意匠ウォッチ

発行日2025-07-10
公報種別意匠公報(S)
登録番号1803260
登録日2025-07-01
意匠に係る物品仮設構築物用角度固定水平材
意匠分類L1-50(仮設工事用品)
出願番号2024020029
出願日2024-09-27
意匠権者株式会社タカミヤ
代理人個人,個人
意匠に係る物品の説明本物品は、例えば、仮設構築物を上から見た図である使用状態を示す参考図に示されているように、仮設構築物に設けられる屈曲部の角度を、設定されている一定角度に固定するために用いられる水平材である。使用状態を示す参考図に示されている仮設構築物は仮設足場であり、この仮設足場は、多数の支柱と、2本の支柱の間に架設される横架材と、2本の横架材に両端のフック部材が係止されることにより架け渡される作業足場布板と、を含んで構築され、複数の作業足場布板が、これらの作業足場布板の長さ方向に並設されることにより、作業者が歩行等するための通路が形成され、この通路の途中には、長さ方向に隣接する作業足場布板同士が角度をなすことにより、これらの作業足場布板の間のすき間が床材で覆われる屈曲部が設けられる。本物品は、この屈曲部の外側において、屈曲部に近い位置で連結材により一定間隔とされる2本の支柱の間に架け渡され、これにより、屈曲部の角度は一定角度に固定される。各部の名称を示す参考斜視図に示されているように、本物品は、それぞれが基部とアーム部とからなる2個の棒状体により構成されており、それぞれの棒状体の基部は円板状部材で形成され、上下方向に重ねられたこれらの円板状部材は、互いに一方に対して他方がボルトによる中心軸を中心に回動自在となっている。また、それぞれの円板状部材に連結されているアーム部は、丸パイプ材が主要部材となって形成されており、それぞれのアーム部の先端にはくさび部材が配置され、これらのくさび部材が、使用状態を示す参考図に示されているように、前述の屈曲部に近い位置で連結材により一定間隔とされる2本の支柱に設けられているフランジ部材の孔に圧入されることにより、本物品はこれらの支柱の間に架け渡される。各部の名称を示す参考斜視図に示されているように、それぞれのアーム部の丸パイプ材には、水抜きのための丸孔や半円孔が設けられている。また、それぞれの円板状部材には、中心軸を中心として多数の小孔が等間隔で形成されており、一方の円板状部材を他方の円板状部材に対して中心軸を中心に回動させた後に、一致した小孔に固定ピン部材を挿入することにより、2個の棒状体がなす角度を前述の屈曲部の角度と一致させることができる。それぞれの円板状部材に形成されている小孔の個数と、これらの小孔の間隔は、平面図と底面図から分かるように、異なっており、このため、2個の棒状体がなす角度を多数の異なる角度に設定することができ、これにより、各所に構築される仮設足場にいろいろな角度で設けられる屈曲部の角度に対応できることになる。
意匠の説明

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