搬送ローラ44、第2ピンチローラ44P、排出ローラ47及び排出ピンチローラ48を有している。排出ローラ47及び排出ピンチローラ48は、上述した排出ユニット60の一部である。
【0052】
図6に示すように、分離ローラ42の回転軸42S、第1搬送ローラ43の回転軸43S及び第2搬送ローラ44の回転軸44Sは、第1サイドフレーム9A及び第2サイドフレーム9Bに回転可能に支持されている。回転軸42S、43S、44Sのそれぞれの後端部は、第2サイドフレーム9Bよりも後方に突出している。
【0053】
自動搬送機構4は、供給ローラ41、分離ローラ42、第1搬送ローラ43、第2搬送ローラ44及び排出ローラ47を駆動するための第2駆動源M2及び搬送駆動列130を有している。なお、本実施例では、図6において、第2駆動源M2及び搬送駆動列130を構成する各ギヤについて、外周面に形成されたギヤ歯の図示を省略している。
【0054】
第2駆動源M2は、ステッピングモータである。また、搬送駆動列130は、各種ギヤ、プーリ及びタイミングベルト等の駆動力伝達部材を含んでいる。第2駆動源M2及び搬送駆動列130は、第2サイドフレーム9Bに設けられている。
【0055】
搬送駆動列130は、第2駆動源M2からの駆動力を分離ローラ42の回転軸42S、第1搬送ローラ43の回転軸43S及び第2搬送ローラ44の回転軸44Sに伝達し、分離ローラ42、第1搬送ローラ43及び第2搬送ローラ44を回転させる。また、搬送駆動列130は、第2駆動源M2からの駆動力を排出ローラ47の回転軸47Sに伝達し、排出ローラ47を回転させる。なお、図6では、分離ローラ42等の搬送系部品の図示を省略している。
【0056】
図4に示すように、分離ローラ42は、第1シュート部材35における規制面35Kと搬送面35Gとの接続部よりも左方にずれた位置に配置されている。
【0057】
分離ローラ42の回転軸42Sには、ホルダ42Fが回動可能に支持されている。ホルダ42Fは、回転軸42Sから離間して規制面35Kを越えるように右方に突出している。
【0058】
供給ローラ41は、ホルダ42Fの右端部に回転可能に保持されている。供給ローラ41は、可動板50に上から対向する位置に設けられている。回転軸42Sと、ホルダ42F内に設けられた図示しない伝達ギヤ群とは、第2駆動源M2からの駆動力を供給ローラ41に伝達して、供給トレイ91に支持されたシートSHを搬送ガイド30に送り出す方向に供給ローラ41を回転させる。供給ローラ41は、ホルダ42Fの回動に伴って上下方向に変位可能である。
【0059】
開閉部9内には、ホルダ姿勢検知センサ42Jが設けられている。ホルダ姿勢検知センサ42Jは、ホルダ42Fの姿勢が図4及び図5に示す適正な姿勢となっているか否かを検知し、制御部7に伝達する。ホルダ42Fが図4及び図5に示す適正な姿勢となっている状態では、供給ローラ41の下端が第1シュート部材35の搬送面35Gと略同じ高さにある。この状態において、供給ローラ41は、供給トレイ91に支持されたシートSHのうちの最上位のシートSHを搬送面35Gに向けて、すなわち、分離ローラ42とリタードローラ42Aとの間に向けて、好適に送り出すことができる。
【0060】
リタードローラ42Aは、分離ローラ42の真下の位置で第1シュート部材35に支持され、分離ローラ42に向けて押圧されている。分離ローラ42とリタードローラ42AとにニップされるシートSHが1枚であれば、図示しないトルクリミッタによりリタードローラ42Aの回転が許容される。その一方、分離ローラ42とリタードローラ42AとにニップされるシートSHが複数枚であれば、図示しないトルクリミッタによりリタードローラ42Aの回転が停止される。その結果、リタードローラ42Aは、分離ローラ42に接触するシートSH以外のシートSHに対し、そのシートSHの搬送を止める力を付与する。
【0061】
第1搬送ローラ43は、第1シュート部材35の搬送面35Gに上から対向するように、第1ガイド31と第2ガイド32との接続部に配置されている。第1ピンチローラ43Pは、第1シュート部材35に支持され、第1搬送ローラ43に向けて押圧されている。第1搬送ローラ43及び第1ピンチローラ43Pは、分離ローラ42及びリタードローラ42Aによって1枚ずつに分離されたシートSHをニップし、第2ガイド32に向けて搬送する。
【0062】
第2搬送ローラ44は、第2シュート部材36の案内面36Gに下から対向するように、第2ガイド32と第3ガイド33との接続部に配置されている。第2ピンチローラ44Pは、第2シュート部材36に支持され、第2搬送ローラ44に向けて押圧されている。第2搬送ローラ44及び第2ピンチローラ44Pは、第1搬送ローラ43及び第1ピンチローラ43Pによって搬送されるシートSHをニップし、読取面8Bに向けて、すなわち、静止読取位置に停止する読取センサ3Sに向けて、そのシートSHを搬送する。
【0063】
排出ローラ47及び排出ピンチローラ48は、読取面8B上を通過して排出ガイド61によって案内されるシートSHをニップし、排出口69から排出トレイ96に向けて排出する。
【0064】
<第1駆動源、第1回動駆動列及び第2回動駆動列の構成>
図6及び図7等に示すように、自動搬送機構4は、可動板50及び排出ユニット60の回動動作を行うための第1駆動源M1、第1回動駆動列110及び第2回動駆動列120を有している。第2回動駆動列120は、本発明の「第2駆動列」の一例である。なお、本実施例では、図6及び図7等において、第1駆動源M1、第1回動駆動列110及び第2回動駆動列120を構成する各ギヤについて、外周面に形成されたギヤ歯の図示を省略している。
【0065】
図4に示すように、第1駆動源M1は、第1ガイド31と第3ガイド33との間に配置されている。図6に示すように、第1駆動源M1は、第1サイドフレーム9Aの後方を向く面に取り付けられている。第1駆動源M1の駆動軸は、第1サイドフレーム9Aよりも前方に突出しており、その駆動軸に駆動ギヤM1Gが固定されている。本実施例では、第1駆動源M1は、ステッピングモータである。第1駆動源M1は、制御部7に制御されて駆動力を発生させ、駆動ギヤM1Gを図7及び図8の時計方向及び反時計方向に回転させる。
【0066】
図7及び図8に示す複数の矢印は、駆動ギヤM1Gが図7及び図8の反時計方向に回転する場合の回転方向を示している。なお、駆動ギヤM1Gが図7及び図8の時計方向に回転する場合には、図7及び図8に示す各矢印とは逆向きの回転方向となる。
