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公開番号2024063619
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-13
出願番号2022171708
出願日2022-10-26
発明の名称真空断熱材用外包材、真空断熱材、および真空断熱材付き物品
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類F16L 59/065 20060101AFI20240502BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】高温においても長期間断熱性能を維持することができる真空断熱材を形成可能な真空断熱材用外包材等を提供する。
【解決手段】ポリエチレンテレフタレートを有する基材1と、基材の少なくとも一方の面に配置され、無機物から構成される無機層2と、を有するフィルムを有する真空断熱材用外包材10であって、ポリエチレンテレフタレート基材のラメラ周期が13.0nm以上、16.0nm以下である、真空断熱材用外包材。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ポリエチレンテレフタレートを有する基材と、前記基材の少なくとも一方の面に配置され、無機物から構成される無機層と、を有するフィルムを有する真空断熱材用外包材であって、
前記基材のラメラ周期が13.0nm以上、16.0nm以下である、真空断熱材用外包材。
続きを表示(約 300 文字)【請求項2】
前記無機層を構成する無機物が、アルミニウム、アルミニウム酸化物またはケイ素酸化物である、請求項1に記載の真空断熱材用外包材。
【請求項3】
芯材と、前記芯材が封入された外包材とを有する真空断熱材であって、
前記外包材が、請求項1または請求項2に記載の真空断熱用外包材である、真空断熱材。
【請求項4】
熱絶縁領域を有する物品および真空断熱材を備える真空断熱材付き物品であって、
前記真空断熱材は、芯材と、前記芯材が封入された外包材とを有し、
前記外包材が、請求項1または請求項2に記載の真空断熱用外包材である、真空断熱材付き物品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、真空断熱材を形成可能な真空断熱材用外包材、真空断熱材、および真空断熱材付き物品に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、物品の省エネルギー化を目的として、真空断熱材が用いられている。真空断熱材は、外包材の袋体内に芯材が配置され、上記袋体内が大気圧よりも圧力が低い真空状態に保持されている部材であり、内部の熱対流が抑制されるため、良好な断熱性能を発揮することができる。なお、真空断熱材に用いられる上記外包材のことを、真空断熱材用外包材、または単に外包材と称して説明する。
【0003】
真空断熱材が高温に曝される場合、初期熱伝導率が低い真空断熱材であっても、断熱性能が経時的に低下するという問題がある。このような問題に対し、例えば、特許文献1には、雰囲気の温度が20℃の際の真空断熱材用外包材の寸法を基準とした場合に、雰囲気の温度を20℃から145℃まで変化させ、雰囲気の温度を145℃に1時間保持した後に、雰囲気の温度を145℃から20℃まで変化させた際の真空断熱材用外包材の寸法変化率が1%以下である真空断熱材用外包材が開示されている。このように真空断熱材用外包材の寸法変化率が特定の範囲内であることにより、高温においても高いガスバリア性能を維持することができる外包材となり、高温においても長期間断熱性能を維持することができる真空断熱材を形成可能となることが記載されている。一方、上記特許文献1には、寸法変化率が低い材料に関する指針は明確にされていない。
【0004】
特許文献2には、高温においても長期間断熱性能を維持することができる真空断熱材を形成するために、真空断熱材用外包材の高温環境での寸法変化率を小さくすることを目的として、熱溶着可能なフィルムと、ガスバリアフィルムとを少なくとも有する真空断熱材用外包材であって、熱溶着可能なフィルムが、非晶性の共重合ポリエステル樹脂を含有することを特徴とする真空断熱材用外包材が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2017-180822号公報
特開2017-210986号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本開示は、上記事情に鑑みてなされた発明であり、高温においても長期間断熱性能を維持することができる真空断熱材を形成可能な真空断熱材用外包材等を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示は、ポリエチレンテレフタレートを有する基材と、上記基材の少なくとも一方の面に配置され、無機物から構成される無機層と、を有するフィルムを有する真空断熱材用外包材であって、上記基材のラメラ周期が13.0nm以上、16.0nm以下である、真空断熱材用外包材を提供する。
【0008】
また、本開示は、芯材と、上記芯材が封入された外包材とを有する真空断熱材であって、上記外包材が、上述した真空断熱用外包材である、真空断熱材を提供する。
【0009】
また、本開示は、熱絶縁領域を有する物品および真空断熱材を備える真空断熱材付き物品であって、上記真空断熱材は、芯材と、上記芯材が封入された外包材とを有し、上記外包材が、上述した真空断熱用外包材である、真空断熱材付き物品を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、高温においても長期間断熱性能を維持することができる真空断熱材を形成可能な真空断熱材用外包材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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