意匠ウォッチ

発行日2025-10-14
公報種別意匠公報(S)
登録番号1810599
登録日2025-10-03
意匠に係る物品気泡除去装置
意匠分類K6-00(化学機械器具)
出願番号2024026210
出願日2024-12-19
意匠権者個人
代理人スプリング弁理士法人
意匠に係る物品の説明本物品は、それぞれに流体ポートを有する三個の金属製略円筒体を、ガスケットを介して重ね、ボルトと蝶ナットを用いて組み立て、一体として使用する気泡除去装置である。本物品は液体中の気泡を除去するための装置であり、上記流体ポートとしてヘルール継手を備える。ヘルール継手を備えることで、図示しないヘルール継手のクランプ部品の蝶ボルト一つを手で回すのみで、隣接する配管等から着脱可能となる。本物品本体も工具を必要とせず人間の手のみで分解可能なように蝶ナットを備える。
意匠の説明青色に着色した部分以外の部分が、意匠登録を受けようとする部分である。左側面図は右側面図と対称に表れるため省略する。背面図は正面図と同一に表れるため省略する。参考斜視図は角投影図法による。各図に示された濃淡は、立体形状を示す濃淡である。また、各図の周辺部に表わされた色彩(黒色)は、形状を明確にするための背景である。参考斜視図における符号1、2、3はそれぞれ第1、第2、第3略円筒体である。第1、第2略円筒体の間、及び、第2、第3略円筒体の間にはガスケット4が挟まれている。第1、第2、第3略円筒体はそれぞれフルール継手の規格に準じた流体ポート5を備えている。第1、第3略円筒体は流体ポート5をそれぞれ一つずつ備える。第2略円筒体は、その筒方向の軸線を中心とした円周上の、180度位相の異なる位置に流体ポート5を二つ備える。参考斜視図に示す通り、第3略円筒体には、その円筒体の半径方向に突き出る突起部6が形成されている。この突起部6にはボルト7が固定されており、ボルト7は、第2及び第1略円筒体を重ねるべき方向に向かって伸びる。一方、第1略円筒体にもその円筒体の半径方向に突き出る突起部8が形成されており、突起部8にはボルト7を挿通させるための穴があけられている。本物品を組み立てるには、複数のボルト7を複数の突起部8にあけられた穴に位相を合わせて挿通させ、第1、第2、第3略円筒体及びガスケットを重ねた状態にする。この状態で蝶ナット9をボルト7に螺合させ、手で締めこむことで各部品が一体となり、気泡除去装置として使用可能な状態になる。

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