【0067】
図6及び図7に示すように、第1回動駆動列110及び第2回動駆動列120は、第1サイドフレーム9Aよりも前方に配置され、第1サイドフレーム9Aから前向きに突出する複数の軸部に支持されている。
【0068】
第1回動駆動列110は、第1ギヤ111、ギヤ112及びアーム113を有している。第1ギヤ111は、駆動ギヤM1Gに対して右方かつ上方に位置して駆動ギヤM1Gと噛み合っている。ギヤ112は、第1ギヤ111に対して右方かつ下方に位置して第1ギヤ111と噛み合っている。アーム113は、ギヤ112の前方を向く面に固定され、右向きに突出している。
【0069】
可動板50は、受動部53を有している。受動部53は、可動板50の裏面の前方かつ左方の角部から前向きに突出した後に屈曲して左向きに突出し、アーム113の右端部に上から当接している。
【0070】
第2回動駆動列120は、第2ギヤ121及びギヤ122を有している。第2ギヤ121は、駆動ギヤM1Gに対して右方かつ下方に位置して駆動ギヤM1Gと噛み合っている。ギヤ122は、排出ガイド61の前方の軸部61Sに一体回転可能に固定されている。ギヤ122は、第2ギヤ121に対して右方かつ下方に位置して第2ギヤ121と噛み合っている。ギヤ122が回転すると、排出ガイド61と、排出ガイド61に支持された排出ローラ47及び排出ピンチローラ48とがギヤ122と一体で回動する。
【0071】
第1回動駆動列110と第2回動駆動列120とは、第1駆動源M1と第1ギヤ111及び第2ギヤ121との間で分岐して、つまり駆動ギヤM1Gを分岐点として、並列になっている。本実施例では、第1回動駆動列110及び第2回動駆動列120を構成する第1ギヤ111及び第2ギヤ121等の各ギヤは、平歯車や斜歯歯車等の一般的な歯車である。
【0072】
次に、第1回動駆動列110の動作について説明する。第1駆動源M1が駆動ギヤM1Gを図7の反時計方向に回転させると、第1ギヤ111を含む第1回動駆動列110は、第1駆動源M1からの駆動力を可動板50に伝達して、図4等に示す第1位置から図5等に示す第2位置に可動板50を回動させる。
【0073】
より詳しくは、第1回動駆動列110において、駆動ギヤM1Gと噛み合う第1ギヤ111が図7の時計方向に回転し、第1ギヤ111と噛み合うギヤ112が図7の反時計方向に回転し、ギヤ112に固定されたアーム113の右端部が上昇する。その結果、図8に示すように、可動板50の受動部53が押し上げられるので、可動板50は、その左端部を上向きに変位させるように第1軸心X1周りに回動し、図5等に示す第2位置に移動する。
【0074】
また、第1駆動源M1が駆動ギヤM1Gを図8の時計方向に回転させると、第1ギヤ111を含む第1回動駆動列110は、上記の動作とは逆に動作し、アーム113の右端部が下降する。その結果、図7に示すように、可動板50の受動部53も下降するので、可動板50は、その左端部を下向きに変位させるように第1軸心X1周りに回動し、図4等に示す第1位置に移動する。
【0075】
次に、第2回動駆動列120の動作について説明する。第1駆動源M1が駆動ギヤM1Gを図7の反時計方向に回転させると、第2ギヤ121を含む第2回動駆動列120は、第1駆動源M1からの駆動力を排出ユニット60に伝達して、図4等に示す第3位置から図5等に示す第4位置に排出ユニット60を回動させる。
【0076】
より詳しくは、第2回動駆動列120において、駆動ギヤM1Gと噛み合う第2ギヤ121が図7の時計方向に回転し、第2ギヤ121と噛み合うギヤ122が図7の反時計方向に回転する。その結果、図8に示すように、排出ガイド61がギヤ122と一体で上向きに回動するので、排出ユニット60は、排出口69を上向きに変位させるように第3軸心X3周りに回動し、図5等に示す第4位置に移動する。
【0077】
また、第1駆動源M1が駆動ギヤM1Gを図8の時計方向に回転させると、第2ギヤ121を含む第2回動駆動列120は、上記の動作とは逆に動作し、ギヤ122が図8の時計方向に回転する。その結果、図7に示すように、排出ガイド61がギヤ122と一体で下向きに回動するので、排出ユニット60は、排出口69を下向きに変位させるように第3軸心X3周りに回動し、図4等に示す第3位置に移動する。
【0078】
図4に示すように、可動板50が第1位置にある状態では、可動板50の左端部が第1シュート部材35の規制面35Kの下端部に対向する位置にあり、可動板50の上面の傾斜角度が供給トレイ本体92の上面の傾斜角度と略同一となっている。この状態では、供給トレイ91は、シートSHを最大の積層枚数で支持することができる。可動板50が第1位置にあり、その最大の積層枚数のシートSHの最上位のシートSHに供給ローラ41が当接する場合、ホルダ42Fの姿勢は、図4に示す適正な姿勢となる。
【0079】
図5に示すように、可動板50が第2位置にある状態では、可動板50の左端部が第1シュート部材35の規制面35Kの上端部に対向する位置にあり、可動板50の上面が第1シュート部材35の搬送面35Gと同程度の高さで略水平に延びた状態となる。この状態では、供給トレイ91は、1枚〜数枚程度のシートSHを支持する。可動板50が第2位置にあり、その1枚〜数枚程度のシートSHの最上位のシートSHに供給ローラ41が当接する場合、ホルダ42Fの姿勢は、図5に示す適正な姿勢となる。
【0080】
制御部7は、後で説明する図13の「画像読取動作実行プログラム」において適宜、ホルダ姿勢検知センサ42Jの検知信号に基づいてホルダ42Fの姿勢が図4及び図5に示す適正な姿勢から許容範囲を超えて下降した状態にあると判断した場合、第1駆動源M1を作動させて、図4等に示す第1位置から図5等に示す第2位置に向けて可動板50を所定量回動させ、ホルダ42Fが図4及び図5に示す適正な姿勢を維持するように制御する。この際、ステッピングモータである第1駆動源M1の回転角度制御によってアーム113の回動姿勢を細かく変化させることで、可動板50を所望の回動姿勢に精度良く位置決めすることができる。
【0081】
制御部7が第1駆動源M1を作動させて可動板50を所定量回動させる際、第1駆動源M1からの駆動力が第2回動駆動列120によって排出ユニット60にも伝達される。これにより、排出ユニット60は、可動板50の回動に同期して、図4等に示す第3位置から図5等に示す第4位置に向けて所定量回動する。画像読取装置1は、給紙トレイ91の可動板50の回動に応じて排出ユニット60が回動する構成により、上下方向の小型化を実現している。
