意匠ウォッチ

発行日2023-07-12
公報種別意匠公報(S)
登録番号1748412
登録日2023-07-03
意匠に係る物品靴
意匠分類B5-500(履物)
出願番号2022026470
出願日2022-12-09
意匠権者藤原化工株式会社
代理人個人
意匠に係る物品の説明(1)意匠にかかる物品は靴であるが、アッパーを自在に取り替えることができる靴である。
意匠の説明(1)図示は右足用の靴のみを示しており、左足用の靴は左右対称であり図示を省略している。 (2)靴アッパーと靴底パーツの構造を持っている。なお、靴底パーツには上層パーツと下層パーツがある。靴底パーツの上層パーツを靴中底と見立てれば、靴アッパーと靴中底パーツと靴底パーツの構造の3層構造と見立てることもできる。 (3)靴底パーツのうち、下層パーツが、さらに、中心パーツと内辺パーツと外辺パーツの3つのパーツに分かれている。中心パーツは上層パーツと一体となっている。内辺パーツは靴アッパーの内辺下部と一体となっており、外辺パーツは靴アッパーの外辺下部と一体となっている。中心パーツと内辺パーツと外辺パーツの3つを組み合わせることにより下層パーツが一体のものとなり、もともと中心パーツは上層パーツと一体となっているので、1つの一体の靴底パーツが形成される。また、内辺パーツと外辺パーツと靴アッパーと一体となっているので、結局、靴アッパーと靴底パーツからなる一体の靴が得られる。逆に言えば、一体の靴から、靴底パーツについて中心パーツを残した状態で、靴の内辺のエリアから内辺パーツを分離して取り外し、靴の外辺エリアから外辺パーツを分離して取り外すことができ、靴アッパーを靴底パーツから分離することができる。 (4)下層パーツの内辺パーツの上面側には面ファスナー部材の一方側の面ファスナー部材が設けられており、内辺パーツが収まる箇所の靴底パーツの上層パーツの下面(つまり対向面)には他方側の面ファスナー部材が設けられており、面ファスナー部材の接合を介して内辺パーツが強固に着脱自在に取り付けることができるものとなっている。 (5)下層パーツの外辺パーツの上面側には面ファスナー部材の一方側の面ファスナー部材が設けられており、外辺パーツが収まる箇所の靴底パーツの上層パーツの下面(つまり対向面)には他方側の面ファスナー部材が設けられており、面ファスナー部材の接合を介して外辺パーツが強固に着脱自在に取り付けることができるものとなっている。 (6)内辺パーツには靴アッパーの内辺が一体に取り付けられており、外辺パーツには靴アッパーの外辺が一体に取り付けられており、靴アッパーと内辺パーツと外辺パーツが一体のもの(アッパーセット)になっており、中心パーツから分離することができ、逆に、分離したものとは別セットの靴アッパーと内辺パーツと外辺パーツを、靴底パーツの中心パーツに組み合わせて取り付けることにより、アッパーを取り替えることができる。 (7)意匠図面の「アッパーを外した靴底背面の面ファスナーにハッチングを付した図」および「A-A線断面において面ファスナーにハッチングを付した図」において、網目ハッチングが施された箇所には、面ファスナー部材が設けられていることを示している。「A-A線断面において面ファスナーにハッチングを付した図」において、斜線ハッチングが施された箇所はアッパーの切断面である。 (8)実線で表された部分が、部分意匠として意匠登録を受けようとする部分である。

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