意匠ウォッチ

発行日2024-07-02
公報種別意匠公報(S)
登録番号1774294
登録日2024-06-21
意匠に係る物品留め具
意匠分類B4-900(かばん又は携帯用袋物)
出願番号2023019489
出願日2023-09-05
意匠権者株式会社ウオーク社
代理人
意匠に係る物品の説明本物品は、ふろしきなど四辺形のシートを用いて弁当箱等を包むとき、外周にベルト掛けして留めるためのアクセサリーボタン付き留め具であって、適当な厚みと幅を持つベルト部と、ベルトの先端に取り付けられたアクセサリーボタンと、ベルトにスライド可能に取り付けられたベルトループで構成されている。前記ベルト長手方向中央部にはベルト巾方向を約2分割する適当な長さのスリットが設けられており、前記ベルトの一方の端にはベルトの巾より十分に大きな幅を持つアクセサリーボタンが接着又は縫着されている。前記アクセサリーボタンのベルトへの固定は、略長方形のコマを挟み込みベルトの厚み相当以上の隙間をもって固定されている。前記ベルトループは内周がベルト外周とほぼ同サイズでやや抵抗をもってスライド可能に取り付けられている。本物品である留め具を使用するときは、使い方を示す参考図1に示す通り、ふろしきの角cの適当な位置にふろしきの裏から安全ピン針を通し風呂敷の表側でバンドを押さえてスライド可能状態で固定する。使い方を示す参考図2は、本物品である留め具を取り付けた布を裏返し、弁当箱等包みたい対象物を置いた状態を示している。使い方を示す参考図3は、参考図2で示す弁当箱等をふろしきの4角a、b、d、cの順番で包み込んだ後、本物品である留め具のベルトを安全ピン固定部を支点に弁当包みを一周した後、2分割されたベルトを広げアクセサリーボタンに同ボタンの両サイドから挟み込んだ状態を示している。使い方を示す参考図4は、前記挟み込んだ2本のベルトをアクセサリーボタンの両側から下側にくぐらせて巻き締めながらベルトループをアクセサリーボタン下までスライドし固定した状態を示している。ベルトを巻き締めながらベルトループで留めることにより弁当包みをベルトで安定して留めることができる。前記ベルト固定後ベルトに緩む方向の力が働くが、2分割されたベルトがアクセサリー裏の長方形のコマの巾分だけ開き、これをベルトループで閉じるため、ベルトループに広げようとする力が働きベルトループとベルトとの間の摩擦力が緩む力より大となるため緩むことなくベルトの巻き締まり力を保持することができる。また、ベルトの固定に安全ピンを用いることで、風呂敷など四辺形の布でいろいろな形状のものを包む時、どのような形状の包みになったとしても、自由にベルトの支点を変え最適な位置にベルト掛けすることが可能である。参考図3と参考図4にはアクセサリーボタン例として折鶴を用いているが、アクセサリーボタンはベルト巾より十分大きい巾のものであればどのような形状のものでもよい。図示はしていないが、参考図4に示す弁当包みをベルト掛けし固定した後のベルトの端は、包みの裏側に回し別途設けているベルトループで固定できるようにしている。
意匠の説明実線で表された部分が、部分意匠として意匠登録を受けようとする部分である。背面図は正面図と対称にあらわれる。使い方を示す参考図1は四辺形の布に本物品を固定した状態を示している。布の裏側から安全ピンの針を通し、布の表側に本物品のベルト部をスライド可能に固定する。使い方を示す参考図2は、本物品である留め具を取り付けた布を裏返し、弁当箱等包みたい対象物を置いた状態を示している。使い方を示す参考図3は布で弁当箱等を包み、本物品である留め具のベルトを一周巻き付けた後、2分割されたベルト部でアクセサリーボタンを挟み込む状態を示している。使い方を示す参考図4は参考図3で示す2分割されたベルト部をアクセサリーボタンの両側からアクセサリーボタン下側にくぐらせてベルトループで留める状態図を示している。

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