意匠ウォッチ

発行日2024-09-24
公報種別意匠公報(S)
登録番号1780351
登録日2024-09-11
意匠に係る物品包装用容器
意匠分類F4-7140(包装紙、包装用容器等)
出願番号2023020632
出願日2023-10-05
意匠権者明太化成株式会社
代理人個人
意匠に係る物品の説明本物品は、本体1と蓋部材10で構成されている。説明図1は、本体1から蓋部材10を取り外した状態を示す図である。説明図1に示すように、本体1の上部の外周には、蓋部材10の装着時に蓋部材10の下縁を覆うように外方に突出した後、上方に延びる断面L字の外周フランジ部2が形成されている。本体1の前記外周フランジ部2には、外周フランジ部2からさらに側方に突出するタブ付きフランジ3が形成されている。説明図2は、本体1のタブ付きフランジ3を斜め下方から見た図であり、説明図2に示すように、タブ付きフランジ部3のタブ4は、タブ付きフランジ部3の底壁3aの一部で形成された底部4aと、前記底部4aの外縁から上方に向けて立ち上がる側部4bとで形成され、前記底部4aとタブ付きフランジ部3の底壁3aとの間には脆弱部5が形成されている。一方で、前記蓋部材10は、説明図1に示すように、その下縁の四隅に外方に突出する突起部11が形成されており、蓋部材10を本体1に装着した時に突起部11の一つが、本体1のタブ付きフランジ2のタブ4に対向するように構成されている。説明図3は、蓋部材10を本体1に装着した時のタブ4と突起部11との位置関係を示す部分拡大平面図である。上記したように構成された包装用容器によれば、本体1に蓋部材10を装着した状態では、蓋部材10の下縁及び突起部11が、本体1のタブ付きフランジ部3を含む外周フランジ部2によって覆われており、指をかける部分が露出していないので蓋部材10を本体1から外すことができない。前記タブ4を側方に押し広げることによって、タブ付きフランジ部3によって覆われていた蓋部材10の突起部11が露出するため、前記突起部11に指をかけて蓋部材10を持ち上げることにより蓋部材10を本体1から外すことができる。ここで、前記タブ4は、その底部4aがタブ付きフランジ部3の底壁3aの一部で形成され、かつ、タブ4の底部4aとタブ付きフランジ部3の底壁3aとの間に脆弱部5が設けられているため、タブ4を側方に押し広げると、前記脆弱部5の位置でタブ4が折れて、脆弱部5の位置を中心にしてタブ4が外側に押し広げられるためタブ4を押し広げた時に露出する範囲が広くなり、蓋部材10の突起部11が十分に露出する。また、本体1に蓋部材10を装着している状態では、前記蓋部材10の突起部11が本体1のタブ付きフランジ3のタブ4に対向しているので、包装用容器の運搬時等に前記タブ4が内側に向けて押された場合でも、前記突起部11がタブ4の内面に当接してタブ4が内側に折れることを防止することができる。
意匠の説明紫色で着色された部分以外で表された部分が、部分意匠として意匠登録を受けようとする部分である。本物品は全体が透明である。各図において部分的に表れた光の反射による明暗は意匠の要素ではない。

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