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公開番号2024061243
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022169067
出願日2022-10-21
発明の名称井水利用システム
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社大林組,株式会社日建設計
代理人個人
主分類F25B 27/00 20060101AFI20240425BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】さらなる省エネルギー化が可能な井水利用システムを提供する。
【解決手段】本開示に係る井水利用システム10は、汲み上げられた井水を熱交換に利用する井水利用システムである。井水利用システム10は、汲み上げられた井水を熱交換に利用する第一熱交換器HEX1と、第一熱交換器HEX1と直列に接続された第二熱交換器HEX2と、を備える。第一熱交換器HEX1は、汲み上げ時の温度を有する井水を熱交換に利用し、第二熱交換器HEX2は、第一熱交換器HEX1を通過した後の温度上昇した井水を熱交換に利用する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
汲み上げられた井水を熱交換に利用する井水利用システムであって、
前記汲み上げられた井水を熱交換に利用する第一熱交換器と、
前記第一熱交換器と直列に接続された第二熱交換器と、を備え、
前記第一熱交換器は、汲み上げ時の温度を有する井水を熱交換に利用し、
前記第二熱交換器は、前記第一熱交換器を通過した後の温度上昇した井水を熱交換に利用する、
井水利用システム。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記第一熱交換器は、空調設備の循環流体と汲み上げられた井水とを熱交換し、
前記第二熱交換器は、熱源設備の循環流体と前記第一熱交換器を通過した後の温度上昇した井水とを熱交換する、
請求項1に記載の井水利用システム。
【請求項3】
前記第一熱交換器及び前記第二熱交換器と直列に接続された第三熱交換器をさらに備え、
前記第三熱交換器は、前記第二熱交換器を通過した後の温度上昇した井水を熱交換に利用し、燃料電池発電機の循環流体と前記第二熱交換器を通過した後の温度上昇した井水とを熱交換する、
請求項1又は2に記載の井水利用システム。
【請求項4】
前記第一熱交換器、前記第二熱交換器、及び前記第三熱交換器と直列に接続された第四熱交換器をさらに備え、
前記第四熱交換器は、前記第三熱交換器を通過した後の温度上昇した井水を熱交換に利用し、給湯設備の循環流体と前記第三熱交換器を通過した後の温度上昇した井水とを熱交換する、
請求項3に記載の井水利用システム。
【請求項5】
前記第一熱交換器と前記第二熱交換器との接続を直列接続から並列接続に切り替える機構を有する、
請求項1又は2に記載の井水利用システム。
【請求項6】
前記第二熱交換器を通過した井水を、前記汲み上げられた井水に混ぜ合わせて第一熱交換器の熱交換に再利用する機構を有する、
請求項1又は2に記載の井水利用システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、井水利用システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、エネルギー資源の無駄遣いを抑制するために、省エネルギー設備を導入する需要が高まっている。
例えば、特許文献1には、井水を有効利用し、省エネルギー化を実現する空調技術が開示されている。第一空調手段は、汲み上げた井水を熱交換に利用して空調する。第二空調手段は、井水を貯槽する貯水槽からの井水を熱交換に利用して空調する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-050890号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した特許文献1に開示された空調技術では、対象空間を空調するために用いられている熱交換器が並列に接続されており、それぞれの負荷系統に合わせたエネルギーを要する。そのため、1つのエネルギーを充分に活用することができず、エネルギー節約が不十分であった。
【0005】
本開示は、このような事情に鑑みなされたものであって、さらなる省エネルギー化が可能な井水利用システムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る井水利用システムは、汲み上げられた井水を熱交換に利用する井水利用システムであって、前記汲み上げられた井水を熱交換に利用する第一熱交換器と、前記第一熱交換器と直列に接続された第二熱交換器と、を備え、前記第一熱交換器は、汲み上げ時の温度を有する井水を熱交換に利用し、前記第二熱交換器は、前記第一熱交換器を通過した後の温度上昇した井水を熱交換に利用する。
【0007】
本開示に係る井水利用システムは、第一熱交換器が汲み上げた井水をそのまま熱交換に利用する。さらに、第一熱交換器と直列接続された第二熱交換器が第一熱交換器を通過して温度上昇した井水を熱交換に利用する。そのため、1つのエネルギーを2つ以上の設備に対して有効に活用できる。
【0008】
前記第一熱交換器は、空調設備の循環流体と汲み上げられた井水とを熱交換し、前記第二熱交換器は、熱源設備の循環流体と前記第一熱交換器を通過した後の温度上昇した井水とを熱交換してもよい。このような構成により、第一熱交換器により、汲み上げられた井水を利用して空調設備の循環流体の温度を下げることができる。さらに、第二熱交換器により、第一熱交換器を通過した後の温度上昇した井水を利用して熱源設備の循環流体の温度を下げることができる。
【0009】
前記第一熱交換器及び前記第二熱交換器と直列に接続された第三熱交換器をさらに備え、前記第三熱交換器は、前記第二熱交換器を通過した後の温度上昇した井水を熱交換に利用し、燃料電池発電機の循環流体と前記第二熱交換器を通過した後の温度上昇した井水とを熱交換してもよい。このような構成により、第三熱交換器により、第二熱交換器を通過した後の温度上昇した井水を利用して燃料電池発電機の循環流体の温度を下げることができる。
【0010】
前記第一熱交換器、前記第二熱交換器、及び前記第三熱交換器と直列に接続された第四熱交換器をさらに備え、前記第四熱交換器は、前記第三熱交換器を通過した後の温度上昇した井水を熱交換に利用し、給湯設備の循環流体と前記第三熱交換器を通過した後の温度上昇した井水とを熱交換してもよい。このような構成により、第四熱交換器により、第三熱交換器を通過した後の温度上昇した井水を利用して給湯設備の循環流体の温度を昇温又は冷却できる。
(【0011】以降は省略されています)

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