【0082】
図4に示すように、排出ユニット60が第3位置にある状態では、排出口69、排出ローラ47及び排出ピンチローラ48が排出トレイ96のシート支持面96Aに近い位置にある。この排出ユニット60の状態は、排出トレイ96のシート支持面96Aに支持されるシートSHの枚数が少ない場合に対応している。
【0083】
図5に示すように、排出ユニット60が第4位置にある状態では、排出口69、排出ローラ47及び排出ピンチローラ48が排出トレイ96のシート支持面96Aから上方に離間する位置にある。この排出ユニット60の状態は、排出トレイ96のシート支持面96AにシートSHが最大の積層枚数で支持される場合に対応している。つまり、この状態では、排出ユニット60の排出口69がシート支持面96Aに最大の積層枚数で支持されるシートSHの最上位のシートSHから上方に充分に離間している。
【0084】
<シート検知部の構成>
図4〜図6及び図9〜図11に示すように、自動搬送機構4は、シート検知部150を有している。シート検知部150は、センサ159、第1アクチュエータ151、第2アクチュエータ152、第3アクチュエータ153及び第1駆動列160を有している。そして、制御部7は、図12に示すように、第1アクチュエータ151、第2アクチュエータ152及び第3アクチュエータ153の回動に対応してセンサ159が出力する検知信号に基づいて、図13〜図15に示すように、排出トレイ96に支持されるシートSHが所定高さH1よりも少ないか否かの判断、排出口69を通過するシートSHの有無の判断、及び、供給トレイ91に支持されるシートSHの有無の判断、を実施するようになっている。
【0085】
なお、本実施例では、図4及び図5に示すように、所定高さH1は、第1アクチュエータ151が排出ユニット60に設けられる構成により、排出ユニット60が図5等に示す第4位置に向けて回動するその時々の姿勢に応じて大きくなる。そして、所定高さH1は、排出ユニット60が図5等に示す第4位置、すなわち上限にある状態で満載の高さとなる。所定高さH1は、排出ユニット60が図5等に示す第4位置に向けて回動するその時々の姿勢において、次の画像読取動作時に排出ユニット60の排出口69から排出されるシートSHの邪魔になり得る高さに設定される。
【0086】
図4〜図6に示すように、センサ159は、開閉部9内において、第1サイドフレーム9Aよりも前方、かつ第1軸心X1の真下の位置に固定されている。図4及び図5に二点鎖線で示すセンサ159は、排出トレイ96よりも紙面手前側に位置している。センサ159は、排出トレイ96との相対位置関係が一定である。
【0087】
図3に示すように、センサ159は、制御部7に接続されている。本実施例では、センサ159は、フォトインタラプタである。図9〜図11に示すように、センサ159は、発光部から受光部に至る光路159Pが開放又は遮断されることにより、図12に一例として示すON/OFF信号を検知信号として制御部7に出力する。
【0088】
図4及び図6に示すように、第1アクチュエータ151は、排出ローラ47の回転軸47Sに回転可能に支持されることによって、排出ユニット60に設けられている。より詳しくは、第1アクチュエータ151は、図6に示すように、被支持部151D、151E、接続部151C、伝達軸151S及び当接部151Aを有している。
【0089】
被支持部151Dは、排出ガイド61における前後方向の中間部において、排出ローラ47の回転軸47Sに回転可能に支持されている。被支持部151Eは、前方の軸支持部61Mよりも前方の位置で、回転軸47Sの前端部に回転可能に支持されている。
【0090】
接続部151Cは、排出ローラ47を避けるように第2軸心X2から右方に離間した位置で、被支持部151Dの右端部と被支持部151Eの右端部とを接続している。伝達軸151Sは、第2軸心X2を軸心とする円柱軸である。伝達軸151Sの後端部は、被支持部151Eに接続している。伝達軸151Sの前端部は、第1サイドフレーム9Aよりも前方に突出している。
【0091】
当接部151Aは、被支持部151Dの右端部に接続する略板状片である。図4及び図5に示すように、当接部151Aは、排出ローラ47よりも右方に延び、さらに排出口96を横切るように下り傾斜して、排出トレイ96のシート支持面96Aの上方に位置している。
【0092】
このような構成により、第1アクチュエータ151は、排出ローラ47の回転軸47Sとは独立して第2軸心X2周りに回動可能となっている。図5に示すように、第1アクチュエータ151は、当接部151Aがシート支持面96Aに支持されるシートSHに上から当接することにより、第2軸心X2周りに上向きに回動する。また、第1アクチュエータ151は、排出口96を横切る当接部151Aが排出口69を通過するシートSHに当接することによっても第2軸心X2周りに上向きに回動する。これにより、当接部151Aは、排出口69を通過するシートSHの妨げとならない位置まで上昇する。
【0093】
第2軸心X2は、排出ユニット60の回動に伴って排出トレイ96との相対位置関係が変化する。このため、第1アクチュエータ151も、排出ユニット60の回動に伴って排出トレイ96のシート支持面96Aから上方に離間するように、排出トレイ96との相対位置関係が変化する。
【0094】
第1アクチュエータ151の回動は、本発明の「第1アクチュエータの移動」の一例である。つまり、本発明において、「第1アクチュエータの移動」には、角度が変わるだけの姿勢変化も含まれる。「第2アクチュエータの移動」及び「第3アクチュエータの移動」についても同様である。
【0095】
図6に示すように、開閉部9内におけるセンサ159よりも前方の位置には、略角柱状の軸支持部9Mが設けられている。第2アクチュエータ152は、伝達軸152S、棒状部152B及び被検知部152Aを有している。伝達軸152Sは、軸支持部9Mによって第1軸心X1周りに回転可能に支持されている。伝達軸152Sの前端部は、軸支持部9Mよりも前方に突出している。伝達軸152Sの後端部は、軸支持部9Mよりも後方に突出し、センサ159の真上に位置している。
【0096】
