意匠ウォッチ

発行日2025-10-21
公報種別意匠公報(S)
登録番号1810976
登録日2025-10-10
意匠に係る物品鋼板の孔芯検出治具
意匠分類K1-05(利器及び工具)
出願番号2025007449
出願日2025-04-12
意匠権者株式会社昇栄,個人
代理人個人
意匠に係る物品の説明本物品は土木、建築用の柱、梁、基礎杭等に使用する形鋼、厚板等に設けられたボルト絞用丸孔の孔芯位置を精度良く検出するための治具である。構造物の建設に当たっては、構造物の強度確保のため、材料である形鋼、厚板等に設けられた複数のボルト絞め用丸孔の孔芯間寸法、孔芯と材料端等の寸法を精度良く測って記録に残すことが義務づけられている。本治具はその寸法測定のために、丸孔の孔芯位置を高精度に検出するための補助治具である。「構成部品参考図」に示すように、治具本体部、六角ボルト、ワッシャーの3部品で構成されている。治具本体部は、図に示すように半円筒状部、円筒状部、円錐部からなる形状をしており、円錐部の先端部からは円筒状部の中心に向けて、六角ボルトをねじ込むためのボルト孔が形成されている。厚みある鋼板等に設けられた丸孔の孔芯位置を検出する際は「使用状態を示す参考図」に示すように、鋼板の片側から治具本体部の円錐部を丸孔に差し込む。続いて反対側からワッシャーを付けた六角ボルトを差し込み、治具の円錐部に設けてあるボルト孔に差し込んで鋼板を締めつける。締めつけると円錐部の作用により、円筒状部の中心軸が鋼板孔芯に一致し、その中心軸位置が孔芯位置であることが精度良く判明する。治具本体部の円筒状部と半円筒状部の間には段差がある。半円筒状部の上面には平面図に示すように、円筒状部の中心軸位置から段差面直角方向に狭いスリットが設けてある。段差が設けてあるのは、直角定規を使用して他の孔芯、形鋼端部等との間の寸法を測定する際の便宜のためである。
意匠の説明

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