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公開番号2024058656
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2023177546
出願日2023-10-13
発明の名称ヨダレカケ
出願人個人
代理人弁理士法人ブランシェ国際知的財産事務所,個人,個人
主分類A41B 13/10 20060101AFI20240418BHJP(衣類)
要約【課題】衛生的に携帯でき、着脱が容易で、ゴミ袋としても使用できるヨダレカケを提供する。
【解決手段】肌触りが良く、吸水性と撥水性に優れ、伸縮性がある素材を使用し、2枚合わせの構造とすることで、衛生的に携帯でき、着脱が容易で、食事用エプロンとしても使用可能な便利なヨダレカケ1を実現した。また、廃棄の際には、反転して周りを汚さず廃棄できる上、そのまま、使用済の紙オムツ、お尻ふき等を入れる「ゴミ袋」として利用することもできる便利なものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも第1部材と第2部材と、
前記第1部材と前記第2部材を、内側と表側に合わせてそれぞれの周囲を結合する結合部と、
前記第1部材と前記第2部材のそれぞれに設けられる首周り部と、
前記首周り部を結合しないことで前記内側が袋状になる袋状部と、を備えることを特徴とする、
ヨダレカケ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記ヨダレカケは、さらに第3部材を備え、
前記第3部材は、前記結合部により前記第1部材および前記第2部材に結合され、
前記結合部と反対側の上側において結合していない開口部を有していることを特徴とする、
請求項1に記載のヨダレカケ。
【請求項3】
前記第1部材、前記第2部材および前記第3部材は、伸縮性のある素材からそれぞれ形成され、かつ一方の面が吸水性のある吸水面と、一方の面と反対側の面である他方の面が撥水性のある撥水面とをそれぞれ有し、
前記第1部材、前記第2部材および前記第3部材の前記撥水面は前記表側に配置され、
前記第1部材と前記第2部材のそれぞれの前記吸水面が対向して前記結合部で結合することで前記袋状部が形成されることを特徴とする、
請求項2に記載のヨダレカケ。
【請求項4】
前記第3部材は、前記結合部を中心として反転することで食事用ポケットを形成し、
前記食事用ポケットの表側は、前記吸水面が配置され、前記食事用ポケットの前記内側は前記撥水面が配置されることを特徴とする、
請求項3に記載のヨダレカケ。
【請求項5】
前記食事用ポケットに内側には、前記結合部と前記結合部の周りに形成される余白部とが配置されていることを特徴とする、
請求項4に記載のヨダレカケ。
【請求項6】
前記第1部材の前記吸水面と前記第2部材の前記吸水面で形成される前記袋状部において、前記首周り部から前記吸水面を表側に引き出し、表側と内側を反転させたことを特徴とする、
請求項3に記載のヨダレカケ。
【請求項7】
前記反転した状態において、前記第1部材の前記撥水面と前記第2部材の前記撥水面で形成された袋状部に、前記結合部と前記結合部の周りに形成される前記余白部とが配置されていることを特徴とする、
請求項6に記載のヨダレカケ。
【請求項8】
前記首周り部には、前記第1部材および前記第2部材の端部に向かって切欠された複数の切欠部が設けられていることを特徴する、
請求項1に記載のヨダレカケ。
【請求項9】
前記結合部の上部には、結合されていない分離部が設けられていることを特徴とする、
請求項1に記載のヨダレカケ。
【請求項10】
前記結合部は、縫製により結合されていることを特徴とする、
請求項1に記載のヨダレカケ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、乳幼児向け等のヨダレカケに関し、携帯時に衛生的に保たれ、且つ、着脱が容易な構造を有し、食事用エプロンとしても使用可能なヨダレカケに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
乳幼児は、乳歯が生え始める半年頃から、2歳位までの間、常にヨダレが出るため、ヨダレカケを必要とする。ヨダレの量は個人差が大きく、保育施設などで は1日に5~10枚を準備する。通常、ヨダレカケの素材は、肌触り、吸水性(吸ヨダレ性)の良い布製が主流である。しかしながら、布製のヨダレカケは、常に出るヨダレなどで濡れたままになり、汚れたまま不潔になりがちである。
【0003】
時間を経過して回収した使用済のヨダレカケは、雑菌なども繁殖、臭いや汚れが付着し、洗濯の際、部分洗い等の手間がかかる上、汚れそのものが取れにくくなっており、カビは黒く変色してシミになり汚らしくなりやすい。乳幼児は、衣類やタオル等洗濯物が多く、子育や生活に忙しい時期に家族の負担を大きくしている。
【0004】
一方、ヨダレカケの着脱は、乳幼児が嫌がったり、着用後に外そうとすることもあり、着脱が簡単でありながら、乳幼児自身で脱ぐことができないことが好ましい。さらに、乳幼児の外出には、ヨダレカケ、紙オムツ、ぬれティッシュ、着替え、ミルク、離乳食など荷物が多く、長時間の外出や旅行の妨げになることが多い。保育施設、病児保育などでの準備も同様である。
【0005】
このような状況において、着脱自在なヨダレカケが知られている(特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2002-266122号公報
特開2003-155604号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1の発明においては、着脱に際し紐を結ぶ構造のため、ワンステップで簡単に装着することができない。また、1枚の薄い不織布では吸水性に乏しく、ヨダレを吸収する機能そのものが不足する上、布のような肌触りの良いものではないという問題点があった。
【0008】
特許文献2の発明においては、着脱に際し、紐を結ぶ、テープを貼るなど手間を要する構造であり、ワンステップで簡単に装着することができない。また、1枚の薄い不織布ため着用を嫌う乳幼児が自身でヨダレカケを外す可能性が考えられる。更に、薄い不織布の場合、吸水性に乏しく、ヨダレを吸収する機能そのものが不足する上、布のような肌触りの良いものではないという問題点があった。
【0009】
本発明は上述した事情に鑑み、衛生的に携帯でき、着脱が容易で、ゴミ袋としても使用できるヨダレカケを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の発明者は、上述した問題点に関して鋭意研究開発を続けた結果、以下の様な画期的なヨダレカケを見出した。
(【0011】以降は省略されています)

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