図6及び図9に示すように、棒状部152Bは、伝達軸152Sの後端部に接続され、排出トレイ96との相対位置関係が一定である第1軸心X1周りに回動可能となっている。棒状部152Bは、第1軸心X1から遠ざかるように下向きに略棒状に延びている。図9に示すように、棒状部152Bの下端部には、略矩形板状の被検知部152Aが形成されている。
【0097】
第2アクチュエータ152は、図9に破線で示すように、棒状部152Bが付勢バネ152Jによって第1軸心X1周りに図9の時計方向に回動するように付勢され、棒状部152Bがストッパ152Kによって当て止められることにより、被検知部152Aがセンサ159の光路159Pを開放する位置に保持されている。そして、第2アクチュエータ152は、図9に二点鎖線で示すように、付勢バネ152Jに抗して第1軸心X1周りに図9の反時計方向に回動することにより、被検知部152Aがセンサ159の光路159Pを遮断するようになっている。なお、付勢バネ152J及びストッパ152Kは、図示しない内部フレームに取り付けられている。
【0098】
図6及び図9に示すように、第1駆動列160は、第2アクチュエータ152を第1アクチュエータ151の回動に連動して回動させるためのものであり、第1ギヤ161、ギヤ163、ギヤ164、ギヤ165及び第2ギヤ162を有している。ギヤ163は、本発明の「回転体」の一例である。なお、本実施例では、図6及び図9等において、第1駆動列160を構成する各ギヤについて、外周面に形成されたギヤ歯の図示を省略している。
【0099】
第1ギヤ161は、第1アクチュエータ151の伝達軸151Sの前端部に固定されて、第2軸心X2周りに第1アクチュエータ151とともに回動可能となっている。
【0100】
ギヤ163は、排出ガイド61の前方の軸部61Sに挿通されて、第3軸心X3周りに排出ガイド61とは独立して回転可能となっている。ギヤ163は、第1ギヤ161に対して左方かつ下方に位置して第1ギヤ161と噛み合っている。
【0101】
ギヤ164及びギヤ165は、第1サイドフレーム9Aから前向きに突出する複数の軸部に支持されている。ギヤ164は、ギヤ163に対して右方かつ下方に位置してギヤ163と噛み合っている。ギヤ165は、ギヤ164に対して右方かつ上方に位置してギヤ164と噛み合っている。
【0102】
第2ギヤ162は、第2アクチュエータ152の伝達軸152Sの前端部に固定されて、第1軸心X1周りに第2アクチュエータ152とともに回動可能となっている。第2ギヤ162は、ギヤ165に対して右方かつ上方に位置してギヤ165と噛み合っている。
【0103】
第1アクチュエータ151が第2軸心X2周りに回動すると、第1駆動列160において、第1ギヤ161が第1アクチュエータ151とともに回転する。ギヤ163は、第1ギヤ161から駆動力を受けて、排出ガイド61の前方の軸部61Sとは独立して回転する。第2ギヤ162は、ギヤ163からの駆動力をギヤ164、165を経由して受けて回転する。
【0104】
つまり、第1駆動列160は、ギヤ163を経由して第1アクチュエータ151と第2アクチュエータ152とを連結しているとともに、第2回動駆動列120から独立している。
【0105】
図10に示すように、排出ユニット60の回動に伴って第2軸心X2が移動しても、第1駆動列160がギヤ163を経由して第1アクチュエータ151と第2アクチュエータ152とを連結する状態が維持される。
【0106】
本実施例では、第1ギヤ161、ギヤ163、ギヤ164、ギヤ165及び第2ギヤ162が同じ外径、かつ同じ歯数のギヤである。これにより、第1駆動列160は、第1アクチュエータ151の回動角度と、第2アクチュエータ152の回動角度とが一致するように、第2アクチュエータ152を第1アクチュエータ15に同期させる。
【0107】
図9に回転方向を示すように、当接部151AがシートSHに当接して第1アクチュエータ151が第2軸心X2周りに上向きに回動すると、すなわち、当接部151Aが図9に破線で示す位置から二点鎖線で示す位置に向けて回動すると、第2ギヤ162が図9の反時計方向に回転する。その結果、第2アクチュエータ152の被検知部152Aは、図9に二点鎖線で示すように、センサ159の光路159Pを遮断する。その一方、当接部151AがシートSHに当接しなくなって第1アクチュエータ151が第2軸心X2周りに下向きに回動すると、すなわち、当接部151Aが図9に二点鎖線で示す位置から破線で示す位置に向けて回動すると、第2ギヤ162が図9の時計方向に回転する。その結果、第2アクチュエータ152の被検知部152Aは、図9に破線で示すように、センサ159の光路159Pを開放する。
【0108】
つまり、センサ159は、第2アクチュエータ152の被検知部152Aがセンサ159の光路159Pを開放又は遮断することによるON/OFF信号により第1アクチュエータ151の回動を検知し、検知結果に基づく検知信号を制御部7に出力する。
【0109】
図4、図6及び図11に示すように、第3アクチュエータ153は、伝達軸153S、当接部153C、棒状部153B及び被検知部153Aを有している。図6に示すように、可動板50には、凹部50Mが形成されている。凹部50Mは、可動板50の右端縁における前後方向の中間部から左向きに凹んでいる。
【0110】
可動板50には、可動板50の前方の軸部50Sから凹部50Mまで前後方向に貫通する貫通穴が形成され、その貫通穴に伝達軸153Sが挿入されている。伝達軸153Sは、第1軸心X1周りに可動板50とは独立して回転可能となっている。伝達軸153Sの前端部は、センサ159の真上に位置して、第2アクチュエータ152の伝達軸152Sの後端部と対向している。伝達軸153Sの後端部は、可動板50の凹部50Mに突出している。
【0111】
図4及び図6に示すように、当接部153Cは、伝達軸153Sの後端部に接続され、第1軸心X1周りに回動可能となっている。当接部153Cは、第1軸心X1から遠ざかるように右方に延びた後、上向きに略台形板状に突出している。供給トレイ本体92における当接部153Cに対応する位置には、矩形穴92Hが設けられている。当接部153Cの一部は、矩形穴92Hを通過して、供給トレイ本体92よりも上方に突出可能となっている。
【0112】
