TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024063314
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-13
出願番号2022171138
出願日2022-10-26
発明の名称境界ブロック及び植栽システム
出願人株式会社イトーヨーギョー
代理人弁理士法人サンクレスト国際特許事務所
主分類E01C 11/22 20060101AFI20240502BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】植栽エリアと境界ブロックで区画された道路における雨水の処理を可能にする。
【解決手段】道路12と、道路12よりも低位に配置され雨水浸透機能を有する植栽エリア11と、の境界に設置される境界ブロック13であって、地中において道路12の縦断方向に延びる排水路23と、道路12と植栽エリア11とを連通し、道路12から植栽エリア11へ雨水を流入させる導水口25と、植栽エリア11と排水路23とを連通し、植栽エリア11の雨水を排水路23へ流入させる排水口27と、を有している。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
道路と、前記道路よりも低位に配置され雨水浸透機能を有する植栽エリアと、の境界に設置される境界ブロックであって、
地中において前記道路の縦断方向に延びる排水路と、
前記道路と前記植栽エリアとを連通し、前記道路から前記植栽エリアへ雨水を流入させる導水口と、
前記植栽エリアと前記排水路とを連通し、前記植栽エリアの雨水を排水路へ流入させる排水口と、を有している境界ブロック。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記排水路及び前記排水口が形成された排水ブロックと、
前記排水ブロックの上方に配置され、前記導水口が形成された縁石ブロックと、を有している、請求項1に記載の境界ブロック。
【請求項3】
前記導水口と前記排水口とが、道路の縦断方向において互いにずれた位置に配置されている、請求項1又は2に記載の境界ブロック。
【請求項4】
前記導水口の下面は、前記道路側が高く前記植栽エリア側が低くなるように傾斜している、請求項1又は2に記載の境界ブロック。
【請求項5】
前記排水口に設けられ、当該排水口への異物の侵入を抑制するフィルター部材をさらに備えている、請求項1又は2に記載の境界ブロック。
【請求項6】
前記道路と排水路とを連通し、道路の雨水を排水路へ排出する第2排水口をさらに有する、請求項1又は2に記載の境界ブロック。
【請求項7】
雨水浸透機能を有し植物が植えられる植栽エリアと、
前記植栽エリアと道路との境界に配置される、請求項1又は2に記載の境界ブロックと、を備えている、植栽システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、道路に隣接して設けられる植栽システム、及び、植栽システムに適用可能な境界ブロックに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、台風による大雨やゲリラ豪雨等に起因する自然災害が増加しており、急激に発生する雨水の処理能力向上が重要な課題となっている。その対策の一つとして、道路脇等にレインガーデンと呼ばれる植栽エリアを設け、道路の雨水を植栽エリアに流入させて一時的に貯留し、地中に浸透させることによって、下水道設備の負荷を軽減するとともに道路の冠水等を抑制することが行われている。
【0003】
例えば、特許文献1には、車道と歩道との境界に縁石を設け、この縁石と前記歩道との間に緑化領域(植栽エリア)を設けた道路構造が開示されている。この技術は、緑化領域で植物を成育させるとともに、雨天時等に歩道からの雨水を緑化領域に流入させて地中に浸透させ、歩道への浸水を防止している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-23975号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の技術では、豪雨等によって多量の雨水が緑化領域に流入すると、当該雨水が溢れて歩道に戻ってしまうおそれがある。また、特許文献1の技術では、縁石で仕切られた車道側の雨水を、縁石を超えて緑化領域に流入させることができないので、車道における雨水処理には活用することができない。
【0006】
本開示は、植栽エリアと境界ブロックで区画された道路における雨水の処理を可能にすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本発明は、道路と、前記道路よりも低位に配置され雨水浸透機能を有する植栽エリアと、の境界に設置される境界ブロックであって、
地中において前記道路の縦断方向に延びる排水路と、
前記道路と前記植栽エリアとを連通し、前記道路から前記植栽エリアへ雨水を流入させる導水口と、
前記植栽エリアと前記排水路とを連通し、前記植栽エリアの雨水を排水路へ流入させる排水口と、を有している。
【0008】
上記構成を有する境界ブロックは、導水口を介して道路上の雨水を植栽エリアに流入させることができ、この植栽エリアで雨水を一時的に貯留するとともに地中に浸透させることができる。したがって、道路の冠水を抑制するとともに下水道設備の負担を軽減することができる。豪雨等によって植栽エリアに貯留・浸透しきれず、植栽エリアから溢れた雨水は、排水口を介して排水路から排出することができ、当該雨水が道路側に戻るのを抑制し、道路の冠水を抑制することができる。
【0009】
(2)上記(1)の境界ブロックは、好ましくは、前記排水路及び前記排水口が形成された排水ブロックと、
前記排水ブロックの上方に配置され、前記導水口が形成された縁石ブロックと、を有している。
【0010】
上記構成によれば、排水路、排水口、導水口を、それぞれ2つのブロックに分けて形成することで、排水ブロック及び縁石ブロックのそれぞれ構造を簡素化することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
吐出管及び送風作業機
1日前
鹿島建設株式会社
補強構造
1か月前
山崎産業株式会社
マット体
28日前
日鉄建材株式会社
路面構造体
29日前
日鉄建材株式会社
防音壁の頂部構造
28日前
株式会社ダイクレ
橋梁
21日前
日鉄建材株式会社
防音壁の頂部構造
28日前
個人
路面標示施工材の製造方法および製造装置
1か月前
株式会社オーイケ
橋台ブロックおよび橋梁
8日前
個人
安全装置及びアスファルトフィニッシャ
14日前
株式会社栗本鐵工所
樹脂製検査路
24日前
大鉄工業株式会社
線路用バラスト整理装置
17日前
株式会社山崎歯車製作所
溝付きレール用研磨装置
今日
株式会社NIPPO
道路補修材
24日前
鹿島道路株式会社
舗装構造
29日前
住友建機株式会社
アスファルトフィニッシャ
8日前
個人
面状温度調整装置
8日前
鹿島建設株式会社
橋梁および外ケーブルの交換方法
24日前
ケイコン株式会社
中空床版橋の補修型枠及び補修方法
23日前
株式会社エイビット
コーン転倒検知システム
28日前
サンコー企画株式会社
屋外路面シート及びその製造方法
1日前
株式会社ケー・エフ・シー
遮音壁構造及びその構築方法
16日前
積水樹脂株式会社
車両用防護装置及び車両用防護装置の設置構造
1か月前
株式会社中山商店
レールの固定構造並びに枕木体装置
18日前
個人
衝撃吸収機構及び除雪板
9日前
株式会社NIPPO
表層除去機
25日前
エアロファシリティー株式会社
屋上設置の飛行体用の離着陸場
18日前
個人
防護柵の取付構造および取替方法
21日前
高周波熱錬株式会社
プレストレス導入ユニット
21日前
株式会社八木熊
バリケード用支持脚
24日前
高周波熱錬株式会社
プレストレス導入ユニット
21日前
大鉄工業株式会社
マクラギ吊上げ装置
29日前
西日本高速道路メンテナンス九州株式会社
仮設防護柵
24日前
株式会社大盛工業
路面覆工ユニット及び路面覆工方法
1か月前
鹿島建設株式会社
プレキャストコンクリート床版
9日前
JFE建材株式会社
遮音パネル及び遮音壁
14日前
続きを見る