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公開番号2024063477
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-13
出願番号2022171460
出願日2022-10-26
発明の名称ハイブリッド車両の制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60W 20/13 20160101AFI20240502BHJP(車両一般)
要約【課題】バッテリの充電要求が高い場合にも、エンジン水温の上昇を抑える。
【解決手段】電子制御ユニット20は、エンジン10と、エンジン10に連結された発電電動機12と、発電電動機12が発電した電力を蓄えるバッテリ17と、を備えたハイブリッド車両を制御する。電子制御ユニット20は、エンジン水温が既定の判定値以上の場合、発電電動機12によるバッテリ17の充電量の上限値を、エンジン水温が判定値未満の場合よりも小さくする充電制限処理を行っている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンと、前記エンジンに連結された発電電動機と、前記発電電動機が発電した電力を蓄えるバッテリと、を備えたハイブリッド車両を制御する装置であって、
エンジン水温が既定の判定値以上の場合、前記発電電動機による前記バッテリの充電量の上限値を、前記エンジン水温が前記判定値未満の場合よりも小さくする充電制限処理を行う
ハイブリッド車両の制御装置。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
前記エンジン及び前記発電電動機が発生する前記ハイブリッド車両の駆動トルクの上限値を、前記エンジン水温が高いときには、同エンジン水温が低いときよりも小さくするトルク制限処理を行う請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に見られるように、エンジンを搭載する車両では、エンジン水温が一定の値を超えると、車両の駆動トルクを制限することで、エンジン水温の上昇を抑えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-83215号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ハイブリッド車両では、運転者の走行要求と、バッテリの充放電要求と、の双方の要求を満たせるようにエンジントルクを制御している。そのため、バッテリの充電要求が高い場合には、車両の駆動トルクを制限しただけでは、エンジントルクを十分に制限できずにエンジン水温の上昇を抑え切れない場合がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するハイブリッド車両の制御装置は、エンジンと、エンジンに連結された発電電動機と、発電電動機が発電した電力を蓄えるバッテリと、を備えたハイブリッド車両を制御する。同制御装置は、エンジン水温が既定の判定値以上の場合、発電電動機によるバッテリの充電量の上限値を、エンジン水温が判定値未満の場合よりも小さくする充電制限処理を行う。
【0006】
発電電動機が発電を行っているときのエンジンは、ハイブリッド車両の走行に用いるトルクと、発電電動機が発電に用いるトルクと、の合計に相当するトルクを発生する必要がある。バッテリの充電要求が高い場合には、発電用のトルクが大きくなる。そして、その分、エンジントルクが大きくなってエンジンの発熱が増えるため、エンジン水温の上昇を抑え難くなる。
【0007】
これに対して、上記ハイブリッド車両の制御装置は、エンジン水温が判定値以上となると、バッテリの充電量の上限値を引き下げている。これにより、発電用のトルクが減少してエンジントルクも小さくなるため、エンジンの発熱が抑えられる。したがって、上記ハイブリッド車両の制御装置は、バッテリの充電要求が高い場合にも、エンジン水温の上昇を抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
ハイブリッド車両の制御装置の一実施形態の構成を模式的に示す図である。
同制御装置が実行する駆動トルク制御ルーチンのフローチャートである。
同制御装置の制御態様の一例を示すタイムチャートであり、(A)はエンジン水温の推移を、(B)は要求駆動トルク、実現駆動トルク、及び上限駆動トルクの推移を、(C)は要求充電量、実現充電量、及び制限充電量の推移を、(D)は要求エンジントルク、及び実現エンジントルクの推移を、それぞれ示している。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、ハイブリッド車両の制御装置の一実施形態を、図1~図3を参照して詳細に説明する。
<ハイブリッド車両の制御装置の構成>
まず、図1を参照して、本実施形態のハイブリッド車両の制御装置の構成を説明する。図1に示すハイブリッド車両は、エンジン10と、エンジン10に連結された発電電動機12と、発電電動機12が発電した電力を蓄えるバッテリ17と、を備えている。エンジン10は、クラッチ11を介して発電電動機12の回転軸13に連結されている。また、回転軸13は、トルクコンバータ14を介して自動変速機15に連結されている。一方、発電電動機12は、インバータ16を介してバッテリ17に電気的に接続されている。
【0010】
発電電動機12は、バッテリ17から供給される電力によりトルクを発生する電動機として機能する。また、発電電動機12は、外部から入力されたトルクによる回転軸13の回転に応じて発電する発電機としても機能する。インバータ16は、バッテリ17から発電電動機12への放電量、及び発電電動機12からバッテリ17への充電量を調整する。
(【0011】以降は省略されています)

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