図6及び図11に示すように、棒状部153Bは、伝達軸153Sの前端部に接続され、第1軸心X1周りに回動可能となっている。棒状部153Bは、第2アクチュエータ152の棒状部152Bよりも後方の位置で第1軸心X1から遠ざかるように下向きに略棒状に延びている。図11に示すように、棒状部153Bの下端部には、平行に延びる2本に分岐した分岐形状の被検知部153Aが形成されている。
【0113】
第3アクチュエータ153は、棒状部153Bが付勢バネ153Jによって第1軸心X1周りに図11の反時計方向に回動するように付勢され、棒状部152Bがストッパ153Kによって当て止められることにより、図4等に実線で示すように、当接部153Cの一部が矩形穴92Hを通過して供給トレイ本体92よりも上方に突出する位置に保持されている。この際、図11に実線で示すように、被検知部153Aは、センサ159の光路159Pに対して右方に離間して光路159Pを開放する位置に保持されている。なお、付勢バネ153J及びストッパ153Kは、図示しない内部フレームに取り付けられている。
【0114】
そして、シートSHが供給トレイ91に支持されることにより、図11に二点鎖線で示すように、第3アクチュエータ153が付勢バネ153Jに抗して第1軸心X1周りに図11の時計方向に回動し、当接部153Cの一部が矩形穴92H内に退避する。それと同時に、被検知部153Aが左向きに移動してセンサ159の光路159Pを通過し、さらに光路159Pに対して左方に離間して光路159Pを開放する位置に保持される。
【0115】
その後、供給トレイ91に支持されるシートSHが無くなることにより、図11に実線で示すように、第3アクチュエータ153が付勢バネ153Jに付勢されて第1軸心X1周りに図11の反時計方向に回動し、当接部153Cの一部が矩形穴92Hを通過して供給トレイ本体92よりも上方に突出する位置に復帰する。それと同時に、被検知部153Aが右向きに移動してセンサ159の光路159Pを通過し、さらに光路159Pに対して右方に離間して光路159Pを開放する位置に復帰する。
【0116】
図12に示すように、第3アクチュエータ153の被検知部153Aが左向きに移動してセンサ159の光路159Pを通過する際に、センサ159は、2つの短いパルスが狭い間隔で並ぶ信号SG1を検知信号として制御部7に出力する。その後、被検知部153Aが右向きに移動してセンサ159の光路159Pを通過する際にも、センサ159は、2つの短いパルスが狭い間隔で並ぶ信号SG1を検知信号として制御部7に出力する。
【0117】
また、当接部151Aが排出口69を通過するシートSHに当接し、その後、そのシートSHが排出トレイ96に排出されて当接部151AがそのシートSHに当接しなくなることによる第1アクチュエータ151の回動に連動して第2アクチュエータ152の被検知部152Aがセンサ159の光路159Pを所定時間遮断する際に、センサ159は、所定時間ON状態となる信号SG2を検知信号として制御部7に出力する。複数枚のシートSHが排出口69を順次通過する場合、センサ159は、それぞれのシートSHに対応して検知信号SG2を繰り返し制御部7に出力する。
【0118】
さらに、図6に示すように、当接部151Aが排出トレイ96に所定高さH1で支持されるシートSHに上から当接することによる第1アクチュエータ151の回動に連動して第2アクチュエータ152の被検知部152Aがセンサ159の光路159Pを継続的に遮断する際に、センサ159は、継続的にON状態となる信号SG3を検知信号として制御部7に出力する。
【0119】
制御部7は、図13に示す「画像読取動作実行プログラム」を実施するための情報をセンサ159の検知信号SG1、SG2、SG3から取得するため、画像読取装置1の起動後、図14に示す「排出中フラグ及び所定高さフラグのON/OFF切替プログラム」と、図15に示す「供給トレイにシート有りフラグのON/OFF切替プログラム」とを並列処理で実施し、画像読取装置1の電源が切られるまでその並列処理を継続する。
【0120】
制御部7は、図14に示す「排出中フラグ及び所定高さフラグのON/OFF切替プログラム」を開始すると、ステップS201において、排出中フラグをOFFに初期設定し、所定高さフラグをOFFに初期設定する。
【0121】
次に、制御部7は、ステップS202において、センサ159の検知信号の監視を開始する。制御部7は、画像読取装置1の電源が切られるまで、センサ159の検知信号の監視を継続する。
【0122】
次に、制御部7は、ステップS203において、センサ159の検知信号がOFFからONになったか否かを判断する。ステップS203において「No」の場合、ステップS203を繰り返す。その一方、ステップS203において「Yes」の場合、ステップS204に移行する。
【0123】
制御部7は、ステップS204に移行すると、センサ159の検知信号が第3アクチュエータ153の被検知部153Aの分岐形状に対応する波形か否かを判断する。センサ159の検知信号が図12に示す信号SG1である場合、排出中フラグ及び所定高さフラグとは無関係の検知信号であり、ステップS204において「Yes」となる。そして、ステップS203に戻る。その一方、センサ159の検知信号が図12に示す信号SG1でない場合、排出中フラグ及び所定高さフラグと関係のある検知信号であり、ステップS204において「No」となる。そして、ステップS205に移行する。
【0124】
制御部7は、ステップS205に移行すると、排出中フラグをONにする。
【0125】
次に、制御部7は、ステップS206において、タイマ計測を開始する。
【0126】
次に、制御部7は、ステップS207において、センサ159の検知信号がONからOFFになったか否かを判断する。ステップS207において「Yes」の場合、ステップS208に移行して、排出中フラグをOFFにした後、ステップS203に戻る。その一方、ステップS207において「No」の場合、ステップS209に移行する。
【0127】
制御部7は、ステップS209に移行すると、タイマ経過時間が所定の閾値G2以上か否かを判断する。所定の閾値G2は、シートSHが排出口69を通過する所要時間に基づいて設定される。ステップS209において「No」の場合、ステップS207に戻る。その一方、ステップS209において「Yes」の場合、ステップS210に移行する。
【0128】
制御部7は、ステップS210に移行すると、排出中フラグをOFFにする一方、所定高さフラグをONにする。
