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公開番号2024028075
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-01
出願番号2022180760
出願日2022-11-11
発明の名称温熱具
出願人株式会社東亜産業
代理人
主分類A61F 7/03 20060101AFI20240222BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】
別途電源等の動力源、消耗品を必要とせず、手軽で経済的にも環境的にも有利であるとともに、より所望の温度に近い温度で継続的に温熱することができ、健康・環境面でも好適な蓄熱材料を使用した温熱具を提供することを目的とする。
【解決手段】
本発明に係る温熱具1は、袋状の外装部材11と、外装部材11に内包される蓄熱材料12と、を備え、蓄熱材料12は凝固温度が30℃以上である、トリステアリン、トリパルチン、トリミリスチンまたは分子量1000以上のポリエチレングリコールのいずれか一種類以上を含む相転移素材が使用されることを特徴とする。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
人体の一部に対して使用される温熱具であって、
袋状の外装部材と、
前記外装部材に内包される蓄熱材料と、を備え、
前記蓄熱材料に相転移素材が使用される、
ことを特徴とする温熱具。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
前記相転移素材は、凝固温度が30℃以上である、
ことを特徴とする、請求項1に記載の温熱具。
【請求項3】
前記相転移素材は、トリステアリン、トリパルチン、トリミリスチン、飽和脂肪酸または分子量1000以上のポリエチレングリコールのいずれか一種類以上を含む、
ことを特徴とする、請求項1または2のいずれか一項に記載の温熱具。
【請求項4】
前記外装部材がリング状、円板状または多角形状である、
ことを特徴とする、請求項1または2のいずれか一項に記載の温熱具。
【請求項5】
前記外装部材がポリウレタン系熱可塑性エラストマー、シリコーンゴムを含む素材よりなる、
ことを特徴とする、請求項4に記載の温熱具。
【請求項6】
前記蓄熱材料が、鉄系化合物、炭化ケイ素、二酸化チタンのうちいずれか一種類以上を含む、
ことを特徴とする、請求項1、2のいずれか一項に記載の温熱具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、人体の一部に対して使用される温熱具に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
人体の一部を局所的に温めるための温熱具としては、例えば電気的な発熱によるもの(例えば特許文献1参照)、湯たんぽのような、高温の湯を入れた容器によるもの(例えば特許文献2参照)、いわゆる使い捨てカイロのような、内包した発熱材料の化学反応によるもの(例えば特許文献3参照)等がある。
【0003】
これらはそれぞれ、温熱具とは別に電源などの動力源が必要である、外気の気温が低い場合にすぐに湯が冷めてしまうことで温熱効果の持続時間が短い、再利用ができず都度廃棄されるため経済的や環境保護的に好ましくない、といった問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-043517号公報
登録実用新案第3208011号公報
特開2022-014551号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この発明は、別途電源等の動力源、消耗品を必要とせず、手軽で経済的にも環境的にも有利な温熱具を提供することを目的とする。
【0006】
また、より所望の温度に近い温度で継続的に温熱することができ、さらに健康面・環境面でも好ましい蓄熱材料を使用した温熱具を提供する。
【0007】
また、人体の目的の部分を有効に温熱することが可能な温熱具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、人体の一部に対して使用される温熱具であって、袋状の外装部材と、前記外装部材に内包される蓄熱材料と、を備え、前記蓄熱材料に相転移素材が使用される、ことを特徴とする温熱具である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の温熱具であって、前記相転移素材は、凝固温度が30℃以上である、ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2のいずれか一項に記載の温熱具であって、前記相転移素材は、トリステアリン、トリパルチン、トリミリスチンまたは分子量1000以上のポリエチレングリコール、飽和脂肪酸のいずれか一種類以上を含む、ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の温熱具であって、前記外装部材がリング状、円板状または多角形状である、ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1または4のいずれか一項に記載の温熱具であって、前記外装部材がポリウレタン系熱可塑性エラストマー、シリコーンゴムを含む素材よりなる、ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1、2のいずれか一項に記載の温熱具であって、前記蓄熱材料が、鉄系化合物、炭化ケイ素、二酸化チタンのうちいずれか一種類以上を含む、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
この発明によれば、相転移素材の潜熱を利用して人体を温めることで、別途電源等の動力源を必要としない、手軽な温熱具を得ることが可能となる。また、消耗品を使用せずに、繰り返し使用できるので、経済的にも環境的にも有利な温熱具を得ることが可能となる。
【0010】
請求項3に記載の発明によれば、蓄熱材料として、高い凝固温度を有するトリステアリンや、分子量により凝固温度が変化するポリエチレングリコールを、単独または混合して使用することで、凝固温度が30℃以上の、より所望の温度に近い蓄熱材料を使用した温熱具を得ることが可能となる。また、蓄熱材料が潜熱に相当するエネルギーを放出するまでは、ほぼ一定の温度で温熱することができるので、従来よりも長時間温熱効果を持続することが可能となる。さらに、人体や環境に害の少ない素材を使用することで、健康・環境面で好適な温熱具を得ることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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