【0129】
次に、制御部7は、ステップS211において、センサ159の検知信号がONからOFFになったか否かを判断する。ステップS211において「Yes」の場合、ステップS212に移行して、所定高さフラグをOFFにした後、ステップS203に戻る。その一方、ステップS211において「No」の場合、ステップS211を繰り返す。
【0130】
制御部7は、排出中フラグのON/OFF情報に基づいて、排出口69を通過するシートSHの有無を判断できる。また、制御部7は、所定高さフラグのON/OFF情報に基づいて、排出トレイ96に支持されるシートSHが所定高さH1よりも少ないか否かを判断できる。
【0131】
制御部7は、図15に示す「供給トレイにシート有りフラグのON/OFF切替プログラム」を開始すると、ステップS301において、供給トレイにシート有りフラグをOFFに初期設定する。
【0132】
次に、制御部7は、ステップS302において、センサ159の検知信号の監視を開始する。制御部7は、画像読取装置1の電源が切られるまで、センサ159の検知信号の監視を継続する。
【0133】
次に、制御部7は、ステップS303において、センサ159の検知信号がOFFからONになったか否かを判断する。ステップS303において「No」の場合、ステップS303を繰り返す。その一方、ステップS303において「Yes」の場合、ステップS304に移行する。
【0134】
制御部7は、ステップS304に移行すると、センサ159の検知信号が第3アクチュエータ153の被検知部153Aの分岐形状に対応する波形か否かを判断する。センサ159の検知信号が図12に示す信号SG1でない場合、供給トレイにシート有りフラグとは無関係の検知信号であり、ステップS304において「No」となる。そして、ステップS303に戻る。その一方、センサ159の検知信号が図12に示す信号SG1である場合、供給トレイにシート有りフラグと関係のある検知信号であり、ステップ3204において「Yes」となる。そして、ステップS305に移行する。
【0135】
制御部7は、ステップS305に移行すると、供給トレイにシート有りフラグがONであるか否かを判断する。ステップS305において「Yes」の場合、ステップS306に移行して、供給トレイにシート有りフラグをOFFにした後、ステップS303に戻る。その一方、ステップS305において「No」の場合、ステップS307に移行して、供給トレイにシート有りフラグをONにした後、ステップS303に戻る。
【0136】
制御部7は、供給トレイにシート有りフラグのON/OFF情報に基づいて、供給トレイ91に支持されるシートSHの有無を判断できる。
【0137】
<画像読取動作>
この画像読取装置1では、原稿支持面8Aに支持された原稿の画像を読み取る場合、制御部7が読取ユニット3の走査機構駆動源3Mを制御して図示しない走査機構を作動させ、読取センサ3Sを原稿支持面8Aの左端縁の下方である読取開始位置から右端縁の下方である読取終了位置までの間で左右方向に移動させる。これにより、読取センサ3Sは、原稿支持面8Aに支持された原稿の画像を読み取る。その後、制御部7は、読取ユニット3の走査機構駆動源3Mを制御して図示しない走査機構を逆向きに作動させ、読み取りを終えた読取センサ3Sを読取ユニット3内における右端から左端に移動させて待機位置に復帰させる。
【0138】
また、この画像読取装置1では、供給トレイ91に支持されたシートSHを自動搬送機構4によって搬送し、そのシートSHの画像を読み取る場合、制御部7が読取ユニット3の走査機構駆動源3Mを制御して図示しない走査機構を作動させ、読取センサ3Sを読取面8Bの下方である静止読取位置に停止させる。ここでは、可動板50が図4等に示す第1位置にあり、排出ユニット60が図4等に示す第3位置があり、排出トレイ96にシートSHが支持されていない状態を前提とする。
【0139】
次に、制御部7は、図13に示す「画像読取動作実行プログラム」を開始する。制御部7は、ステップS101において、供給トレイにシート有りフラグがONであるか否かを判断する。ステップS101において「No」の場合、ステップS102に移行して、供給トレイ91にシートが無いことを報知した後、ステップS108に移行する。その一方、ステップS101において「Yes」の場合、ステップS103に移行する。
【0140】
制御部7は、ステップS103に移行すると、画像読取動作を実行する。この際、制御部7は、排出中フラグのON/OFF情報を参照する。
【0141】
具体的には、制御部7は、ホルダ姿勢検知センサ42Jの検知信号に基づいて、ホルダ姿勢検知センサ42Jが図4及び図5に示す適正な姿勢となっているか否かを判断する。制御部7は、ホルダ姿勢検知センサ42Jが図4及び図5に示す適正な姿勢となっていない場合、第1駆動源M1、第1回動駆動列110及び第2回動駆動列120を作動させる。そして、制御部7は、図4等に示す第1位置から図5等に示す第2位置に向けて可動板50を回動させ、ホルダ42Fが図4及び図5に示す適正な姿勢を維持するように制御する。この際、排出ユニット60も、可動板50の回動に同期して、図4等に示す第3位置から図5等に示す第4位置に向けて回動する。
【0142】
次に、制御部7は、第2駆動源M2及び搬送駆動列130を作動させる。これにより、制御部7は、供給ローラ41、分離ローラ42、第1搬送ローラ43、第2搬送ローラ44及び排出ローラ47を駆動し、供給トレイ91に支持されたシートSHを搬送ガイド30に供給し、搬送ガイド30に沿って搬送する。制御部7は、搬送されるシートSHが読取面8B上を通過する際、静止読取位置に停止した読取センサ3Sによって、そのシートSHの画像を読み取る。そして、制御部7は、画像が読み取られたシートSHを排出ユニット60の排出ガイド61、排出ローラ47及び排出ピンチローラ48によって排出口69から排出トレイ96に向けて排出する。制御部7は、排出中フラグがONからOFFになることによって、1枚のシートSHに対する画像読取動作が終了したと判断し、ステップS104に移行する。
【0143】
制御部7は、ステップS104に移行すると、所定高さフラグがONであるか否かを判断する。ステップS104において「No」の場合、ステップS101に戻る。そして、供給トレイ91に支持されるシートSHがあれば、次のシートSHの画像読取動作を実行する。その一方、ステップS104において「Yes」の場合、ステップS105に移行する。
【0144】
制御部7は、ステップS105に移行すると、排出ユニット60が図5等に示す第4位置、すなわち上限にあるか否かを判断する。本実施例では、制御部7は、図4等に示す第3位置をホームポジションとし、ステッピングモータである第1駆動源M1の回転角度制御によって、排出ユニット60のホームポジションからの回動角度情報を常に把握しており、その回動角度情報に基づいて判断する。ステップS105において「Yes」の場合、ステップS106に移行して、排出トレイ96にシートSHが満載されていることを報知した後、ステップS108に移行する。その一方、ステップS105において「No」の場合、ステップS107に移行する。
【0145】
制御部7は、ステップS107に移行すると、図5等に示す第2位置に向けて可動板50を所定量回動させ、排出ユニット60を図5等に示す第4位置に向けて所定量回動させる。その結果、排出ユニット60の排出口69は、次の画像読取動作時に排出口69から排出されるシートSHの邪魔にならない高さに上昇し、所定高さフラグがOFFになる。その後、ステップS101に戻る。そして、供給トレイ91に支持されるシートSHがあれば、次のシートSHの画像読取動作を実行する。
【0146】
制御部7は、ステップS102又はステップS106からステップS108に移行すると、排出ユニット60を図5等に示す第4位置から図4等に示す第3位置に向けて回動させるタイミングを判断するため、所定高さフラグがONであるか否かを判断する。ステップS108において「No」の場合、ステップS109に移行する。例えば、ステップS102において供給トレイ91にシートが無いことを報知した場合、ステップS108において「No」となって、ステップS109に移行する。また、ステップS106において排出トレイ96にシートSHが満載されていることを報知した後、ユーザが排出トレイ96からそれらのシートSHを取り除いた場合も、ステップS108において「No」となって、ステップS109に移行する。その一方、ステップS108において「Yes」の場合、ステップS110に移行して、排出トレイ96にシートSHが満載されていることを報知した後、この処理を終了する。
【0147】
制御部7は、ステップS109に移行すると、次の画像読取動作の指令に備えて、可動板50及び排出ユニット60をホームポジションに復帰させる。この際、上述した第1回動駆動列110及び第2回動駆動列120の構成により、可動板50及び排出ユニット60が連動するので、排出ユニット60だけをホームポジションに復帰させることはできない。制御部7は、第1駆動源M1、第1回動駆動列110及び第2回動駆動列120を作動させて、可動板50を図4等に示す第1位置、すなわち下限に復帰させ、排出ユニット60を図4等に示す第3位置、すなわち下限に復帰させる。この際、所定高さフラグがOFFになる。その後、この処理を終了する。
【0148】
<作用効果>
実施例1の画像読取装置1では、図5及び図9等に示すように、シート検知部150は、第1アクチュエータ151、第2アクチュエータ152及びセンサ159の動作により、排出トレイ96に支持されるシートSHが所定高さH1よりも少ないか否かを検知する。ここで、所定高さH1は、排出ユニット60が図5等に示す第4位置に向けて回動するその時々の姿勢において、次の画像読取動作時に排出ユニット60の排出口69から排出されるシートSHの邪魔になり得る高さに設定される。所定高さH1は、排出ユニット60が図5等に示す第4位置、すなわち上限にある状態で満載の高さとなる。
【0149】
そして、図13のステップS108〜S110に示すように、制御部7は、画像読取動作終了後、次の画像読取動作を開始する前に、可動板50及び排出ユニット60をホームポジションに復帰させる必要がある。この際、上述した第1回動駆動列110及び第2回動駆動列120の構成により、可動板50及び排出ユニット60が連動するので、排出ユニット60だけをホームポジションに復帰させることはできない。制御部7は、シート検知部150の検知結果に基づいて、排出トレイ96に所定高さH1以上、すなわち満載の高さのシートSHが残っていないことを確認した上で、排出ユニット60を図5等に示す第4位置から図4等に示す第3位置に向けて回動させるタイミングを判断する。これにより、この画像読取装置1では、可動板50及び排出ユニット60をホームポジションに復帰させ、供給トレイ91にシートSHを支持させ易い下限の位置に可動板50がある状態、かつ、排出ユニット60の排出口69が下限の位置にあって排出トレイ96に所定高さH1以上のシートSHが残っていない状態で、次の画像読取動作を開始できる。
【0150】
したがって、実施例1の画像読取装置1では、排出口69から排出されるシートSHの詰まりを抑制できる。
【0151】
また、この画像読取装置1では、図4及び図5等に示すように、第1アクチュエータ151が排出ユニット60に設けられ、排出ユニット60とともに移動するので、排出トレイ96に支持されるシートSHが増加しても、それらのシートSHと第1アクチュエータ151との相対位置関係を適正な状態に維持することができる。その結果、排出ユニット60の回動に伴ってセンサ159の検知精度が低下することを抑制できる。
【0152】
さらに、この画像読取装置1では、第1アクチュエータ151は、排出口69を通過するシートSHに当接することによっても回動可能である。そして、制御部7は、センサ159の検知信号、例えば、図12に示す信号SG2、SG3の波形に基づいて、図14に示すように、排出口69を通過するシートSHの有無の判断と、排出トレイ96に支持されるシートSHが所定高さH1よりも少ないか否かの判断と、を区別する。この構成により、1つのシート検知部150によって、制御部7が2つの判断を行うことができるので、製造コストを低廉化できる。
【0153】
また、この画像読取装置1では、図4、図6及び図9等に示すように、シート検知部150において、第1アクチュエータ151は、排出ユニット60の回動に伴って排出トレイ96との相対位置関係が変化する第2軸心X2周りに回動可能に排出ユニット60に支持されている。その一方、第2アクチュエータ152は、第1アクチュエータ151の回動に連動して第1軸心X1周りに回動する。センサ159は、排出トレイ96との相対位置関係が一定であり、第2アクチュエータ152の回動を検知する。つまり、排出ユニット60が回動してもセンサ159が移動しない構成、かつ排出ユニット60とともに移動する第1アクチュエータ151に、第2アクチュエータ152が連動する構成となっている。この構成により、排出ユニット60の回動に伴ってシート検知部150の検知精度が低下することを確実に抑制できる。
【0154】
さらに、この画像読取装置1では、図9及び図10に示すように、第3軸心X3周りに回転可能なギヤ163を含む第1駆動列160によって、排出ユニット60の回動時に第1アクチュエータ151に対する第2アクチュエータ152の連動が乱れることを抑制できる。
【0155】
また、この画像読取装置1では、図6等に示すように、第1駆動列160は、第2回動駆動列120から独立している。この構成により、排出ユニット60の回動時に、第1駆動列160が第2回動駆動列120の影響を受け難いので、第1アクチュエータ151に対する第2アクチュエータ152の連動が乱れることを抑制できる。
【0156】
さらに、この画像読取装置1では、図4及び図6等に示すように、第1アクチュエータ151が排出ローラ47と同じ第2軸心X2周りに回動可能である。この構成により、排出口69を通過するシートSHに当接し易い位置に、第1アクチュエータ151を容易に配置できる。
【0157】
また、この画像読取装置1では、図9等に示すように、第1ギヤ161、ギヤ163及び第2ギヤ162を含んで構成される第1駆動列160により、第2アクチュエータ152を第1アクチュエータ151に確実に連動させることができる。
【0158】
さらに、この画像読取装置1では、図4及び図11等に示すように、シート検知部150が第3アクチュエータ153を有し、センサ159が第3アクチュエータ153の回動も検知する。この構成により、1つのシート検知部150によって、制御部7が供給トレイ91に支持されるシートSHの有無の判断も行うことができるので、製造コストを一層低廉化できる。この際、排出ユニット60が回動してもセンサ159が移動しない構成により、センサ159が第3アクチュエータ153の回動を検知する検知精度の低下を抑制できる。
【0159】
また、この画像読取装置1では、図6、図9及び図11等に示すように、第2アクチュエータ152と第3アクチュエータ153とが同じ第1軸心X1周りに回動する。このため、センサ159は、第2アクチュエータ152の移動と、第3アクチュエータ153の移動とを同じ検知精度で検知できる。
【0160】
さらに、この画像読取装置1では、図11に示すように、第3アクチュエータ153におけるセンサ159に検知される被検知部153Aは、平行な2本に分岐した分岐形状となっている。そして、制御部7は、検知信号の波形が第3アクチュエータ153の分岐形状に対応する波形、例えば図12に示す信号SG1の波形である場合に、図15に示すように、供給トレイ91に支持されるシートSHの有無の判断を行う。これにより、制御部7が3つの判断を行うことができるので、製造コストを一層低廉化できる。
【0161】
(実施例2)
図16に示すように、実施例2の画像読取装置では、実施例1の画像読取装置1に係る第1駆動列160の代わりに、第1駆動列260を採用している。実施例2のその他の構成は実施例1と同様である。このため、実施例1と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略又は簡略する。
【0162】
第1駆動列260は、第1プーリ261、プーリ263、第2プーリ262及びタイミングベルト265、266を有している。プーリ263は、本発明の「回転体」の一例である。
【0163】
第1プーリ261は、実施例1に係る第1ギヤ161の代わりに、第1アクチュエータ151の伝達軸151Sの前端部に固定され、第2軸心X2周りに第1アクチュエータ151とともに回動可能となっている。
【0164】
プーリ263は、実施例1に係るギヤ163の代わりに、排出ガイド61の前方の軸部61Sに挿通され、第3軸心X3周りに排出ユニット60とは独立して回動可能となっている。
【0165】
第2プーリ262は、実施例1に係る第2ギヤ162の代わりに、第2アクチュエータ152の伝達軸152Sの前端部に固定され、第1軸心X1周りに第2アクチュエータ152とともに回動可能となっている。
【0166】
タイミングベルト265は、第1プーリ261とプーリ263とに巻き掛けられている。タイミングベルト266は、プーリ263と第2プーリ262とに巻き掛けられている。
【0167】
つまり、第1駆動列260は、第3軸心X3周りに回転可能なプーリ263を含み、プーリ263を経由して第1アクチュエータ151と第2アクチュエータ152とを連結している。そして、第1駆動列260は、第2アクチュエータ152を第1アクチュエータ151の回動に連動して回動させる。
【0168】
このような構成である実施例2の画像読取装置では、実施例1の画像読取装置1と同様に、排出口69から排出されるシートSHの詰まりを抑制できる。
【0169】
また、この画像読取装置では、プーリ263を含む第1駆動列260によって、排出ユニット60の回動時に第1アクチュエータ151に対する第2アクチュエータ152の連動が乱れることを抑制できる。
【0170】
以上において、本発明を実施例1、2に即して説明したが、本発明は上記実施例1、2に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0171】
本発明は例えば、画像読取装置又は複合機等に利用可能である。
【符号の説明】
【0172】
1…画像読取装置、SH…シート、91…供給トレイ、96…排出トレイ
30…搬送ガイド、3S…読取センサ、50…可動板、69…排出口
60…排出ユニット、7…制御部、H1…所定高さ、150…シート検知部
151…第1アクチュエータ、152…第2アクチュエータ、159…センサ
X1…第1軸心、X2…第2軸心、X3…第3軸心、160、260…第1駆動列
163、263…回転体(163…ギヤ、263…プーリ)
120…第2駆動列(第2回動駆動列)、47…排出ローラ、161…第1ギヤ
162…第2ギヤ、153…第3アクチュエータ、153A…被検知部

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